ホームパーティーで喜ばれるおすすめ手土産10選
友人や上司のホームパーティーに招かれて、何を持参するか悩んだ経験はありませんか? 「手ぶらでどうぞ」と言われても、何も持って行かないのはちょっと気が引けますね。ホームパーティーで喜ばれる、センスのよい手土産をご紹介します。
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手土産は必要?
ホームパーティーに行く際に、「手土産って必要?」と思う人もいるでしょうが、答えはイエスです。
自宅でパーティーを開くために、ホストはそれなりの出費と手間暇をかけています。ゲストが手土産を持参するのは、それに対する感謝の表現なのです。「紳士は決して空手で現れない(A Gentleman Never Arrives Empty-Handed)」という言葉もあります。もらった方に喜ばれる、しゃれたギフトを選びましょう。
ホームパーティーで渡す手土産は、「ホステス・ギフト」とも呼ばれます。実際にパーティーの用意や料理をするのは女性が多いですから、その方へのギフトを持って行ってもかまいません。
予算は気心の知れた友人の場合、2000〜3000円程度、上司や目上の方には3000〜5000円あたりが相場のようです。
さて、では、どんな手土産を選べばいいでしょうか?
ワイン
ホームパーティーの手土産といえば、まず、ワインですね。その場であけてもらうこともできますが、ホストがすでにワインを選んでいる場合は、後日飲んでもらいましょう。
ワインを選ぶ際の注意点は、お料理との組み合わせ。パーティーでどんなお料理が出るかわからない場合は、合わせやすいワインを選びましょう。
最も無難なのはドライな白ワイン。フランスのシャブリ、イタリアのガヴィ、アメリカ・オレゴン州産のピノ・グリなどがお勧めです。赤を持って行きたい場合は、軽目のピノ・ノワールなら、あまりお料理を選びません。
シャンパン
ニコラ・フィアットの2015年限定ボトル「ランド・オブ・ワンダーズ」
新年会や企画の打ち上げなど、フェスティブ感のあるパーティーには、ワインの代わりにシャンパンを持って行くこともできます。ブリュットと呼ばれる辛口がいいでしょう。
ワインより値の張るシャンパンですが、ポール・バラの「ブリュット・レゼルブ・グラン・クリュ」、ピエール・パイヤールの「ブリュット・グラン・クリュ」、モントードンの「ブリュット・レゼルブ・プルミエール」などは、比較的リーズナブルな価格で評判のよいものです。ニコラ・フィアットが数量限定で毎年発売する特別なシャンパンも、入手可能な時期ならお勧めです。
チョコレート
出典:itot.jp
手軽につまめるチョコレートは、その場で食べることもできますし、日持ちするので後で食べてもらうこともできます。ちょっと高級なものだと、いただくほうも嬉しいものです。
チョコレートといえば、まずはベルギー。「ゴディバ」をはじめ、「ピエール・マルコリーニ」、「ノイハウス」、「ヴィタメール」など、日本で買える有名どころもたくさんあります。
フランスでは、「ジャン=ポール・エヴァン」、「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」、「ピエール・エルメ・パリ」など。小ぶりで職人技を感じさせるものが多いのが特徴です。
日本でも、「アッシュ・ショコラ・サプリメント」や、「ショコラ・ベルアメール」、「ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ」など、個性的なショコラティエが出てきました。
花
お花は、その日のホステスへのギフトですね。なので、ただでさえ忙しいホステスが活け直す必要のないように、花束でなくアレンジされたお花を贈りましょう。自分で花瓶にさして、持っていってもかまいません。
お花はゴージャスなものや可憐なものなどさまざまですが、贈る相手をよく知らない場合は、一般的に女性が喜びそうなお花を選びましょう。ピンク系のバラやチューリップ、ガーベラなどを中心にアレンジしたものだと、あまり失敗がなさそうです。
食事のテーブルに置いてもらうのを想定するなら、背の高くないアレンジメントのほうがいいですね。
鉢植え
切り花の代わりに、長く楽しめる鉢植えを持って行くこともできます。注意する点は、贈られる側の負担を考慮して、手入れが大変なものは避けること。
鉢花では、シンビジウム、シクラメン、デンドロビューム、セントポーリア、ポインセチアなどが、比較的育てやすいようです。観葉植物では、ポトス、アイビー、モンステラ、オリヅルラン、パキラなど。また、ローズマリーやバジルなどのハーブの鉢植えも、お料理好きな方には喜んでもらえそうです。
コーヒーや紅茶
パッケージがユニークな、手紙舎のオリジナルコーヒー豆
ホストがコーヒー党か紅茶派かによって、どちらを贈るか決めましょう。
コーヒー好きでミルをお持ちの方には、鮮度の落ちにくいコーヒー豆のほうがいいですが、そうでない場合は挽き売りのものを。また、この頃は、手軽なドリップバッグを販売しているコーヒー専門店もあります。紅茶もお相手の方に合わせて、リーフかティーバッグを選びましょう。
フレーバーは、相手の好みを知らない場合、よく知られたブランドの一般的なものが無難です。コーヒーは老舗のカフェーパウリスタや、焙煎にこだわる土居珈琲など、日本にもおいしい専門店がありますね。紅茶ではフォートナム・アンド・メイソンやハロッズなど、やはりイギリス製品の人気が高いようです。
ナッツやドライフルーツ
ちょっとしたおつまみにもなるナッツは、チョコレートと同様、その場でつまむこともできますし保存もききます。一般的なアーモンドやカシューナッツ、ピスタチオなどの他に、ハニーローストや、チョコレートでカバーされたものなど種類も多いですね。
ドライフルーツも、従来のアプリコットやパイナップルなどに加えて、この頃は珍しいものも増えてきました。外国産が多いですが、スターフルーツや洋梨、トマト、カシス、スイカ、メロン、ピーチなど、ちょっと前には見かけなかったようなものがあります。
どちらも品質のよいものを選びましょう。
ジャムやコンディメント
瓶入りのジャムの詰め合わせは、見た目もきれいで、特に女性に喜ばれるものです。甘いものばかりでなく、ペッパー・ジェリーと呼ばれる、唐辛子入りのものもアメリカでは人気があります。ペッパー・ジェリーはクラッカーとチーズに添えたり、お料理に使ったりと用途も広いので、見つけたらギフトにいかがでしょう。
また、コンディメントと呼ばれる、瓶詰めのスパイスやソースも、アメリカではよくギフトに使われます。オリーブオイルやシーソルト、マスタードなどから、ディップやレリッシュ、チャツネ、サルサ、ブルスケッタ用のソースまで、いろいろなものがあります。
小物
食べ物やお花以外に、手土産としてちょっとした小物を贈ることもできます。日常使いの、それでいておしゃれなものがよいでしょう。使うことの多いキッチンアイテムで、いくつかあっても困らないものや、逆にあまり持っていなさそうなものだと喜ばれそうです。例えば、ユニークなデザインのボトルオープナーや、チーズ用のナイフやボード、ワインチャーム、ナプキンホルダーなど、さまざまなものがありますね。アレッシーやフィスラーなどでは、高品質でデザインのよいものが見つかりそうです。
コーヒーテーブル・ブック
ホストの好みを知っていれば、パーソナルなギフトとして、本を贈ることもできます。
お勧めはコーヒーテーブル・ブックと呼ばれるもの。耳慣れない言葉かもしれませんが、大判の、美しい写真や絵がたくさん載っている本や写真集などです。アメリカではリビングルームのコーヒーテーブルによく置かれているので、こう呼ばれるようになりました。パラパラとめくって楽しむだけでなく、インテリアの一部とも考えられています。アート・建築・風景・ファッションをはじめ、いろいろなジャンルがあるので、ホストの趣味に合いそうなものを選べばよいでしょう。
大事なのは気持ち
いかがでしたか? ホームパーティーの手土産を選ぶ際には、ぜひ参考にしてください。
ところで、手土産も大事ですが、それよりも大切なのは、ご招待への感謝の気持ちと、パーティーを楽しむこと。最後に「ありがとう、とても楽しかったです」の言葉を忘れないでくださいね。
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この記事のライター
元雑誌編集者。現在は、アメリカのパシフィック・ノースウエストに住んでいます。