【レディース】今更聞けないアウター20種類を徹底解説
レディースのアウターをジャケット、コートなどのジャンル別に20種類紹介します。同じような見た目のアイテムでも違いがあり、その違いをアウターの名前とともに覚えておくことで、アイテム選びが円滑に進み、理論的なコーディネートにもつながります。まずは各アイテムの形と名前が一致するように意識してみてください。
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アイキャッチ画像出典:www.pinterest.jp
アウターの種類を知ろう
夏以外のすべての季節で使うファッションアイテム、アウター。ジャケットやコートなどの分類がありますが、細かいアイテム同士の違いを理解していますか?アイテムの名称とデザインの特徴が頭の中エヂッチしていると、コーディネートする際により理論的に、かつスムーズにアイテムを合わせることができます。この記事ではでレースアウターの代表的な20種類を特徴とともに紹介します。アイテム選びやコーディネートの参考にしてみてください。
ジャケット
デニムジャケット
その名の通り、デニム素材で作られたジャケットのこと。デニム自体がアメリカ発祥であるため、アメカジスタイルとの親和性の高いジャケットで、主に春、秋の気温で活躍するアイテムです。デニムジャケットを着こなす際には、着丈を長く取りすぎず、肩幅を落としすぎないことポイントですが、あえてオーバーサイズのスタイルを取りたい際にはその限りではありません。幅広いファッションに使えるジャケットとして一着は持っておきたいアイテムです。
ライダースジャケット
革製のショートジャケットのことを指すライダースジャケット。バイクのライダーが用いるジャケットという意味で、機能的なデザインが特長です。クールなアイテムテイストを生かして、同じくクールなアイテムとあわせるコーディネートや、あえてフェミニンなアイテムとあわせることでアクセントを楽しむコーディネートなど、幅広い使い方ができ、年齢を問わずに着こなすことができるアウターとなっています。
テーラードジャケット
スーツの上着のような襟のあるデザインのテーラードジャケット。もともと男性の上着のことを指すため、コーディネートに使うことによりメンズライクな雰囲気を演出します。基本的なスタイルとして多いのはやはりセットアップスタイルで、フォーマルなファッションには欠かせないアウターといっても過言ではありません。チノパンやデニムなど、カジュアルなパンツとも以外と相性が良く、カジュアルなコーデにフォーマル要素を足したいときに効果的です。
ブレザー
テーラードジャケットによく似たデザインですが、ブレザーの特徴として金属製のボタンや紺色を主流としたカラーリング、フランネル素材などが挙げられます。レディースファッションの場合、テーラードジャケットよりブレザーの方が女性らしいコーディネートに仕上げることができ、フォーマルになりすぎないジャケットとなっています。羽織るだけでコーディネートの見え方が変わり、トレンドアイテムでもあるため、今持っておきたいアウターの一つです。
ミリタリージャケット
ミリタリージャケットは軍人が着用するジャケットや、それを模した形のジャケットのことを指します。軍でも採用されているほどの機能性や、見た目の無骨さが特徴で、ファッションアイテムとしても今後のトレンド入りが濃厚なアイテムとなっています。アイテム自体はカジュアルファッションとの相性が良いものとなっていますが、同じくミリタリー系のアイテムとあわせるとコスプレのようになってしまう可能性があるので注意が必要です。
コート
トレンチコート
もともとは第1次世界大戦中に作られたため、ミリタリーが由来にあるのごトレンチコート。「トレンチ」は「塹壕」を意味することからも、軍用であったことがわかります。トレンチコートの特徴としてば、ショルダーストラップや襟元にあるチンストラップという帯、ウエストベルト、ストームフラップと呼ばれる胸にある当て布など様々あります。しかし、時代が進むにつれ特徴のどれかが欠けているアイテムとトレンチコートとして捉えられるようになり、解釈の幅が広がりました。様々なコーディネートのアウターとして活躍します。
チェスターコート
チェスターコートはテーラードジャケットやブレザーの丈が膝上くらいまで伸びたものというイメージのコートです。そのイメージの通り、フォーマルなコーディネートのアウターとして活躍するアイテムとなっており、ビジネスの場面でも使いやすいコートです。しかし、ファッションの多様化によってカジュアルな着こなしにもよく使われるようになり、デニムなどのカジュアルなパンツと合わせるようなスタイルもよく見られるコーディネートとして挙げられます。
ステンカラーコート
後ろの襟が高く、前の襟が低いため、襟を折り返して着るのが特徴のステンカラーコート。ボタンが比翼仕立て(閉めたときにボタンが隠れる仕様)であるのも特徴で、アメリカでは単純に「コート」と呼ばれているほどシンプルでベーシックなアイテムです。そのためビジネスの場面からカジュアルなシーンまで幅広く活躍し、コーディネートの邪魔をしないという魅力があります。無難で違和感のないコーディネートを組むのには便利ですが、合わせるアイテム全てがシンプルなものであると華のないコーディネートになってしまうので、差し色やアクセントを意識したいです。
ダッフルコート
北欧の漁師が着ていたものを基にして作られた、厚手の生地が特徴的なダッフルコート。防水性の高い高密度のウールが素材に使われており、ボタンではなくトグルで前を留めるのも特徴です。このような特徴があるため、寒さが本格化する冬におすすめのコートで、ウール素材のパンツなどと合わせるととても季節感のあるコーディネートとなります。ダッフルコートというと学生らしいイメージがある人も多いかと思いますが、トグルに高級感のあるものを選んだり、フォーマルなコーディネートのの上に羽織ることで、大人らしい印象に変わります。
モッズコート
モッズコートはアメリカ軍が野戦用に開発したコートがもとになっており、着丈が長くフードがついたロングアウターです。特徴はジャケットなどの上からも羽織れるほどのゆとりあるボリューム感、そして裏地やフードについているファーなどに見られる防寒性の高さです。モッズコートの魅力としては、一枚でサマになるということが挙げられ、インナーのことをそれほど気にせずに着られます。ただ、モッズコートがトレンドになった際には、同じようなスタイルが溢れることになるため、差別化が難しいアイテムとも言えます。
ノーカラーコート
ノーカラーコートとはその名前の通り、えりのないコートのことを指します。コートのジャンルとしては比較的新しいもので、抜け感のあるコーディネートができるアイテムとなっています。カジュアルコーデからキレイめコーデにまで使える汎用性の高さもあり、襟のあるコートよりシャープなシルエットを演出できます。コートの素材に関しては特に縛りがなく、フリース素材のものやウールが混紡されたものまで、襟のないコート全般をノーカラーコートと呼びます。
ピーコート
ピーコートとは、厚手のウール地のショートコートのことを指します。特徴としてはダブルブレスト仕様で、風向きによって左右どちらを上にしても着られるようになっていること、ボタンは大きく平らなものを仕様していること、手を温められるように付けられたハンドウォーマーポケットなどが挙げられ、防寒性の高いコートです。元は水兵や船員が使っていたものであったためネイビーのカラーが基本でしたが、一般にも広まり様々なカラーが登場しました。
キルティングコート
中綿が入ってキルティング加工されたコート。キルティングのステッチは様々あり、縦横の格子柄や縦のラインのものありますが、最も多いのはひし形のダイヤモンドステッチです。ダイヤモンドステッチが施されたシンプルなデザインのキルティンウコートはフォーマルな場面にも違和感なく対応するので、キルティングコートの中でも特にオススメのステッチです。
ブルゾン
ブルゾン(MA-1など)
MA-1などが分類されるアウターであるブルゾンは、フランス語で「袖を絞ったブラウス」という意味を持ちます。ジャケットと重なる部分がありますが、特に裾を絞ったデザインのものをブルゾンと表現されます。ブルゾンの特徴の一つは着丈の短さで、ウエストから腰にかけての着丈がブルゾンの目安となります。もともとは作業着として使われていたアウターのジャンルであるため、カジュアルなコーディネートによく合うジャンルです。
ボアブルゾン
ブルゾンに起毛素材が使われたものを指すボアブルゾン。2~3年前の秋冬のトレンドアイテムで、大流行したアウターですが現在は定番のアイテムとなっており、どのお店にも売っているのを見かけるようになりました。防寒性に優れていることのほかに、無骨なイメージだったブルゾンが柔らかで女性らしいテイストになったことが魅力で、カジュアルなコーディネートであれば様々なアイテムとの相性が良いことから今後も人気の高いアウターとなるでしょう。
その他
マウンテンパーカー
マウンテンパーカーとは、登山用に作られたフード付きジャケットを元にしたアウター。アウトドア用に作られたため機能性、耐久性に優れ防水機能なども付いていることが多いです。現在はアウトドアの場面だけでなく、タウンユースにも使われているマウンテンパーカー。THE NORTH FACE(ザノースフェイス)などに代表されるアウトドアブランドがファッション性のたかいアイテムの展開をし始めたため、日常着として使いやすいアイテムが増えました。
ダウン
ダウンとは中にダウンフェザー(羽毛・羽根)を詰めた保温性に優れたアウターのことを指します。着丈の短めなダウンジャケットや、着丈の長いダウンコートなどダウンにも種類があり、現在では単なる防寒着ではなくファッションアイテムとして色やデザインのバリエーションが豊かになっています。中綿のアイテムをダウンと呼ぶこともありますが、正確にはそれはダウンとは呼べず保温性にも大きな差があるため、機能性でダウンを選ぶ際は特に素材の確認が必須です。
ガウン
ガウンは、ひざ下から地面に届くほどの長くてゆったりとしたアウターのことを指します。部屋着としてのイメージが強かったアイテムですが、近年ファッション性のたかいものが続々と登場したことにより、街中でもよく見られるようになりました。本格的に寒さをしのぐアウターというよりは、肌寒いときに一枚羽織るカーディガンのような感覚のアイテムであり、季節でいうと春に活躍するアイテムです。
カーディガン
ニットで作られた前開き式のアイテムをカーディガンと呼びます。アウターとして紹介していますが、分類としてはトップスに近く、薄手のものが多いです。季節の変わり目に必須なアイテムであり、気温調節が可能なうえ合わせるコーディネートの幅が広いのが魅力で、年齢を問わず着こなせます。
コーディガン
コートとカーディガンを合わせたものが「コーディガン」です。カーディガンのような感覚で気軽に羽織れるという点とコートの防寒性が両立されたアイテムであり、ニットやジャージ素材を元に作られているものが多いアウターとなっています。デザインは無駄な装飾のないシンプルなものが基本で、コーディネートに組み込みやすいという意味でも「着やす」く、季節の変わり目に一着欲しいアウターです。
自分に合うアウターを
レディースアウター20種類を紹介しました。名前と形が一致していたつもりでも、実は誤って覚えていたアイテムもあったのではないでしょうか。自分に合ったアウターを名前とともに覚えて、コーディネートやアイテム選びに活かしてください。