新コンセプト「ソイル・ トゥ・バー」のチョコレート「TOKYO CACAO」で男前を上げる。
ショコラティエと言えばパリのあそこねとか、やっぱりベルギーのなんとかがいいとか、スイスじゃないとダメとか、おいしいチョコレートを語ったらきりがありません。でもたった一つ、これを知っていればかなりの男前・女振りになれるかもしれないのがTOKYO CACAOです。
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銀色のケースに収まった黒褐色のチョコレート
銀色のケースに、濃いチョコレート色のアウターの紙ケース。赤いドットはカカオの実です。その中には2枚のチョコレートが収まっています。江戸切子をイメージした立体的なチョコレートの表面が、光を反射して黒褐色に輝きます。日本らしく潔さが感じられるフォルム、ミニマルなデザインが魅力的です。
東京でカカオを栽培するというチャレンジ
このTOKYO CACAOを製造販売するのは平塚製菓株式会社。チョコレートをOEM製造がする企業です。自分たちのすぐそばにカカオの木があって、それを見ながら仕事ができたら素敵だなという思いをきっかけに、「カカオという魅力的な果物を、自分の手で育ててみたい。東京で育ったカカオがどんな味のチョコレートになるのか味わってみたい。」という強い探求心から生まれたのが東京産カカオです。
新しいソイル・トゥ・バーのコンセプト
実はカカオは、赤道を挟んで北緯20度、何位20度の地域でしか育たないと言われています。今回のプロジェクト、最初は沖縄での栽培を検討したものの、どうせなら同じくらいの緯度に位置する、東京都小笠原で作ってみようと考えたそうです。
水はけのいい土壌を作り、5mの高さまで育つカカオの木に適したサイズで、台風の風速60mにも耐えるハウスも作ったそうです。だから、”Soil to bar chocolate”、土から作り上げるチョコレートという新しいコンセプトです。
ここのところ都内でも、カカオ豆からチョコレートに仕上げるビーン・トゥ・バー がトレンドですが、ソイル・トゥ・バーはさらにこだわったチョコレート作りということになります。
日本の気候でカカオ豆を生産するためのノウハウもない中、ゼロから立ち上げたこの東京産カカオのプロジェクト。最初に小笠原に苗を植えてから10年たって、やっとチョコレートの販売が実現しました。
サラッとした食感から濃厚な味わいに酸味のおいしさが続く
このTOKYO CACAO、口にすると少しサラッとした舌ざわり。それが溶けていくと、一気に濃厚な味わいが広がります。そしてすぐに酸味が際立ってきて、それがゆっくりと続きます。主原料の70%がカカオと北海道の甜菜糖。とってもシンプルなのに、ガツンとした強さと、繊細なフルーティーさが特徴で、他にはない味です。カカオってフルーツなんだ気づかされます。
カカオポッド(実の全体)から種を取り出して、一次発酵、二次発酵、そして乾燥というプロセスでカカオビーンズができます。通常はこのカカオビーンズを輸入してチョコレートを作りますが、それを日本で加工するということも大きなチャレンジで、特に発酵は試行錯誤を続けたそうです。その結果、こういう何とも複雑で魅力的な味に仕上がったんだと納得させられます。
渋谷ヒカリエ期間限定ショップは10月30日まで
何しろまだまだ生産量が少ない東京産のカカオ。TOKYO CACAO 2019は20,000個限定発売です。2020年1月31日(金)~2月14日(金)まで渋谷ヒカリエ 8COURTで開催するバレンタインイベント『ショコラZAKKAフェスティバル』にて期間限定で販売が決定。また11月1日より順次発送されるオンラインショップもすでにオープンしています。
TOKYO CACAO 2019
1箱 3,240円(税込)
<渋谷ヒカリエ『ショコラZAKKAフェスティバル』>
2020年1月31日(金)~2月14日(金)
渋谷ヒカリエ8COURT
渋谷区渋谷2-21-1-B2階ShinQs Food内
10:00~21:00
<TOKYO CACAO ONLINE STORE>
https://tokyo-cacao.com/store/
こんなロマンあふれるチョコレート。ストーリーを語りながら誰かと食べたら、きっと男前、女振りがあがるはずです。