【山形】露天風呂付き客室のある高級温泉旅館おすすめ10選
全市町村から温泉が湧出しているといわれ、県内各地に様々な名湯が揃う山形県。各地の温泉にはカップルやファミリーで気兼ねなく湯を愉しめる露天風呂付き客室を備える宿もあり、風情ある客室で過ごす一時と土地ならではの美食が供されています。この記事では山形県でおすすめする露天風呂付き客室のある高級温泉宿をご紹介しましょう。
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アイキャッチ画像出典:takinami.co.jp
山形でおすすめする露天風呂付き客室のある高級温泉宿
出典:sansyuyu.jp
全ての市町村で温泉が湧出しているといわれ、国内屈指の温泉王国として名を馳せている山形県。ドラマの舞台となった銀山温泉や国宝の羽黒山五重塔といった名所や旧跡もあり、佐藤錦に代表されるサクランボや米沢牛など土地ならではのグルメも魅力的です。
各地の温泉にはプライベートな湯を愉しめる露天風呂付き客室を備える宿もあり、カップルやファミリーに人気。上質な設えの客室で寛ぎの時を過ごし、四季折々の美食を味わうことができます。今回は山形県で露天風呂付き客室を設えた高級温泉宿を厳選、おすすめする客室とあわせてご紹介しましょう。
1. 湯野浜温泉「游水亭いさごや」
平安時代の開湯と伝わり、県内のかみのやま温泉や福島の東山温泉とあわせて奥羽三楽郷と呼ばれる湯野浜温泉。海沿いに温泉宿が立ち並んでおり、湯野浜海水浴場の前に「游水亭いさごや」が宿を構えています。
日本海を望む客室が揃う中からおすすめするのは「和風スイートルーム」で、12.5帖の和室にミニライブラリーを備えたリビングダイニングの組み合わせ。檜の内風呂と展望露天樽風呂を設えており、茜色に染まる空と海を眺めながら湯に浸かれます。
出典:www.ikyu.com
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「游水亭いさごや」では、各月のテーマ食材をメインに豊かな旬菜で彩る庄内浜海席などの美食を取り揃えます。日本海の海幸や庄内が育んだ山・川の幸など、吟味された食材から持ち味を引き出した品々は滋味あふれる味覚。陶芸家で美食家としても知られる北大路魯山人の器で供される膳も用意します。
【基本情報】
住所 :鶴岡市湯野浜1-8-7
電話 :0235-75-2211
客室 :和風スイートルーム
宿泊料金:35,200円~(1泊2食付き)
2. 瀬見温泉「観松館」
武蔵坊弁慶による開湯と伝わり、小国川沿いに温泉街を形成する瀬見温泉。温泉街の周辺は成合淵と呼ばれる明媚な渓谷で、義経通りと成合淵の間に江戸時代の創業といわれる老舗「観松館」が建っています。
温泉露天風呂付客室は「七宝倶楽部」と呼ばれる7室を揃えており、おすすめは「ほたるの里」。レトロな趣を感じさせる和室にシモンズ製ベッドを備えた和洋風ツインタイプで、小上がりのようなダイニングが風趣、テラスには陶器の露天風呂を設えています。
「観松館」では、山形が誇る季節の食材を駆使して料理長が腕を振るう月替わりの会席料理を用意します。清流で育った鮎・岩魚や山菜・茸をはじめ、地域に受け継がれた伝承野菜など滋味あふれる旬菜が秀逸な一皿に。美食と相性のよい地酒や焼酎も取り揃えました。
【基本情報】
住所 :最上郡最上町瀬見温泉987
電話 :0233-42-2311
客室 :七宝倶楽部 ほたるの里
宿泊料金:44,000円~(1泊2食付き)
3. 銀山温泉「銀山荘」
江戸時代初期に銀山の坑夫によって発見されたと伝わり、閉山後に湯治場として栄えた銀山温泉。大正浪漫の香るレトロモダンな風情ある温泉宿が立ち並ぶ温泉街で、入口の山間に「銀山荘」が宿を構えています。
銀山川や山々を望む客室の中から、おすすめするのは「半露天寝湯付き客室」。広縁を備えた和室は落ち着いた風情を感じさせ大きな窓から望むのは幽谷の景色、明媚な風景と湯を愉しめる半露天の寝湯を設えています。
出典:www.ikyu.com
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「銀山荘」の夕餉は、山形を彩る季節の旬菜をふんだんに盛り込んだ和食膳。やわらかくキメ細やかな肉質の黒毛和牛陶板焼きをはじめ郷土の食材が滋味に満ちた料理の数々に、美食を引き立てる地酒も揃えます。
【基本情報】
住所 :尾花沢市大字銀山新畑85
電話 :0237-28-2322
客室 :半露天寝湯付き客室
宿泊料金:20,500円~(1泊2食付き)
4. 天童温泉「天童荘」
明治44年に開湯し、かつては源泉のある地区名から鎌田温泉と呼ばれた天童温泉。天童駅の東側に温泉宿が点在しており、温泉通り沿いに明治初期に創業した老舗「天童荘」が立地しています。
客室は「東亭」と数寄屋造りの離れ「離塵境」にあり、おすすめは「東亭」の「特別室」。和室+リビング+ベッドルームで伝統的な和の設えと機能美が調和した空間、風情ある石造りの半露天風呂で湯を満喫できます。
「鰻や」として創業した「天童荘」では、受け継がれた「鰻の蒲焼き」をはじめ山形の旬菜で月替わりの懐石料理を用意。三大和牛に数えられる米沢牛や山形を代表する米・つや姫など素材を厳選、二十四節気を表す至福の品々が供されます。
【基本情報】
住所 :天童市鎌田2-2-18
電話 :023-653-2033
客室 :東亭 特別室
宿泊料金:44,000円~(1泊2食付き)
5. かみのやま温泉「月の池」
長禄2年(1458年)に鶴が傷を癒していたことから発見されたと伝わるかみのやま温泉。開湯伝説にちなんで鶴脛の湯とも呼ばれた温泉で、武家屋敷通りの近くに花明りの宿「月の池」があります。
露天風呂付き客室は”大人の休日”をテーマに3室を用意しており、おすすめは「アマリリス」です。広縁を備えた8帖の和室にツインベッドの和モダンな雰囲気で、ウッドデッキにはリゾートテイストな露天風呂。湯は源泉掛け流しで薔薇の花弁を浮かべる心憎い演出も魅力的です。
「月の池」では、山形や東北の食材を取り入れて斬新な発想で粋な和食を取り揃え。庄内の海幸や米沢牛をはじめ吟味された地の幸が季節を彩る一皿に、四季で献立が替わる大地の手料理をどうぞ。
【基本情報】
住所 :上山市湯町3-10
電話 :023-672-2025
客室 :アマリリス
宿泊料金:26,400円~(1泊2食付き)
6. かみのやま温泉「名月荘」
江戸時代には上山藩が置かれ、羽州街道の宿場町としても賑わったかみのやま温泉。温泉街は7つの地区で構成されており、葉山に「名月荘」が宿を構えています。
ガーデンビューの風呂や半露天風呂を備えた客室が揃う中で、おすすめは蔵王ビュー半露天風呂付客室の「鼓」です。泰然とした和室とナチュラルな雰囲気のリビングにテラスも設えて、明媚な庭と雄大な蔵王連峰を望む造り。広々とした半露天風呂でゆったりと寛げます。
「名月荘」で供されるのは、四季折々の恵まれた食材で仕立てる名月荘流の日本料理。地元の山幸や三陸の海幸をはじめ多彩な旬菜を駆使して春夏秋冬を感じる一皿に、1日8名限定で料理人が目の前で調理する「カウンターダイニング游」も利用できます。
【基本情報】
住所 :上山市葉山5-50
電話 :023-672-0330
客室 :鼓
宿泊料金:39,500円~(1泊2食付き)
※ カウンターダイニング游は有料
7. かみのやま温泉「古窯」
温泉街の葉山地区で、恋人の聖地として知られる花咲山展望台の麓に建つ「古窯(コヨウ)」。館の敷地で発見された奈良時代の窯跡にちなんだ温泉宿で、館内の随所を生け花が彩ります。
18種類の多彩な客室からおすすめするのは、リニューアルしたばかりの「6F露天風呂付和洋室」。畳敷きのリビング+ベッドベッドルームはやわらかな灯りに照らされた和の空間、ベッドは定評あるシモンズ製で広々とした造りの露天風呂は温泉、上質な寛ぎを享受できます。
「古窯」では、匠の料理人が山形の”風土・風景・風味”を表現する味覚を取り揃えます。契約農家から仕入れる朝採れの有機野菜やこだわりの米・つや姫をはじめ、キメ細かい肉質と旨味が際立つ米沢牛・山形牛など地の素材を厳選。3つの”風”を感じる口福の品々が供されます。
【基本情報】
住所 :上山市葉山5-20
電話 :023-672-5454
客室 :6F露天風呂付和洋室
宿泊料金:51,000円~(1泊2食付き)
8. 赤湯温泉「山茱萸」
出典:sansyuyu.jp
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平安時代に源義綱によって開湯したと伝わる赤湯温泉は、源義綱の家臣が傷を癒したところ湯が血で赤く染まったことから赤湯と呼ばれたのだとか。赤湯温泉通り沿いに「山茱萸(サンシュユ)」が佇んでいます。
客室は全てに露天風呂が付く僅か7室で、おすすめするのは「都忘れ」です。順徳天皇によって命名された花の名を冠する客室は、主室+寝室+ベッドルームで渡り廊下とリビングが囲む庭園も設え。勾玉を模ったような露天風呂を庭園に用意しており風雅な湯を愉しめます。
出典:sansyuyu.jp
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「山茱萸」で供されるのは、食材の宝庫である山形の”本物の旬”を知る月替わりの懐石料理です。春の山菜から夏の川魚へ、そして秋の茸や冬の海幸まで多彩な旬味と、極味を持つブランド牛や滋味の野菜をマリアージュ。恵まれた風土を味わう至福の品々が並びます。
【基本情報】
住所 :南陽市赤湯740
電話 :0238-43-3020
客室 :都忘れ
宿泊料金:31,350円~(1泊2食付き)
9. 赤湯温泉「森の湯」
共同浴場の大湯が弘法大師によって開かれたと伝わる赤湯温泉。温泉街の中心部に広大な敷地と庭園を擁し、江戸時代から続く老舗の「森の湯」が宿を構えています。
離れ風の露天風呂付き客室が揃う中から、おすすめするのは他の客室よりも一回り大きな「わらべ」です。琉球畳を敷いた和洋室+ベッドルームに加えて、プロジェクタールームやプライベートダイニングまで用意する豪華な造り。広めの露天風呂は信楽焼でゆったりと湯に浸かれます。
「森の湯」では、山形の旬味や郷土の手料理を大切にプライベートダイニングで晩餐を用意。季節の地野菜や米沢牛をはじめとした山形の味覚を「森の湯」風にアレンジ、心躍る美食の数々で口福が満たされます。
【基本情報】
住所 :南陽市赤湯548
電話 :0238-43-2057
客室 :わらべ
宿泊料金:26,400円~(1泊2食付き)
10. 赤湯温泉「山形座 瀧波」
江戸時代には米沢藩の湯治場としても栄え、藩主のために御殿湯も置かれた赤湯温泉。温泉街の東側で重厚な日本建築の佇まいを見せるのが「山形座 瀧波」です。
客室はそれぞれに趣の異なる3タイプがあり、おすすめは「KURA」の「KURA04」です。1階がリビングで2階がベッドルームのメゾネットで、板蔵の造りを活かした和モダンの設えに逸品の調度を配した上質な空間。リビングの先には専用の庭を設けており、風趣な蔵王石の露天風呂で源泉の湯を愉しめます。
「山形座 瀧波」では料理長自らが山菜を採りに山に入り、今この時だけの旬を求めた妙味を取り揃えます。その味わいが感動を与える米沢牛や、滋味に満ちた旬菜が匠の技で至高の味覚に昇華。マリアージュする地酒やワインも揃えており、ダイニング「1/365」で五感が冴える美食と出会うことができます。
【基本情報】
住所 :南陽市赤湯3005
電話 :0238-43-6111
客室 :KURA04
宿泊料金:32,800円~(1泊2食付き)
温泉王国の湯と美食を愉しむ山形
歴史ある老舗からモダンな温泉宿まで、山形には露天風呂付き客室を備える宿が多彩に揃っています。名湯の湯に気兼ねなく浸かり、口福の美食を味わう、山形でいつもより贅沢な旅をいかがでしょう。
※ 掲載内容は執筆時点、価格・基本情報等は参考で変更になる場合があります。
※ 料金や利用時間などはプランや日程により変動する場合があります。
※ 宿泊料金は標準的なプランで1室2名利用時の1名分が目安です。
※ 掲載画像と実際のプラン等は一致しない場合があります。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。