60年代ファッションコーディネート徹底解説【特徴やトレンドまで】

メンズおすすめの60年代のファッションコーディネートを紹介します。コーディネートだけでなく60年代のファションシーンの特徴まで紹介するので、現代のファションシーンだけでなく過去のファションシーンにも興味があるという方はぜひ、この記事を参考におしゃれなコーディネートを組んでみてください。

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60年代の社会状況

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60年代の日本は現在の50代~60代の方々が生まれた時代であり、戦後の日本経済が大きく成長を遂げた「高度経済成長期」に当たります。そんな激動の時代の中で、1960年に今や民衆の娯楽として一つとして欠かすことのできない、カラーテレビの放送が開始されるなど、徐々にテレビが一般家庭に普及していった時期に当たります。
1964年には東京オリンピックが開催され、東洋の魔女と呼ばれた日本女子バレーボールが金メダルを獲得するなど、日本はソ連、アメリカに続き3番目のメダル受賞数となりました。そんな激動の時代の中でファッションシーンではアイビールックやヒッピースタイルが流行するなど、現代にも通ずる様々なファッションスタイルが生まれました。

60年代のメンズファションの特徴

60年代のメンズファッションの特徴を紹介します。特徴的なアイテムからコーデの軸となったアイテムまで幅広く紹介するので、ぜひ、参考にしてみてください。

イギリスのユースカルチャーから生まれたモッズファッション

出典:www.pinterest.com.mx

イギリスの低所得者層を中心に一大ブームとなったモッズファッション。日本では1966年に初来日したBeatlesの影響で広まったと言われており、現代のファッションシーンでも人気のファションスタイルです。モッズファッションは細身のスーツをテーラー、細身のシャツ、股上の浅いスリムパンツ、ブーツなどをコーディネートの軸として使用しています。また、スクーターを乗る際にお気に入りのスーツが汚れない様に、米軍で使用されていた「M-51(モッズコート)」を着用したことで「M-51」もモッズファッションには欠かすことのできないアイテムとなりました。モッズファッションを詳しく知りたいちう方は、1979年に公開された青春映画「さらば青春の光」を見ることをおすすめします。

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8つの名門私立大学から生まれたアイビールック

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50年代のアメリカが生まれ、60年代の日本で爆発的な人気となったアイビールック。アイビールックとはアメリカ東海岸にある8つの名門私立大学からなるアイビーリーグに由来するファッションスタイルのことで、紺の3つボタンジャケット、ボタンダウンシャツ、コットンパンツ、バミューダパンツ、ローファーなどのアイテムを使用したジャケット中心のトラッドファッションです。日本では本家アメリカのアイビールックを元に独自のファッションスタイルが生み出されるなど、日本のファションシーンの発展に大きく貢献したファッションスタイルでもあります。

男性ファッションに革命を起こしたピーコックファッション

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ピーコックファッションとはアメリカのデュボン社の提唱に始まったメンズのファッション化、個性化の動きから生まれたファッションスタイルのことで、ダークスーツ全盛時代の中でドレスシャツとネクタイのカラフル化が進められるなど、メンズファッションがまるで雄くじゃく(ピーコック)の様にカラフルな色彩へと変化していきました。ピーコックファッションは60年代以降のメンズファッションのカラフル化へと大きく貢献しました。

60年代のおしゃれなコーディネート

カジュアルなコーディネートからキレイめコーディネートまで、60年代のファションスタイルを参考にしたおしゃれなコーディネートを紹介します。

シャツ×ショーツ×ローファー

出典:www.ivy-style.com

ボタンダウンシャツにショーツを合わせたキレイめコーディネート。シャツ、ショーツ共にビッグシルエットのアイテムを選びことで今っぽい雰囲気の着こなしに仕上がっています。足元にはスエード素材のローファーを合わせて大人っぽくコーディネートを引き締めています。アイビールックが好きな方は、ぜひ、参考にしてみてください。

ジャケット×ショーツ×デッキシューズ

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爽やかなアイスブルーのジャケットにマドラスチェックのショーツを合わせたジャケパンコーディネート。アイビールックにおいてマドラスチェックのアイテムは欠かすことのできないアイテムです。ネクタイに取り入れたりこちらのコーディネートの様にショーツで取り入れたりと、マドラスチェックのアイテムをコーディネートに取り入れることでシンプルなコーディネートに上手くアクセントを加えることが出来ます。

ジャケット×ショーツ×ローファー

出典:www.pinterest.jp

ジャケットにショーツを合わせた爽やかなコーディネート。60年代のファッションシーンは多彩な色遣いが特徴であり、本来のメンズファッションでは基本的には3色以内に抑えることが理想とされていますが、思い切って多色コーディネートに挑戦することをおすすめします。多色コーディネートはどうしてもコーディネートの印象がちぐはぐに見えてしまうので、なるべくシンプルなデザインのアイテムでコーディネートを組むことをおすすめします。

ポロシャツ×チノパン×スニーカー

出典:www.fashionbeans.com

ポロシャツにチノパンを合わせたカジュアルなコーディネート。英国のファッションブランド「Fred Perry」のポロシャツは夏に欠かすことのできないアイテムであり、モッズファッションにおいても多くの方々が取り入れていたアイテムです。カジュアルなコーディネートなので、足元にはレザー素材のスニーカーを取り入れて、大人っぽくコーディネートを引き締めています。

ポロシャツ×スラックス×ローファー

出典:lookastic.com

ホワイトのポロシャツにネイビーのスラックスを合わせた爽やかなコーディネート。60年代のファッションスタイルにおいてポロシャツは欠かすことのできないアイテムであり、インナーとしてもアウターとしても活躍するので、ポロシャツをそこまで持っていないという方は、何着か揃えておくことをおすすめします。ポロシャツを使ったコーディネートに悩んでいる方は、ぜひ、参考にしてみてください。

メンズポロシャツおすすめ人気ブランド決定版【ビジネスシーンにも】 | VOKKA [ヴォッカ]

メンズの定番アイテムの1つであるポロシャツですが、ブランドの数が多いので選ぶときに困ったことのある経験があると思います。デザインや素材、シルエットの違いまで注目してブランドを取り上げます。ポロシャツを選ぶときのポイントからそれぞれのブランドの特徴まで、まとめて解説するので、ポロシャツ選びに迷いたくない男性は必見です。

ブルゾン×スラックス×レザーシューズ

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バーガンディのブルゾンにネイビーのスラックスを合わせたキレイめコーディネート。現在はオーバーシルエットのアイテムが流行していますが、60年代のファッションシーンではモッズファッションの影響もあり、細身のアイテムが流行していました。カジュアルなアイテムを使用したコーディネートであっても、タイトな着こなしを意識すれば大人っぽいコーディネートに仕上げることができるので、ぜひ、参考にしてみてください。

ブルゾン×チノパン×ローファー

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ブルゾンにチノパンを合わせたカジュアルなコーディネート。カジュアルにもキレイめにも着こなしやすい短丈のブルゾンはアイビールックに欠かすことのできないアイテムです。インナーにスウェットシャツを合わせればカジュアルに、ボタンダウンシャツやポロシャツを合わせればキレイめに着こなすことができるので、ぜひ、参考にしてみてください。

ジャケット×チノパン×ローファー

出典:www.pinterest.jp

ネイビーのジャケットにチノパンを合わせたカジュアルなジャケパンコーディネート。ネイビーのジャケットはアイビールックに欠かすことできないアイテムです。こちらのコーディネート。では総柄のチノパンを合わせることでジャケットをカジュアルに着崩しています。足元にはブラウンのローファーを合わせて大人っぽくコーディネートを引き締めています。

ブルゾン×ジーンズ×ローファー

出典:www.pinterest.jp

ブルゾンにジーンズを合わせたカジュアルなコーディネート。コーディネートがカジュアルになりすぎない様にインナーにはセーター、シャツを合わせて大人っぽいコーディネートに仕上げています。ブルゾンはスラックスの様なキレイめパンツだけでなくジーンズやチノパンの様なカジュアルなパンツとも相性がいいので、ぜひ、一着ワードローブに揃えておくことをおすすめします。

ジャケット×チノパン×ローファー

出典:www.ivy-style.com

ジャケットにオレンジのチノパンを合わせたジャケパンコーディネート。現在はテーパードシルエットのパンツが流行していましたが、60年代のアイビールックではやや太めのストレートパンツが定番アイテムとして定着していました。ネイビーのジャケットはどんなカラーリングのパンツと合わせてもまとまりのあるコーディネートに仕上げることが出来るので、ぜひ、様々なカラーリングのパンツに挑戦してみてください。

ブルゾン×ジーンズ×ローファー

出典:lookastic.com

ネイビーのブルゾンにジーンズを合わせたカジュアルなコーディネート。シンプルなコーディネートですが、バケットハットや総柄のスニーカーを合わせてコーディネートに上手くアクセントを加えています。カジュアルなアイテムを使用したコーディネートですが、アイテムごとのカラーリングを統一することで大人っぽいコーディネートに仕上げることが出来ています。

モッズコート×スーツ×レザーシューズ

出典:www.fashionbeans.com

モッズコートにスーツを合わせたベーシックなモッズスタイル。日本ではモッズファッション=モッズコートというイメージが強いですが、モッズファッションにおいて細身のスーツは欠かすことのできないアイテムであり、モッズファッションが好きな方は、ぜひ、細身のスーツを一着仕立てることをおすすめします。足元にはブラックのレザーシューズを合わせて大人っぽくコーディネートを引き締めています。

モッズコート×ジーンズ×スニーカー

出典:www.fashionbeans.com

モッズコートにジーンズを合わせたカジュアルなコーディネート。モッズコートなどのロングコートは細身のパンツと相性がよく、コーディネートに取り入れる際は細身のパンツと合わせることをおすすめします。ジーンズの裾はロールアップして履き、ローカットのスニーカーを合わせることでコーディネートに上手く抜け感をだしています。

モッズコート×ダメージパンツ×スエードシューズ

出典:www.fashionbeans.com

モッズコートにダメージジーンズを合わせたキレイめコーディネート。ロングコートに細身のパンツを合わせることで上手くまとまりのあるコーディネートに仕上げることが出来ています。足元にはブラウンのスエードシューズを合わせてコーディネートにアクセントを加えています。キレイめコーディネートが好きな方は、ぜひ、参考にしてみてください。

チェスターコート×ジーンズ×スニーカー

出典:www.thefashionisto.com

チェスターコートにジーンズを合わせたキレイめコーディネート。シンプルなコーディネートですが、白シャツをレイヤードさせたり、マフラーなどの小物を上手く合わせることでコーディネートに上手くアクセントを加えています。足元にはホワイトのレザースニーカーを合わせてコーディネートのバランスを上手く整えています。キレイめコーディネートが好きな方は、ぜひ、参考にしてみてください。

60年代のファッションスタイルを参考におしゃれなコーディネートを楽しみましょう!

ここまで記事を見ていただきありがとうございます。少しでも皆様の参考になれば幸いです。60年代のファッションコーディネートの解説はいかがだったでしょうか。60年代のファッションスタイルには現代のファッションシーンに通ずる部分がたくさんあるので、ぜひ、参考にしてみてください。

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都内在住の大学生です。ファッションが好きです。特にデニムが好きなので、毎日履いて洗濯してを繰り返し、自分だけの一本を制作中・・・

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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