トーク力を鍛えるための落語鑑賞
トーク力のある男性は、カッコイイし仕事もできるという印象を与えやすいと言われています。そんなトーク力を鍛えるのにぴったりな落語鑑賞について紹介します。
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経営者の好きな落語
渋沢栄一、吉田茂など多くの著名人も落語好きと言われ、現代でも経営者には落語好きが多いとも言われています。古くから日本の文化として愛されてきた落語には、学ぶべきヒントがたくさんあるようです。
人を見る力
落語は、人間を映した物語です。古典的な題目もありますが、最近の落語には最近の人間模様を描いた物語も多いのです。そしてその描き方は「人間というのはね」という形式で、こうすべきとか、しなさいということをあからさまに訴える形ではないので、実によく人間の本質を理解していないと、良い噺=物語はできないのです。
こうした落語の噺を聞くことで、「べき論」で自分や相手を見る、つまり否定が先に立つのではなく、人間だからそういう性質を持っているものだという「そうなんだ」という視点で人間を見ることができ、人間の本質と奥ゆかしさを知ることができます。
間を知る
ビートたけしも、昔から落語を見てきたと言います。そして彼が落語から学んだのは、「間」だと言います。落語の世界では、噺家が観客をどれだけ惹きつけ、自分の世界に取り入れるかが重要だと言います。それを叶えるのが、間の取り方であり、彼はそれがすごく参考になったと言います。
仕事の場面でも、相手をこちら側に取り込むことはとても大切です。それを可能にするのは話し方や抑揚だけでなく、間の使い方なのかもしれません。
ストーリーの構成を学ぶ
落語は、人間の業=人間が本来持っている愚かさを面白く伝えるものだと言えます。そしての伝え方は、「まくら」から始まり「オチ」で終わらせるというスタイルをとります。
この、まくらとオチの巧妙な作り方と話し方は、仕事で話を組み立てていくうえでも非常に参考になります。一番わかりやすいところで言えば、営業やプレゼンの場合です。どうしたら、より相手に伝わるのかを学ぶヒントになることは間違いないでしょう。
まずは気軽に
落語は特別なモノではなく、都内でも気軽に聞く事が出来ます。
そのうちのひとつが新宿末広亭です。
夜の部は17時~21時まで毎日開催されているので、仕事終わりに見ることができます。
是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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