【2020年秋冬】レディース最新ファッション・トレンドアイテム・おすすめコーデ徹底解説!

今年はコロナの影響が各地のコレクションにも表れましたが、そんな暗い雰囲気を打ち消すかのようなパワフルでポジティブなコレクションが印象的でした。この記事では2020年の秋冬コレクションから最新トレンドを予想しつつ、おすすめのブランドを紹介していきます。ハイブランドの生み出すファッション界の流れを押さえておきましょう!

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2020年秋冬レディース最新ファッションを徹底解説

2020年の秋冬ファッションウィークはコロナの影響でショーが中止になったり無観客で開催したりといつもとは違う状況でしたが、各ブランドのコレクションは非常に素晴らしいものばかりでした。世界を取り巻いていた不安な世相の影響を受けてなのか全体的にカラフルでパワフルなコレクションが多く見受けられました。そんな2020年秋冬のコレクションから、スタイル、カラー、デザイン、アイテムごとの最新トレンドを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

トレンドスタイル

タイムレススタイル

今期のコレクションは全体的にミックススタイルが多く見受けられましたが、特に時代を超えたミックススタイルと、ジャンルを超えたミックススタイルが印象的。色々な要素を組み合わせることで既存のものを再び新しくする試みが面白いですね。そんなミックススタイルですが、まずはタイムレスなミックススタイルを紹介していきたいと思います。

出典:www.vogue.co.jp

TORY BURCH(トリーバーチ)

トリーバーチからは歴史を感じさせる西洋のトラッドスタイルを取り入れたコーデを紹介。花柄の袖や長めのプリーツスカートは非常に上品でフェミニンな印象ですが、タイムレスなトップの装飾がシックな雰囲気に馴染み、フェミニンとマニッシュが融合した独特のコーデですね。全体的に黒で統一したところにブラウンのレザーブーツを合わせて異素材を楽しんでいるのも実験的な試みで面白いポイントです。

出典:www.vogue.co.jp

GUCCI(グッチ)

グッチからもイギリスのトラッドスタイルを連想させるコーデをご紹介。目をひく鮮やかなオレンジこそ今風ですがデザインは古典的で、スカートやソックスもクラシックな学生風の装いで不思議な世界観を演出。さらに頭からファーの装飾をまとい、現代風のスパイスも加えています。差し色にトレンディなパステルブルーを使ってみるのは今季に取り入れやすいポイントかも。

出典:www.vogue.co.jp

ANNA SUI(アナ スイ)

アナスイからは今年注目のパープルを使ったドレスが、どこか年代を感じさせるデザインで魅力的でした。パートごとに異なる細かい花柄やウエストマークは昔の西欧貴族ファッションのようで、裾に向かって細くなるシルエットと、足元で広がるフリルが上品でドレッシーな印象。全体が柄物なのでイメージが重くなるかと思えば素材感が非常に軽く、特にシースルー素材を使っているところは品を保ちつつも程よい肌見せができます。今年の秋冬はトラッドなスタイルが逆に今っぽい!

ジャンルミックススタイル

次に紹介するのはジャンルを超越したミックススタイル。様々なカルチャーを詰め込んだスタイルは見慣れてしまった景色を新しい角度で見ているかのよう。馴染みのあるアイテムもいろんなカルチャーをミックスしてみたら面白いファッションが生まれるということを体現したコーディネートが多数見受けられたので、そこから抜粋して以下から紹介します。

出典:www.vogue.co.jp

LOEWE(ロエベ)

今期のロエベは着物の布地や柄を取り入れたり、日本画をモチーフにしたものなど、日本のカルチャーを取り入れたデザインが印象的でした。しかしアイテム自体は西洋のものをドッキングさせることで新しいスタイルを生み出そうとしているようです。昔を振り返って良いものを今風にアレンジする温故知新的な試みはロエベに強く現れていました。
写真のドレスは着物の柄をゴージャスなドレスに落とし込み、独特のシルエットで新しいスタイルを提案。

出典:www.vogue.co.jp

LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)

ルイヴィトンからは比較的カジュアルなモードファッションコーデをご紹介。近年はスポーツミックスコーデが流行していますが、こちらはその流れをさらに後押ししてくれそうな予感。甘めのフリルスカートにエッジーなトップを合わせたら上からスポーティーなジャケットを合わせて異素材をミックスさせた挑戦的コーデを実現。
足元のショートブーツはトレンディなレッドを使いつつシャープなラインを入れてコーデ全体のイメージを引き締めてくれています。

出典:www.vogue.co.jp

オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)

オフホワイトからは非常に衝撃的なカルチャーミックスデザインが登場。淡いピンクのドレスは動きの大きいデザインでゴージャスな仕上がりかと思えば半身は切り取られ、軍人のような迷彩アイテムを合わせると言う斬新ぶり。フェミニンな要素とマスキュリンな要素を組み合わせるコーデが今期のトレンドとして捉えることもできそうですね。いかにミックスコーデを自然に馴染ませるかが腕の見せ所ですが、色味やトーンを合わせればチャレンジしやすいかと思います。

トレンドカラー

秋冬ということですが、今年は鮮やかなビビッドカラーがトレンドインしています。よく言われることですが、暗い世相には明るくはっきりした色がトレンドインし、逆に比較的安定した世相では落ち着いた色が流行るといった傾向が今年も現れたようです。
いつものコーデもトレンドカラーを意識するだけで今年っぽく仕上がるので、トレンドを意識するならまずはカラーから取り入れてみてはいかがですか?

レッド

出典:www.vogue.co.jp

GIVENCHY(ジバンシィ)

今年は圧倒的にレッドが多くみられました。中でも目を引くような原色に近いレッドがエッジーでモードな雰囲気を漂わせています。ビビッドなレッドはインパクトが強いですが、大胆に単色で楽しむのがシンプルかつ洗練されて見えますよ。

出典:www.vogue.co.jp

Alexander McQueen(アレキサンダー マックイーン)

単色ももちろんいいですが、ブラックとレッドの相性は抜群。どぎついイメージになりやすいのが悩ましいところですが、くすみのない、明るめのレッドならヘルシーな印象に。また、幾何学的なデザインはシャープなカラーイメージにより統一感を出してくれます。
秋冬は色味が落ち着いてしまいがちですが、今年の秋冬は派手な色もトレンディに楽しめそうです。

出典:www.vogue.co.jp

LONGCHAMP(ロンシャン)

最後はロンシャンのランウェイからレッドとレオパード柄を組み合わせたトップをご紹介。鮮やかなレッドやレザー、レオパードという組み合わせは全体的に強気で、綺麗に裾に向かって広がっていくシェイプはシャープなラインを作り出しています。

ブルー

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GUCCI(グッチ)

今季は近年のサスティナブル志向を引き継ぎ、ネイチャームードが強い印象でした。しかし今年の秋冬の特徴は、シャーベットブルーというパステルなカラーがトレンド入りしている点です。明るめのブルーは冬でも軽い印象で、雪のようなワクワクさせる色味が魅力。
クラシックなジャケットのセットアップも、今らしいシャーベットカラーで最新ファッションを楽しんで。

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MARC JACOBS(マークジェイコブス)

こちらはマークジェイコブスからライトブルーのレザーアウターをご紹介。ハードなレザー素材は黒が定番で、どうしても強めのイメージになりがちですが、ポップなライトブルーを用いることでキュートな印象に。丸ボタンや左右対称のポケットがまた可愛らしくて存在感がありますね。
非日常的なライトブルーのアウターには黒のベレー帽とロングブーツでコーデにスパイスを効かせるのが上級者の着こなし。

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VIVIENNE WESTWOOD(ヴィヴィアン・ウエストウッド)

上記の2つは明るいブルーでしたが、今季は原色のブルーもトレンドになりそうです。ヴィヴィアンウエストウッドからは全身ブルーのワントーンコーデが登場。マニッシュな襟付きのつなぎはキリッと決まる原色ブルーが映えますね。カジュアルなアイテムであるつなぎでも色味が濃いので落ち着いた印象が強く、足もとは革靴を合わせてみるとアレンジの効いた粋な組み合わせになります。

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MAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)

メゾンマルジェラからも原色ブルーを使ったコーディネートを抜粋。体のラインをあまり強調しないちょうどいいサイズ感のジャケットはどこか若々しいルックスで、女性でもブルーをカジュアルに楽しめるアイテムですね。キュロットのようなボトムは手縫感のあるシームがまた可愛らしくてgood。
また、青とは対照的な赤のコードタイはアクセントにぴったりです。

グリーン

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LONGCHAMP(ロンシャン)

今年の秋冬は引き続きネイチャームードがトレンドのようで、その影響でグリーンが多く見られました。トーンは比較的原色に近いような濃いめのグリーンが多い印象。
生命力を感じさせるグリーンをファッションに取り入れることができれば、秋冬もフレッシュな着こなしが期待できそうですね。

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MAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)

メゾンマルジェラのランウェイから登場したトレンチコートは渋めの深緑をチョイスしていました。ツヤ感のあるベージュの裏地やセンターで無造作に結ばれたデザインはユーモアに溢れていて画期的。オーバーサイズのアウターでも、まっすぐ伸びるシェイプラインの効果で綺麗めに仕上がっています。ベージュやカーキなどのアースカラーもネイチャームードを意識していますが、深緑は一層インパクトが強くて目を引きますね。

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ANNA SUI(アナ スイ)

アナスイからは深緑のシャイニーなファーコートをご紹介。ゴージャスなファーコートもミステリアスな深緑を掛け合わせることでさらにディープな装いに仕上がっていきます。ベロア素材のワンピースは高見えのファーコートとの相性が抜群で、腹部のシースルーは重めの印象を軽やかにしてくれています。ワントーンコーデには適度な肌見せと強弱のバランスがポイントです。

トレンド柄・デザイン

ネイチャー柄

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KENZO(ケンゾー)

先ほども少し触れましたが、今年の秋冬もネイチャームードが止まりません!草木のボタニカル柄プリントや、アニマル柄はモード界にも浸透してきましたね。
ケンゾーからはナチュラルなテイストの布地に虎のイラストがプリントされたワンピースをご紹介。ペイントライクなイラストに幾何学模様を施したデザインはシンプルで洗練された印象ですが比較的カジュアルに着こなせる一点です。

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DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)

ドリスヴァンノッテンからはザ・ボタニカルなデザインのガウンがトレンディ。大きめのプリントは明るめのカラートーンを惜しみなく使っており、存在感が最強。前で重ねるだけのラフな着こなしはボタニカルのハッピームードにぴったりです。
モードな着こなしにはダークなチェックパンツを合わせて世界観をハズすのがポイント。ウエストをキュッとマークするのもちょうどよくメリハリがつくのでおすすめ!

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TOM FORD(トム フォード)

最後に紹介するのはボタニカル柄をダークなコーデに落とし込んだトムフォードから。ギラギラと強めに主張するボタニカル柄スカートは黒トップスと合わせてコーデの主役に。スカートのゴールド味はアクセサリーに活かし、全身に黒を散りばめることで統一感のある仕上がりになります。
ボタニカルを大人っぽく着こなしたい人におすすめの着こなしです。

カッティングアウト

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オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)

カッティングアウトは春夏にトレンド入りしたばかりの今注目デザイン。丸型のカッティングアウトはポップな可愛らしさにセクシーさが表現されていて、着こなし次第でクールにもキュートにもなれる優秀ぶり。カットアウトは今まではなかったような新しい肌見せの形で、とってもヘルシーな印象なのでカジュアルファッションにも取り入れやすいはず!

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MONSE(モンス)

モンスからは片方の肩がざっくりあいたカットアウトトップが登場。トレンドのビビッドなレッドを使った最新トップはカットアウトで最先端ルック。オフショルダーやワンショルダーは近年はやりましたが、今年は肩から少しずれたフロントカットもありかもしれないですね。片や腕だと体型を気にしてしまう人でもフロントなら出しやすいかと思います。2020年秋冬のカットアウトに期待が高まります。

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KHAITE(カイト)

カイトからは上の二つの写真とは異なり、シャープなカットアウトがいい味のドレスをご紹介。正統派なドレスかと思いきや両脇腹から切り取られたカットアウトはエレガントなブラックドレスをエッジーに昇華させます。単色のドレスに覗く肌色は特に映えますね。
カットアウトはコーデに遊び心をプラスしてくれるので、カイトのコーデのように足元にショッキングピンクを取り入れるなど挑戦的な着こなしを後押ししてくれます。

ビッグシルエット

出典:www.vogue.co.jp

GIVENCHY(ジバンシィ)

ランウェイではよく目にするビッグシルエットですが、今年は特にその傾向が強かったように思えます。クラシックなアイテムを今っぽく進化させるプロセスの中で、ビッグシルエットは最強のポイントかもしれません。
特に、のちにも解説しますが今年はケープがトレンド入りしているので、大ぶりなスタイルのケープなんかも見受けられました。ジバンシィからはそんなビッグシルエットのワンピースをご紹介します。肩から落とすマントはフロントで大きく切り目が入っていて、体のシルエットとマントのシルエットを両方現したデザインが新しいですね。

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ISABEL MARANT(イザベル マラン)

イザベルマランからはソフトな布感が可愛らしいセットアップが登場。白ベースに花柄というガーリーの王道チョイスをシェイプで強めに仕上げるのがモードらしいです。ウエストマークや黒のロングブーツでメリハリを意識するのはおしゃれな着こなしのコツ。厚めの布感もあって大きめのシルエットに仕上がっているこちらのトップは、可愛さもかっこよさも手に入ります。

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FENDI(フェンディ)

フェンディからは時代を感じさせるシルクドレスをビッグシルエットに落とし込んだルックが登場。フロントに入った丸みのあるカットや膨らんだ袖、上質なシルク生地なんかがタイムレスなスタイルであるのに対し、ボリューミーな袖が今っぽいですね。すっきり見せるのではなくポイントでビッグな要素を入れるだけでスパイスが効いて個性的な着こなしに。

トレンドアイテム

ケープ

出典:www.vogue.co.jp

MAX MARA(マックス マーラ)

今年の秋冬一押しのアウターはケープです。トレンチコートやファーコートなどはモード界でもお馴染みですが、ケープがトレンドに入るのは少し意外かもしれません。しかしパンツにもスカートにも合わせられるケープは万能と言えますし、カジュアルにも着こなせるのでこのトレンドは押さえるべき!
体のラインを出さずともAラインに広がっていく裾はスッと整っていて、きちんと見えするのがポイント。多少モコモコのトップを着ていても腕を通さなくて済むのも、着こなしの幅がぐんと広がるはず。

出典:www.vogue.co.jp

HYKE(ハイク)

ハイクからは単色シンプルなケープをご紹介。シンプルでベーシックを基本としているこちらのケープは洗練されたデザイン性の高さが魅力的。
全身を覆うほど長い丈であればコーディネートも楽ですし統一感も出しやすいのでこの秋冬大活躍間違いなしです。

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JW ANDERSON(ジェイ ダブリュー アンダーソン)

ジェイ ダブリュー アンダーソンからは独特な世界観のケープをご紹介。温かみのある優しい素材感は秋というよりは冬にぴったりですね。
最近だとあまり見なくなりつつあるケープは一周回ってトレンド入りしたことで取り入れやすく、ちょっとしたノスタルジーな気分にさせてくれますね。

切り替えスカート

出典:www.pinterest.jp

Christian Wijnants (クリスチャン ワイナンツ)

スカートの素材や柄を途中で切り替えるスカートのことですが、今年はそんなクリエイティブなスカートが盛りだくさん。切り替えスカートの魅力は一度に複数のデザインを楽しめるということ、そしてスタイルにスパイスを加えられる点です。
マンネリ化してきたコーデに切り替えスカートを取り入れれば一気に今風で個性的な装いに変わるはず。

出典:www.pinterest.jp

SACAI(サカイ)

コレクションで登場するアイテムはディテールまでこだわられた複雑なデザインのものが多いので「切り替え」の定義も難しいのですが、このようなものも切り替えスカートとして扱うなら、スカートの幅も広くなるかと思います。
トップから繋がっているのか、アウターなのか、スカートなのか、すぐにはその特徴が捉えられないのも切り替えスカートの面白いところです。

出典:www.pinterest.jp

kolor(カラー)

こちらはパンツに途中で切れたスカートを合わせていて、ファッションの未来の先駆けのような新しく独創的なスタイル。一見マニッシュな着こなしに、エレガントなワインレッドのスカートを取ってつけることでフェミニンな味付けもされていて、不思議な雰囲気を醸しています。
パンツにスカートを合わせるというのもこのような形でアリになっていくかも?

カラータイツ

出典:www.vogue.co.jp

PRADA(プラダ)

カラータイツはモード界であればよく目にするイメージもありますが、今年はことさら多く目にした印象です。特にシースルーが流行していることもあって、シースルーボトムに合わせるのにぴったりなカラータイツは今年も注目の的。
プラダからはプレイフルなカラーチョイスに挑戦的なコーディネートが目を惹きました。コーデにもう一つカラーを加えたいときにちょうどいいアイテムかと思います。

出典:www.vogue.co.jp

MISSONI(ミッソーニ)

ミッソーニのランウェイからはピュアなブルータイツが異彩を放つコーディネートが登場。完成しかけたコーディネートに異なるテイストのアイテムをドッキングさせることで新しいファッションが生まれますが、まさにこれが体現しています。タイツにトレンドカラーを取り入れるのも二重でトレンディなのでおすすめですね。

出典:www.vogue.co.jp

EMILIO PUCCI(エミリオ・プッチ)

エミリオ・プッチの今年のコレクションのポイントは「レース」。色々なアイテムにレースをあしらっていましたが、特に多かったのはレースのカラータイツ。それも蛍光色など存在感が強いものばかりで、カラータイツが脇役とは思えないほど!レースの上品な特徴を生かしつつも、ハードな着こなしに昇華させたこちらのコーディネートはカラータイツの可能性を広げています。

一押しブランド

Maison Margiela(メゾン マルジェラ)

出典:www.vogue.co.jp

メゾンマルジェラのコレクションは、古着を新しいものとして作り変えた点が特徴的で、とても社会的メッセージ性の強いものでした。古着といえどアレンジの仕方が新しく、見ていてワクワクが止まりません。特にコートのフロント部分だけ切り取ったデザインはファッションのあり方を問い直すようなデザイナーの強い意思を感じさせます。
温故知新的なコレクションの傾向を代表するようなメゾンマルジェラの今後に期待です。

出典:www.vogue.co.jp

丸型を無数にカットアウトした独特のデザインは衝撃的で、文字通り「頭から」そのスタイリングが一貫しています。シースルーが流行っていますが、カットアウトやチュールによって様々なシースルーを実現させている点もポイントです。
またバッグも特徴的で、プラスチックの袋から途中まで顔を出したような「不完全な」状態をあえて採用しているのも面白いですよね。

出典:www.vogue.co.jp

こちらもいくつものアイテムを切り取ってくっつけたような創作的デザインが特徴的です。機能性からは分断されたように取り付けられたトップのフロント部分や袖は存在感こそ強く、不思議な雰囲気。そのほかパンツもソックスも違和感を感じさせるものではありますが、作り手の存在を思わせるようなデザインは強いメッセージを感じます。ひたすらに高みを目指すファッションのあり方もまた異なるアプローチが見出されたのはサスティナブルの流れからでしょうか。

SAINT LAURENT(サンローラン)

出典:www.vogue.co.jp

サンローランからは王道とも言えるほどに整ったコレクションが逆に印象的。サンローランのコレクションで多く使われていたのは、ツルツル素材のタイツ。クラシックな赤チェックのジャケットに今までになかったタイツを合わせていて近未来的な要素が加わっています。足元はパンプスでクールにまとめつつ、スカーフなどで首元を可愛らしくまとめているのもポイントです。

出典:apparel-web.com

こちらはハードなレザー素材を多用したコーディネート。トーンが暗めの紫のジャケットは明るい紫のスカートとうまくマッチしいていて、同じレザーを使っていても多様性を感じます。ツヤのある黒のロングブーツはハードなイメージをさらに強調していますが、トップスのインナーにちょっとしたフェミニンな要素が差し込まれていてコーデに深みを出しています。

出典:apparel-web.com

こちらは強さを惜しみなく表現したモノクロコーデです。今年はサンローランに限らず、アンダーウェアライクなトップをそのまま着こなすスタイリングが意外と多く見受けられました。大胆ではありますが、アンダーウェアというにはデザインや素材にこだわられているので着こなしやすくなっています。
ワイドな7部丈パンツに黒のロングブーツという組み合わせは非常にモードな出で立ちで参考にしたいものですね。

EMILIO PUCCI(エミリオ・プッチ)

出典:www.vogue.co.jp

エミリオ・プッチからは先ほどの説明通り、レースがキーでした。ピュアなピンクの繊細なレースをワンピースに使えば一気にフェミニンな印象に。しかしところどころショッキングピンクや紫を使っていたりして遊び心もあります。それにオレンジのインナーを合わせて、まるで春かのようなカラーコーデを楽しんでいるのも暗い世相を打ち消すかのようなパワーを感じさせます。

出典:www.vogue.co.jp

次は色々な要素をミックスした独特のコーディネートをご紹介。頭を覆うスカーフやクールなサングラス、何重にも重なるネックレスにスウェットと短パンという異素材ミックスは好奇心をくすぐってくれます。モードなのかカジュアルなのか、マニッシュなのかフェミニンなのか、何が何だかわからないようで全てを楽しんでいるように見えるこちらのコーディネートは不思議でしょうがないですよね。

出典:www.vogue.co.jp

エミリオ・プッチのコレクションだけで見るならパステルっぽい紫色がとっても多く見られました。秋冬にしてはハッピームードが強く、ブランドの「カラー」が見れて面白いです。
こちらのコーディネートはレースを極限までカジュアルに落とし込んでいますが、逆にそれが最先端でモードっぽく仕上がっています。

まとめ

以上、2020年秋冬の最新トレンドを紹介してきましたが、気になるトレンドは見つかりましたでしょうか。トレンドものはカラーでもアイテムでもコーデに一つや二つ取り入れられれば十分なので、ハードルを上げずに最新ファッションを楽しんでください。

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斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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