2022/12/19

冬に観たい!ほっこり温かくなれるおすすめ映画15選【邦画】

寒い冬の時期は外に出るのも億劫になってしまいますよね。そんな時期に見たいのが、ほっこり温かくなれる映画。心温まる恋愛映画をはじめ、家族愛や友情など、感動ストーリーで心をぽかぽかにしませんか?この記事では、冬に観たい!ほっこり温かくなれるおすすめの邦画をご紹介します。

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ほっこり温かくなる邦画

寒い冬の時期も心を温めてくれる、感動映画。
恋愛もの、家族愛もの、友情もの色んな種類の人のあたたかさに触れて、この冬をほっこり乗り越えましょう。観終わったあとには、誰か大切な人を思い浮かべるはず。
そんな素敵な映画を今回は厳選して15紹介します。

世界の中心で愛を叫ぶ【2004】

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あらすじ・見どころ

朔太郎(大沢たかお)はまだ自分の結婚に現実を感じていない。そんな時に婚約者の律子(柴咲コウ)が二人の新居に書き置きを残して突如失踪する。
律子の行き先が四国であることを知った朔太郎は律子を追いかけるために四国へ向かう。四国は自分の故郷であり、そこには朔太郎の初恋の相手・アキとの思い出が眠っていた…。
朔太郎(サク:森山未來)とアキ(長澤まさみ)は高校2年生の夏、もどかしくも淡い恋を育んでいた。ところが無人島へ二人で初の1泊旅行をした帰り、運命が急変した。アキが不治の白血病だということが判ったのだ。
サクはアキの憧れの地だったオーストラリア・ケアンズへの旅を計画、病院を抜け出した。しかし台風に足止めをくらい、飛行機に乗ることなく、アキは空港のロビーで倒れてしまう…。

社会現象にもなった純愛映画

社会現象を巻き起こした、奇跡の純愛映画です。
サクとアキの淡い恋模様がとにかく甘酸っぱくて、美しくて、大人のサクにとってアキとの日々が尊い思い出だということがひしひしと伝わってきます。まだ若い彼らが直面する現実はあまりにも残酷で、涙が止まりません。お互いがお互いを思いやり、相手にしてあげられることを必死に考えるその姿はまさに本物の愛です。
切ないストーリーですが、心から人を愛するということの素晴らしさを教えてくれる映画です。

大停電の夜に【2005】

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あらすじ・見どころ

街が突然大停電になったら、その時あなたは誰と一緒にいたいですか?
昔の恋人を待ちつづけるバーのマスター。妻と恋人の間で揺れる会社員。大切なものを失った元ヤクザ。過去を捨て、新しい結婚によって幸福を求めた妊婦。未来のない関係にお別れするOL。初めての恋のときめきに戸惑う天体マニアの少年―。
真っ暗になって、キャンドルに火を灯した瞬間、あたたかな光が想いを勇気に変える。はじめて大切なことに気づいた12人の男女が、いままで予期しなかった“想い”に向かって、走り出す。   

背中を押してくれる、冬のラブストーリー

東京で大停電が起こるという、何とも奇抜な発想の映画です。様々な年代、境遇の人々が抱える物語が絶妙に絡み合いながら進んでいくオムニバスストーリーです。
灯りという普段あるはずの物が無い中、人々が混乱しつつも、いつもは考えないような大胆な行動をとり、物語が進んでいきます。
「見えないからこそ素直になれる。」というのはなんとも日本人らしく、共感できます。
普段は吐露しない内心をさらけだし、素直になることで、お互いの本当の思いが通い、それぞれがハッピーエンドをむかえる様は私たちの心をあたためてくれます。
クリスマスシーズンに背中を押してくれる一作です。

フラガール【2006】

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あらすじ・見どころ

昭和40年、閉鎖の迫る炭鉱のまちを救うため、北国をハワイに変えるという、起死回生のプロジェクトが持ち上がった!目玉となるのはフラダンスショー。誰も見たことがないフラダンスを炭鉱娘に教えるため、東京からダンサーがやってきた。
最初は嫌々ながら教える彼女だったが、生きるためにひたむきに踊る少女たちの姿に、いつしか忘れかけていた情熱を思い出してゆく。しかし世間の風当たりはつめたく、教える相手はドシロウト。
果たして常夏の楽園は誕生するのか?オープンの日は迎えられるのか!?

寒い北国に常夏の楽園を作った女子たちの感動秘話

現在「スパ・リゾート・ハワイアンズ」に改名した元「常磐ハワイアンセンター」の誕生実話を映画化した作品です。
炭鉱の町の危機をフラダンスで救おうとする健気な女性たちを受け入れなかった炭鉱の男たちが、彼女たちの熱心さに心を開いていくプロセスや、家族のエピソードなど、ひとつひとつに胸が打たれます。
ダンサー教師を演じる松雪泰子、メインダンサーを演じる蒼井優、南海キャンディーズのしずちゃんの体当たり演技は心を動かされます。
実話の中にひとつのことに打ち込む情熱、子供の成長と親子の愛情などのエッセンスが盛り込まれ、楽しく感動できる作品です。

容疑者Xの献身【2008】

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あらすじ・見どころ

弁当屋を営む花岡靖子(松雪泰子)は一人娘とアパートでつつましく暮らす美人な女性。そして高校の数学教師・石神哲哉(堤真一)はその弁当屋の常連で、花岡靖子の隣に住んでいました。
花岡靖子の別れた夫・富樫慎二が突然彼女のアパートにやって来ます。散々つきまとってくる富樫と靖子は言い争いになり、誤って富樫を殴り殺してしまいます。呆然とする母子のもとに、物音を聞きつけた石神が現れ、死体を隠蔽する為自分の指示通りにするように言うのです。
遺体が発見されると警察は身元を富樫と断定し、殺人事件として捜査が始まります。捜査一課の内海薫刑事(柴咲コウ)は、前妻である花岡靖子に事情を訊きますが、彼女には完璧なアリバイがありました。
捜査に行き詰まった警察は、物理学者・湯川学(福山雅治)に協力を仰ぎます。湯川は捜査の中でかつての大学の同級生で天才数学者と見なしていた”石神”が事件に関わっていることに驚き、密かに調査を開始するのですが…。

不器用な愛を描いたガリレオシリーズ

容疑者Xの献身は、ベストセラー作家東野圭吾による小説が原作です。物理学者・湯川学を主人公とするガリレオ・シリーズの1つであり、シリーズ初の長編小説でした。
仕事や私生活でも何一つ上手くいかず、ただ数学にふける人生を送っていた石神。没頭するものはあれど、人の温かみに触れることは無く、人生に虚しさを感じていた時に出会った花岡親子は彼の唯一の光であり、希望でした。
彼女たちを守るためにアリバイ工作を行うまでは、よくある話のように感じますが、物語終盤で石神のもっともっと深い献身的な愛に気がつきます。その愛がとっても不器用でいびつで、ラストは切なくて胸が締め付けられます。
こんなに泣けるミステリーはないと賞賛された、ガリレオシリーズの傑作です。

今度は愛妻家【2009】

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あらすじ・見どころ

北見俊介(豊川悦司)はかつて売れっ子カメラマンとして知られていたが、今は仕事もなく、怠惰な日々を送っていた。女性に甘く、気ままに生きるダメ亭主を支えるのは、大の健康マニアの妻さくら(薬師丸ひろ子)。文句を言いながらも何くれとなく夫の世話を焼いていた。ある日、友達との箱根旅行を間際に控えて準備であたふたするさくらに、軽口を叩く俊介。そんな夫にさくらは、“子供を作る気がないなら、別れて”と悲しそうに告げる。いつもと違う妻の態度に、何とかその場を取り繕う俊介だったが、2人の関係は以前とは微妙に変わっていた。さくらが出掛けた後、オーディション用の写真撮影にやってきた女優志願の蘭子(水川あさみ)といい雰囲気になる俊介。だが、そこへたまたまさくらが戻ってきて、ついに愛想を尽かされてしまう。

感謝の気持ちを伝えたくなる感動映画

ぶっきらぼうで奥さんにちっとも優しくない夫とそんなダメ夫でもかわいいと尽くす健気な妻という昔ながらの日本の夫婦。
夫の俊介にとって妻のさくらの存在は、日々の生活に紛れて当たり前のものになってしまう。そして、愛する人が自分に寄り添って生きてくれているそのありがたさへの感謝も忘れてしまいます。
しかし、突然その当たり前だった大切な人がいなくなってしまったら?その時に悔いなくいられるでしょうか。
これは誰にでも共感できる大切な人への愛のお話です。
伴侶や恋人だけでなく、親にも、常に感謝の気持ちを忘れないで、後悔がないように生きていこうと思わせてくれる映画です。

余命1ヶ月の花嫁【2009】

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あらすじ・見どころ

イベントコンパニオンの千恵(榮倉奈々)は、ある展示会場で知り合った太郎(瑛太)から交際を申し込まれる。乳がんと診断されていた千恵は悩みながらも交際をスタートさせるが、数ヵ月後、自分の病気のこと、そして胸を切除しなければならないことを告白。太郎に別れを告げたまま、姿を消してしまう。
そんな千恵を追って、屋久島へたどり着いた太郎は、「俺は変わらない。一緒に頑張ろう」と伝える。その言葉に動かされ、千恵は再び太郎と生きていくことを決意する。
しかし、幸せな二人に辛い知らせが届く。千恵のがんが再発してしまう。激しい痛みと闘いながら治ると信じて千恵が治療に励む中、献身的に看病する太郎、千恵の父・貞士(柄本明)、千恵の叔母・加代子(手塚理美)に千恵の余命があと1ヶ月であると告げられる…。

感動の実話を映画化

ドキュメンタリー番組として放映され反響を呼んだ感動の実話を、榮倉奈々と瑛太主演で映画化した作品です。
前向きな姿勢を見せながらも、若くして死すことの恐怖や不安を抱いている千恵。それを支えようとする周りの愛情や優しさ、人間のあたたかさを感じます。
”みなさんに明日が来ることは奇跡です。それを知ってるだけで、日常は幸せなことだらけで溢れてます。”長島千恵さんご本人が若年性乳がんと闘いながら私たちに伝えたかったことが詰まった映画です。千恵さんのメッセージが観る人すべての心を強く揺さぶります。
切ないけれども、千恵さんを支えた多くの人のあたたかな愛を感じる映画です。

悪人【2011】

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あらすじ・見どころ

土木作業員の清水祐一(妻夫木聡)は、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。
馬込光代(深津絵里)は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。
孤独な魂を抱えた2人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。しかし、祐一は連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった ――。
光代はそんな祐一の自首を引き止め、祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。やがてその逃避行の波紋は被害者の家族、加害者の家族の人生をも飲み込んでいく。なぜ祐一は人を殺したのか?
なぜ光代は殺人者を愛したのか?
引き裂かれた家族の運命はどうなるのか?そして、いったい誰が本当の“悪人”なのか?

なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。

吉田修一のベストセラー小説を、妻夫木聡と深津絵里を主演に添えて映画化した作品です。
誰でも悪人とは、隣りあわせで、なにかをきっかけにしたら、自分が加害者になりうると考えさせる映画です。どの俳優陣も息を飲むほどの演技力で臨場感、切迫感がよく伝わってきます。
一見、善悪というテーマに捉われそうになりますが、この映画の本当に素晴らしいところは別にあります。
被害者佳乃(満島ひかり)の父・佳男(柄本明)が事件の発端となった増尾(岡田将生)に投げかけた「自分には失うものがないと思って、それで強くなった気になっている。何か大切なものを必死で守ったり、欲しがったりする者をばかにする者ほど愚かだ…そういう姿勢を貫く者は、人間として駄目なのだ」というセリフ。
最後までお互いのことを守ろう必死に生きた祐一と光代の姿がこの言葉によって浮かび上がります。
事件によってはじめて大切な人ができ、生きているという感覚を味わうことができたというのがなんとも皮肉で切ないですが、2人の純粋な思いが心に沁みます。

僕等がいた【2011】

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あらすじ・見どころ

北海道・釧路―。高2の新学期、七美(吉高由里子)は矢野元晴(生田斗真)と学校の屋上で出会った。クラスの女子のほとんどが好きになる人気者だが、時折さびしげな表情を浮かべる矢野に、七美もいつしか惹かれていく。
矢野が死別した年上の恋人・奈々(小松彩夏)との過去を引きずっていると聞き、思い悩む七美。互いに想いをぶつけ合い傷つきながらも、ついに未来を誓いあうふたり。しかし、幸せな日々もつかの間、更なる試練が襲いかかる…。

恋と愛が描かれた国民的人気コミックの実写化

原作は小畑友紀による国民的人気コミックです。少女漫画の実写映画には珍しく、前編・後編とわかれています。
高校時代を描いた前編では、かわいくて一途な恋が描かれており、それぞれが大人になった後編では、相手の事を一番に思いやる愛が、その成長と共に描かれていて、恋が愛に変わっていく様が瑞々しく描かれています。
七美や矢野に訪れる試練は厳しく、見ているこちらもやきもきしてしまいますが、それでも愛する人を大切に思う2人に惹かれます。
大切な人を守ってあげたくなる、愛してあげたくなるそんな素敵な作品です。

ツナグ【2012】

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あらすじ・見どころ

たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしいー。
半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れる使者は、ごく普通の高校生・歩美(松坂桃李)だった。
横柄な態度で、癌で亡くなった母・ツル(八千草薫)に会うことを希望する中年男性・畠田(遠藤憲一)。
喧嘩別れをしたまま自転車事故で死んでしまった親友・御園(大野いと)に聞きたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)。
プロポーズ直後に突然失踪した恋人・キラリ(桐谷美玲)のことを信じて待ち続けているサラリーマン・土谷(佐藤隆太)。
歩美は、実は“ツナグ"を祖母のアイ子(樹木希林)から引き継ぐ途中の見習いで、その過程で様々な疑問を抱く。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。果たして会いたかった死者に会うことで、生きている人たちは救われるのか。人生は変わるのだろうか。そして死者は…。 その疑問は、自身の両親の不可解な死の真相へも向けられていく―。

死者と会うことができるファンタジー映画

原作は、直木賞受賞作家・辻村深月のベストセラー小説です。
ツナグのもとにくる者たちが死者に会いたい理由は様々。生前伝えられなかった思いを伝えたい、なぜ自分の前からいなくなってしまったのか知りたい。いろんな思いが交差します。
あらためて人間の死とはなんなのか、遺された人間の想いはどうなのかということを考えさせられる映画です。
後悔しないように生きよう、生きているうちに伝えられることは伝えよう。そう思わせてくれる心温まるファンタジー映画です。

すべては君に逢えたから【2013】

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あらすじ・見どころ

舞台は、華やかなイルミネーションの輝きが日に日に増していく、クリスマス直前の東京駅周辺。
1日100万人を超える利用者の出会いと別れ、旅立ちと帰郷が、胸を揺さぶるドラマを生み出すメガステーションを背景に、“6つのストーリー"が交錯していく。
「出逢えたことに感謝したい」「愛していると伝えたい」「真実を打ち明けたい」「許してもらえなくても謝りたい」「最後にもう一度だけ逢いたい」──
クリスマスというクライマックスに向かって、走り始めるそれぞれの想い。彼らは気付く。
毎日たくさんの人とすれ違う中で、心の底から大切だと思える相手に出逢えた、それだけで既に奇跡だということに──。
年代も境遇も性格も、バラエティに富んだ10人の中に、きっとあなた自身も見つかるはず。
彼らのように思い切って踏み出した一歩の先に、素敵なクリスマスの奇跡が待っている──。

クリスマスにぴったりな心温まる群像駅

クリスマスに大切な人と観るのがピッタリの、心温まる群像劇です。
1日に100万人以上が利用する東京駅を舞台に、たった一人に出会う奇跡が巧みに重なりながら、10人の男女のそれぞれのラブストーリーが6つのエピソードで繰り広げられます。
特に木村文乃と東出昌大の遠距離恋愛のストーリーは、新幹線が通る東京駅のテーマ性にぴったり。
クリスマスイブ当日にあわせて登場人物たちが、恋人・家族・過去の想い人とのハッピーエンドに向かっていく心温まるストーリーです。

潔く柔く【2013】

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あらすじ・見どころ

幼なじみのカンナ(長澤まさみ)とハルタ(高良健吾)。高校1年の花火大会の夜、カンナがクラスメイトから告白される中、ハルタは交通事故で死んでしまう。カンナの携帯に最後のメッセージを残して…。
その事故から恋が出来なくなってしまったカンナは、15歳の心のまま、年を重ねていく。大人になり映画宣伝会社で勤めるようになったカンナは、ある日、出版社で働く赤沢禄(岡田将生)と出会う。「感じ悪い男…。」自分の心に土足で踏み込んでくるような禄に反発しながらも、徐々に彼の存在が気になっていく。
明るく悩みなど無いように見える禄にも実は、ある辛い過去があった。ぶつかり合いながらも、惹かれ合う気持ちに逆らえないカンナと禄。心に傷を抱えたふたりを待ち受ける運命とは―。

少女漫画が原作の優しい大人の恋愛映画

原作はいくえみ綾の大人気少女コミックです。
学生時代の苦い想いを引きずったまま社会人となった主人公が、それを見透かされた様な異性との出逢いに戸惑いながらも、次の人生のステージに上ってゆくストーリーです。
少女漫画が原作ですが、王道のキラキラした恋愛というよりも、リアルな大人の恋愛を学生時代の甘酸っぱい恋愛とともにしっとりと切なく描いた作品です。
亡くなった大切な人は、自分の中で消える事はなく、その想いを心の引き出しにそっとしまって人は自らの人生を歩んで行かねばなりません。その切ない想い出も愛し、前向きに生きていくカンナのことをあたたかく応援したくなる映画です。

ホットロード【2014】

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あらすじ・見どころ

亡き父親の写真が1枚もない家でママと暮らす14歳の少女・宮市和希(能年玲奈)は、自分が望まれて生まれてきた子どもではないことに心を痛めている。
ある日、学校に馴染めずにいた親友に誘われるまま、夜の湘南で出会ったのは、Nights(ナイツ)という不良チームの少年、春山洋志(登坂広臣)。
はじめは傷つけ合っていたふたりだが、和希は春山が身を置く世界に安らぎや戸惑いを覚えながらも、急速に春山に惹かれてゆく。
春山もまた和希の純粋さに惹かれるが、Nightsのリーダーとなったことで、敵対するチームとの抗争に巻き込まれてしまう─。

不良少年との恋愛青春映画

原作は1986年から翌年まで別冊マーガレットで連載され、全4巻で700万部という驚異的な発行部数を誇る、紡木たくの伝説的コミックです。
母親の愛を感じることができず寂しさを抱えて生きる主人公の和希の姿が痛々しくも、少女ならではの瑞々しさを持っていて美しいです。和希が惹かれていく不良少年の春山はカッコよく、自分が和希ぐらいの歳のときに憧れていた少し年上の男の子そのもの。
2人の関係は、ただの恋愛だけでなく、お互いを本当に理解しているがゆえの絆が垣間みえて強い繋がりを感じます。
2人の純愛だけでなく、母と娘の愛に焦点を当てているところも見どころです。和希を抱えて着の身着のままで走る母の姿は感動で涙が溢れます。
原作と同様、世代を超えて愛される尾崎豊の名曲「OH MY LITTLE GIRL」も世界観を彩っていて素晴らしいです。

ビリギャル【2015】

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あらすじ・見どころ

さやか(有村架純)は高校2年生。中学入学以来、全く勉強をしなかったので、ついに成績は学年ビリ。
いくらなんでもこのままではマズイと思ったのか、そんな女の子が学習塾にやってきた。
でもその姿は金髪、ヘソだし、超ミニスカのギャルメイク。対応した塾講師の坪田もびっくりの彼女の知識は小4レベル。
聖徳太子を「セイトクタコ」と読み、東西南北も分からない。
それでも夢は大きく第一志望はチョー難関の慶應大学! (←ゼッタイ無理! )
「さやかが慶應なんてチョーウケる〜! 」こうしてノリで二人三脚の受験勉強がはじまった! (でも、まずは小4ドリルからね)
果たして、こんなことでビリギャル・さやかは慶應大学に受かるのでしょうか??

学年ビリのサクセスストーリー

実際にさやかを指導した、坪田信貴によるベストセラー書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」が原作です。
実話なので、ストーリーや登場人物に唐突感や不自然さがなく、脚本もオーソドックス。“意外性”がテーマにも関わらず、しらけることなく観ることができます。
さやかのサクセスストーリーはもちろんスカッとしますが、父(田中哲司)と息子の衝突、母(吉田羊)の母性など、家族の絆や温かさを考えさせられるストーリーも散りばめられています。
素直に謙虚に努力する若者の一途さに心を打たれ、それを支える家族や友人たちの愛に感動できるほっこりサクセスストーリーです。

湯を沸かすほどの熱い愛【2016】

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あらすじ・見どころ

銭湯・幸の湯を営む幸野家。しかし、父(オダギリジョー)が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。
母・双葉(宮沢りえ)は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘(杉咲 花)を育てていた。
そんなある日突然、余命2ヶ月という宣告を受ける。その日から彼女は「絶対にやっておくべきこと」を決め実行していく。
【家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる】【気が優しすぎる娘を独り立ちさせる】
【娘をある人に会わせる】その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。
そして家族は、究極の愛をこめて、母を葬ることを決意する。

心温まる究極の家族愛

死を宣告された主人公が、残された愛する人のことを考えて、一心不乱に行動し物語が進んでいきます。
そのパワーがとてつもなく強く、母という存在のスゴさを感じます。とにかく愛が深いのです。
伏線が回収されるたびに、彼女の溢れんばかりの愛ゆえの行動が明らかになっていき、涙が止まりません。
そして、彼女への家族からの愛にも感激します。とにかく人が人を思う素晴らしさを伝えてくれます。
ラストは衝撃的な展開ですが、そこまでに描かれたストーリーを考えるとタイトルともマッチしてなるほどなと感じさせてくれます。
寒い冬こそ湯を沸かすほどの愛で心をあたためましょう。

8年越しの花嫁 奇跡の実話【2017】

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あらすじ・見どころ

結婚を約束したカップル、尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)。
結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。
いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親(薬師丸ひろ子、杉本哲太)からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。
そしてふたりが結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる――

一途な愛が起こした奇跡の実話

実際に起きた奇跡のラブストーリーを映画化した作品です。
人を愛するということは、どういうことなのかその一つの答えがこの映画にはあります。
無口で穏やか、少し控えめな性格の尚志が、麻衣のことだけは終始一貫していて想い続ける姿は胸を打たれます。果たして自分だったら、そこまでひとりの人を愛し、叶うかわからない恋に向き合えるのかと考えると、この尚志の愛がかけがえのないものだとより一層感じます。
彼の心の中にある、やり場のない嘆きや別れの悲しみが溢れ出すシーンは切なくて胸が締め付けられます。
困難に困難が重なりながらも、やっと訪れたハッピーエンドはすべての人を感動させてくれる素敵な映画です。

邦画で心をあたためよう!

ここまで、冬に観るのにぴったりな邦画を紹介してきました。
恋愛映画や家族映画、人が人を想う気持ちはいつのときも私たちの心をあたためてくれます。
映画のストーリーで心があたたまれば、自分も人に愛を持って接することができますよね。
そんな素敵な気持ちにさせてくれる邦画で、寒い冬を乗り切りましょう!

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