30代男性におすすめのおしゃれな革靴ブランド15選

30代メンズのファッションは悩ましいもの。普段の着こなしにも、相応の大人の雰囲気が必要になってくるからです。そんな30代メンズの強い味方こそ「革靴」です。革靴はビジネスシーンだけでなく、カジュアルでも男を格好良く見せてくれます。今回はオンオフ兼用かつ予算10万円で購入できる革靴を紹介します。

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30代をおしゃれに輝かせる革靴とは?

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30代ともなると、スーツスタイルも板につき、足元を彩る革靴も、しっかりと手入れをしていれば、経年によってツヤが増しているのではないでしょうか。そんな革靴ならばオフスタイルにも使いまわしたいものです。しかし、ビジネス用の革靴をオフスタイルに使い回すことはできるのでしょうか。

「カジュアルスタイリング+革靴」実例集

まずは革靴をどうカジュアルスタイルに取り込むのか、その実例をチェックしながらオンオフ兼用できる「おしゃれ」革靴に迫っていきたいと思います。

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春先のマストアイテム「デニムジャケット」。ライトブルーの爽やかさと、インナーのカットソーやチノパンのリラックスシルエットが春を感じさせる着こなしです。しかし、そこにフルブローグの革靴をプラスすることで、ともするとだらしなくなりがちな、リラックススタイルを上品にまとめています。

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ボーダーのバスクシャツも春の定番アイテム。それに色落ちしたデニム、カーディガンを合わせるフレンチトラッドな装いの足元は、やはりUチップがベストです。少しボテッとしたフォルムが優しい雰囲気をプラスしてくれます。

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夏の装いは、日本のような高音多湿の地域では、どうしてもラフになりがちです。しかし30代という年齢はあまりにラフなファッションが許されない年齢でもあります。そんな30代におすすめのスタイリングがポロシャツにコットンスラックスというものです。ちょっとシックな着こなしにはやはり革靴がベストマッチです。

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Tシャツも、スラックスと革靴でスタイリングすれば、十分大人のカジュアルスタイルとして通用します。モノトーンでまとめればよりシックになりますが、パンツをアンクル丈にすることで軽さが生まれます。Tシャツ、スラックスともにジャストサイズのIラインスタイリングですので、足元はボリュームのあるフルブローグがマッチします。

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秋口のニットスタイルも、ビビッドなカラーのニットを主役にスタイリングを組み立てれば、重たくなりすぎずおしゃれにまとめることができます。足元にはチャッカブーツでアクティブさを失わず、上品にまとめると大人の着こなしにランクアップします。

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ラギッドなワークスタイルは、シルエットもゆったりしているので楽チンかつ男らしくまとまるので、30代にはぴったりのスタイリングと言えます。その一方で、ワークスタイルはうまく着こなさないと野暮ったい雰囲気になりがちです。そんなワークスタイルの強い味方が革靴です。画像も、パンツをロールアップして肌を見せることで軽さを生み出し、そこに黒のプレーントゥをプラスすることで、スタイリングをグッと上品かつ大人っぽいものにしています。

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ミリタリーアイテムは、そもそも軍用のアイテムなので、デザイン性・機能性に優れており、スタイリングに取り入れたいところです。しかし、ミリタリーアイテムを取り入れたスタイリングは、どうしてもストリート寄りになってしまいがちです。ところが、画像のように足元を革靴にするだけで大人の雰囲気にガラッと変わるから不思議です。

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ネイビーで統一した上品なワークスタイリング。そんな上品さとは裏腹に、使用しているアイテムは、ニットキャップやドンキーコートといったラギッドなアイテムばかり。しかしそこは着こなしの妙。カラーを統一したジャストサイズの着こなしと、アンクル丈のボトムとフルブローグの革靴を合わせで、軽さと上品さを加え、ラギッドなアイテムで大人の着こなしを作り上げた、参考にしたいスタイリングです。

オンオフ兼用できる「おしゃれ」革靴とは?

以上のように革靴を使ったカジュアルなスタイリングを見ていくと、オンオフ兼用できる「おしゃれ」革靴の具体像が見えてきました。それは次の3つです。

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まず一つ目はブローグシューズ。
ブローグシューズとは、:○:○:といった穴飾りを「ブローギング」といい、それが施されているシューズの総称です。画像のウイングチップ(欧米ではフルブローグシューズ)はブローグシューズの代表格です。これらのブローグシューズは16から17世紀のアイルランドで生まれた労働靴を祖とする靴なので、カジュアルにも違和感なく合わせることができます。

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2つ目は外羽根式ののプレーントゥ。
まず「外羽根式」についてですが、靴ひもを通す部分を「羽根」と呼び、それが外付けされているものを「外羽根式」、縫いこまれているものを「内羽根式」と呼びます。どのような靴であっても「内羽根式」の方がフォーマル向けで、「外羽根式」はカジュアル向けになります。その中でもプレーントゥは外羽根か内羽根かで大きく用途が変化する靴です。内羽根式は燕尾服やタキシードに合わせるべきフォーマルな靴です。その一方で外羽根式はアメリカントラッドを代表するもので、タフな使用にもへこたれないカジュアルな革靴です。
日本ではアメトラがファッションの基本なので、スーツスタイルでも外羽根式のプレーントゥは違和感なく受け入れられており、オンオフ兼用も問題ありません。

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最後はチャッカブーツです。
チャッカブーツは、もともとポロ競技の合間に履く靴として生まれたので、本来はスポーツ向けのカジュアルな靴です。しかしプレーントゥ同様、アッパーに装飾がなくシンプルなので、今ではビジネスシーンの足元にも受け入れられています。

おすすめ革靴ブランド1|Alden(オールデン)

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オールデンは1884年、マサチューセッツ州ミドルボロウで生まれた靴ブランドです。もともとは医療用の靴を製造しており、戦争負傷者のために開発した特殊な形状の医療用矯正靴が有名でした。しかし1970年だになると、その技術を取り入れながら、ファッション性の高いアイテムを発表し、その履き心地の良さからアメリカのみならず、世界で高い評価を得ました。米国の靴文化を象徴するシューメーカーです。
ホーウィン社のコードバンやクロムエクセルに代表される最上級の素材と、矯正靴由来の快適な履き心地を備えたオールデンは、アメリカの上流階級なら、その名は知らずとも必ず一足は持っていると言われ、まさにアメリカントラッドを象徴するような存在なのです。

Aldenといえばコレ|949

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オールデンと言えばホーウィン社のコードバンを用いたプレーントゥ「990」が人気ですが、材料であるコードバンが枯渇してきたこともあり、10万円を超える高級靴になってしまいました。さらにコードバンは傷がつきやすく雨にも弱いので、オンオフ兼用でタフに使用したい革靴としては、気を使う素材でもあります。
そこでお勧めしたいのが型押しカーフを用いた全天候型の「949」です。「990」とシルエットは同じで、素材が変わっただけですが、キズに強く水を弾きやすい型押しカーフを使っているので、遠慮なくどんどん履き込むことができます。さらに上質な素材を使用しているので、しっかり手入れすれば経年変化も楽しめる一足です。

【基本情報】
ブランド名:Alden
参考価格:65,800円(税込)
公式URL:http://www.aldenshoe.com/#&panel1-1

おすすめ革靴ブランド2|Paraboot(パラブーツ)

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パラブーツは1908年に、レミー・リシャールポンヴェール氏によって創立された、フランスを代表する靴ブランドです。もともとはクラシックな靴づくりをしていたリシャールポンヴェール氏でしたが、1926年にアメリカへ渡航した際に目にしたラバーブーツからヒントを得て、帰国後ゴム底の靴を開発しました。そのゴム底に使われた天然ラテックスは、ブラジルのパラ港から輸入していたので、パラブーツというブランド名になったと言われています。
そんなブランド名の由来からもわかる通り、パラブーツは「ソール」に強いこだわりを持っています。そのこだわりは、世界で唯一ラバーソールを自社で生産しているということからも伺えます。自社生産だからこそ、モデルに合わせて18種類ものソールを有しており、モデルによってソールを使い分けています。
そんなこだわりが生み出す快適な履き心地、革靴でありながら風雨に負けない高い防水性は、靴好きを虜にしてやみません。

Parabootといえばコレ|Chambord

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パラブーツと言えばUチップの「シャンボード」。天然ゴムを用いたパラッテクスを底材に用い、その底材をノルウェイジャン・ウェルテッド製法で取り付け、高い防水性を実現しています。アッパーにはオイルを大量に含ませたリスレザーを採用しており、こちらも高い防水性を誇っています。
Uチップはカジュアルな靴なので、他社でのプレゼンといった格式が求められるビジネスシーンで使用することははばかられますが、通常のビジネスシーンでは問題なく使用することができます。

【基本情報】
ブランド名:Paraboot
参考価格:49,990円(税込)
公式URL:http://jp.paraboot.com/jp-home

おすすめ革靴ブランド3|Tricker's(トリッカーズ)

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トリッカーズは、1829年に靴の聖地ノーサンプトンにて創業し、その工場は現存するノーサンプトンの工場において、最古のグッドイヤー・ウェルテッド靴の工場として知られる、老舗中の老舗です。多くの靴ブランドが一流のメゾン傘下になっている現在においても、創業者一族が経営し、創業以来の伝統を守っている稀有なブランドです。
英国王室チャールズ皇太子御用達のブランドとしても有名であり、ロイヤルワラントが証明する通り品質は最高級であり、吟味された最高級の素材を伝統的な職人技で靴に仕立てています。

Tricker'sといえばコレ|Bourton

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トリッカーズの代表作と言えばカントリーシューズ「バートン」です。イギリス紳士が田舎(=カントリー)で猟などを楽しむ際に使用されるのがカントリーシューズなので、非常にタフに作られています。オイルドレザーに分厚いダブルソールが使用されているので、履き始めはとにかく固いです。しかし履き慣らすとソールが足に馴染み、快適な歩行性を得ることができます。
靴単体でみるとぼってりした印象を受けますが、履いてみると意外や意外、スマートでスーツとの相性も良いです。

【基本情報】
ブランド名:Tricker's
参考価格:395ポンド(約56,880円)
公式URL:http://www.trickers.com/uk/

おすすめ革靴ブランド4|SANDERS(サンダース)

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サンダースは、1873年にウィリアム・サンダースとトーマス・サンダースのサンダース兄弟が創業した靴ブランドです。サンダースと言えば、イギリス国防総省(MOD)向けに革靴を供給しているサプライヤーとして有名で、その大量の革靴製造のために、伝統的なグッドイヤー・ウェルテッド製法を行いながらも、随所に機械生産と高度なコンピュータ制御システムを取り入れていることで有名です。
そういった生産背景もあって、サンダースの革靴は非常にコストパフォーマンスが高いです。特にミリタリーラインはMOD向けの革靴と素材やラインが同じなため、製造コストがかなり圧縮されており、価格に対しての品質が他社の追随を許しません。

SANDERSといえばコレ|Military Derby Shoes

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サンダースと言えばミリタリーラインの外羽根式キャップトゥです。その最大の特徴は使用される素材「ポリッシュドレザーに」にあります。ポリッシュドレザーとは、カーフにコードバンのような光沢を持たせるため、表面に樹脂を塗り、丁寧に磨き上げたカーフのことで、日本でいうところのガラスレザーに近い素材です。このモデルは、とにかく頑丈です。手入れを怠らなければ、一生履けると言われています。そしてちょっとの雨には問題にもならない高い防水性。そんな実用性を備えていながらも、高級感のある光沢を備え、ビジネスシーンでも活躍してくれます。

【基本情報】
ブランド名:SANDERS
価格:46,000円(税込)
公式URL:http://www.sanders.jp/

おすすめ革靴ブランド5|Church's(チャーチ)

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チャーチは1873年、ノーサンプトンで創業した靴ブランドです。日本でも古くから知られており、正統派の英国靴をリーズナブルな価格でラインナップしていたことから「英国の良心」として、高い人気を集めていました。質実剛健という言葉がぴったりのブランドで、そこまで派手さはありませんが、250もの工程を経て作られた頑丈な靴は、紳士のシュークロークには必ず一足は置かれていると言われるほどです。
そんなチャーチも、1999年のプラダによる買収によりガラッと雰囲気が変わります。ラストも現代的なロングノーズのものに変わり、クラシックなフルブローグシューズにスタッズを打ったりとデザイン性豊かなモデルも多く発表されています。しかし、「英国の良心」と言われた質実剛健なものづくりは変わらず、定番モデルもラインナップされています。

Church'sといえばコレ|Shannon

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『007/慰めの報酬』において、ジェームズ・ボンドが着用したモデルとしても有名な「シャノン」。チャーチを代表するモデルとして、シンプルなプーレントゥのこの靴は紳士の足元を支え続けてきました。
シャノンはその素材に特徴があります。シャノンに使用されているのは「ポリッシュドバインダーカーフ」という素材です。ポリッシュドバインダーカーフは、チャーチが独自開発した素材で、レザーの表面に特殊な樹脂を塗り、コードバンにも似た上品な光沢感を持ちながら、傷や汚れに強く、多少の雨ならば弾いてしまう実用性の高さが人気の秘訣です。ポリッシュドバインダーカーフはカラー展開も多く、ファッション性の高さも嬉しいポイントです。

【基本情報】
ブランド名:Church's
参考価格:75,600円(税込)

おすすめ革靴ブランド6|REGAL(リーガル)

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リーガルは1902年、日本製靴株式会社という社名で誕生した、日本の老舗革靴ブランドです。
日本の靴文化はの発端は明治時代に遡ります。脱亜入欧の思想なかで、西洋の足元を模すことから始まった日本の靴文化、その黎明期からその文化を支え続けたのがリーガルなのです。
グッドイヤー・ウェルテッド製法はハンドソーン・ウェルテッド製法を効率化するためにアメリカで生まれた技術です。リーガルは、それをいち早く技術承継し、自社のアイデンティとしました。アメリカントラッドをベースとして、質実剛健なものづくりを続けるリーガルの靴は、今に至るまで日本人の足元を支え続けています。

REGALといえばコレ|2235NA

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フルブローグは、16世紀から17世紀ごろにスコットランドやアイルランドに住んでいたゲール人の労働靴が発祥と言われています。この労働靴が、19世紀末にイギリスに伝わり、その頑丈さと歩行性能の高さから、英国貴族たちが田舎での猟などのアクティビティに使用する革靴として定着しました。
そんなフルブローグがアメリカに渡ると、デザインにアレンジが加えられ、アメリカンブローグが誕生しました。ロングウイングチップとも呼ばれ、つま先の「W」がかかとまで一直線に伸びているのが特徴です。アメトラをバックボーンに持つリーガルだからこそ、このアメリカンブローグを定番として作り続けています。フルグレインレザーを使用し、グッドイヤー・ウェルテッド製法によって頑強に仕立てらており、ビジネスにカジュアルにと三面六臂の活躍をしてくれます。

【基本情報】
ブランド名:REGAL
価格:35,640円(税込)
公式URL:http://www.regalshoes.jp/shop/

おすすめ革靴ブランド7|foot the coacher(フットザコーチャー)

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フットザコーチャーは、2000年に竹ヶ原敏之介氏が設立した靴ブランドです。
竹ヶ原敏之介氏は、大学在学中に製靴技術を独学で習得し、1994年「竹ヶ原敏之介」を設立します。その後渡英し、96年にはジョージコックスのデザインを、98年からはトリッカーズのビスポークラインに参画し、チャールズ皇太子の乗馬靴の製作に携わりました。99年に帰国し、翌2000年にフットザコーチャーをスタートさせ、イギリスで培った製靴技術による、クラシックながらデザイン性の高い靴づくりに定評があります。

foot the coacherといえばコレ|MENDELL

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ホーウィン社製のオイルドステアハイドを使用した「メンデル」ワークブーツに使用されるようなラギッドな素材を、快活ながらも上品なセミブローグに仕上げています。そんな上品な面持ちながら、革靴のように1回履いたら2日休ませるといったサイクルよりも短いサイクルで履けるので、ガシガシと履きこみたいです。さらに使用されているラストは、人間工学に基づいたモディファイドラスト。タフでありながら非常に履きやすいです。

【基本情報】
ブランド名:foot the coacher
参考価格:64,800円(税込)
公式URL:http://galleryofauthentic.jp/

おすすめ革靴ブランド8|Buday shoes(ブダイシューズ)

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ブダイシューズは、隠れた靴の名産地ハンガリーの首都ブダペストの靴ブランドです。あまり知られていませんが、あのアーネスト・ヘミングウェイもアフリカ狩猟旅行時には、ハンガリー製の靴を履いてい他と言われています。
ハンガリーの靴ブランドといえば、「靴のロールスロイス」と称されるハインリッヒ・ディンケラッカーやヴァーシュなど 、職人のて仕事により、厳選された最高の素材を靴に仕立てるブランドが有名ですが、ブダイシューズもその例にもれず、丁寧で頑丈な作りになっており、最高の素材を使用しているので、履き込むほどに足に馴染み、経年変化を楽しむことができます。

Buday shoesといえばコレ|BP07

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BP07はスエードを用いたプレーントゥの一足ですが、ブダペストラストと呼ばれる、ドイツ人のがっしりした足型に合う、つま先部分がゆったりとしたラストが採用されていることが特徴です。靴底にはレンデンバッハのレザーが使用されたトリプルソールになっておりオールソール交換が必要になるのは何年先のことになるかわからないほどにタフなシューズです。

【基本情報】
ブランド名:Buday shoes
参考価格:84,240円(税込)

おすすめ革靴ブランド9|Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)

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クロケット&ジョーンズは1879年にイギリス・ノーサンプトンで創業した靴ブランドです。創業より120年間、熟練の職人により伝統的な製法で作られる靴は、美しく実用的な「靴」の本質を追求しているブランドです。
そんなクロケット&ジョーンズの品質の高さは、世界中のメゾンのOEMを請け負っていることが証明しています。それゆえ世界でもっとも多くのラストを有しており、様々なモデルがラインナップされており、自分にぴったりの一足が見つけられます。

Crockett&Jonesといえばコレ|AUDLEY

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クロケット&ジョーンズを代表するストレートチップであるオードリー。革靴業界の転換期となる2000年代初頭、クロケット&ジョーンズのパリ店に在籍しているビスポーク職人の監修の下、通称“パリラスト”と呼ばれる名ラスト337が誕生しました。
底材に使用されるオークバークレザーソールは、長い熟成期間を経て作られる、しなやかさと堅守を兼ね備えた最高級素材です。ライニングにも包み込む様な履き心地を生み出す上質な素材を使用。底材を含め、目立たない部分の素材にこだわるからこそ極上の履き心地に繋がるのです。アウトソールに出る縫い糸を伏せ隠す、ヒドゥンチャネルなど、細部に至るまで職人の技やこだわりが詰め込まれています。時代を超え愛され色褪せることのないオードリー。ぜひ極上の履き心地をご堪能ください。

【基本情報】
ブランド名:Crockett&Jones
参考価格:410ポンド(約59,000円)
公式URL:https://www.crockettandjones.com/

おすすめ革靴ブランド10|BARKER BLACK(バーカーブラック)

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バーカーブラックは、2005年にニューヨークにてデリック・ミラーとカーク・ミラーが創業した靴ブランドです。
靴ブランドとしては歴史の浅いブランドに思われるかもしれませんが、その製造を請け負っているのは1880年に創業したイギリスの老舗靴ブランド「バーカー」ですので、伝統的な靴づくりと新しいデザインが融合しているブランドです。
デザイナーであるカーク・ミラーは、トムブラウンで、デリックミラーはラルフローレンで働いたており、そのデザインのベースにあるのはアメトラ、特にプレッピースタイルです。真面目なイギリス靴にプレッピー精神を反映した遊び心溢れるデザインを施しており、アメリカのみならず世界中で注目を集めています。

BARKER BLACKといえばコレ|ARCHDALE WINGTIP

出典:barkerblack.com

ぱっと見は普通の内羽根式フルブローグに見えますが、つま先のメダリオンが一味違います。メダリオンには、ブランドのシグニチャーであるドクロがモチーフになっており、遊びが利いています。そんなデザイン性の高さとは裏腹に、グッドイヤー・ウェルテッド製法で丁寧に仕立てられており、長く付き合うことができます。

【基本情報】
ブランド名:BARKER BLACK
参考価格:875ドル(約98,875円)
公式URL:http://barkerblack.com/

おすすめ革靴ブランド11|J.M.weston(JMウエストン)

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J.M.ウエストンは、1891年フランス・リモージュで創業した靴ブランドです。創業以来パリジャンの足元を飾ってきたJ.M.ウエストン。クラシックでありながらパリのエスプリを感じさせるデザインで、世界中で愛されています。
代表的なモデルとしては641(Uチップ)、180(ローファー)、590(フルブローグ) 、677(Uチップ)、705(サイドゴアブーツ)など、多くのモデルがあげられる、様々なシーンでJ.M.ウエストンが愛されていることが伺えます。
さらに2001年には、ミッシェル・ペリーをデザイナーに迎え、クラシックとモードの融合を図った意欲的なコレクションを発表。フランス国内では高い評価を得ています。

J.M.westonといえばコレ|180

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J.M.ウエストンと言えばパリジャン必携の靴である180でしょう。ブランド創始者によりデザインされ、以来変わることなく普遍的な美しさを体現する一足です。
その特徴はなんといってもサイズの豊富さにあります。ローファーは、紐靴よりもサイズ選びがシビアで、足にしっかりとフィットしていないと履きづらく感じます。しかし、J.M.ウエストンは3mm刻みのサイズピッチと6種類ウィズ(足幅)を用意することで、ビスポークさながらのフィット感を得られと評判です。

【基本情報】
ブランド名:J.M.weston
参考価格:79,800円(税込)
公式URL:http://www.jmweston.fr/jp/

※価格は筆者が2013年購入時のものです。

おすすめ革靴ブランド12|YANKO(ヤンコ)

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革靴の産地と言えば、イギリス、イタリア、アメリカ、フランスの4カ国が有名です。そんなビッグ4の影に隠れてはいますが、実はスペインも革靴の製造が盛んです。なんとヨーロッパでは、イタリアに次いでの革靴製造数が多く、上質な靴づくりに定評があるのです。
そんなスペインを代表するブランドが「ヤンコ」です。ヤンコは、1961年スペイン・マヨルカ島で、ホセ・アルバラデホが創業した革靴ブランドで、1980年代になると製造靴数が100万足を超える一大靴ブランドへと成長しました。スペイン産の原皮は質が良く、それを使用したヤンコの革靴はとにかくコストパフォーマンスに優れ、値段以上の高級感があります。

YANKOといえばコレ|14550

出典:pellelineshoesrack.com

14550は外羽根式のセミブローグです。ややロングノーズの端正なラストと美しいブローギングで、一見するとカジュアルには使えない雰囲気がありますが、外羽根式であることで、アクティブな印象がプラスされ、ジーンズスタイルにも違和感なくマッチします。グッドイヤー・ウェルテッド製法で仕立てられており、耐久性も高く、長く付き合える一足です。それが現地価格だと30,000円強という驚きの値段。このコストパフォーマンスには舌をまくばかりです。

【基本情報】
ブランド名:YANKO
参考価格:247.11ユーロ(約31,000円)
公式URL:http://yanko.com/

おすすめ革靴ブランド13|Meccariello(メッカリエロ)

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メッカリエロは、1910年より代々靴工房を営んでいる一家の後継、アントニオ・メッカリエッロが創業した靴ブランドです。 家が靴工房ということもあり、弱冠16歳で靴作りを始めました。その技術力は折り紙付きで、ナポリの老舗仕立て屋「ロンドンハウス」のオーダーシューズを一手に請け負っていることからもうかがい知ることができます。彼はビスポークト既製靴の両方を手がけており、既成靴もビスポークの技術がふんだんに使用されています。底付けはハンドソーン・ウェルテッド製法とノルベジェーゼ製法を基本としています。

Meccarielloといえばコレ|MEC65307

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メッカリエロのクォーターブローグは、そのシルエットが独特です。ややロングノーズのスタイリッシュなラストながら、トゥは柔らかな丸みを帯びたエッグトゥを採用し、古いイギリス靴を彷彿させます。
シンプルでクラシカルな作りですが、そこはイタリアブランド。独特のムラがあるペイントを施し、靴の存在感をグンと引き上げています。クラシックと色気をうまく融合した、まさにイタリアを感じさせるこの靴はスーツはもちろん、カジュアルシーンでこそその真価を発揮するのかもしれません。

【基本情報】
ブランド名:Meccariello
参考価格:68,040円(税込)

おすすめ革靴ブランド14|ORIENTAL(オリエンタル)

出典:oriental-shoemaker.com

オリエンタルは、1957年奈良県で創業したオリエンタルシューズのオリジナルブランドです。オリエンタルシューズは、もともとグッドイヤー・ウェルテッド製法の革靴の製造工場でしたが、「イギリスやイタリアに負けない革靴」をコンセプトに、オリジナルブランドのオリエンタルを立ち上げました。
様々なブランドの製造を請け負ってきた経験から、多くのラストから日本人の足型に最適のラストを見つけ出し、包み込むような履き心地を実現しています。

ORIENTAL SHOESといえばコレ|OTW6201B

出典:lastyle-shoes.shop

オリエンタルのは3つのラインがありますが、やはりおすすめは最上位のグッドイヤーマッケイラインです。ソールの前半をハンドソーン・ウェルテッド製法、後半をマッケイ製法で底付けする独自の製法であり、これによってマッケイの柔らかな足あたりと、ハンドソーン・ウェルテッド製法による造形美の両方を実現しています。
アッパーレザーには欧州産の上質なカーフを使用していますあ、それよりも、ライニングの一部にディアスキン(鹿革)を使用しており、見えないところに手をかけることで、履き心地をアップさせる日本の繊細なものづくりを感じることができます。ディアスキンのライニングとマッケイ製法を組み合わせた底付けにより、履いた瞬間から快適な履き心地を実現しています。


【基本情報】
ブランド名:Oriental
価格:59,400円(税込)
公式URL:http://oriental-shoemaker.com/

おすすめ革靴ブランド15|三陽山長(サンヨウヤマチョウ)

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三陽山長は長島正樹氏が中心となって、三陽商会のバックアップを受けてスタートしたブランドが三陽山長です。そんな三陽山長のコンセプトは「技」「匠」「粋」という“和"の精神を、ジャパンメイドによって具現化すること。 熟練の「技」を 持った「匠」が、 「粋」な心遣いをもって仕立てる靴。それはイギリスやイタリアの靴とは一線を画す、日本としてのアイデンティティを備えた革靴なのです。

三陽山長といえばコレ|勘三郎

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三陽山長のモデル名は独特なものがありますが、「勘三郎」はUチップの傑作革靴です。日本人の小さなかかとに合わせた小振りなヒールカップ、ぐっとえぐれた土踏まずは、まるでビスポークのような面持ちです。さらにボールジョイント部分も低く抑えられており、履き慣らすと、まさに「吸い付く」ような履き心地を味わうことができます。

【基本情報】
ブランド名:三陽山長
価格:97,200円(税込)
公式URL:http://www.sanyoyamacho.com/

最後に|ファッションとして楽しむ

革靴は少しかしこまったイメージで、カジュアルシーンではなかなか使いづらいと思われています。しかし、ブローグシューズやプレーントゥ、チャッカブーツなどはビジネスシーンもさることながら、カジュアルでも大人らしさを付け加えてくれる便利なアイテムです。30代にはなくてはならないアイテム、革靴。オンオフ兼用できるものを選んで、ぜひファッションとして楽しんでください。

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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イラストも文章も手掛けるフリーのイラストレーター。

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