【山形】日帰りでも行ける!貸切風呂のある温泉10選
蔵王温泉やあつみ温泉などの名湯が揃い、温泉観光地として国内屈指の人気を誇る山形県。プライベートな湯に浸かれる貸切風呂を備える温泉宿や、日帰りで利用できる温泉なども多彩に揃っています。山形県で日帰りでも行ける貸切風呂のある温泉をご紹介しましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.gassan-tsutaya.co.jp
山形でおすすめする日帰り&貸切風呂のある温泉
蔵王温泉やあつみ温泉などの名湯をはじめ各地に多くの温泉が湧出し、温泉観光地としても高い人気を誇る山形県。出羽三山の神社や風光明媚な観光名所も多彩で、サクランボや山形牛などご当地グルメも魅力的です。
各地の温泉には貸切風呂を備えた温泉宿もあり、カップルやファミリーで気兼ねなく利用できることから人気に。そして宿泊する時間が取れないけれど温泉を楽しみたい、といった方には日帰り温泉がおすすめです。
格式高い老舗の温泉宿から山奥にある秘湯の一軒宿まで多彩に揃った山形県で、貸切風呂を用意し日帰り入浴もできる温泉スポットを10ヵ所ご紹介しましょう。
1.瀬見温泉「喜至楼」
武蔵坊弁慶による開湯伝説が残り、小国川沿いに温泉街を形成する瀬見温泉。陸羽東線・瀬見温泉駅から車で3分ほど走った義経通り沿いにご紹介する温泉宿「喜至楼」があります。
湯は天然の沢水を加水した温泉で、本館と別館それぞれに各種の風呂を用意。日帰り利用ができる本館には広々とした円形の「ローマ式千人風呂」や、野趣ある雰囲気の「岩風呂」があります。そして別館には宿泊者専用で「オランダ風呂」や、貸切で使える2ヵ所の家族風呂を用意しました。
「喜至楼」の食事は地元で採れる季節の味わいを活かした郷土料理。宿自慢の「松原あゆ」はかつて献上品として扱われていた鮎で香り高い逸品、塩焼きや一夜干しをいかがでしょう。
【基本情報】
住所 :最上郡最上町大字大堀988
電話 :0233-42-2011
日帰り入浴:500円
貸切風呂 :無料
宿泊料金 :4,000円~
2.湯野浜温泉「龍の湯」
平安時代に亀が湯に浸かっていたことから発見されたと伝わる湯野浜温泉。日本海に面した海沿いに温泉街を形成しており、海岸から少し離れた場所に温泉宿の「龍の湯」があります。
源泉は古くからの塩化物泉と昭和3年に新たに湧出したアルカリ泉単純泉の2種類。大浴場「水明の湯」にある「庭園露天風呂」には御影石・天然岩・樽などで設えた風呂を配しており、7種類の風呂を楽しむことができます。そして貸切風呂「木洩れ日」は木の温もりと石の重厚さを感じる空間、バリアフリー仕様です。
「龍の湯」の食事は庄内の旬を味わえるコース料理から御膳や一品料理まで多彩な品揃え。ランチメニューも用意しており、個室休憩・食事・温泉がセットになった日帰りプランもあります。
【基本情報】
住所 :鶴岡市湯野浜2-4-47
電話 :0235-75-2241
日帰り入浴:630円
貸切風呂 :1,000円(45分、宿泊者は500円)
宿泊料金 :5,250円~
3.あつみ温泉「たちばなや」
飛鳥時代に役行者が発見したと伝わり、明治期には与謝野晶子をはじめとした文人墨客も多く訪れたあつみ温泉。温海川沿いに温泉街が広がっており、中心部には皇族や天皇陛下のご宿泊を賜った老舗温泉宿「たちばなや」があります。
名湯として知られるあつみ温泉はナトリウムカルシウム塩化物硫酸塩温泉で、やわらかな肌あたりの湯。情緒ある石造りの露天風呂や天井高が高く開放的な内湯などがあり、体の芯から温まることができます。館の6Fには貸切展望露天風呂の「星の湯・月の湯」があり、贅沢なプライベート空間で湯を楽しめる設えです。
「たちばなや」で供されるのは庄内の食材にこだわり季節の旬をふんだんに盛り込んだ会席料理で、季節毎に品書きが替わりどれも酒肴に好適な品々。会席料理・客室・温泉がセットになった日帰りプランも多彩に取り揃えています。
【基本情報】
住所 :鶴岡市湯温海丁3
電話 :0235-43-2211
日帰り入浴:1,000円
貸切風呂 :3,000円(60分)
宿泊料金 :8,100円~
4.あつみ温泉「萬国屋」
鎌倉時代の後期には既に湯治場として成立しており、江戸時代には庄内藩の湯役所も設けられていたあつみ温泉。「たちばなや」からも近い場所に創業から300年以上の老舗温泉宿「萬国屋(バンコクヤ)」があります。
温泉の湯殿は大きくガラス窓を設えた大浴場「桃源山水」やシルクバス「楽山」をはじめ、露天風呂「桃里の湯」など多彩に用意。貸切風呂は「遥遥の湯(ヨウヨウノユ)」と「蕩蕩の湯(トウトウノユ)」があり、気兼ねなく湯を堪能できる設え、湯上りはマッサージチェアを備えたお休み処で寛げます。
「萬国屋」で供されるのは旬の素材を存分に味わえる、山と水を楽しむ「楽山楽水」の会席料理。市場から直送される海幸や山形牛などの厳選素材を用いた料理を楽しむことができ、温泉と食事がセットになったプランも用意します。
【基本情報】
住所 :鶴岡市湯温海丁1
電話 :0235-43-3333
日帰り入浴:1,000円
貸切風呂 :3,240円(60分)
宿泊料金 :8,640円~
5.月山志津温泉「つたや」
国内有数といわれる豪雪地帯の山奥にあり、平成元年に温泉が湧出した月山志津温泉。五色沼の周辺に温泉宿が軒を連ねていて、ご紹介する「つたや」は沼の南側に宿を構えます。
温泉は若返りの水を意味する「変若水の湯(オチミズノユ)」と呼ばれるナトリウム-塩化物温泉。大浴場と露天風呂はそれぞれに趣の異なる「美人の湯・仙人の湯・月の湯・星の湯」があり、日々の疲れを癒やす湯を楽しめます。そして貸切風呂は「ばしょうの湯・ぶなの湯」の2つで、庭園や山々の景色を眺めながら湯に入れる設えが魅力です。
「つたや」の食事は雪深い土地ならではの味わいや季節替りの旬彩を楽しめる料理。クラフトビール「月山地ビール」もあり酒肴に合う「岩魚のスモーク」も用意、ランチも充実しており蕎麦打ち体験と温泉がセットになったプランなどもあります。
【基本情報】
住所 :西村山郡西川町志津10
電話 :0237-75-2222
日帰り入浴:800円
貸切風呂 :3,000円(45分)
宿泊料金 :14,000円~
6.蔵王温泉「ろばた」
出典:www.t023.com
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日本武尊の従者によって2世紀初頭に開湯したと伝わる蔵王温泉。単独スキー場としては国内最大級といわれる蔵王温泉スキー場に隣接して温泉街を形成しており、湯の香通り沿いに「ろばた」があります。
敷地内に自家源泉を擁しており、湧出してすぐの新鮮な湯を源泉掛け流しで楽しめます。源泉の湯を堪能できる湯処は檜造りの「湯の香」で日帰りでも貸切の利用が可能。そして蔵王温泉で初めてといわれる本格的な足湯もあり、源泉掛け流しの湯に無料で入れます。
「ろばた」の食事は地産地消をコンセプトに、山で収穫された山菜やこだわりの仕込み味噌などを使って料理を用意。山形の郷土料理や山菜料理が並び、一押しはジンギスカンです。
【基本情報】
住所 :山形市蔵王温泉川原42-5
電話 :023-694-9565
日帰り入浴:800円(貸切風呂、60分)
宿泊料金 :4,320円~
7.蔵王温泉「ヴァルト ベルク」
蔵王中央ロープウェイからも近い場所に立地する「ヴァルト ベルク」は、「ヴァルト:森、ベルク:山」を表す名称で、森に囲まれた温泉ホテルです。
湯は強酸性の白くにごる美肌の湯で、春~秋にかけて入ることができる清流沿いの野天風呂をはじめ、源泉掛け流しの湯に浸かれる大浴場「木間々湯(キママユ)」などを用意。貸切風呂も趣ある木の造りで、露天風呂と内湯を備えています。
「ヴァルト ベルク」の食事は、山形の食材を知り尽くした料理人が腕を振るう四季折々の味わい。郷土色豊かな品々が並び、山形牛のしゃぶしゃぶをはじめ山形の味覚を堪能できます。
【基本情報】
住所 :山形市蔵王温泉清水坂889-1
電話 :023-694-9300
日帰り入浴:1,000円
貸切風呂 :3,240円(45分)
宿泊料金 :7,560円~
8.赤湯温泉「御殿守」
平安時代に源義綱が発見したと伝わり、江戸時代には米沢藩の湯治場としても栄えた赤湯温泉。温泉街に設けられた上杉家・御殿湯の用人は「御殿守」と呼ばれており、ご紹介する温泉宿はこの名を受け継いでいます。
上杉家の御殿湯を受け継ぐ温泉はあわせて12の湯殿が揃っており、様々な風呂に入ることができます。「東湯」にある巨石で設えた「原石風呂」や「源泉枡風呂」をはじめ、「西湯」にある樹齢450年の桧葉を使った「青森ひば丸太風呂」など多彩。貸切風呂「御殿の湯」は、まさに殿様気分で庭の眺めと温泉を独り占めできます。
「御殿守」の食事は、山形ならではの食材を厳選し和と洋の技法を駆使した斬新な料理。米沢牛のすき焼きや清流で獲れる鮎の塩焼きなど特選料理も用意しており、6名以上であれば昼食と温泉がセットになったプランも利用できます。
【基本情報】
住所 :南陽市赤湯989
電話 :0238-40-2611
日帰り入浴:1,000円
貸切風呂 :有り
宿泊料金 :9,180円~
9.小野川温泉「たかさごや」
承和3年(836年)に名称の由来でもある小野小町によって開湯されたと伝わる小野川温泉。戦国時代には伊達政宗も湯治に訪れたといわれており、共同浴場「尼湯」の近くに「たかさごや」が宿を構えています。
温泉は山形では珍しいラジウム泉で、湯殿は自然石や烏川岩を配した趣ある大浴場や露天風呂を用意。貸切家族風呂は5:00~11:00までなら無料で利用でき、気兼ねなく湯を楽しめます。
「たかさごや」の食事は、山形食材の代表格である米沢牛をふんだんに使って料理を用意。ステーキやすき焼きはもちろん郷土料理の芋煮にも米沢牛を取り入れています。
【基本情報】
住所 :米沢市小野川町2427
電話 :0238-32-2224
日帰り入浴:2,000円(2名以上)
貸切風呂 :1,000円(60分、無料の時間有り)
宿泊料金 :9,900円~
10.大平温泉「滝見屋」
貞観2年(860年)に開湯したといわれ、最上川の源流域に近い山奥にある大平温泉。駐車場から20分ほど登山道をトレッキングして辿り着く一軒宿の「滝見屋」があります。
温泉は古くから胃腸病に効能があるといわれており、源泉掛け流しでやわらかな肌あたりの湯。内風呂では名瀑・火焔の滝を眺めながら湯に浸かることができ、大自然に囲まれた露天風呂も設えています。そして宿泊者専用の貸切家族風呂も、景色と湯を満喫できる露天の造りです。
「滝見屋」の食事は吾妻山系で育った岩魚や旬の山菜をはじめ、地元の上質な食材で造られた滋味溢れる郷土の味わい。季節の旬が食卓に並び予約すれば米沢牛のステーキやヤマメのお造りも準備、昼食と温泉がセットのプランなども用意します。
【基本情報】
住所 :米沢市李山12127
電話 :0238-38-3360
日帰り入浴:500円
貸切風呂 :有り、宿泊者用
宿泊料金 :11,800円~
多彩な温泉が揃う山形で楽しむ湯めぐり
格式高い豪華な温泉宿から山奥にある秘湯の一軒宿まで、バラエティ豊かな温泉宿が揃う山形県。貸切風呂で気兼ねなく、日帰りで手軽に山形の名湯をめぐってみませんか。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。