プロ野球を10倍楽しむためのユニークな座席10選
たまにはプロ野球を生で見たい。でも、わざわざ球場に足を運んで3時間も硬くて狭い席っているのもちょっと退屈。そんな人のために各球場には様々なユニークな座席が用意されています。球場の座席は普通の内野席や外野席だけではありません。12球団の本拠地から厳選したユニークな座席を10個紹介します。
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球場で楽しくプロ野球を見よう
球場に足を運んで観戦しても、長時間ただ見るのは退屈、席が狭い、トイレに行くのも一苦労、テレビで見るのと変わらない、そう考えている人におすすめの座席を10個紹介します。普通の席より値は張りますが、各球団の工夫が凝らされているので、より楽しく、よりゆったりと観戦でき、いい思い出になるはずです。
1. 三ツ矢サイダーボックス(甲子園)
阪神甲子園球場の内野席上段に位置する定員4,5名のボックス席です。テーブルのある掘りごたつ式になっていて、靴を脱いでリラックスしながら観戦できます。
ちょうど銀傘の柱に隠れてしまう部分がありますが、心配ご無用。大型モニターの野球中継を見ることもできます。価格は一番安い場合、1ボックス14800円。土日や巨人戦は高くなるので注意です。
夏の暑い日に浜風を感じ、掘りごたつでゆったり甲子園カレーを食べながら野球を楽しんではいかがでしょうか。
2. ドアラテラスシート(ナゴヤドーム)
出典:dragons.jp
ナゴヤドームの三塁側内野席にある4名掛けの席で、中はドアラでデコレーションされています。そして、希望すればドアラとの記念撮影も可能です。ドラゴンズファンなら一度は座りたい席です。価格は4人で30000円です。
ナゴヤドームはアクセスで注意が必要です。東京ドームは東京駅から近く、横浜スタジアムは横浜駅から近いですが、ナゴヤドームと名古屋駅はかなり離れているどころか直通電車がありません。久屋大通駅で乗り換えが必要です。
到着が遅れて、ドアラとの記念撮影の時間に間に合わない、なんてことのないように余裕を持っていきましょう。
3. スカイバーカウンター(横浜スタジアム)
横浜スタジアムの内野席上段にあるカウンター式の席です。この席はなんと一つのカウンターに10リットルのビールサーバーがあり、自由に飲めるようになっています。
5人掛けと6人掛けの席があるので、単純計算で一人分は2リットルくらいです。
内野席の上部にありますが、横浜スタジアムは傾斜が急なので、見晴らしは良好。
価格は5人掛けで32500円、6人掛けで39000円です。
ビールをたっぷり飲みながら、筒香のアーチに期待しましょう。
4. くつろげマス席(札幌ドーム)
札幌ドームの一塁側内野席にあるボックス席です。畳がしかれ、ちゃぶ台と座布団がおかれ、家にいるような気分で観戦を楽しめます。備え付けの双眼鏡による観戦も可能です。定員は4人で価格は一番安い場合1万5千円です。
今年で見納めといわれる中田選手や大谷選手の活躍を是非この席からゆったりとみたいものです。
例えひいきのチームが負けてもちゃぶ台をひっくり返すのはやめましょう。
5. ふらっとリビング(メットライフドーム)
西武ライオンズの本拠地、メットライフドームの三塁側内野席にある、ボックス席です。その名の通り、自宅のリビングにいるように寝転がりながら観戦を楽しめます。
定員が6人のボックスは21000円、8人のボックスは26000円となっています。追加でオードブルやビールを注文することもできます。
6. お座敷ボールパーク(千葉マリンスタジアム)
千葉マリンスタジアムの一塁側内野席上段に位置する席です。ふらっとリビングやくつろげマス席のように畳が敷かれていますが、違いは室内にあることです。
強化ガラスで守られているのでファールボールが飛んできても大丈夫です。冷暖房が完備されているので、湿度や気温が高い夏でも快適に観戦できます。
定員は8名で価格は44000円です。
7. サントリーマスターズドリームシート(千葉マリンスタジアム)
出典:twitter.com
千葉マリンスタジアムからもう一つ紹介します。グラウンドと同じ高さから、なんとバックネット裏で観戦できます。グラウンドレベルから観戦できるエキサイトシートは増えていますが、バックネット裏から見られる球場はなかなかありません。
球団関係者になった気分で試合を楽しむことができます。スピードガンを持っていき、スカウトの気分を味わうのもいいかもしれません。価格は通常の試合で一人16500円です。
8. 鯉桟敷(マツダスタジアム)
出典:hfm.jp
カープの本拠地、マツダスタジアムのレフトポールの近くにあるボックス席です。
掘りごたつ式の座敷なので足もゆったり伸ばせます。定員は8名で、価格は36000円です。追加でオードブルや酒を頼むこともできます。
レフトポール際なので、鈴木誠也選手や新井選手のホームランを間近で見られるかもしません
9. セブンイレブン ピクニックボックス(Koboパーク宮城)
楽天の本拠地、Koboパーク宮城の外野席にあるボックス席です。写真の通り、芝の上でゆったりとピクニック気分で野球観戦を楽しめます。
運が良ければホームランボールをゲットできるかもしれません。
外野席ということもあり値段が安いのも魅力。10枚単位で販売されており1ボックス8000円。10人だと少し狭いですが、5人で行っても一人あたり1600円で済みます。
同じ値段で「セブンイレブン ボックスシート」というソファー席の券も購入できるのでそちらもおすすめです。
10. レジェンズシート(東京ドーム)
最後に紹介するのは東京ドームの内野席前方にあるレジェンズシートです。このシートの購入者は専用のヘッドホンを使い、一昔プロ野球を沸かせた名選手の解説を聞くことができます。もちろんこの解説はシート購入者しか聞けません。
解説は日替わりで、巨人のOBと対戦チームのOB一人ずつ担当します。柴田勲選手や堀内恒夫選手だけでなく、最近引退した宮本慎也選手や阪神の関本賢太郎選手など馴染み深い選手も解説を務めます。
それだけではありません。質問シートを使えば、レジェンドに質問までできます。ほかにも選手がプロデュースした弁当が食べられたり、抽選で試合後にグラウンドに降りられることもあります。価格は一人15500円です。
レジェンズシートを購入した日の解説がたまたま知らない人だった、という場合は是非東京ドームの近くにある野球殿堂博物館に行きましょう。4万を超える所蔵品があるので、きっとレジェンドにまつわる展示があるはずです。
チケットを確実に入手しよう
今回紹介した以外にも、工夫が凝らされた席はたくさんあります。こうした席は数も少なく、人気のためすぐに売り切れてしまいます。通常プロ野球のチケットは、「チケットぴあ」やコンビニで購入するのが一般的ですが、人気の席を確実に買うなら球団のファンクラブに入ることをおすすめします。
チケットを確実に入手して、同僚と、家族と、友達とプロ野球を10倍楽しみましょう。