【2024年】あじさい人気スポット ~ 京都編 ~
あじさい寺や花のお寺が点在する京都は、見事なあじさい園やインスタ映えするディスプレイなど、どの寺院も創意工夫がなされて見ごたえがあります。この記事では、2024年に訪れたい京都のあじさい人気スポットを紹介していきます。
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アイキャッチ画像出典:www.mimurotoji.com
お寺で楽しむ京都のあじさい
季節の移ろいや日本の美を感じることができる京都。1年を通して国内外の観光客で賑わいを見せます。日本ではあじさいを植栽するお寺が多く、ここ京都でもあじさいの名所とされる“あじさい寺”や花のお寺がたくさんあります。この記事では、2024年に訪れたい京都のあじさい人気スポットを紹介していきます。
1. 三室戸寺 あじさい園
三室戸寺は、京都府宇治市にある本山修験宗の別格本山の寺院。四季折々の花が楽しめる“花の寺”ですが、特にあじさいが有名で“あじさい寺”と称されています。あじさい園は山門の右手側に広がる約5,000坪の「与楽苑」内にあり、西洋あじさいや額あじさい、幻のあじさい「七段花」など50種20000株の色とりどりのあじさいが杉木立を彩ります。今年のあじさい園の開園は2024年6月1日~7月7日、ライトアップは2024年6月8日~6月23日の土・日曜日を予定。時間は19時~21時(20時30分受付終了)ですが、昼夜入替制で、ライトアップ時の拝観はあじさい庭園のみです。
住所 :京都府宇治市莵道滋賀谷21
アクセス :【電車】京阪・三室戸駅より徒歩約15分、JR宇治駅よりタクシーで約8分
【車】 京滋バイパス宇治東I.Cより約3分
拝観料 :平常 大人500円、小人300円、2月~7月中及び11月中 大人1,000円、小人500円
駐車場 :タイムズ三室戸寺前第1、第2、合わせて278台、普通車120分1000円、120分以降60分500円
連絡先 :0774-21-2067
当山は西国観音霊場十番札所で、本山修験宗の別格本山です。あじさい寺として有名です。
2. 岩船寺
岩船寺は、京都府木津川市にある真言律宗の寺院。あじさいの名所として知られる“花の寺”です。静寂な境内に四季を通じて多くの花が咲き誇り、梅雨の時期には山あじさいや西洋あじさいなど約35種5000株以上の赤やブルー、白など色彩豊かなあじさいが参拝客の目を楽しませてくれます。重要文化財の三重塔を背景に咲くあじさいはインスタ映え間違いなしです。
住所 :京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
アクセス :【電車】JR 関西本線(大和路線)加茂駅よりタクシーで約11分
【バス】JR 関西本線(大和路線)加茂駅より木津川市コミュニティバス・
加茂山の家行きで約16分、「岩船寺」下車すぐ
【車】 大阪…阪神高速・第二阪奈・奈良・府道44号線(加茂方面)約60分
京都…国道24号線・京奈和自動車道(木津IC)・府道44号線(加茂方面)約60分
奈良…府道44号線(加茂方面)・加茂・浄瑠璃寺前約20分
拝観料 :大人500円、中高生400円、小学生200円
駐車場 :なし
連絡先 :0774-76-3390
京都府木津川市加茂町にある真言律宗の寺院「岩船寺」。山号は高雄山(こうゆうざん)、院号は報恩院。境内には四季折々の花が咲き誇る「花の寺」として多くの参拝者が訪れています
3. 京都府立植物園 あじさい園
京都府立植物園は、京都市左京区にある、1924年(大正13年)に開園した日本最古の公立総合植物園。総面積約24haの広大な敷地に約12,000種類約12万本の植物が植栽され、四季折々の景色を美しく描きます。「あじさい園」は北泉門近くにあり、日本のあじさいと西洋あじさいのゾーンを分け、さらに日本のあじさいはヤマアジサイ系とガクアジサイ系、西洋あじさいは花型、花色別に分けて植栽。その品種数たるや180種2,500株で、京都一の多さを誇ります。そして、ひとつひとつのあじさいには名札が付けられているので、あじさいに詳しくない人でも興味深く見て回ることができるのも魅力です。園内には日本最大級の回遊式観覧温室(有料)や、オリジナルグッズが入手できる売店、軽食やシェラードが食べられるカフェなどもあり、1日ゆっくり楽しめます。
住所 :京都府京都市左京区下鴨半木町1-5
アクセス :【電車】地下鉄烏丸線・北山駅より徒歩すぐ
地下鉄烏丸線・北大路駅より徒歩約10分
【バス】出町柳駅前より市バス1系統または京都バス「静原」「市原」行きで約8分、
「植物園前」下車徒歩約5分
【車】 名神高速道・京都南または東I.Cより北山方面へ約30分
入園料 :一般200円、高校生150円
駐車場 :普通車150台、300円/1時間以内~最大1,200円/1日
連絡先 :075-701-0141
4. 三千院 あじさい苑
三千院は、京都市左京区にある天台宗の寺院。毎年「三千院あじさい祭」も開催される、洛北のあじさいの名所です。開催場所となる奥の院の「あじさい苑」では、約1,000株以上のあじさいが6月中旬から小あじさいを皮切りに希少な星あじさい(七段花)、山あじさいに額あじさいと順番に花開き、約1ヶ月間楽しめます。また、境内は、門跡寺院にふさわしい風格をそなえた「御殿門」、京都市指定名勝の池泉観賞式庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」と池泉回遊式庭園「有清園(ゆうせいえん)」、格式高い「宸殿」「客殿」、国宝を安置した重要文化財「往生極楽院」など、みどころいっぱい。ひとりで、カップルで、ゆっくりしっぽり、めぐりたい場所です。
住所 :京都府左京区大原来迎院町540
アクセス :【電車】京都駅よりタクシーで約35分
【バス】京都駅より京都バスで約62分、「大原」下車徒歩約10分
【車】 名神高速道・京都東I.Cより真野I.C、途方経由、大原方面へ
拝観料 :一般700円、中・高校生400円、小学生150円
駐車場 :なし
連絡先 :075-744-2531
京都市左京区大原にある天台宗のお寺 大原三千院(きょうとおおはらさんぜんいん)の公式ホームページです。三千院の行事、アクセス、四季の様子ご紹介しております。
5. 藤森神社 紫陽花苑
藤森神社は、京都市伏見区にある勝運・学問と馬の神社。馬主、騎手をはじめ競馬関係者、競馬ファンが大勢参拝する「馬の神様」として親しまれていますが、洛南エリアきってのあじさいの名所でもあります。境内の「第一紫陽花苑」および「第二紫陽花苑」ではあじさいの開花に合わせて公開され、6月上旬から1カ月間、青・赤・紫・白と色とりどりの約3,500株ものあじさいの花をそれぞれ異なる景色で楽しむことができます。紫陽花苑の公開期間中である2024年6月15日は「紫陽花祭」を斎行。他の日にも神事や雅楽・舞楽、蹴鞠、藤森太鼓の奉納をはじめ様々な行事がおこなわれるので公式サイトで確認の上、参拝してみてください。
住所 :京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
アクセス :【電車】京阪墨染駅より徒歩約7分、JR藤森駅より徒歩約5分
【バス】JR藤森駅より市バスで約4分、「藤森神社前」下車徒歩約3分
【車】 名神高速道路・京都南I.Cより国道24号線経由で約15分
拝観料 :無料 ※紫陽花苑は入苑300円
駐車場 :86台、全日 8:00~20:00 入庫後20分迄無料、以降60分200円
全日 20:00~8:00 60分100円、最大料金全日24時間500円
連絡先 :075-641-1045
6. 丹州観音寺(丹波あじさい寺)
丹州観音寺は、京都府福知山市にある高野山真言宗の寺院。10000平方mの敷地に約100種1万株のあじさいが植栽され、人々からは「丹波あじさい寺」と呼ばれています。毎年6月~7月には山あじさい、額あじさい、西洋あじさいなどのあじさいが白・青・紫・ピンクと鮮やかに咲き乱れ、仁王門から続く参道や七観音巡りの小道はあじさいの道へと変わり、花浄土と呼ぶのにふさわしい幻想的な世界が広がっています。毎年6月の第4日曜日には「あじさいまつり」が開催され、アトラクションや住職の心安らぐ法話などさまざまなイベントも用意されています。また、境内には「ガラスのあじさい」や「ハートのあじさい」などの“映えスポット”があるのでお見逃しなく。さらに、標高約80m108段の階段の先にある「なげきの展望台」や「無常橋」などのユニークスポットもあり、実に見ごたえのあるお寺です。
住所 :京都府福知山市観音寺1067
アクセス :【電車】JR山陰本線・石原駅より徒歩約15分
【バス】JR福知山駅または綾部駅からバスで15分、「観音寺バス」下車徒歩約10分
【車】 高速・舞鶴・若狭自動車道・福知山I.Cより綾部方面へ約5分
近畿自動車道・舞鶴線福知山I.Cより東へ約5分
福知山市と綾部市を結ぶ府道8号線の中間位に位置
拝観料 :なし ※あじさい期間は大人400円、中学・高校生200円、小学生以下無料
駐車場 :普通車80台、無料 ※あじさい期間は200円
連絡先 :0773-27-1618
福知山の観音寺は、関西花の寺院第一番札所でもあり、あじさいや紅葉をはじめ、四季折々の花や古木に彩られる寺院です。水子供養や永代供養、墓地についてもご相談下さい。
7. 善峰寺 あじさい苑
善峰寺は、京都市西京区にある善峰観音宗の本山の寺院。桜や紅葉の名所として知られていますが、西洋あじさい、額あじさい、山あじさいなど約8,000株のあじさいが斜面一面を華やかに彩る「あじさい苑」もまた、梅雨の時期にしか見られない絶景です。晴れた日には見晴らしの良い高台から、あじさい越しにクリアに京都市街を一望することもできます。一方、雨日はしっとりと濡れ、一層美しさを増したあじさいが霧の中に浮かび上がる景色が非日常で幻想的。天候を気にせず景色を楽しめるので、梅雨のお出かけにピッタリです。
住所 :京都市西京区大原野小塩町1372
アクセス :【電車】JR向日町駅よりタクシーで約20分
【バス】JR向日町駅より阪急バス66番(善峯寺行き)約30分
終点「善峯寺」下車徒歩約8分
【車】 京都縦貫道・大原野I.Cより約12分
拝観料 :大人500円、高校生300円、小・中学生200円
駐車場 :普通車150台、500円
連絡先 :075-331-0020
京都・西山 西国第二十番札所 善峯寺
8. 柳谷観音 楊谷寺
柳谷観音 楊谷寺は、京都府長岡京市にある西山浄土宗の寺院。「善峯寺」「光明寺」と共に西山三山と呼ばれ、眼病平癒の祈願所として、また近年は“あじさいの寺”として知られています。6月初旬~7月上旬にかけて27種約5,000株の多種多様なあじさいが咲き誇り、柳谷観音6月の風物詩「あじさいウイーク」を開催。期間中は、本堂から奥の院へと続く「あじさいのみち」や、書院から奥之院まで続く回廊「あじさい回廊」、あじさいを浮かべた美しい「花手水」、圧倒的なビジュアル感「奥之院 眼力稲荷の鳥居と階段のあじさい」など、インスタ映えする見所がいっぱいなのでデートや女子旅にぴったり。また、書院の特別公開や限定御朱印の授与、ワークショップなどのイベントもあるので、見逃せません。ちなみに今年の「あじさいウイーク」は、2024年6月1日~6月30日を予定。
住所 :京都府長岡京市浄土谷堂の谷2
アクセス :【電車】阪急西山天王山駅よりタクシー約10分
【バス】毎月縁日(17日)…阪急西山天王山駅より送迎シャトルバスあり
それ以外の日………阪急西山天王山駅より阪急バスで約20~56分
(乗り換え時間含む)、「奥海印寺」下車徒歩約40分
【車】 京都縦貫自動車道・長岡京I.Cより約10分
拝観料 :500円 ※あじさいウイーク開催時700円
駐車場 :山門前駐車場 普通車32台、最初の60分500円、以降60分毎200円
第1駐車場 普通車22台、最初の60分500円、以降60分毎200円
第2駐車場 普通車約30台 ※あじさいウイーク・紅葉ウイーク期間中は有料
連絡先 :075-956-0017
9. 舞鶴自然文化園 あじさい園
舞鶴自然文化園は、京都府舞鶴市にある、舞鶴湾を望む大浦半島の豊かな自然に恵まれた公園。春は約1,500種3万本の「ツバキ園」、秋には「紅葉園」、そして梅雨は「あじさい園」が開園されます。「あじさい園」は毎年6月~7月に開園され、期間中は約2haの敷地を約100品種10万本のあじさいが覆います。幻想的な“あじさいの海”で非日常を体感してみてください。
住所 :京都府舞鶴市字多祢寺24-12
アクセス :【電車】JR東舞鶴駅よりタクシーで約19分
【バス】JR東舞鶴駅より京都交通バスで約30分、「自然文化園」下車
【車】 舞鶴若狭自動車道・舞鶴東I.Cより約20分
入園料 :大人500円、小・中学生250円、未就学児無料
駐車場 :普通車100台、無料
連絡先 :0773-66-1053(舞鶴市土木課公園係)、0773-68-0221 (舞鶴自然文化園 事務所)
10. 総本山 智積院 あじさい園
総本山 智積院は、京都市東山区にある真言宗智山派の総本山の寺院。境内の有料エリアでは、東山随一の庭園や利休好みの庭とも言われている「名勝庭園」や、桃山時代を代表する絵師・長谷川等伯一門による国宝の障壁画を観賞できる「宝物館」を見学することができます。一方、あじさいは、無料エリアにある本堂裏手の「あじさい園」で気軽に鑑賞できます。駅近で京都観光のルートに組み込みやすいので、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
住所 :京都府京都市東山区東瓦町964
アクセス :【電車】京阪七条駅より徒歩約10分
【車】 名神高速道路・京都東I.C出口より約20分
拝観料 :【名勝庭園】一般500円、中・高生300円、小学生200円
【宝物館】 一般500円、中・高生300円、小学生200円
駐車場 :30台、無料
連絡先 :075-541-5361
あじさいの名所で雨の日も楽しく過ごそう♪
京都のあじさいの名所は、歴史と文化を受け継ぎながらトレンドを発信しているおしゃれスポットでしたね。梅雨時期はお天気だけでなく気分や体調も崩しがちなので、今回紹介した名所を訪れて気分をスカッとさせてはいかがでしょうか。
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イラストも文章も手掛けるフリーのイラストレーター。