経営者本人が書いた本おすすめ5冊【ベンチャー編】
経営者について書かれた本はたくさんありますが、経営者本人が書いた本というのは他人が書く以上にその想いが伝わるもの。今回はそんな経営者本人が書いた本の中から、短期間で会社を大きく成長させたベンチャー企業の成功経営者が書いた本をご紹介します。
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『不格好経営 —チームDeNAの挑戦』南場智子
DeNAのファウンダーである南場智子氏がDeNA創業からの話を書いた本。今や巨大ベンチャーとなったDeNAの創業期からの悪戦苦闘を描いた本で、小説以上のスピード感を持って楽しく読むことができます。
チームDeNAは、なにもそこまでフルコースで全部やらかさなくても、と思うような失敗の連続を、ひとつひとつ血や肉としてDeNAの強さに結びつけていった。とてもまっすぐで、一生懸命で、馬力と学習能力に富む素人集団だった。創業者が初めて明かす、奮闘の舞台裏。
『成功のコンセプト』三木谷浩史
もはやベンチャーと言っていいのか分かりませんが、楽天創業者三木谷浩史氏による指南書的な本。楽天では、就職活動時に、応募する学生にはこの本と、もう一冊の本『成功の法則92ヶ条』を読んでもらうとか。
「ビジネスで成功する鍵は、仕事を最大の遊びにできるかどうかだ」「面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるだけだ」。わずか十年で流通総額一兆円の企業に急成長した楽天に、すべてのビジネスマンに必ず役立つ独自の哲学があった。たった二人の創業時から徹底して実践している“5つのコンセプト”を公開する驚嘆の「仕事のバイブル」。
『渋谷ではたらく社長の告白』藤田晋
サイバーエージェント創業者藤田晋氏が自ら綴った半生記。起業家が仲間を集める時に、黙ってこの本を渡す、という話もちらほら耳にします。
二一世紀を代表する会社を作りたい―。高校生のときに抱いた起業の夢は、サイバーエージェントの設立により実現した。しかし、社長になった彼を待っていたのは、厳しい現実だった。ITバブルの崩壊、買収の危機、社内外からの激しい突き上げ…。孤独と絶望、そして成功のすべてを赤裸々に告白したノンフィクション。夢を追う人必読の書。
『僕が六本木に会社をつくるまで』田中良和
DeNA、サイバーエージェントときたら、残るメガベンチャーと言えばグリー。グリーの創業者田中良和氏も、2005年に本を書いています。当時はソーシャルゲームではなく、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のGREEを運営していたころの話です。
利用者24万人。日本初のソーシャルネットワーキングサービス「GREE」をたった一人で作った元・会社員!ホリエモン世代の次代を担う、新しいITベンチャー経営者が唱える僕らの世代のビジネスのやり方。
『ライフ・イズ・ベジタブル』高島宏平
食品・野菜の通販サイトを手がけるオイシックス創業者高島宏平氏による、オイシックス創業からの話。こちらも小説以上のスピード感を持って読み進められます。上記DeNAの南場智子氏と同様に、マッキンゼー出身の経営者。
降りかかる問題は選べない。問題に向かう態度は選べる。売れない・買えない・お金ない。三重苦の創業期を乗り越え国内最大規模の食品販売サイトを築いた若手経営者による「仕事を楽しむ」秘訣とは。
実際の人生はゲームよりも何倍もエキサイティング
どんなゲームより、その経験を現実で体験したほうが面白いということは自明の理のように思い始めた。
いままで見逃していたが、もしかして「人生」はゲームより何倍もエキサイティングで奥深い、最高のエンタテイメントなんじゃないかと思い始めた。
—『僕が六本木に会社をつくるまで』田中良和
紹介したグリー創業者田中良和氏の言葉にあるように、まさにどの本を読んでも、人生はゲームよりも何倍もエキサイティングだと感じさせてくれます。小説のように読んで楽しむのもよし、自分の人生に活かすのもよし、何かしたらの影響を受けることは間違いないでしょう。
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