茨城の人気観光スポット、おすすめ観光モデルコースや日帰り観光、グルメ情報を紹介
都道府県魅力度ランキング最下位で知られる茨城ですが、「国営ひたち海浜公園」や「アクアワールド茨城県大洗水族館」、「常陸牛」や「水戸納豆」などのグルメ、工芸品の「笠間焼」など、魅力がいっぱい。この記事では、そんな茨城の人気観光スポット、おすすめ観光モデルコースや日帰り観光、グルメ情報を紹介します。
- 12,034views
- B!
アイキャッチ画像出典:www.ibarakiguide.jp
魅力的な観光地が点在する茨城
都道府県魅力度ランキング最下位で知られる茨城。しかし、県北には花の絨毯が広がる「国営ひたち海浜公園」、県央には開館20周年を迎えた「アクアワールド茨城県大洗水族館」、県西には県内随一のメロン観光農家「フォレストパーク メロンの森」、県南には世界一の高さを誇る「牛久大仏」、鹿行には東国三社の「鹿島神宮」と「息栖神社」など、人気の観光スポットが点在する魅力的な地。ここでは、都道府県魅力度ランキング最下位の茨城で楽しめる、人気観光スポットやおすすめ観光モデルコース、日帰り観光、グルメ情報を紹介します。
国営ひたち海浜公園(日立市)
四季折々に咲き誇る花と緑に囲まれた「国営ひたち海浜公園」。開園面積約215haの広い園内は7つのエリアに分かれており、自然散策やBBQ、アスレチック、遊具遊びや水遊び、クラフト体験が楽しめます。また、各エリアには大きな花畑があり、春はスイセンやチューリップ、ネモフィラ、夏はバラ、ジニア、ヒマワリ、秋はコキアやコスモスが、訪れる人々の目を楽しませてくれます。特に、みはらしの丘一面を青く染まらせ、空と海の青と溶け合うネモフィラの風景は人気。年間を通して様々なイベントが開催され、出店も出るのでお買い物やグルメも楽しめます。
住所 :茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
電話番号 :029-265-9001
営業日・時間:9:30~16:30 ※閉園時間は季節によって異なる
定休日 :毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合は直後の平日)
12月31日、1月1日、
2月の第1月曜日からその週の金曜日まで
アクセス :(バス)JR勝田駅東口2番乗り場から海浜公園西口まで約15分
または海浜公園南口まで20分
(車)北関東自動車道常陸那珂有料道路・ひたち海浜公園ICすぐ
駐車場 :あり(有料)
バンジーでスッキリ!日帰り旅(常陸太田市)
歩行者専用として国内最大級の長さを誇る全長375m高さ100mの「竜神大吊橋」からのバンジージャンプや、竜神ダム湖で楽しむ90分のカヌーツーリング、竜神大吊橋のたもとにある食事処「レストラン森の風」で郷土料理「常陸秋そば」を食す、日帰りコース。自然豊かな竜神峡でスリル満点なアクティビティで、日頃の疲れやストレスを発散してはいかがでしょう。
「常陸秋そば」は、口に含んだ時の甘味と鼻腔に広がる芳醇な香りが“玄そば最高峰”との呼び声高きブランド蕎麦。「レストラン森の風」では、ざるやせいろ、温かい蕎麦、冬は具だくさんのけんちん汁にそばをつけて食べる茨城県北地域の郷土料理「けんちんそば」がいただけます。
ネモフィラが話題の国営ひたち海浜公園や、偕楽園、筑波山、袋田の滝など人気の観光スポット。常陸牛や納豆、あんこう鍋などのご当地グルメ。各地の温泉やホテル旅館などなど、ランキングでははかれない魅力の数々を茨城県公式観光サイトがご紹介します。
納豆でめぐる水戸コース(水戸市)
水戸といえば、小粒で粘りが強い「水戸納豆」!水戸市内に点在する納豆専門店や納豆メニューがある飲食店をめぐる、納豆づくしの水戸日帰りコース。買って歩いて、食べて歩いて、ヘルシーな旅を楽しみましょう。
おすすめの専門店と商品は、創業昭和4年「総本舗水戸納豆」の創業以来のロングセラー「経木納豆」や大人気の白い納豆「雪あかり」、創業明治43年「水戸元祖 天狗納豆」の赤いパッケージに白髭の天狗が目印の「極小粒わら納豆」や「黒豆わら納豆」。また、創業昭和23年「だるま納豆」の茨城おみやげ大賞金賞にも選ばれた「わら納豆」や、「納豆チーズディップ」や「スタミナ水戸納豆」など納豆加工品、創業明治22年「笹沼五郎商店」の定番わら納豆「水戸天狗納豆」の他、「そぼろ納豆」や「ほし納豆」などの変わり種も。さらに、「笹沼五郎商店」には納豆展示館や工場があり、見学も行っているので興味がある方は問い合わせを。
飲食店は、茨城産ブランドポークを使ったとんかつ専門店「とんかつ八戒」の納豆をトッピングした「水戸納豆とんかつ」や豆+梅+大根おろしをトッピングした「梅水戸納豆とんかつ」、洋食屋「花キャベツ」の「納豆ハヤシオムライス」、ラーメン屋「蘭丸」の白みそベースの「水戸納豆らぁめん」、元祖あんこう鍋「山翠」の4月~10月期間限定メニュー「納豆会席・偕楽の宴」(2日前までに予約)、夜に利用したい居酒屋「てんまさ」の「納豆御膳」や「納豆から揚げ」など、多種多彩なメニューがすらり。下記のサイトには、店情報や地図が乗っているので、食べ歩きの参考にしてみては。
水戸市内の観光・宿泊・イベント・土産品など水戸市内の情報を掲載している水戸観光コンベンション協会の観光パンフレットについて
アクアワールド茨城県大洗水族館(大洗市)
太平洋に面した、日本でもトップクラスの大型水族館「アクアワールド茨城県大洗水族館」。 国内第2位の延べ面積を誇る7階建ての館内には、地元茨城の海から世界の海、深海とさまざまな環境を再現した9つのゾーンがあり、約580種68,000点の海洋生物を見て触って学ぶことができます。さらにキッズランドやショップ、リラックスカフェ、フードコートなどもあり、ゆっくり滞在ができます。前出で紹介した「国営ひたち海浜公園」と合わせて、デートや家族レジャー、ツーリング仲間と海と緑を満喫してはいかがでしょう。
2022年3月に開館20周年を迎え、約3,000匹の小魚たちが美しく舞う新水槽 「きらめく珊瑚礁の魚たち」や、関東最大級となる約10,000体のミズクラゲが揺らめく「クラゲ大水槽」、音と光と映像で楽しむ大人のためのイルカ・アシカパフォーマンス「新オーシャンナイトライブ~雪月花~」など新しい水槽やショーの取り組みも行われ、ますます魅力的に。ランチはリラックスカフェでサメ肉を使ったカレーやホットドッグを、夜はナイト限定メニューをどうぞ。
住所 :茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252−3
電話番号 :029-267-5151
営業日・時間:9:00~17:00(最終入館16:00)※11月~2月平日営業時間短縮、夏休み期間変動あり
定休日 :ホームページ確認
アクセス :(バス)ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅から茨城交通50番で約6~7分、
「アクアワールド・大洗」下車約1分
または大洗鹿島線・大洗駅から海遊号で約15分、
「アクアワールド・大洗」下車約1分
(車)北関東自動車道~東水戸道路・水戸大洗ICから約15分
または常磐自動車道・日立南太田ICから約45~60分
東関東自動車道・潮来ICから約60分
駐車場 :あり(アクアワールド・大洗約750台無料、県営駐車場約1,000台無料)
※県営駐車場は夏休み期間中有料
アクアワールド茨城県大洗水族館は、日本トップクラス規模の水族館。シンボルにもなっているサメは50種類以上飼育、マンボウの専用水槽サイズ日本一、キッズコーナーも充実。博物館・科学館の展示手法も使った海の総合ミュージアムです。
笠間工芸の丘(笠間市)
自然と芸術が融合した「笠間芸術の森公園」の一角にある「笠間工芸の丘」。笠間焼を制作できる陶芸体験(要予約)をはじめ、人間国宝の松井康成展示室、作家展示室、カフェラウンジ、お土産コーナーなどがあり、笠間の魅力が詰まった施設です。陶芸体験はロクロや手ひねり以外にも、絵付けやクラフトアートもあるのでお子さんも一緒に楽しむことができます。
陶芸体験は手ぶらでOK。所要時間は1時間ちょっと。作品づくりの前に人間国宝・松井氏や若手作家の作品、公園内にある「笠間陶芸美術館」を見ておくとイメージがしやすいですよ。世界でひとつだけのオリジナル作品を作り終えた後は、カフェラウンジで美しい山々を眺めながら茨城名産「美明豚」や日本一の生産量を誇る「笠間の栗」を使ったランチやスイーツを笠間焼の器でいただきましょう。笠間焼に関するイベントも年間で開催されているので、日にちを合わせて楽しむのもおすすめ。
住所 :茨城県笠間市笠間2388-1
電話番号 :0296-70-1313
営業日・時間:10:00~17:00
定休日 :月曜日(祝日・連休の場合は翌日)
アクセス :(バス)水戸線・笠間駅より笠間周遊バスで約10分、「陶芸美術館・工芸の丘」下車
(車) 北関東自動車道・友部ICから約6分
駐車場 :あり
笠間芸術の森公園内『笠間工芸の丘~クラフトヒルズ 笠間』のウェブサイトです。楽しむ陶芸をコンセプトに、陶芸体験や笠間焼で食事ができるカフェなど、笠間焼を身近に感じて頂けます。
サイエンスツアーバスコース(つくば市)
日本の最先端の科学技術が集結したサイエンスシティ・つくば。土曜・日曜・祝日(年末年始を除く)に運行する「サイエンスツアーバス」に乗って研究施設や科学館をめぐる日帰りコース。夏休み期間中はバスが増便され、運行日も火曜~日曜日に変更されるので、お子さんの夏休みの自由研究や情操教育として家族で楽しんではいかがでしょう。
つくばサイエンスツアーバスは、国内初となる「地図と測量の科学館」や「つくばエキスポセンター」、「筑波宇宙センター」など、6つの研究教育施設を循環。どの施設も体験型施設なので子供から大人まで楽しめます。また、1日乗車券のため様々な施設へ気軽に訪れることができます。今回紹介したコース以外にも、「宇宙」「自然科学.産業」「生物・医学・植物」「防災・建築」「食・農・環境」をテーマにしたコースもあるので、下記のサイトからチェックしてみてください。
ネモフィラが話題の国営ひたち海浜公園や、偕楽園、筑波山、袋田の滝など人気の観光スポット。常陸牛や納豆、あんこう鍋などのご当地グルメ。各地の温泉やホテル旅館などなど、ランキングでははかれない魅力の数々を茨城県公式観光サイトがご紹介します。
茨城県科学技術振興財団のつくばサイエンスツアーオフィスは、筑波研究学園都市(茨城県つくば市)の研究所、研究機関、見学施設の見学や観光を支援するオフィスです。つくばサイエンスツアーバスの運営の他、研究所等の研究施設の案内・見学コース提案や見学の仮予約を無料で行っています。
独特の伝統工芸と文化遺産の城下町にふれるコース(結城市)
歴史ある伝統工芸や名物が今も息づく結城市。タイムスリップしたかのようなノスタルジックな街並みを、そぞろ歩きで楽しむ日帰りコース。施設やお店を訪れて文化と伝統に触れ、地元の人との交流を楽しむ。そんなのんびり観光は、デートや女子旅にぴったりです。
ユネスコ無形文化遺産に登録された日本最古の高級絹織物・結城紬の展示や、ショップやカフェを併設するミュージアム「つむぎの館」で機械織体験、明治初期の見世蔵を利用したギャラリー喫茶「GALLERY&Cafe壱の蔵」ではインスタ映えする華やかなお弁当でランチを堪能できます。また、江戸時代建造の酒「結城酒造」や結城名物・ゆでまんじゅうが並ぶ「結城市内和菓子店」ではお買い物を、味噌屋「秋葉糀味噌醸造」では1832年創業の国登録有形文化財に指定される見世蔵の見学を楽しんで。ラストは、結城駅前に立つ、国内初となるタイのコーヒーショップ「ドイトンコーヒー」に立ち寄って、ドリンクと一緒にパンやアイスクリームも注文してホッと一息つきましょう。
ネモフィラが話題の国営ひたち海浜公園や、偕楽園、筑波山、袋田の滝など人気の観光スポット。常陸牛や納豆、あんこう鍋などのご当地グルメ。各地の温泉やホテル旅館などなど、ランキングでははかれない魅力の数々を茨城県公式観光サイトがご紹介します。
メロン狩りにメロンスイーツ!鉾田でメロンづくしコース(鉾田市)
茨城は、23年連続生産量日本一を誇るメロンの大産地。このコースは、メロンの生産が盛んな鉾田市でメロンを求めてグルメドライブを楽しむ日帰りコースです。茨城の各地方で豊富な種類のメロンが栽培されているため、4月から10月と長い期間、旬のメロンを味わうことができるので、季節をずらして訪れるのもおすすめです。
県内でも有名な観光農園「フォレストパーク メロンの森」で、メロンの試食とメロン狩りを楽しみ、お土産のメロンもゲット。コースによっては、試食数や収穫数、持ち帰る個数が異なるのでしっかり吟味して予約をしましょう。日本初のVRメロン狩りで知られる深沢農園が営む農家カフェ「ファームパティスリー・ル・フカサク」では、半分にカットしたメロンにミックスメロンやフルーツを乗せたパフェやメロン農家のフルーツポンチを頬張り、メロンピューレがたっぷり入ったメロン型バウムやゼリーをお土産に。ラストは「JAかしまなだ ファーマーズマーケットなだろう」で品種豊富に揃うメロンを物色。途中、温泉施設「ほっとパーク鉾田」やランチも取れる「鹿島灘海浜公園」にも立ち寄るので、充実した1日が過ごせます。
ネモフィラが話題の国営ひたち海浜公園や、偕楽園、筑波山、袋田の滝など人気の観光スポット。常陸牛や納豆、あんこう鍋などのご当地グルメ。各地の温泉やホテル旅館などなど、ランキングでははかれない魅力の数々を茨城県公式観光サイトがご紹介します。
東国三社でパワーチャージコース(鹿行エリア、千葉県香取市)
日本でも指折りの歴史と格式を持つ「鹿島神宮」、「香取神宮」、そしてその二社と縁の深い「息栖神社」をめぐる、東国三社参りコースです。このコースは、パワーみなぎる東国三社の参拝をしつつ、観光スポットにも立ち寄ります。1泊2日、神様とゆっくり向き合えるので、新しいことをスタートしたい!今の生活や自分を変えたい!最近、なんだかついてない、そんな方におすすめです。
関東屈指のパワースポットとして知られる「東国三社」。「鹿島神宮」は“すべての始まりの地”とされることから人生のターニングポイントにご利益があります。「香取神宮」は勝運・交通・災難除けなどにご利益があり、境内には鹿島神社の要石と地中でつながっているとされる霊石「要石」や前に進む力を与える神霊「荒御魂」を祭る「奥宮」など、パワースポットが点在。「息栖神社」は旅行や交通、海上の安全、除災招福などのご利益があり、ご神体の「忍潮井」は男瓶と女瓶の2つの井戸で、それぞれの井戸に埋められた瓶が良く見えると更なるご利益が得られるとされています。東国三社めぐりだけに特化すれば、日帰りも可能。バスツアーも出ています。
ネモフィラが話題の国営ひたち海浜公園や、偕楽園、筑波山、袋田の滝など人気の観光スポット。常陸牛や納豆、あんこう鍋などのご当地グルメ。各地の温泉やホテル旅館などなど、ランキングでははかれない魅力の数々を茨城県公式観光サイトがご紹介します。
いばらきの絶景コース(県北・県中・県南エリア)
世界一の高さを誇る「牛久大仏」や、“西の富士、東の筑波”と称される「筑波山」、神秘的な光景が広がる「神磯の鳥居」など、いばらきの絶景スポットを網羅した1泊2日コース。このコースは県北・県中・県南とエリアをまたぐので、マイカーやレンタカーの移動がおすすめです。
「牛久大仏」では全長120mの大迫力のお姿を見上げるだけでなく、胎内拝観ができ、地上85mの大仏の胸の位置から外を眺めることもできます。約30分の霞ヶ浦クルーズ「ホワイトアイリス号」は冬季になると“こたつクルーズ”になったり、「筑波山」は秋冬限定で日本夜景遺産の夜景が眺められたり、「神磯鳥居」は初日の出スポットとして人気があったりと、季節限定の楽しみ方も。季節や時間によって異なる感動の絶景を目と心、カメラに残しましょう。
ネモフィラが話題の国営ひたち海浜公園や、偕楽園、筑波山、袋田の滝など人気の観光スポット。常陸牛や納豆、あんこう鍋などのご当地グルメ。各地の温泉やホテル旅館などなど、ランキングでははかれない魅力の数々を茨城県公式観光サイトがご紹介します。
茨城観光は日帰りもいいけれど、連泊がおすすめ
人気観光施設に絶景スポット、グルメと、観光に事欠かさない茨城。しかし、施設が古今東西に広がっていることや、ひとつ、ひとつの施設が見ごたえがあることから、日帰りではせいぜい2か所回れるくらいです。もっとたくさんの場所を訪れたい、もっとディープに茨城を楽しみたいときは、連休や長期休暇を使った連泊旅がおすすめです。旅をプランニングして、茨城を大いに楽しみましょう。
この記事のキーワード
この記事のライター
イラストも文章も手掛けるフリーのイラストレーター。