ジブリ映画のモデルになった絶景10選【海外編】

【1】九份/台湾

九份は、大ヒットジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルだと言われている街です。もともと金の採掘で栄えた集落である九份は、太平洋に面した傾斜地に位置しています。レトロな雰囲気が魅力的で、特に夕方はライトアップが綺麗です。九份にある「阿妹茶酒館」は「湯婆婆湯屋」のモデルだと言われているお茶屋さんで、お茶とお菓子が楽しめます。「千と千尋の神隠し」の世界観にどっぷり浸かってみましょう！

【詳細情報】
九份
アクセス：瑞芳駅からバスかタクシーで約15分

【2】ヴィスビュー/スウェーデン

ストックホルムから約200km南下した所にあるゴットランド島には、ヴィスビーという城壁に囲まれている小さな旧市街があります。このヴィスビーは、ガムラ・スタンと並んで「魔女の宅急便」のモデルとして有名です。バイキング時代の影響が色濃く残っており世界遺産にも登録されているヴィスビー旧市街はオレンジ色の屋根が特徴的で街中で薔薇が咲き誇るとてもロマンチックな景観です。観光客に人気なのが、教会廃墟めぐり。白い石材や抜け落ちた屋根など、歴史が垣間見える教会を散策します。ゴットランド島は観光客だけでなくスウェーデン人にも人気の場所で、バカンスに訪れる人が多いそうです。

【基本情報】
Visby(ヴィスビー)
アクセス：ストックホルム中央駅からBromma(ブロンマ)空港までバスで15分、ゴッドランド島まで飛行機で30分。ヴィスビー旧市街まではシャトルバス(夏季のみ)かタクシーで10分。または、ストックホルム中央駅からNynäshamn(二ネスハムン)までバスで1時間移動し、そこからフェリーで3時間。

【3】ストックフォルム/スウェーデン

ストックホルムは、そのロマンティックな景観から「世界一美しい首都」と称されることもありますが、その中でも可愛い景観が楽しめるのは旧市街Gamla Stan(ガムラ・スタン)です。「古い街」という意味のこのエリアは、映画『魔女の宅急便』の舞台としても有名です。ガムラ・スタンの中心部にあるストートルゲット広場は、カラフルな建物に囲まれており、ガイドブックでもおなじみです。この可愛さからは想像もつきませんが、昔処刑場に使われた血なまぐさい場所でもあるそうです。

【基本情報】
ガムラ・スタン
住所：Stortorget 7, 111 29 Stockholm
アクセス：ストックホルム中央駅から徒歩15分

【4】ナヴァイオ・ビーチ/ギリシャ

ザキントス島にあるナヴァイオ・ビーチは、ジブリ映画「紅の豚」でポルコが秘密基地として使っていた場所のモデルとなった場所だと言われています。難破船・パナギオティス号が放置されていることから、別名シップレック・ビーチとも呼ばれているそうです。透明度が高く、深い青色をした海と崖に囲まれた景色が隠れ家のような雰囲気を醸し出しています。観光客がそこまで多くないため、比較的ゆったりしているのも魅力の一つです。レンタルバイクで散策すると、青い海とは対照的な緑の自然を楽しむことができますよ。

【詳細情報】
ナヴァイオ・ビーチ
アクセス：アテネから飛行機で約55分

【5】ドゥブロヴニク/クロアチア

「アドリア海の真珠」ドゥブロヴニクは、オレンジ色の屋根と青い海のコントラストが美しい街です。ヨーロッパではもっとも美しい地中海都市のひとつに数えられているそうです。内紛の影響で、一時期危機遺産リストに入っていましたがボランティアたちによって修復されました。城壁の中に人がる街には、教会や宮殿などの他、学校や病院もあります。ジブリ映画「魔女の宅急便」のモデルにもなった場所です。

【詳細情報】
ドゥブロヴニク旧市街
アクセス：ドゥブロヴニクへはザグレブからバスで8時間30分～13時間

【6】フンザ/パキスタン

フンザでは、6000m〜7000m級の山々が立ち並ぶ痩せた地に、雪解け水を利用した段々畑と石造りの簡素な家が点在している小さな農村地帯です。このフンザは、ジブリ映画「風の谷のナウシカ」で登場する風の谷のモデルになった場所だそうです。「世界最後の桃源郷」とも呼ばれており、自然と人間の共存を描いた「風の谷のナウシカ」にぴったりの舞台ですよね。実は、映画の舞台だと言われている場所はいくつかあるんですが、フンザが最も有力な場所です。映画に登場するユパ様の衣服も、この村の民族衣装がモデルになったそうです。

【詳細情報】
フンザ
アクセス：ギルギットからカリマバードまでハイエースのミニバスで約4時間(アリアバードとカリマバードを含めた地域一帯のエリアのことを「フンザ」と呼ぶ)

【7】 シュワージュ/ウクライナ

「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲が住んでいる腐海のモデルになったと言われているのが、ウクライナ本土とクリミア半島の間に横たわるアゾフ海の西岸に広がる干潟「シュワージュ」です。水深がとても浅く、0.5〜1mほどの場所がほとんどで一番深い場所でも3.5mほどです。この浅い水深が原因となり、夏になると熱せられた海水が悪臭を漂わせることから「腐海」と呼ばれるようになったそうです。また、水の蒸発が進み塩分濃度が高くなると、赤い色素を体内で生成する藻が繁殖し、一面がピンク色に染まることで美しい光景を生み出します。

【詳細情報】
シュワージュ
アクセス：「Simferopol」駅からバスで約3時間

【8】ウェールズ地方/イギリス

大自然に恵まれているウェールズは、「天空の城ラピュタ」の舞台として正式に発表されています。メジャーな観光地でもあるウェールズは、独特の文化が根付いておりとても興味深い地域です。3つの国立公園と5つの特別自然美観地域があり、その雄大な自然が大きな魅力です。パズーの故郷であるスラッグ渓谷は、南ウェールズをモデルにしていると言われています。また、英国歴代皇太子の戴冠式が執り行われるカーナヴォン城は、シータが救い出された城です。カーナヴォンの街では、石畳の道や街を囲む城壁など、中世の古都の景観が綺麗に残されています。

【詳細情報】
ウェールズ地方
アクセス：ロンドンのパディントン駅からウェールズの首都カーディフまで電車で約3時間半

【9】ベンメリア/カンボジア

こちらも「天空の城ラピュタ」のモデルの一つとして噂されていますが、ウェールズとは違い正式に発表されている訳ではないので真偽のほどは定かではありません。遺跡全体を熱帯樹の密林が覆っており、建築物の至る所に熱帯樹が入り込んでいる姿はとても奇妙で神秘的です。トラなどの動物が出没するため、建物の修復がなされなかったそうです。今後数十年後には根が育ち、建物を破壊してしまうと言われています。まさに、天空の城ラピュタの雰囲気そのものですね。

【詳細情報】
ベンメリア
アクセス：シェムリアップから車で約1時間弱

【10】コルマール/フランス

ルネッサンスの街並みが残るコルマールは、「ハウルの動く城」の舞台になったと言われています。コルマールは街全体がとても可愛いのですが、特に、パステルカラーがキュートなアルザス風の木組みの家が運河沿いにずらりと立ち並んでいる光景がイタリアのヴェニスに似ていることから、「プチット・ヴニーズ」と呼ばれている地区はおとぎ話のようです。また、1537年に建てられたプフィスタの家は映画にそのまま登場する建物として有名です。

【詳細情報】
コルマール
アクセス：パリからTGVで約3時間弱

おわりに

今回はジブリ映画のモデルになった海外の観光スポットをご紹介しました。是非、海外の絶景スポットを見に旅に出てみてください。この記事では海外のスポットをご紹介しましたが、日本にもジブリ映画のモデルになった観光スポットはたくさんあります。「海外まで行くのはちょっと…」と言う方は、ぜひ日本のジブリ映画のモデルスポットに訪れてみてくださいね。