ペルーの観光スポットおすすめ15選【定番マチュピチュから穴場まで】
ペルーといえばマチュピチュが有名ですが、他の観光スポットはあまり思いつきませんよね。マチュピチュだけを見るためにペルーに訪れる観光客も多いですが、ペルーの魅力はマチュピチュだけではありません。歴史を感じる観光スポットがたくさんあるんです。今回は、ペルーの観光スポットを15選ご紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
世界遺産マチュピチュの国ペルーってどんなところ?
ペルーはマチュピチュがある国として日本でも有名な観光名所で、日本からの長い距離にも関わらず多くの日本人観光客が訪れています。
南半球にあるため日本と季節は真反対ですが、そもそも熱帯圏にあるため日本のようにはっきり四季は分かれていません。地域によって気候は異なりますが、ほとんどの場所で年間を通じては温暖な気候が続きます。
日本の3倍強もの国土に日本の三分の一ほどの人口が住んでいます。
ペルーの公用語は、スペイン語、ケチュア語、アイマラ語の三つです。ただし、全体的にはスペイン語が一般的で他の二つは部族の方々が話しています。
日本からペルーまでは直行便が出ておらず、リマまでアメリカやメキシコで経由して行かねばならずフライト時間だけで約20〜23時間ほどかかります。
【1】Machu Picchu(マチュピチュ)
見所
標高2430mにあるマチュピチュ遺跡は15世紀のインカ帝国の遺跡のひとつで、その標高の高さから「空中都市」とも呼ばれています。太陽信仰に基づく「太陽の神殿」やその一番上にある「太陽を繋ぎ止める石」、マチュピチュの全体像を見られる「見張り小屋」、高さ3mもの「遺跡の段々畑」が有名な見所です。リャマなどの可愛い動物たちにも出会えますよ。
また、マチュピチュ遺跡の西側には標高2720mのワイナピチュがそびえ立っており、事前予約をすればマチュピチュからワイナピチュへ進むことができます。頂上からは、マチュピチュを見下ろすことができますよ。
アクセス
日本 → ペルーのリマ フライト約20〜23時間(+乗り継ぎ時間)
リマ → クスコ フライト約1時間
クスコ → マチュピチュ村 電車約3時間
マチュピチュ村 → マチュピチュ バス約30分
合計約30時間(+待ち時間・乗り継ぎ時間)
上記が日本からマチュピチュへの大まかな行き方です。日本で大人気の観光地マチュピチュですが、アクセスは便利とはいえません。今から順に行き方を詳説していきます。
日本からリマへは直行便が出ておらず、アメリカやメキシコで経由して行く必要があります。時期や出発空港によっては、カナダ経由の方が早い場合もあります。最短のフライトを選択した場合、時期で大きく異なりますが、エコノミークラスで10万〜22万円程度の料金です。
リマからクスコまでは、バスか飛行機のどちらかでアクセスできます。バスは、約7000円という安さは魅力ですが、約23時間もかかり、道中4,000m以上の山道を走ることで高山病が懸念されることから飛行機をおすすめします。リマからクスコまでは、約1時間のフライトで1万5000円〜2万円です。
クスコは標高3,400mと、富士山の頂上ほどの高さに位置しているので高山病に注意してくださいね。ここからマチュピチュ村までは鉄道でアクセスできます。ただし、マチュピチュ村までの電車は、クスコ市内から車で30分離れたポロイ駅から発車します。タクシーで約1000円ほどでポロイ駅まで辿り着けますよ。もし、より簡単にマチュピチュまで行きたい方はクスコからツアーに参加してください。また、クスコの標高の高さを懸念して、クスコより低地のオリャンタイタンボから電車に乗る人も増えています。クスコ市内からオリャンタイタンボまでは、タクシーで約1時間半、約3,000円です。
クスコからマチュピチュ村まで約3時間ほどかかり、ペルーレイルが走行しています。しかし、雨期にはオリャンタイタンボからの出発のみになることも多いので注意してください。車両によって値段が大きく変わるので、予算に合わせて選択してくださいね。人気の観光地なので車両が満員になってしまうこともあります。事前予約をするようにしてください。また、スーツケースも持ち込む場合は、5kg以内・3辺の和が160cm以内という荷物制限に注意してくださいね。オリャンタイタンボからマチュピチュ村まではペルーレイルのほかにインカレイルが走行しており、約1時間半でアクセスできます。
マチュピチュ村からのはバスで30分でマチュピチュに到着します。バスは5時半の始発から10分間隔で運行しているので事前購入は必ずしも必要ではありませんが、絶対に乗りたい時間がある方は取っておいた方が無難です。特に早朝のバスはかなり混みます。バスには約2,600円かかり、節約したい方は歩いてもアクセスできます。ただし、往路は登りになるので歩くなら帰り道をおすすめします。
【2】Géoglyphes de Nazca(ナスカの地上絵)/イーカ
日本でも有名なこの地上絵はセスナで見学ができ、リマからは日帰りのツアーにも参加できます。また、15kmほど離れたとこにある観測用展望台から複数の地上絵を見ることもできます。
【詳細情報】
Géoglyphes de Nazca(ナスカの地上絵)
アクセス:リマから長距離バスで7時間程度
【3】Parque Nacional Huascarán(ワスカラン国立公園)
世界遺産のワスカラン国立公園は世界で最も高い場所にある国立公園と言われており、その高い高度から独特の動植物が観察できます。
【詳細情報】
Parque Nacional Huascarán(ワスカラン国立公園)
アクセス:リマから国内線でワラスへ
【4】Basílica y Convento de San Francisco(サン・フランシスコ教会・修道院)/リマ
サン・フランシスコ教会・修道院は、バロックとアンダルシア風の建築様式が特徴です。カタコンベと呼ばれる地下墓地に保存されているたくさんの遺骨が驚きです。
【詳細情報】
Basílica y Convento de San Francisco(サン・フランシスコ教会・修道院)
住所:Jirón Lampa, Cercado de Lima 15001
TEL:+51 1 4267377
アクセス:デサンパラドス駅から徒歩約3分
【5】Catedral de Lima(リマ大聖堂)/リマ
ペルーの有名征服者フランシスコ・ピサロの遺骸が納められています。内部の壁には金や彫刻などで豪華に装飾されています。
【詳細情報】
Catedral de Lima(リマ大聖堂)
住所:Jirón Carabaya, Cercado de Lima 15001
TEL:+51 1 4279647
アクセス:デサンパラドス駅から徒歩約4分
【6】Museo Rafael Larco Herrera(ラファエル・ラルコ・エレラ博物館)/リマ
1926年創立のラファエル・ラルコ・エレラ博物館には、当時の副大統領ラルコ氏が収集した陶磁器のコレクションを含め約4万5000点以上が展示されています。日本語の解説書もあるので英語がわからなくても安心です。
【詳細情報】
Museo Rafael Larco Herrera(ラファエル・ラルコ・エレラ博物館)
住所:Av. Simón Bolivar 1515, Pueblo Libre 15084
アクセス:リマ空港からバスで1時間
Features the finest gold and silver collection from Ancient Peru and the famous erotic archaeological collection, one of the most visited Peruvian tourist attractions
【7】Palacio de Gobierno del Peru(大統領宮殿)/リマ
リマのアルマス広場北側は大統領宮殿があり、歴代のペルー大統領が住まわれています。現在も公邸として使用されていますが、事前予約すれば週末の見学ツアーに参加して建物を見ることができます。
【詳細情報】
Palacio de Gobierno del Peru(大統領宮殿)
住所:Jirón de la Unión s/n, Cercado de Lima 15001
アクセス:テサンパラドス駅から徒歩5分
【8】Ciudad Sagrada de Caral(カラル遺跡)/カラル
首都リマから北へ約200kmかなれたところにあるカラル遺跡は古代アンデス文明時代に作られたとされている大規模な遺跡です。約0.7㎢の広さに10のピラミッドがあり、かつては約3000人が暮らしていたそうです。
【詳細情報】
Ciudad Sagrada de Caral(カラル遺跡)
アクセス:バランカから乗合バスで約45分
Zona Arqueológica Caral, Unidad Ejecutora 003 del Ministerio de Cultura (Perú)
【9】Salineras de Maras(マラス塩田)/マラス
クスコ市内から約60km離れたマラスには、地殻変動の影響でインカ時代から4000を超える塩田が存在しています。
【詳細情報】
Salineras de Maras(マラス塩田)
アクセス:クスコから車で約1時間30分ほど
【10】Moray(モライ)/マラス
ケチュア語で「丸くくぼんだところ」を意味するモライは、綺麗な大きな円形状の段々畑です。最近では、農業研究に使用されていたのではないかと言われています。
【詳細情報】
Moray(モライ)
アクセス:マラス市内から車で6分
【11】Iglesia de Santo Domingo(サントドミンゴ教会)/クスコ
サントドミンゴ教会は「コリカンチャ」や「太陽神殿」とも呼ばれています。インカ時代には、太陽信仰を司る宮殿として太陽神殿が建てられましたが、スペイン人の征服によって大部分が破壊され、その土台の上にサントドミンゴ教会が建設されたそうです。
【詳細情報】
Iglesia de Santo Domingo(サントドミンゴ教会)
住所:Ahuacpinta 659-A, Cusco 08000
アクセス:アルマス広場から徒歩8分
【12】Catedral del Cusco(クスコ大聖堂)/クスコ
クスコ大聖堂は、1654年に完成したゴシック・ルネッサンスやバロック様式のカトリック教会です。建設に関わったインカ人の影響か、インカ神話のシンボルであるジャガーの頭などが装飾に使われています。
【詳細情報】
Catedral del Cusco(クスコ大聖堂)
アクセス:アルマス広場すぐ
【13】Saqsaywaman(サクサイワマン)/クスコ
ケチュア語で「満腹のハヤブサ」を意味するサクサイワマンでは、巨大な石が積み重なった20mの城壁が3つの層になっています。現在でもインカの伝統的な成人式であるインティ・ライミ(太陽)の祭りが毎年6月24日に行われています。
【詳細情報】
Saqsaywaman(サクサイワマン)
アクセス:クスコ市街から車で約10分
【14】Islas Ballestas(バジェスタス島)/ピスコ
バジェスタス島では、上陸こそできないもののボートツアーで近くまで行きアシカやペンギン、ペリカンなどの動物を観察することができます。
【詳細情報】
Islas Ballestas(バジェスタス島)
アクセス:リマから車で3時間離れたパラカスのエル・チャコ港からボートで30分
【15】 Islas De Los Uros(ウロス島)/プーノ
チチカカ湖に浮かぶウロス島は、トトラという藁を何重にも積み重ねて作られた大小様々な300以上の浮島のことです。各島がそれぞれ村になっていてウル族という少数民族が住んでいます。
【詳細情報】
Islas Uros(ウロス島)
アクセス:モーターボートでプーノの桟橋から約30分ほど
おわりに
ペルーはマチュピチュだけがあまりにも有名ですが、実は各地に世界遺産が散らばっています。ペルーに訪れる際はマチュピチュ以外のところも巡ってくださいね!
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この記事のライター
デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。