【メンズ】ヘアアイロンの使い方・セット方法徹底解説
メンズ向けのヘアアイロンの使い方・セット方法を解説していきます。メンズがヘアアイロンを使用することで前髪やクセ毛を伸ばすことが出来たり、パーマ風のスタイリングが出来たりと多くのメリットがあります。この記事ではヘアアイロンの最適な温度から使い方、カールの種類まで解説しているので参考にしてください。
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アイキャッチ画像出典:allaboutthegloss.com
メンズヘアアイロンの使い方を解説
ヘアアイロンを使用することでスタイリングの幅を大きく広げることが出来ます。
毛束感やパーマ風のヘアスタイルのみならず、クセ毛や天然パーマなどのコンプレックスの解消にもヘアアイロンは活用することが出来ます。
普段ヘアセットをあまり行わないという方もヘアアイロンは安価で購入することが出来ますし、何よりセットもそれほど時間を取ることがないのでこの記事を参考にぜひ取り入れてみてください。
ヘアアイロンで可能になること
パーマ風のスタイリング
ヘアアイロンを使用することでパーマ風のスタイリングが可能になります。
パーマをあててしまうと良くも悪くもスタイリングの自由度がなくなってしまいますが、ヘアアイロンを使うことでナチュラルヘアとパーマヘアの2通りを楽しむことが出来ます。
この点がアイロンでパーマヘアを作ることの最大のメリットです。
クセ毛の解消
ヘアアイロンを使用することでクセ毛を解消することが出来ます。
気になる前髪のうねりはもちろん、頑固な天然パーマも時間はかかりますが延ばすことが可能です。クセ毛が気になるけれど縮毛矯正をするほどクセがひどいわけではないという方におすすめ。
クセ毛を伸ばす際に最適なヘアアイロンのタイプはストレートであるのでカールを選ばないように注意してください。
メンズはプレート幅の狭いタイプがおすすめ
ヘアアイロンを選ぶ際にメンズはプレート幅の狭いものを選ぶようにしてください。
プレート幅は広いほど長い髪の毛向きであり、短いほど幅が狭いものを選びましょう。メンズのショートヘアにプレート幅のタイプを選んでしまうと、髪の毛の長さに対してプレート幅が狭いためとてもスタイリングがしにくいです。
最近はプレート幅の狭いメンズ向けのヘアアイロンも多く販売されているので、よく吟味したうえでヘアアイロンを選ぶようにしてください。
最適な温度設定について
メンズの平均は160℃~180℃
ヘアアイロンの最適な温度設定はメンズであれば160℃~180℃の高温でスタイリングを行うことがおすすめです。メンズの短い髪の毛はクセによる形がつきにくいので、なるべく高い温度で短い時間でスタイリングを行いましょう。下記の記事にて最適な温度について解説しているので、詳しくはそちらを参考にしてください。
ヘアアイロンの使い方
1. 前髪からサイドにかけてのクセを伸ばします
最もクセが目立ちやすい前髪からサイドにかけてのクセを伸ばしましょう、真っすぐに伸ばすのではなく頭の形に合わせて少し丸みをつけるようにしてヘアアイロンを通すことが大切になります。
2. 毛束を少量ずつ取りながらカールをつけていきましょう
一度に熱を通す髪の毛の量が多いと熱が上手く通らずにカールを形付けることが出来ません。髪の毛に熱を通す際は少量ずつ髪の毛を手に取って行うことでカールを綺麗に形付けることが出来ますよ。
3. 外ハネも織り交ぜていくのがコツです
基本の内巻きに加えて外ハネも組み合わせていくことが大切になります。外ハネを上手く組み合わせながらカールさせていくことで、よりランダムな動きのある自然なパーマ風の髪型を再現することが出来ます。
4. ワックスを適量手に取り全体になじませていきます
全体にヘアアイロンっで形付けることが出来たらワックスを適量手に取り全体になじませていきましょう。なじませる際はヘアアイロンで形付けたカールを意識して手を動かすようにしてください、髪の毛を伸ばすようなつけ方はカールが伸びてしまうので注意してください。
5. 毛束を作りながらシルエットを整えてスタイリング完了です
形付けたカールを意識しながら毛束を作りながらヘアスタイルを整えていきます。
ヘアアイロンを使ったスタイリングにおいて最も大切な工程になるので出来れば時間をかけて丁寧に行うことが大切です。終了したらヘアスプレーを振りかけてスタイリング完了です。
身に付けておきたいテクニック4つ
ヘアアイロンを使うにあたって身に付けておきたいテクニックを4つほど紹介します。
紹介する1つ1つのテクニックをマスターして組み合わせていくことが出来るようになれば、ヘアアイロンを使ったスタイリングの幅はグッと広がります。
1. 前髪・クセ毛の伸ばし方
前髪の伸ばし方を間違えると不自然なストレートになってしまい、不自然な前髪になってしまいます。うねりがちな前髪を綺麗に伸ばすためには部分ごとに分けながら数回に分けて熱を通していくことがコツになります。下記の解説と動画を参考にしながら正しいやり方をマスターしてください。
正しい前髪の伸ばし方
1. ダッカールを使用して前髪の適量手に取り挟みます。
2. 前髪を3つの束に分けて1つずつ伸ばしていきます。
3. 熱を通した前髪はしばらくその形を動かずに2~3秒ほど冷ました後に手を離しましょう。
4. 2と3を前髪全体に繰り返していきスタイリング完了です。
2. 内巻き
メンズのアイロンを使ったスタイリングにおいて最も基本的な巻き方が内巻きになります。
メンズのヘアスタイルに内巻きを加えることでパーマをあてずともパーマ風のスタイリングを行うことが可能になります。動画と解説を参考にしながらマスターすることでスタイリングの幅を広げることができるでしょう。
正しい内巻きのやり方
1. まず基本的に内巻きは髪の毛を部分ごとに分けて少量ずつ熱を通していきます。沢山の毛量を一度に挟むと熱を通しにくくなってしまうので注意してください。
2. 手に取った毛束の中間より少し下の位置からヘアアイロンを挟み、手首を内側に返し髪の毛に熱を通していきます。
3. 熱を熱を通したばかりの毛束をつまみ熱が冷めるまでカールをつけた状態で2~3秒キープします。
4. 2~3を繰り返していきます。
3. 外ハネ
外ハネを入れるとヘアスタイルに軽い質感が出るので爽やかな雰囲気を演出することが出来ます。
外ハネはメンズのヘアアイロンの巻き方の中でも難易度の高い巻き方になるので、動画や解説を読んだうえで自分で練習を繰り返すことが大切です。最初は上手くいかないかもしれませんが、慣れてくると簡単になります。
正しい外ハネのやり方
1. 外ハネを行う際に意識してほしいことは変にカールを遠慮しないことです。外ハネを作る際は思い切りよく形付けていくことがコツです。
2. 毛束を手に取り、毛の中間をヘアアイロンで挟み外側に向けて手首を返して熱を通していきます。
3. アイロンを通したら熱が冷めないうちに、熱を通した毛束を掴み2~3秒キープします。
4. 2~3を内巻きと組み合わせながらスタイルに盛り込んでいきましょう。
4. 波打ちウェーブ
波打ちウェーブはヘアアイロンを使ったスタイリングの中でも最も難易度の高い巻き方になります。
ヘアスタイルに取り入れることで立体感を演出することが出来るのでぜひ取り入れてみてください。ヘアアイロンのみでの波打ちウェーブヘアはスタイリングにとても時間がかかるので、毎日のヘアスタイルとして取り入れたいという方はパーマをあて半永久的に定着させてしまうことがおすすめです。
正しいウェーブのやり方
1. まず、直毛の髪の毛をなくすために全体に内巻きを入れていきます。
2. 全体に内巻きを入れたらダッカールを使用していきながら部分ごとに熱を通していきます。
3. 毛束を手に取り根元~中間にかけては内巻きを、中間から毛先にかけては外ハネをつけてウェーブを形付けていきます。
4. 前髪やバックも同様に巻いていきスタイリング完了です。
ヘアアイロンを使ったセット例
ヘアアイロンの基本的な使い方を理解したら、それらを組み合わせてヘアスタイルを形付けていきます。
紹介しているヘアスタイルはヘアアイロンを使用することで完成度を高めることの出来る髪型になるので、ヘアアイロンを使ったスタイリングを実践してみたいという方にもおすすめのヘアスタイルです。
1. 波打ちセンターパート
波打ちセンターパートはヘアアイロンで再現することが可能です。
ヘアアイロンは全体に使用されていて、巻き方の種類はウェーブを入れています。ヘアスタイル全体にウェーブを入れることでセンターパートスタイルに色気を出しているのが特徴です。
スタイリングの仕上げにはグリースなどツヤ感ワックスを使用すると再現性が高まります。
2. ナチュラルマッシュ
ナチュラルマッシュのストレートヘアはアイロンを使用することがおすすめです。
クセ毛の方はもちろんですが、直毛の方であっても韓流マッシュのスタイリングの際にアイロンで熱を通しておくことで髪型の持ちがよくなります。
スタイリングの仕上げにヘアスプレーで軽く固めるとストレートヘアが長持ちするようになりますよ。
3. マッシュショート
毛束感で動きを出すマッシュスタイルにヘアアイロンは不可欠です。
マッシュショートに内巻きを加えることでトップに動きが出るようになり、マッシュスタイルの持つ毛量の多さというメリットを活かすことが出来ます。
スタイリングの仕上げにはハードワックスを全体になじませて毛束を丁寧に作ることでスタイルの再現性が高まるでしょう。
4. 外ハネウルフ
現在のトレンドスタイルであるウルフに外ハネを加えることでウルフの持つ毛先の動きという特徴を最大限生かすことが出来ます。
扱うカールの種類は内巻きと外ハネであり、特にトップと襟足が大切なポイントになります。全体的にひし形のシルエットを形付けるようにアイロンを施していくとスタイリングがしやすいでしょう。
スタイリングの仕上げには毛束感を活かすようにファイバータイプのワックスを使用するのがおすすめです。
5. アップバング
髪の毛の少し長めのアップバングスタイルにヘアアイロンを使うと再現性が高まります。
アイロンを使用しているポイントは前髪とトップです。前髪はあらかじめドライヤーで形付けた下地にそってアイロンを通していくイメージでアイロンをあててください、トップには内巻きを入れていき動きをつけていきましょう。
スタイリングの仕上げにはハードワックスを全体になじませてください。
6. ビジネスベリーショート
いつものベリーショートビジネススタイルもヘアアイロンでひと手間加えることでオシャレなヘアスタイルになります。
ヘアアイロンは難しい形のカールはあまり必要なく、全体に内巻きを加えていきましょう。トップの部分は前髪を立ち上げているので、ドライヤーの際に根元から立ち上げることを意識することが大切です。
スタイリングの仕上げにはツヤの出るワックスを馴染ませましょう。
7. スパイキーショート
スパイキーヘアなどの束感を演出するスタイルはアイロンを使うことでヘアスタイルの完成度を高めることが出来ます。
ドライヤーで全体的にふんわりとした仕上がりをイメージして乾かしていき、ヘアアイロンで毛束を意識しながら内巻きを加えていきます。
スタイリングの仕上がりにはツヤの出るワックスを使うとスタイルの完成度が高まります。
8. ビジネスマッシュ
落ち着いた雰囲気のあるビジネスマッシュスタイルもアイロンを使用することでスタイリングの完成度を高めることが出来ます。
マッシュスタイルはそのままセットを行うと重たい印象になってしまいビジネスシーンには相応しくない仕上がりになってしまうので注意が必要です。ヘアアイロンでトップを中心に内巻きを加えていきスタイリングを行っていきましょう。
スタイリングの仕上げにはファイバーワックスを使用して毛束感を強調してください。
9. ツーブロックベリーショート
ツーブロックベリーショートにヘアアイロンを使用することで毛束感を強調することが出来ます。
スタイル自体の毛量が多いわけではないのでヘアアイロンで熱をとおす段階から仕上がりの毛束を意識して形付けていきましょう。
スタイリングの仕上げにはハードワックスをなじませてスタイリング完了です。
10. 束感マッシュ
束感を全面に押し出したマッシュスタイルにもヘアアイロンは不可欠です。
髪の毛1本1本に動きを出すことが大切なヘアスタイルであるので、ダッカールを使用して部分ずつ丁寧に熱を通していくことが髪型の再現性を高めます。
スタイリング剤はハードワックスを2~3回に分けてなじませていきスタイリング完了です。
ヘアアイロンを使って髪型をもっとカッコよく
いかがでしたでしょうか、ヘアアイロンの使い方について解説していきました。
ヘアアイロンを使用することで普段のスタイリングで表現することの出来るスタイルの幅が大きく広がります。この記事を参考にしてヘアアイロンを取り入れて、今よりもっとカッコよくなってください。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。