ベルギーでおすすめのお土産15選
ベルギーといえばチョコレート!お土産にもチョコレートを選ぶ方が多いのではないでしょうか?でも、チョコレートの銘柄はたくさんあって選ぶのが大変ですよね。それに、ベルギーで買えるお土産は実はチョコレートだけではありません。定番のチョコレートから可愛い雑貨まで、今回はベルギーでおすすめのお土産15選をご紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
チョコレートの国ベルギーってどんなところ?
ベルギー首都ブリュッセルにはEU本部やNATOがなどの重要機関が集まっていることから、ベルギーは小国ながらも「ヨーロッパの心臓」とも言われる大事な国です。これは、フランスやドイツなどと国境を介する中心的な位置にあるという地理的条件のほかに、ベルギーが主にゲルマンとラテンというヨーロッパ2大民族の融合した国であることも大きな要因だそうです。
ベルギーの気候は年間を通じて比較的過ごしやすいものです。夏は最高でも23度程度で涼しく乾燥した天気、冬の寒さもそれほど厳しいものではなく、ブリュッセルでは最高気温が東京より低いため少し寒いと感じるほどで大差はありません。ただし、内陸では厳しい寒さも見受けられます。5月までは気候変化が激しいので、暖かくなってくる時期でも上着は持っていくのがベストです。また、年間を通じて雨の日が多い一方で東京と比べ降雨量は少ないのが特徴的です。
ベルギーは日本と同じぐらい人口密度が高い国です。ベルギーの国土は日本の13分の1、つまり九州と四国の中間ぐらいの大きさで、人口は日本の約13分の1です。
ベルギーの公用語はオランダ語(正確にはその一種であるフラマン語)とフランス語、ドイツ語で、地域によって言語が異なります。ベルギー全土をみると使用言語の割合は、オランダ語が60%程度、フランス語が40%程度、ドイツ語が1%未満です。首都ブリュッセルでは、フランス語話者が8割以上を占めていますが、2ヶ国語併用義務があるため必ずフランス語とオランダ語の両方で表記されています。また、首都ブリュッセルが位置するオランダに接するフランダース地方では英語が話せる人が多い一方で、フランスに接するワロン地方では観光地を離れると英語が話せない人も多いそうです。通常の観光旅行であれば英語だけでも不自由はないでしょう。
日本からブリュッセルまでは2015年から全日空が直行便を運航しており、約12時間で到着します。また、ヘルシンキなどのヨーロッパ都市を乗り継いでいくこともできます。
【1】「Passion Chocolat」のチョコレート
ベルギーの首都ブリュッセルにはチョコレート屋さんが山ほどありますが、どうせなら日本未上陸のチョコレートをお土産にしましょう!こちらのパッション・ショコラは日本での知名度はありませんが、濃厚ながらもあっさりとした口どけがとても美味しいチョコレートです。
保存料を使っておらず、一つ一つ手作りされているパッション・ショコラのチョコレートは筆者の一番のお気に入りです。地元の人や現地在住日本人にも大人気だそうですよ。ちなみに、店員さんの優しさもパッション・ショコラの魅力の一つです。
【詳細情報】
Passion Chocolat(パッション・ショコラ)- Grand Sablon (Hôtel nH)
住所:Rue Bodenbroek 2/4, 1000 Bruxelles
TEL:+32 (0)2 514 77 14
アクセス:ブリュッセル中央駅から徒歩9分のグラン・サブロンにあるNHホテルの1階
【2】「Mary」のチョコレート
出典:www.mary.be
2番目におすすめするチョコレートも日本未上陸のものです。乙女心をくすぐる可愛いパッケージが特徴的なマリーのチョコレートは王室御用達の超有名チョコレートです。王室御用達のチョコレートの中では1919年創業のマリーが一番の老舗です。
創業から全ての工程を手作業でこなし、天然素材のみで作られたマリーのチョコレートは、たった4粒(50g)で11ユーロ(1,408円)とお値段は張りますが、可愛いパッケージとそれに見合う美味しいチョコレートは甘いものと可愛いものが大好きな日本女性にはぴったりのお土産です。
【詳細情報】
Mary(マリー)- Galerie de la Reine
住所:36 Galerie de la Reine, 1000 Brussels
TEL: +32 (0)2 511 39 59
アクセス: グラン・プラスそばにあるギャラリー・サンチュベール内
1919, Mary Delluc, passionnée de chocolat, souhaite faire découvrir ses créations.
【3】「Guylian」のチョコレート
ブランド物のチョコレートは味は格別ですが、値段が貼るのがネックです。そんな時、友達や同僚へのばらまき用のチョコレートにおすすめするのがギリアンのチョコレートです。
スーパーで手軽に買えるチョコレートで、値段も44粒(500g)で11.31ユーロ(1,447円)ととてもお買い得です。ブランド物には敵いませんが、味も美味しいですよ。
Guylian offers the widest assortment of Belgian chocolate. We serve chocolate lovers all over the world and are known for our iconic chocolate Sea Shells.
【4】Cuberdons(キュベルドン)
東フランダース地方の伝統的なお菓子ギュベルドンは、「鼻」と言う意味の円錐形のグミのような砂糖菓子です。中には甘いシロップが入っており、外側はコーティングされています。このコーティングが硬くならないうちに食べるのがベストだそうです。
シロップを入れたのど薬がこのお菓子の原点だと言われています。紅茶やシャンパンの中に入れて飲むのも、キュベルドンの楽しみ方の一つです。スーパーや屋台でも購入できますが、ギャラリー・サンチュベール内にある「ラ・ベルジック・グルマンド」の商品がおすすめです。
【詳細情報】
La Belgique Gourmande(ラ・ベルジック・グルマンド)
住所:Galerie de la Reine 17, 1000 Brussels
TEL:+32 2 511 63 43
アクセス:グラン・プラスそばにあるギャラリー・サンチュベール内
A unique place where you'll find the best of Belgian chocolates and specialties
【5】「Jules Destroyer」のバタークリスプ
1886年創業の老舗ビスケット屋さん「Jules Destroyer」が製造しているバタークリスプは数々の食品品評会で賞を受賞した世界中で大人気の商品です。日本の輸入雑貨店でも目にすることがありますがベルギーなら日本の半額程度で購入できます。
昔ながらの製法で、良質なバターと厳選された素材を使って無添加で作られたこのクッキーはバターたっぷりでサクッとした食感が特徴的です。このバタークッキーはとても薄手で割れやすいので飛行機に乗る際は手荷物に入れるのがおすすめです。ちなみに、チョコレートのかかったものなどもあります。
【6】フライドポテト用ソース
フライドポテトの発祥地で、一家に一台フライヤーがあると言われているベルギーではたくさんのフライドポテト専門店を見かけます。そのため、スーパーに行くとフライドポテトにつけるソース専用のコーナーがあります。
日本の輸入雑貨店でもあまり見かけないのでお土産にはとてもおすすめです。カレーソースやチーズソースなどたくさんの種類がありますが、唐辛子の入った辛いサムライソースが特におすすめです。一説では「辛い」から「アジア」、「アジア」から「サムライ」を連想してこの名前になったと言われています。
【7】「Tierenteyn Verlent」のマスタード
ベルギーのベントに訪れたらぜひ購入して欲しいのがマスタードです。1870年から営んでいる「Tierenteyn Verlent」のマスタードは、昔から変わらない製法で国内外から人気を集めています。
オリジナルの入れ物も可愛いのですが、樽から量り売りしてくれるので他の雑貨屋さんで見つけたお気に入りの容器に入れてもらうこともできます。ちなみに、マスタードだけでなく、スパイスやジャムなども販売しています。
【詳細情報】
Tierenteyn Verlent(ティーレンタイン・フェルレント)
住所:Groentenmarkt 3, 9000 Gent
TEL: +32 9 225 83 36
アクセス:「Gent Gravensteen」駅から徒歩2分
Mostaard fabriek
【8】「MELI」のはちみつ
出典:www.meli.be
創業1925年のベルギーのはちみつブランド「MELI」は、国内外から人気を集める有名ブランドです。定番のアカシアはちみつから、ライムやオレンジ風味のものまで様々な種類が販売されています。
値段もお手頃なので、いくつか購入して味比べをしてみるのがいいかもしれません。ちなみに、この「MELI」のはちみつを薄いワッフルビスケットで挟んだストロープワッフルも大変おすすめです。
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【9】「Belberry」のフルーツジャム
19世紀から続くベルギーの老舗のコンフィズリー「Belberry」が販売している高級コンフィチュールはちょっとおしゃれなお土産に最適な商品です。
コンフィチュール100グラムあたり55グラムもの天然果実が使用されているのが他と一線を画す違いです。「Belberry」のコンフィチュールは普通のスーパーではなく、高級スーパーや空港のお土産店で購入する必要があります。ベルギー王室からも愛されている味をぜひ試してみてください。
【10】ビール
ベルギーのビールは世界最高級と言われるほど有名ですよね。近隣国に比べて良質なホップが取れず、ハーブやスパイス、フルーツなどが利用されたため、多種多様な味わいが生まれたそうです。
そんなベルギーには、なんと1000種類以上のビールがあります。ビール好きには、何種類かを購入して飲み比べを楽しむのがおすすめです。Hoegaarden(ヒューガルデン)やDuvel(デュベル)が特に有名です。銘柄にあったビールグラスをつけるとより喜ばれるかもしれませんね。
【11】Steenstraetse Hoppewijn(ビール味のワイン)
ベルギーといえばビールが有名ですが、少量ながら白ワインやスパークリングワインを中心に醸造されています。そのなかで最近誕生したのが、白ワインとホップを混ぜ合わせたなんともベルギーらしいビール味のワインです。
苦味のあるスパークリングがビール好きのベルギー人に好評だそうです。ベルギーでないと味わえない一品なので、ぜひリカーショップで探してみてください。
【12】ボビンレース
ベルギーのフランダース地方では、レースは地域の文化遺産のひとつです。ベルギーで有名なのは、レースの型が描かれた台紙の上にピンを打ち、ボビンに巻きつけられた糸を織って作る「ボビンレース」です。
「糸の宝石」と称されるほど、美しく繊細なベルギーの伝統工芸品は小さなものだと値段もお手頃でお土産におすすめです。レース作り体験ができるところもあるので、旅の思い出作りにもなりますよ。
【13】「タンタンの冒険」グッズ
世界的に有名な冒険漫画「タンタンの冒険」の作者 Hergé(本名:Georges Remi)がブリュッセル出身であることから、ブリュッセルには「タンタンの冒険」にちなんだ壁画や美術館などがたくさんあります。
美術館や空港でも「タンタンの冒険」グッズは手に入りますが、品揃えならオフィシャルショップ「La Boutique Tintin」が一番です。原作本はもちろん、マグカップやコースター、Tシャツなどたくさんの可愛いグッズが手に入ります。
【詳細情報】
La Boutique Tintin(ラ・ブティック・ティンティン)
住所:Rue de la Colline 13, 1000 Bruxelles
TEL:+32 2 514 51 52
アクセス:グラン・プラスとブリュッセル中央駅を繋ぐ短い通り
La Boutique Tintin vous propose tous les produits à l'effigie de Tintin & Milou, et leurs amis.
【14】小便小僧グッズ
出典:www.etsy.com
「世界3大がっかり名所」という不名誉な称号をもつ小便小僧ですが、ベルギーの象徴であることには変わりありません。ブリュッセルでは、至る所で小便小僧のグッズが販売されています。
ユニークでどことなく可愛い小便小僧の栓抜きやキーホルダーは、まさにベルギーならではのお土産です。自分用に一つ購入して、旅の思い出にしてはいかがでしょうか?
【15】「GERCURIA」のハンドクリーム
ばらまき用のお土産に最適なのが、ドラッグストアで手軽に購入できる「GERCURIA」のハンドクリームです。ベルギーで古くから愛用されてきたこのハンドクリームは、ラクダの絵がデザインされたレトロな缶が目印です。
少し獣的な匂いがしますが少量でしっかり潤うと評判だそうです。友達や同僚へのお土産のまとめ買いにいかがですか?
おわりに
ベルギーはチョコレートが有名すぎて、他のイメージがありませんが、実はこんなにたくさん魅力的なお土産が手に入るんです。定番のチョコレートもいいですが、他のお土産にも目を向けてみてくださいね!
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この記事のライター
デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。