メンズフェードカット徹底解説【おすすめアレンジからセット方法まで】
海外メンズヘアスタイルの1つであるフェードカットを取り入れることで外国人風の洗練された雰囲気を手に入れることが出来ます。この記事ではフェードカットとは何かということから、おすすめのフェードカットアレンジ、そしてセット方法まで解説しているので参考にしてください。
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アイキャッチ画像出典:www.thetrendspotter.net
フェードカットとは
フェードカットとは海外メンズのヘアスタイルの1つであり、個性の強い海外スタイルの中でも日本人であっても比較的取り入れやすいのが特徴です。
サイドの刈り上げをトップに行くにつれて長くなっていくデザインであり、徐々に髪の毛が無くなっていくヴィジュアルからフェードカットという名前が付けられました。サイドの髪の毛がフェードアウトしていく様ななイメージです。
このフェードカットですが、サイドの刈り上げのデザイン性の高さから、ツーブロックや刈り上げスタイルを好む日本人男性にもぜひ取り入れていただきたいデザインとなっています。この記事はおすすめのフェードカットスタイルから、フェードカットのセット方法まで、網羅的に解説した決定版的内容になっているのでぜひ参考にしてみてください。
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フェードカットの魅力
硬派な男らしさ
フェードカットのグラデーションの入った刈り上げをヘアスタイルに取り入れることで硬派な男らしさを演出することが出来ます。フェードカットはヘアスタイルの中でも歴史のあるスタイルであるので、そのクラシカルなデザインは浮ついていない男らしい印象を相手に抱かせます。
ビジネスシーンにおける高い好感度はもちろんのこと、プライベートに置いても相手に好印象を持たれるでしょう。フレッシュな雰囲気から卒業し風格を演出したいメンズにおすすめです。
洗練されたデザイン性
フェードカットのデザインはとてもシンプルではありますが、無駄のない洗練されたデザインはフェードカットの最大の特徴でもあります。特にサイドをフェードで刈り上げ、トップをコームを使ってサイドに流した定番のフェードスタイルはスーツにも私服にも相性が良く、全てのシーンにおいて活躍するでしょう。
スタイリングが簡単にきまる
フェードカットを構成するデザインは基本的にサイドの刈り上げとトップのみであるので、スタイリングに時間をかけずとも十分なスタイリングが可能になります。基本的なスタイリングのステップはグリースやポマードといったスタイリング剤をなじませ、コームで毛流れを整えるのみです。
特にフェードカットはビジネスシーンとの相性が良いため、忙しいビジネスマンの方の朝の時間の節約にもなるのでおすすめです。
フェードのセットにはコームとグリースの使用がおすすめ
フェードカットを初めとしたバーバースタイルと呼ばれる髪の毛を固めて毛流れを整えたヘアスタイルはコームとグリースの使用することでヘアスタイルの完成度をより高めることが出来ます。手クシやハードワックスでもセットが出来ないわけではありませんが、フェードの毛流れやツヤを演出するのであれば必ず揃えておきたいアイテムです。
クールグリース
昔からフェードカットに使われていたのはポマードと呼ばれるツヤ感と強いセット力があるもの匂いが強いというスタイリング剤でしたが、グリースはポマードの良さである強いセット力とツヤ感を残しつつ、キツイ匂いと洗い落としの悪さを改善したスタイリング剤です。
グリースの種類の中ではクールグリースが最もメジャーであり、様々なバリエーションがあるので自分に合ったヘアスタイルを見つけてください。
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コーム
フェードカットの多くは細かな毛流れを必要とするアレンジが多く、そのようなスタイリングにコームを使用することで手クシでは作ることの出来ない整った毛流れを実現することが出来ます。フェードカットだけでなく普段のスタイリングにおいても活躍する場面が多いですし、携帯出来るタイプを使用することで出先でもヘアスタイルを整えることが出来るのでおすすめです。
おすすめアレンジ15選
フェードカットのおすすめアレンジを15選紹介していきます。
フェードカットは基本的に海外のヘアスタイルであるため、アレンジもコームオーバースタイルやクロップスタイルと言ったスタイルとのかけ合わせが中心になります。カジュアルからフォーマルまで幅広い雰囲気のフェードカットを15選紹介したので、自分に合ったフェードカットが見つかるはずです。
1. ロングヘアー×ミッドフェード
バランスの良いミッドフェイドを取り入れることでスッキリとしたサイドとパーマをかけたロングヘアーを組み合わせたヘアスタイルになります。刈り上げたサイドと動きのあるロングヘアーのコントラストがヘアスタイル全体の雰囲気を大人っぽく、そしてセクシーに仕上げます。
フェードの刈り上げを活かしつつ、トップの髪の毛でスタイリングを楽しむことが出来る点も魅力の1つです。バーバーや美容室でオーダーする際はトップのロングヘアーのパーマをあてましょう、強いクセ毛の場合は髪質を活かしても大丈夫です。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際には手クシを使いながら大まかにトップを乾かしていきます。
3. 無造作に乾かすことを意識しながらスタイルの下地を形付けていきましょう。
4. 8割ほど濡らした髪の毛にグリースをなじませてシルエットを整えたらスタイリング完了です。
2. ヘビークロップ×フェード
クロップスタイルとはサイドを短めにカットし、トップから前髪にかけての長さを残し前方に流したヘアスタイルを指します。通常のクロップスタイルではサイドの長さは均一で刈り上げますが、フェードを組み合わせることでサイドにデザイン性を加えています。刈り上げとトップの境目がぼやけるので、刈り上げ特有の威圧感がそこまでないのも魅力の1つです。
シンプルなところに少しの個性を演出することの出来るヘアスタイルなので、ビジネスにもプライベートにもおすすめです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップから前髪にかけてを前方に流すように乾かしながらスタイルの下地を形付けていきます。
3. マットに仕上げたい場合はワックスをツヤっぽく仕上げたい場合はグリースで仕上げます。
4. 全体のシルエットを整えてスタイリング完了です。
3. コームーオーバー×フェード
バーバースタイルの定番スタイルであるコームオーバーにフェードカットを組み合わせたフォーマルな雰囲気が魅力のヘアスタイルです。コームオーバーとは簡単にいうとトップの髪の毛を再度に流したヘアスタイルを指し、カッチリとしたフォルムが特徴です。それにフェードカットを組み合わせるとフォーマルな雰囲気の中にワイルドさを加えることができ、絶妙なバランスを実現します。
スタイリングを行う際はクシやコームを使用しながらグリースでしっかりと固めてください。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップの髪の毛をサイドに流しながら乾かしてスタイルの下地を形付けていきます。
3. 8割ほど乾かした少し湿った髪の毛にグリースをなじませます。
4. コームを使ってトップの毛流れを整えてスタイリング完了です。
4. モヒカン×フェード
フェードとソフトモヒカンを組み合わせたデザイン性の高いヘアスタイルになります。モヒカンを取り入れることでフェードカットの中に強い動きが出るので、刈り上げによるスッキリとした印象だけでなく強い動きも再現することが出来るのでおすすめです。
シチュエーションにはまれば感度の高いファッションセンスの高さをアピールすることが出来ますが、ビジネスの場など主張が強くなりすぎてしまう場合があるので注意してください。ソフトモヒカン部分の長さを短くすると、かしこまった場にも対応することが出来るでしょう。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップのモヒカンのシルエットを意識しながら乾かしスタイルの下地を整えていきます。
3. 乾かした髪の毛にハードワックスをなじませます。
4. モヒカンスタイルはグリースではなくワックスを使った方が再現性が高まります。
5. 手くしを使ってシルエットを整えてスタイリング完了です。
5. サイドパート×フェード
サイドパートとフェードカットを組みあわることでフォーマルさの中に男らしさを演出したヘアスタイルになります。通常の刈り上げとサイドパートを組み合わせたヘアスタイルでは少しかっちりとした雰囲気になり過ぎてしまいますが、このヘアスタイルであればフェードのグラデーションのかかった刈り上げが程いアクセントになっています。
フォーマルとカジュアルの中間をとっているので、幅広い雰囲気になじみやすみます。スーツや私服にも合わせやすくスタイリングの幅も広がるヘアスタイルです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップをサイドにながすことを意識しながらスタイルの下地を形付けていきます。
3. 前髪は少しアップバング風に立ち上げるのがおすすめ。
4. 8割ほど乾かした湿らせた髪の毛にグリースをなじませます。
5. 全体のシルエットを整えてスタイリング完了です。
6. ライン×フェード
サイドをグラデーションで刈り上げたフェードカットとクロップスタイルを組み合わせたバーバースタイルの中では定番のヘアスタイルです。そこの刈り上げとトップの部分の境目にシンプルなラインを入れることで、小さなアレンジですがヘアスタイルに個性を加えています。
フェードスタイルの中ではカジュアルな雰囲気があるので、20代~30代前半の比較的若いメンズも取り入れやすいのも魅力の1つです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップを前方に流すことを意識しながら、サイドのライン周辺を整えながらスタイルの下地を形付けていきます。
3. 8割ほど乾かした少し湿った髪の毛にグリースをなじませます。
4. コームを使って毛流れを整えてスタイリング完了です。
7. クラシック×フェード
髪型というよりは全体のスタイリングの紹介になります。定番のミッドフェードに長めのトップ、そしてムスタッシュの形をした髭を組み合わせたクラシックな雰囲気が魅力のスタイリングになります。
ファッション性が高く取り入れることで他のメンズとの差を付けることの出来るスタイリングですが、年齢や顔つきが幼いとチグハグした印象になってしまうので注意してください。ひげとフェードカット、そして長めのトップを取り入れるのであれば相応の年齢を重ねてからの方が相性が良いでしょう。
セット方法
1. 全体を濡らしてタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップの髪の毛を無造作を意識しながら乾かしスタイルの下地を形付けていきます。
3. 8割ほど乾かした少し湿った髪の毛にグリースを軽く馴染ませます。
4. 手クシで全体のシルエットを整えてスタイリング完了です。
8. ソフトモヒカン×フェード
ソフトモヒカンとフェードを組み合わせた若々しい雰囲気が特徴のヘアスタイルです。フェードスタイルのトップにかけてグラデーションを作った刈り上げと前髪からトップにかけての髪の毛を立ち上げるソフトモヒカンの相性は良く、全体にまとまった印象を演出することが出来ます。
スタイリングも簡単で時間んを取らないので忙しいビジネスマンの方にお勧めです。特に20代前半あたりのフレッシュなメンズが取り入れることで、年齢の持つ爽やかさを最大限引き出すことが出来るでしょう。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際には前髪からトップにかけての髪の毛を立ち上げることを意識しながらスタイルの下地を形付けていきます。
3. 全体を8割ほど乾かしたら少し湿った髪の毛にグリースをなじませます。
4. コームを使いながらシルエットを整えてスタイリング完了です。
9. ショートパーマ×フェード
パーマをあてたベリーショートスタイルとサイドを刈り上げたフェードカットを組み合わせたヘアスタイルになります。通常パーマをあてるのはある程度の髪の毛に長さがある人であると思われがちですが、ベリーショートの髪の毛に少しあてるだけでヘアスタイルの再現性が高まるだけでなく、格段にセットがしやすくなります。
ベリーショートスタイルはヘアアイロンでもカールをつけにくいので、パーマをあてることはヘアスタイルの完成度を高めるのに有効です。日本人にも似合わせが効きやすいため、海外風のヘアスタイルに挑戦したいという方にもおすすめです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップを立ち上げることを意識しながらスタイルの下地を甲地付けていきます。
3. ハードワックスをなじませシルエットを整えたらスタイリング完了です。
10. テクスチャー×フェード
テクスチャーカットとは自分の持ち前の髪質を活かしたヘアスタイルを指します。海外メンズには日本人男性のような純粋な直毛は珍しく、このような自分の髪質を活かすというようなヘアスタイルが成立しました。日本の髪型にあてはめると少しのパーマをあてたカジュアルスタイルということが出来るでしょう。テクスチャーカットをフェードと組み合わせることでサイドの刈り上げでワイルドな男らしさを演出すると同時にトップのスタイリングでナチュラルな雰囲気を演出することが出いるのでおすすめです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気を取ります。
2. ドライヤーで乾かす際には軽くトップを握りこみながら乾かしてスタイルの下地を形付けていきます。
3. 無造作に動かすことを意識してドライを行いましょう。
4. グリースを適量なじませ仕上げにシルエットを整えてスタイリング完了です。
11. 定番フェードカット
グラデーションのかかったフェードスタイルを光沢の出るスタイリング剤で全体を固めてコームで全体のシルエットを整えた定番のヘアスタイルです。
海外職の強いヘアスタイルですが日本人が取り入れることで、日本のスタイルでは出すことの難しい硬派な男らしさを演出することが出来るのでおすすめです。ビジネスはもちろんのこと、プライベートに置いても大きく活躍するでしょう。特にアメカジファッションを得意とする人にはおすすめです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはコームを使いながらトップの髪の毛をサイド位流すことを意識しながらスタイルの下地を形付けていきます。
3. 8割ほど乾かした少し湿った髪の毛にグリースをなじませます。
4. コームを使って全体のシルエットを整えてスタイリング完了です。
12. クィフ×フェード
クィフカットとは前髪を後方にかき上げたヘアスタイルのことを指し、日本のヘアスタイルである「アップバング」よりもワイルドにかき上げているのが特徴です。個性の強いヘアスタイルが多い海外スタイルの中でも比較的取り入れやすく、それにフェードカットを加えることでサイドがスッキリとしているので、どんなシーンにも馴染む万能さがあります。
自分の環境が許すのであればカラーを取り入れるのもおすすめであえり、ブロンドなどを入れることで上品な雰囲気も演出することが出来ますよ。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップに動きを出しつつ、前髪を立ち上げる事を意識しながら乾かしスタイルの下地を形付けていきます。
3. ツヤ感はあまり必要が無いのでハードワックスをなじませます。
4. 毛束を作りながら全体のシルエットを整えてスタイリング完了です。
13. モード×フェード
最も刈り上げる位置の高いハイフェードと前髪を揃えたクロップカットを組み合わせたモードな雰囲気のヘアスタイルです。モードな雰囲気のヘアスタイルはデザイン性が高いため、ハイブランドのアイテムなどの個性を活かすスタイリングとの相性が良いです。
モードな雰囲気であるためビジネスシーンなどには向きませんが、前髪のアレンジ次第では幅広いシーンに対応することが出来ます。その際にはツヤを抑えたスタイリング剤を使用するのがおすすめです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップから前髪にかけてを前方に流すようにして乾かしながら、前髪を揃えスタイルの下地を形付けていきます。
3. 全体にハードワックスを馴染ませていきます。
4. トップに毛束を作り前髪を揃えてスタイリング完了です。
14. ベリーショート×フェード
パーマをあてたベリーショートスタイルにフェードを組み合わせたヘアスタイルになります。ベリーショートとフェイドカットの組み合わせは、サイドのグラデーションの刈り上げからそのままトップにつなげることで全体に一体感のある仕上がりが特徴です。
フェードスタイルはツーブロックのような仕上がりになってしまいがちですが、王道の短髪でデザイン性のあるヘアスタイルであればおすすめのヘアスタイルです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際には全体の立ち上がりが均一になるように、一部分だけを潰さないことを注意していきながらスタイルの下地を形付けていきます。
3. 全体にハードワックスをなじませます。
4. シルエットを整えてスタイリング完了です。
15. ツーブロック×フェード
王道のフェードカットはサイドの刈り上げからトップにつながっていきますが、このヘアスタイルはつなげずにフェードの部分とトップの長さを分けツーブロックのようにしたスタイルになります。
フェードカットの持つ刈り上げ部分のデザイン性に加えて、ツーブロックの持つヘアスタイルのメリハリも備えているため日本のトレンドも取り入れているのもポイントです。オンとオフどちらもきまるので若いメンズも取り入れることの出来るのも魅力の1つです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはトップを無造作に動かすことを意識しながら乾かしスタイルの下地を形付けていきます。
3. 全体にハードワックスをなじませます。
4. 毛束を作りながら細かな部分を整えてスタイリング完了です。
フェードカットでもっとかっこよく
フェードカットを取り入れることでスタイリングの幅を充分に広げることが出来ます。
もし洗練された男らしさを演出したいのであればフェードスタイルを取り入れることで理想のイメージにグッと近づくことが出来るでしょう。
フェードカットを取り入れてもっとカッコよくなりましょう。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。