ロードバイク用ホイールの人気おすすめ15選
ロードバイクの性能を左右する重要なパーツの一つがホイール。グレードアップすることで走行性能や乗り心地が向上しシルエットも引き締まるアイテムですが、いざ交換するとなるとサイズ・スペック・デザインなど様々でセレクトに迷います。今回はロードバイク用ホイールの選び方などについて解説してからおすすめするモデルをご紹介しましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.riogrande.co.jp
ロードバイクのホイールを交換して走行性能もアップ
ロードバイクを構成する重要なパーツで、走行性能や推進力に大きく影響するホイール。軽量・高剛性なモデルに交換することで走行性能が向上し、デザイン性の高いモデルならシルエットも引き締まります。
一言でロードバイク用ホイールといっても素材・サイズ・スペック・デザインなど様々でセレクトに迷うところ。この記事ではロードバイク用ホイールの選び方などについて最初に解説、それからおすすめモデルをご紹介しましょう。
ロードバイク用ホイールとは
車輪中央にあるハブとタイヤを装着するリムをスポークでつなぐのが一般的な自転車のホイール。ハブにはスムーズに回転させるためベアリングが備わっており、スポークは組み方によって特性やデザインが異なります。そしてリムはスチール・アルミ・カーボンなどで造られており、ロードバイク用はアルミかカーボンが主流。装着するタイヤの種類によってリムの形状が異なり、リムブレーキ用とディスクブレーキ用があります。
ロードバイク用ホイールの選び方
リムの素材・価格・規格
ロードバイク用ホイールリムの材質は主にアルミかカーボンで、素材によってブレーキシューも異なります。
【アルミ】軽量かつ高剛性で耐久性も高く最初のリプレイスにおすすめ。リーズナブルな価格設定のエントリーモデルも用意されており、初中級者に好適なモデルが揃っています。
【カーボン】アルミリムよりも更に軽量で剛性が高くスピードを求める方には好適。反面アルミに比べて耐用年数は短いといわれており価格もかなり高価、上級者やレーサー向けといえるでしょう。
【規格】WO:ワイヤードオンやHE:フックドエッジなどの規格がありリムの形状が異なりますが、ロードバイクは基本的にWO規格です。
リムハイトとリム幅
【リムハイト】リムの高さを表す数値で、高いと空力性に優れ剛性が高くなりますが重量は増加します。低いとホイール自体が軽量になるため漕ぎ出しも軽くなりますが、剛性との兼ね合いから25~30mm前後のリムハイトがおすすめです。
【リム幅】リム幅によって装着できるタイヤ幅が異なり、ナローリムの15Cとワイドリムの17Cが主流。昨今のトレンドはワイドリムの17Cで概ね25~50mm幅のタイヤに対応、空力・剛性とも向上しています。
タイヤの種類
タイヤは3種類でそれぞれにリムの形状が異なり、例えばクリンチャー用のホイールにチューブレスタイヤを装着することはできません。ただし、クリンチャー・チューブレス両方に対応した2ウェイフィットや2ウェイフィットレディといったホイールも用意されています。
【クリンチャー】チューブとタイヤが別々になっているタイプ。パンクしてもチューブの修理や交換が容易で広く普及しているため入手しやすいこともポイント、初中級者にもおすすめです。
【チューブレス】チューブがなくタイヤに直接空気を入れるタイプ。耐久性が高くリム打ちパンクのリスクは低いですがパンク時の修理や交換の難易度が高いです。
【チューブラー】タイヤとチューブが一体化していてリムセメントなどを用いてリムに固定するタイプ。軽量でレース使用にも好適ですが、リムへの取り付けやパンク修理の難易度が高くなります。
おすすめするロードバイク用ホイール15モデル
サイズやスペックなど様々なロードバイク用ホイール、タイヤタイプ別におすすめするモデルをご紹介しましょう。
【クリンチャー】
広く普及し汎用性が高いクリンチャー用を9モデルご紹介します。
1. カンパニョーロ「KHAMSIN C17 WO」
リーズナブルな価格設定がされたカンパニョーロのエントリーモデルが「KHAMSIN C17 WO」。スポークはフロントがラジアルでリヤはカンパニョーロの特徴でもあるG3パターン、オーバーサイズフランジやC17リムを採用したクラスオーバーなスペックのモデルです。
【スペック】
タイプ :KHAMSIN C17 WO (F+R)シマノ(2019)
リム :アルミ17C
ブレーキ:リム
タイヤ幅:25~50mm
重量 :1806g
価格 :30,000円(税別)
2. カンパニョーロ「SCIROCCO C17 WO」
35mmのハイトがあり、カンパニョーロ&シロッコのロゴが目を引く「SCIROCCO C17 WO」。フロント・ラジアル&リヤ・G3で軽量・高剛性かつエアロダイナミクス性に優れており、様々なコースに対応できるオールラウンドなモデルです。
【スペック】
タイプ :SCIROCCO C17 WO (F+R) シマノ(2018)
リム :アルミ17C
ブレーキ:リム
タイヤ幅:25~50mm
重量 :1775g
価格 :48,000円(税別)
3. カンパニョーロ「ZONDA C17 WO」
カンパニョーロのベストセラーとして高い人気を誇る「ZONDA C17 WO」。スポークはステンレスストレートプルエアロでフロント・ラジアル&リヤ・G3のパターン、妥協なく造り込まれたパフォーマンスを発揮するモデルで多くのプロライダーがトレーニングに用いています。
【スペック】
タイプ :ZONDA C17 WO (F+R) カンパ
リム :アルミ17C
ブレーキ:リム
タイヤ幅:25~50mm
重量 :1596g
価格 :66,000円(税別)
4. カンパニョーロ「ZONDA DB」
カンパニョーロ・ディスクブレーキ・プロジェクトが初めて造り出した「ZONDA DB」。前後ともG3パターンでリムに刻印されたブランドロゴが目を引く仕上がり、リムブレーキ用ホイールが持つパフォーマンスを継承するオールラウンドなモデルです。
【スペック】
タイプ :ZONDA DB (F+R)センター(QR)シマノ
リム :アルミ17C
ブレーキ:ディスク
タイヤ幅:25~50mm
価格 :87,000円(税別)
5. フルクラム「Racing 5 WO」
新たなデザインを得てハイパフォーマンスに進化したフルクラム「Racing 5 WO」。前後でハイトの異なるリムにステンレス・ダブルバテッドのスポークをセット、リヤは17Cワイド非対称リムプロファイルで剛性を強化、優れたレスポンスを発揮します。
【スペック】
タイプ :Racing 5 WO
リム :アルミ17C
ブレーキ:リム
タイヤ幅:25~50mm
重量 :1650g
価格 :42,000円(税別)
6. フルクラム「Racing 4 WO」
35mmハイトのミッドプロファイル軽量リムを持つフルクラム「Racing 4 WO」。ステンレス・ダブルバテッドスポークを使いリヤはフルクラム独自の2:1パターンで伝達効率をアップ、様々な地形に対応する汎用性とパフォーマンスを発揮します。
【スペック】
タイプ :Racing 4 WO
リム :アルミ17C
ブレーキ:リム
タイヤ幅:25~50mm
重量 :1725g
価格 :54,000円(税別)
7. シマノ「WH-RS100-CL」
リーズナブルな価格で通称"鉄下駄"と呼ばれるシマノ「WH-RS100-CL」。旧モデルからワイドリム化と軽量化を実現しており、同クラスでは他にはないオフセットリムを採用、通勤・通学など普段使いに好適なモデルです。
【スペック】
タイプ :シマノ WH-RS100 クリンチャー シマノ/スラム用 前後セット
リム :アルミ17C
ブレーキ:リム
タイヤ幅:23-622~32-622
重量 :1897g
価格 :13,400円(Amazon)
8. マヴィック「アクシウム」
プレミアムホイールのテクノロジーを搭載し、日々のライディングでパフォーマンスを発揮するマヴィック「アクシウム」。ロープロファイルなワイドリムはS6000アルミ製で、高強度かつ高剛性なストレートプルスポークを組み合わせます。高耐久なハブはロングライドに信頼感を与え、日常のライディングをより上質なものにしてくれるでしょう。
【スペック】
タイプ :アクシウム ペア
リム :アルミ17C
ブレーキ:リム
タイヤ幅:~32mm
重量 :1840g
価格 :35,000円(税別)
【チューブレス】
高耐久でパンクリスクの低いチューブレス用を4モデルご紹介します。
9. マヴィック「KSYRIUM S」
先代モデルよりも60gの軽量化をしながら剛性を向上し、USTチューブレステクノロジーによってタイヤ着脱が容易なマヴィック「KSYRIUM S」。6061よりも高強度な独自のアルミ合金マクスタルを採用し、フロント・ラジアル&リヤ・イソパルスのパターンで軽量なフラットスポークをセットします。コンシールされた溶接痕をはじめ、マットペイントされたハブやディープブラックのスポークがスピード感を際立たせる仕上がりです。
【スペック】
タイプ :Ksyrium S ペア
リム :アルミ19mm
ブレーキ:リム
タイヤ幅:25~32mm
重量 :1570g
価格 :60,000円(税別)
10. マヴィック「COSMIC SL 40」
扱いやすいUSTチューブレステクノロジーを採用し、優れた空力性と加速性を発揮するマヴィック「COSMIC SL 40」。低慣性で軽量なカーボンリムにダブルバテッドのスポークを組み合わせて加速とレスポンスを向上、高い制動力と信頼性を持つiTgMAXブレーキトラックを採用しました。旧モデルより80gの軽量化を実現、手作業で造り出される逸品です。
【スペック】
タイプ :Cosmic SL 40 ペア
リム :カーボン19mm
ブレーキ:リム
タイヤ幅:25~32mm
重量 :1600g
価格 :160,000円(税別)
11. シマノ「WH-RS500-TL」
メンテナンス性に優れたデジタルアジャストシステムを採用するシマノ「WH-RS500-TL」。幅広いバイクに対応するナローリムでエアロ形状のバテッドスポークをセット、軽量&高剛性に仕上がっており高い駆動力を発揮します。リーズナブルな価格も魅力、ステップアップに好適なオールラウンドホイールです。
【スペック】
タイプ :WH-RS500-TL 前後セット
リム :アルミ15C
ブレーキ:リム
タイヤ幅:23-622~32-622
重量 :1649g
価格 :46,000円(Amazon)
12. シマノ「WH-RS770-TL」
メンテナンス性が良好で取り付けやすいセンターロック・マウント仕様のシマノ「WH-RS770-TL」。アルミにカーボンラミネートを施したリムにバテッドスポークを組み合わせてリヤはOPTBALスポークシステムを採用、軽量・高剛性なロードE-スルーアクスルとサイレンスFHを搭載します。
【スペック】
タイプ :WH-RS770-TL 前後セット
リム :カーボンラミネートアルミ17C
ブレーキ:ディスク
タイヤ幅:25-622~38-622
重量 :1637g
価格 :64,000円(Amazon)
【2ウェイフィット】
クリンチャーとチューブレス両方が使える2ウェイフィットを3モデルご紹介します。
13. カンパニョーロ「SCIROCCO DB」
リムテープやチューブレスバルブを使用することでチューブレスタイヤを使用できる2-Way Fit Ready仕様のカンパニョーロ「SCIROCCO DB」。19Cというワイドリムを採用し前後ともストレートヘッドスポークのG3パターン、空力性・安定性ともに高く快適なライディングを楽しめます。
【スペック】
タイプ :SCIROCCO DB (F+R)センター(スルー)シマノ
リム :アルミ19C
ブレーキ:ディスク
タイヤ幅:25~50mm
重量 :1739g
価格 :68,000円(税別)
14. フルクラム「Racing 3 DB 2WAY」
フルクラムがラインナップするアルミリム+ステンレススポークの上級モデルで、プレミアムな「RACING ZERO」よりも25%快適な「Racing 3 DB 2WAY」。19CのワイドリムはR2切削加工によって軽量化と高剛アップを実現、耐久性・安定性・防塵性に優れたオールラウンドなホイールです。
【スペック】
タイプ :Racing 3 DB 2WAY(F+R)センターロック
リム :アルミC19
ブレーキ:ディスク
タイヤ幅:23~42mm
重量 :1660g
価格 :86,000円(税別)
15. フルクラム「WIND 40 DB」
優れた空力性能と安定性で様々なステージに対応するフルクラム「WIND 40 DB」。単一方向で繊維が並ぶUD仕様のワイドなフルカーボンリムでハイトは40mm、ステンレス・ダブルバテッドのスポークで組み上げられます。
【スペック】
タイプ :WIND 40 DB
リム :カーボン19mm
ブレーキ:ディスク
タイヤ幅:23~50mm
重量 :1620g
価格 :168,000円(税別)
ホイール交換で走りも気分も変える
ロードバイクの重要なパーツであり走行性能を左右するホイール。ホイールを交換することでライディングも気分もグレードアップ、新しいホイールで走り出してみませんか。
※ 掲載内容は執筆時点、スペック・価格等は参考で変更になる場合があります。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。