一流の緑茶が醸す香気と味わい 厳選した高級茶葉6選

熟練の職人による丹念な手技で生まれる緑茶

緑茶は栽培から商品になるまで様々な工程を経て完成されます。一般的な緑茶は機械で摘みますが、高級な茶葉であれば現代でも手摘みで収穫されるのです。茶葉を蒸してから幾度も揉みこんで最後に乾燥させる、ここには熟練の職人技が不可欠であります。

京の名匠 山下壽一 屋敷の茶

茶葉の生産量は静岡県に次いで国内でもトップクラスの京都府、高級なブランド銘柄である宇治茶をはじめ多くの茶処があります。古くは鎌倉時代から栽培が始まったといわれ、将軍家にも献上されていた由緒あるお茶です。

「屋敷の茶」は現代の名工に認定された山下壽一の最高傑作といわれる玉露であり、本人が納得できるものしか商品にならないため僅かな量しか販売されません。「屋敷の茶」の名前の通り山下壽一が常に目の届く範囲である屋敷周辺の茶畑で栽培される茶葉のみを使用しています。その味わいは深い甘みを持ち山下壽一をして「後光がさす玉露」と言わしめる逸品です。

産地：京都府
種類：玉露
容量：8g×30
参考価格：54,000円（Amazon）

宇治 丸久小山園 千歳の誉

宇治茶は日本三大茶の一つであり、静岡茶、狭山茶と並び賞される銘茶であります。茶処京都の中でも高級なブランド銘柄であり、広く愛される緑茶を造り出しているのです。茶の湯で知られる千利休と関係が深かった豊臣秀吉も、宇治茶をこよなく愛したと伝わっています。

丸久小山園は、元禄年間に宇治小倉で茶葉の栽培を始めた小山久次郎を始まりとする老舗の茶園です。この丸久小山園が手掛ける「宇治 丸久小山園 千歳の誉」は、全国茶品評会において賞を受賞した玉露であります。栽培から製造までを一貫して行う茶園だからこそ完成させることができた高品位な茶葉です。

産地：京都府・宇治
種類：玉露
容量：90g
参考価格：16,100円（Amazon）

一保堂茶舗 玉露 天下一

お茶処京都の銘茶である宇治茶。一保堂はその京都に本店を構える日本茶の専門店であり、1717年創業の老舗です。茶葉は気候や自然条件によって味わいや香気が変わりますが、いつでも同じ味を届けるために絶妙なブレンドをするのが一保堂の役割でもあります。

「玉露 天下一」は一保堂が扱う玉露の中で最も高級な茶葉です。その名の通り天下一の濃厚な味わいと爽やかな香りを持ち、清涼感すらも感じさせる逸品であります。茶葉は大さじ2杯程度の量でお猪口1杯分くらいをゆっくりと楽しむのがおすすめです。

産地：京都府・宇治
種類：玉露
容量：197g
参考価格：21,600円（Amazon）

マル覚渡邉製茶 特上級煎茶 龍皇 極上煎茶 ひかり

日本三大茶の一つである静岡茶、生産量は国内1位であり関東地方ではお茶といえば静岡茶を示すほどであります。古くは南北朝時代の文献に静岡茶の記載があり、江戸時代には将軍家への御用茶として命じられた銘茶です。

マル角渡邊製茶は1954年に創業した静岡茶専門の製茶会社であり、静岡茶の伝統を重んじ自社農園と契約農家の栽培した茶葉を徹底した品質管理の元に置いています。ご紹介するのは、世界緑茶コンテストで最高金賞を受賞した芽重型特上級煎茶である龍皇と、手摘み100％極上煎茶である新茶 ひかりをセットにした逸品です。世界遺産への登録を記念して銀富士缶と金富士缶に詰めてお届けします。

産地：静岡県
種類：煎茶
容量：龍皇50g ひかり50g
参考価格：19,440円（Amazon）

やまさ製茶 農林水産大臣賞受賞記念 創作銘茶

富士山の麓、南アルプスを源流とする大井川の水を使い豊かな自然に育まれる静岡茶は、国内トップの生産量を誇り広く愛飲される銘茶の里です。

やまさ製茶は徹底した品質管理にこだわり、農家から納入された荒茶は全て-15℃以下に温度管理された貯蔵庫に保管されます。製造後は出荷直前に袋詰めを行い全国に届けられるのです。やまさ製茶ではこの品質管理が功を奏して農林水産大臣賞を2度に渡って受賞しており、これを記念して造られたのが「農林水産大臣賞受賞記念 創作銘茶」であります。

産地：静岡県
種類：煎茶
容量：200g
参考価格：7,020円（Amazon）

八女茶の里 八女極上茶

福岡県に大きく広がる筑紫平野は茶葉の栽培において理想的な気候風土を持っています。特に矢部川流域の八女地方を中心に生産される茶葉は八女茶と呼ばれ銘茶の呼び声高いお茶なのです。

厳選された八女茶を取り扱う八女茶の里、この八女茶の里が扱う八女茶の中でも、極々少量しか採れない最高級の茶葉を使った煎茶が「八女茶の里 八女極上茶」です。受注生産品であり、職人の手業による銅缶に納められて出荷されます。

産地：福岡県・八女
種類：煎茶
容量：110g
参考価格：19,500円（Amazon）

至高の茶葉で淹れるお茶は飲み方と茶器にもこだわる

至高のお茶にはそれに相応しい飲み方があり、湯の冷まし方や茶葉の蒸し方などそれぞれのお茶に合った方法があります。そして最高のお茶を淹れるために茶器にもこだわりの逸品を用意したいものです。食後の優雅な一時を緑茶と共にいかがでしょうか。