ヘアアイロン最適温度とは【髪を傷めないヘアアイロンの使い方】

ヘアアイロンの最適温度を解説

この記事ではヘアアイロンの使い方を解説します。ヘアアイロンの温度は高すぎると傷みすぎてしまったり、低すぎても熱が伝わらずにスタイリングが上手くいかなかったりと、調節が難しいところです。この記事ではヘアアイロンを使用する際に最適な温度をアイロンのタイプ別とヘアスタイル別に解説するので、ぜひスタイリングの参考にしてください。

温度設定が大切な理由

適切なヘアアイロンの温度を知ることは髪の毛のダメージとヘアスタイルの再現性という大きく2つの理由から重要になります。多くのヘアアイロンの最高温度は200℃周辺ですが、この200℃というのは外国人の強い髪の毛に最適化されたものである場合が大半です。日本人の髪質で200℃のスタイリングを行うと髪の毛へのダメージが大きくなるので注意してください。
温度設定を間違えるとヘアスタイルの再現性が落ちてしまうという点においても大切です。正しく熱が伝わらなければ巻きやハネを作ることが出来ません、しっかりと自分の髪質に合った温度を知りスタイリングを行うことが大切です。

ストレートヘアアイロンの適性温度

150℃～170℃が目安

髪の毛の長さに関係なく、ストレートヘアアイロンを使用する際に最適な温度は150°～170°が目安です。温度が150℃を下回ると熱が髪の毛に伝わらずらく、170℃よりも高いと髪の毛が傷んでしまうので、それらの中間をとった温度でスタイリングすることが髪の毛に最も優しいです。
髪の毛に対して2～3回ほどあて、熱を伝えるようにして髪の毛を真っすぐにしましょう。

カールアイロンの適性温度

130℃～150℃が目安

カールアイロンはストレートアイロンと異なり、髪の毛に高温のプレートを一定時間当て続けるためストレートアイロンと同じ温度で当て続けてしまうとダメージは倍になってしまいます。カールアイロンを使用する際の温度は130℃～150℃が目安です。ストレートアイロンよりも少し低めと覚えておくといいでしょう。
低温を長くあてることがカールアイロンを使って、綺麗な巻きを作りながらも髪の毛のダメージを抑えるコツです。

ヘアスタイル別最適温度＆スタイリング方法

ここでは具体的にヘアスタイルごとの最適温度とともにスタイリング方法も合わせて紹介していきます。最適な温度を確認し、よりヘアアイロンによるスタイリングを楽しみましょう。

1. ストレートヘア：170℃

ストレートヘアは150℃～170℃の範囲で温度を設定します。ヘアアイロンをあてる回数は少ないほど髪の毛へのダメージは減るため、ここではストレートアイロンを170°の高温に設定し手早くスタイリングを行う方法を紹介します。

■スタイリング方法
1. 全体を乾かし全体の毛流れをクシなどで整えます。
2. 下地のスタイリング剤を全体になじませましょう。
3. 髪の毛の余分な部分をクリップでとめます。
4. 髪の毛を1束ずつ手に取りアイロンをあてて真っすぐにしていきます。
→あてた後に冷ますことで仕上がりが良くなります。
5. 4を繰り返し全体が終わったらスタイリング完了です。

2. ウェーブヘア：150℃

ウェーブヘアのスタイリングにはカールアイロンを使用します。カールアイロンは基本的に一定時間髪の毛をアイロンに当て続けるためストレートアイロンよりも設定温度の引く130℃～150℃に設定しましょう。ここでは150℃に設定してウェーブヘアを作るスタイリング方法を解説します。

■スタイリング方法
1. 全体を乾かし毛流れを整えます。
2. 下地のスタイリング剤をなじませます。
3. 髪の毛を左右に分け、余分な髪の毛をクリップでとめます。
4. 巻き初めの位置にアイロンを合わせ、髪の毛を挟み好みの巻き方で形付けていきます。
5. 下方向にアイロンを流しながら外します。
6. 4～5を繰り返し全体が形づいてきたらスタイリング完了です。

3. ミディアム内巻きヘア：170℃

内巻きヘアのスタイリングにはストレートアイロンを使用します。基本的にストレートアイロンのスタイリングにワンカールを付け加えるだけなので、温度も150℃～170℃でスタイリングを行います。ストレートヘア同様に繰り返しプレートをあてずに熱を通すことがポイントです。

■スタイリング方法
1. 全体を乾かし毛流れを整えます。
2. 下地のスタイリング剤をなじませます。
3. 余分な髪の毛をクリップで挟みブロッキングを行います。
4. 毛束を1本ずつ手に取り内側にワンカールを作っていきます。
5. 4を繰り返して全体が形づいたらスタイリング完了です。

4. 前髪のスタイリング：140℃

前髪のスタイリングを行う際はアイロンの温度は130℃～150℃が目安です。前髪の毛量や長さにもよりますが、ここでは140℃に設定したスタイリング方法を紹介します。オーソドックスな前髪の形である内巻きバングと流し前髪のスタイリングを紹介するので参考にしてください。

内巻きバング

■スタイリング方法
1. ヘアブラシで前髪を整えます。
2. 黒目の幅を目安に前髪を利き手とは逆の手でつかみます。
3. カールアイロンで手に取った前髪をおでこから斜め上の位置で挟みます。
4. 挟んだ後素早くクールチップを掴み前髪の丸みを意識しながら前方向に回転させアイロンを外します。
5. 毛束が温かいうちにほぐし、形を整えたらスタイリング完了です。

流し前髪

■スタイリング方法
1. ヘアブラシで前髪を整えます。
2. おでこ周りと外側の2つの部分に分けてブロッキングを行います。
3. 各部分の前髪を利き手とは逆の手で手に取ります。
4. カールアイロンで前髪を挟み内巻きと同じ要領で開店させながら、サイドに流しながらアイロンを外します。
5. 外側も同じように繰り返しスタイリング完了です。

5. メンズショートヘア：170℃

女性だけでなくメンズのスタイリングにもヘアアイロンを使用することができます。メンズのスタイリングにヘアアイロンが使用される目的としては束感を再現のために使用されます。メンズの短い髪の毛に熱を通すためには170℃～200℃ほどの高温に設定します。ここでは王道束感ショートスタイルのスタイリングを解説するので参考にしてください。

■スタイリング方法
1. 全体を乾かし毛流れを整えます。
2. 下地をなるスタイリング剤を髪の毛全体になじませます。
3. クリップで余分な髪の毛を挟みます。
4. 毛束をとり内巻きと外巻きを交互に行いスタイルを形付けていきます。
5. 4の工程が一通り完了したら耳の後ろや鉢周りを中心に外ハネを適量作ります。
6. ワックスで全体を仕上げてスタイリング完了です。

髪の毛を傷めないようにするコツ

1. しっかりと乾かしてから使用する

アイロンをあてる前の髪の毛の状態が良いと、熱の伝わりやすくなり仕上がりが良くなります。ドライヤーで丁寧に乾かし、髪の毛の絡みをクシでとかすなどして毛流れをしっかりと揃えておきましょう。
1度のアイロンで熱を伝えることの出来る髪の毛の量には限度があります。特にストレートヘアを行う際には髪の毛1本1本がプレートに触れる量を目安に毛束をとるようにしてください。

2. ヘアアイロンの前にスタイリング剤をつける

ヘアアイロンの前にスタイリング剤をつけることで髪の毛がコーティングされ熱によるダメージを軽減することが出来ます。ヘアアイロンの前につけることを目的としたスタイン具材も市販されているので、ヘアアイロンを使用した際のダメージが気になる方におすすめです。その他にもスタイルのキープ力の向上や、ツヤ感が出たりなどのメリットがあるので一度試してみてはいかがでしょうか。

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3. 同じところにあたるのは3回まで

ヘアアイロンによるダメージを少なくする3つ目のポイントはヘアアイロンをあてる回数と時間を最小限に抑えるということです。髪の毛をしっかりと乾かし、事前のスタイリング剤をなじませてもヘアアイロンを何度も当てた際のダメージは防ぐことが出来ません。ヘアアイロンを使用してスタイリングを行う際は多くても3回までとしましょう、理想は1度で手に取った髪の毛全体に熱が伝わることです。スタイリングを行う際はその点を意識して行うようにしてください。

おすすめヘアアイロン

おすすめのヘアアイロンを紹介します。なるべくヘアアイロンは温度調節が幅広くできるものを選ぶのがおすすめです。そしてある程度の値段のするものを選ぶようにしましょう、安くても3,000円ほどを基準に選ぶことでまとまった品質のものが手に入ります。ここではストレートアイロン2つ、カールアイロン2つの合計4つのアイロンを紹介するので参考にしてください。

ワンダム ストレートヘアアイロン

ワンダムのヘアアイロンはバランスよくまとまった優秀なスペックが魅力です。プレートの幅は太すぎることはなく、温度は60℃～200℃の間で調節可能、そういった機能の中でも特に注目したいのはプレートの裏側についている黒い布の部分で、ここに布があてがわれていることでプレートの裏が熱くなりすぎることがありません。その他にもアイロンの滑りや熱を伝える力に長けた赤外線放射特殊プレートも魅力的です。

【こんな人におすすめ】
ヘアアイロンを使用したスタイリングに慣れ始めて、そろそろ本格的な機能性の高いモデルが欲しいという方におすすめ。髪型はベリーショート以外のヘアスタイルであれば使用可能です。

価格：8,590円（Amazon）

クレイツ ヘアアイロン イオンカール

クレイツのカールアイロンは毛先までみずみずしい上質なカールを短時間のセットと長時間のキープで実現する機能性の高さがポイントです。プロフェッショナル向けに作られているため温度調節は120℃～210℃の10段階で調節することができ、スタイリングに合わせた使い方が可能です。デュアルセラミックヒーターは温まりが早く、高い温度をキープするためスタイリング中に温度が下がる心配もありません。温度がデジタル表記されており、一目で確認することが出来るのも魅力です。

【こんな人におすすめです】
リーズナブルな価格で高い機能性を持つコストパフォーマンスの高いモデルが欲しいという人におすすめです。値段が10,000円を越えずに相当に高い機能を持っているので、最初の1本としても、2本目としてもおすすめです。

価格：5,300円（Amazon）

サロニア ダブルイオンストレートヘアアイロン

SALONIAのストレートアイロンは安価ながら高い性能を誇るコストパフォーマンスの高さが魅力的です。3000円前後という購入しやすい値段でありながらも最高温度は230℃を誇り、熱伝導率の高いチタニウムプレートに加えマイナスイオンの噴射口もついているという充分すぎるスペック。カラーバリエーションの豊富さ魅力の1つであり、10色の中から自分の好きな色を選ぶことができますよ。

【こんな人におすすめ】
アイロンを使用したスタイリングをこれから始めるという方の初めての1本におすすめです。基本的な性能は押さえているので長く使える1本でしょう。

価格：3,124円（Amazon）

アイビル カールアイロン

アイビルのカールヘアアイロンはプロフェッショナルからのリピート率も高い使い勝手の良さと高機能ながら手の届きやすい価格設定が魅力のヘアアイロンです。ポイントはグリップ部分を初めとした本体の使い心地であり、グリップは指にフィットするように大きめにプロ仕様のホールド力の強いグリップが髪の毛をしっかりとホールドします。温度調節は100℃～190℃で調節可能でありスタイルや髪質によって使い分けることが出来るのも魅力です。

【こんな人におすすめ】
サロンで実際に使われている高いクオリティを自宅でも再現したいという方におすすめです。使い心地は良いため、ヘアアイロンに慣れていない方でも充分に使いこなすことが出来るでしょう。

価格：4,130円（Amazon）

最適な温度でもっと良いスタイルへ

いかがでしたでしょうか、ヘアアイロンの最適な温度について解説しました。ヘアアイロンの温度設定は髪の毛のダメージだけでなくヘアスタイルの再現性にも関わってくるのでぜひ押さえてください。ヘアアイロンを使いこなして、今よりもっと良いヘアスタイルになりましょう。