ロールス・ロイスのおすすめ人気車種・シリーズを徹底解説

その乗り心地は”魔法の絨毯”と評され、超高級と最高品質の代名詞としてその名を広く知られるロールス・ロイス。唯一無二の存在感を示すハイエンドラグジュアリーであり、この上なく優雅なモデルをラインナップするロールス・ロイスの魅力をご紹介しましょう。

saitoinformationbusiness斉藤情報事務
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アイキャッチ画像出典:www.cornesmotors.com

スピリット・オブ・エクスタシーを戴く魔法の絨毯

歴史

出典:www.rolls-roycemotorcars.com

シルバーゴースト

1906年にチャールズ・ロールズとヘンリー・ロイスによって設立されたロールス・ロイス。ヘンリー・ロイスは1904年の時点で最初のモデル「10HP」を完成させており、このモデルの高性能に感銘を受けたチャールズ・ロールズが販売を申し出たと伝わっています。

1907年にはロールス・ロイスの名を知らしめることになる名車「シルバーゴースト」がデビュー。「シルバーゴースト」はロンドンからイギリス北部にあるグラスゴーを27回も往復し、約23000kmを連続走行する過酷なテストをクリアしていました。高価格でありながら販売は堅調に推移し、各国の王侯貴族や富豪が愛用されて製造は1925年まで継続。日本でも大正天皇の御料車として採用されています。

この頃から航空機用のエンジン開発にも着手しており、その後ロールス・ロイスの重要部門に成長。そして「シルバーゴースト」の後継車として「ファントム」シリーズが次々と世に送り出されました。1931年にはベントレーを傘下とし、オーナーカーの位置付けで姉妹車をラインナップ。第二次大戦後に登場した「シルバーレイス」を皮切りに、アメリカを主要マーケットとして成長しました。

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シルバーシャドウ

1955年にはエリザベス2世女王の御料車として「ファントムIV」が採用されその権威も頂点に、日本でも一時期昭和天皇の御料車として使用されていました。そして1960年代に入り映画俳優やミュージシャンなどが成功の証としてロールス・ロイスを購入。ジョン・レノンはオリジナルのマットブラックでペイントした「ファントムV」を所有していたようです。

1965年の「シルバーシャドウ」をはじめこの頃から車体にモノコック構造を採用、優雅なスタイルの2ドアコンバーチブル「コーニッシュ」もデビューしています。1970年代に入り経営難から国有化され、その後自動車部門と航空機部門は分社化。自動車部門はイギリスの重工業メーカー・ヴィッカースの傘下となり再建されることになりました。

1990年代に入ってヴィッカースはロールス・ロイスを手放し提携関係にあったBMW傘下となり、分社化されたベントレーはフォルクスワーゲングループへ。現在でもそれぞれのグループでハイエンドモデルを製造しており、変わることなく最高級であり続けています。

出典:www.rolls-roycemotorcars-nicole.com

ロールス・ロイスを象徴するのがパルテノン神殿を想起させる大型フロントグリルと、その頂に設えられたスピリット・オブ・エクスタシー。大型フロントグリルは1900年代初頭のモデルにラジエターのデザインとして既に採用されていたようで、現行ラインナップにも継承されています。

一方のスピリット・オブ・エクスタシーは、ロールス・ロイス車を所有していた男爵・モンタギュー卿の依頼によって彼の秘書をモデルに彫刻家のチャールズ・サイクスが作製。その後1911年頃にロールス・ロイス社が公式にマスコットとして採用したと伝わっています。
このマスコットはエンジンの静粛性を表すともいわれており”ボンネット上にコインを立てた状態で、エンジンを掛けてもコインが倒れない”という伝説が語り継がれています。

ラインナップ

出典:www.cornesmotors.com

4ドアモデルが「ファントム」と「ゴースト」の2台で、それぞれにエクステンデッドホイールベースを用意。2ドアモデルは「レイス」とオープンボディの「ドーン」で、新たに加わったSUVが「カリナン」。「ゴースト」「レイス」「ドーン」には、ダーク調で高性能な「ブラックバッジ」を用意します。

モデル名には日本語に直訳すると「幽霊・亡霊・精霊」などが用いられていますが、これは卓越した静粛性や神秘性を表すためといわれています。またかつてロールス・ロイスは詳細なスペックを公表しておらず、カタログには”必要にして十分な性能”とだけ記載されていたとか。しかし現在ではBMWグループに属しドイツの法律が適用されるためスペックが公表されています。

ロールス・ロイス@コーンズ・モータース
ロールス・ロイス@ニコル・モーターカーズ

その乗り心地は”魔法の絨毯”と評され超高級車を象徴するロールス・ロイス、そのモデルをご紹介しましょう。

レイス Wraith

出典:www.cornesmotors.com

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高貴でエレガントなファストバックスタイルを持つ2ドアクーペが「レイス」。ロールス・ロイス史上最もパワフルなエンジンを与えられたモデルで、より高性能な「ブラックバッジ」も用意します。

ご紹介するのは「Wraith」で、「ゴースト」よりスープアップされたV型12気筒エンジンを搭載。ゆとりのキャパシティを持つZF製8速ATがそのパワーを受け止め、重量級のフルサイズボディでありながら0-100kmを4.6秒で加速します。そして新たに搭載されたSAT※はGPSデータとドライビングスタイルから最適なギヤをセレクト。様々なシーンでレスポンスに優れ、より洗練されたドライバビリティを発揮します。

象徴的なコーチドアを開ければ、フラッグシップ「ファントム」と同等のマテリアルで仕上げられる広々としたインテリアが出現。絶妙な手触りのしなやかなレザーや、カナデル・パネリングと呼ばれるウッドパネルが豪華さを際立たせています。光ファイバーを埋め込んだ煌く天井張りのスターライトヘッドライナーを「ファントム」以外では初めてオプションで用意。珠玉のエクスクルーシブドライブを供する1台です。

【スペック例】
モデル      :Wraith
ボディサイズ   :全長5280×全幅1945×全高1505(mm)
エンジン     :6591cc V型12気筒 632PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式     :後輪駆動
車両本体価格   :36,400,000円~

※SAT:サテライト・エイディッド・トランスミッション

ドーン Dawn

出典:www.rolls-roycemotorcars-nicole.com

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名車「シルバードーン」のドロップヘッド※からインスピレーションされた「ドーン」。”夜明け”を意味するモデル名を与えられたドロップヘッドクーペで、ダークスタイルの「ブラックバッジ」も用意します。

ご紹介するのは「Dawn」で、ファブリック製ソフトトップを備えるラグジュアリーな4シーター。徹底して静粛性を追求して開発されたソフトトップは時速50kmまでは走行中でも開閉でき、全開状態から僅か20秒でクローズできます。オープンボディとするための重量増を軽減しつつ、ハイレベルな剛性と低振動性を確保。新開発のサスペンションを備え、オープンエアドライブに”魔法の絨毯”の乗り心地を実現しました。

アイコンであるコーチドアを備え、優雅さと気品に満ち溢れたインテリア。最上級のマテリアルを駆使して仕上げられる空間で、ソフトトップを格納する部分にはヨットのデッキを思わせるトノボードが設えられています。クローズボディに引けを取らない静粛性を実現した車内は、4座が独立したエクスクルーシブな仕立て。官能的なスタイルで爽快なドライブを享受できる1台です。

【スペック例】
モデル      :Dawn
ボディサイズ   :全長5295×全幅1945×全高1500(mm)
エンジン     :6591cc V型12気筒 570PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式     :後輪駆動
車両本体価格   :38,900,000円~

※ドロップヘッド:コンバーチブル

カリナン Cullinan

出典:www.rolls-roycemotorcars-nicole.com

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ロールス・ロイス初のSUVが「カリナン」で、モデルネームは史上最大といわれるダイヤモンド原石の名に由来。オフロードでも”魔法の絨毯”であることを追求しており、斬新かつ冒険心に溢れたモデルです。

フルサイズを凌駕する堂々たるボディは、かつてのシューティングブレークを思わせる力強いデザイン。コーチドアをはじめエクステリアのアイコンは全て継承されており、一目でロールス・ロイスと分かる佇まいを醸し出します。新型のV型12気筒エンジンを搭載し8速ATを組み合わせて、ロールス・ロイス初となる四輪駆動を採用。オールアルミの軽量アーキテクチャや、自動レベリング機能を備えたエアサスペンションなどが”魔法の絨毯”の乗り心地を実現しています。

力強さを感じさせるインテリアには、秀逸な造形美の中に初めてタッチスクリーンを採用。エブリウェアボタンを押せば類稀な四輪駆動性能が開放され、オフロードでの圧倒的な走破性を発揮します。そしてナイトビジョンやマルチアングルのカメラシステムをはじめ、ドライブサポートやWiFiホットスポットなど先進の装備を投入。比類なきラグジュアリーSUVを体現し、冒険に赴く高揚感を昂ぶらせる1台です。

【スペック例】
モデル      :Cullinan
ボディサイズ   :全長5340×全幅2000×全高1835(mm)
エンジン     :6750cc V型12気筒 571PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式     :4輪駆動
車両本体価格   :38,945,000円~

ゴースト Ghost

出典:www.rolls-roycemotorcars-nicole.com

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2014年にシリーズⅡへと進化した「ゴースト」。170mmストレッチされた「エクステンデッドホイールベース」と、ダークスタイルでハイパフォーマンスな「ブラックバッジ」を用意します。

ご紹介するのは「Ghost」で、シリーズⅡに進化したことで「レイス」同様にGPSデータやドライバーの動作予測から最適なギヤをセレクトするSAT※を搭載。優れたレスポンスと俊敏なハンドリングを実現し、エフォートレスなドライブを提供します。新デザインのLEDヘッドライトを備え、ロールス・ロイスのアイコンを全て取り入れたエクステリアは堂々とした佇まいを感じさせるデザインです。

匠の技を駆使して仕上げられるインテリアは、カシミヤブレンドのルーフライニングやラムズウールのフロアマットなど贅を尽くした仕上がり。1本の木から造られるウッドパネルはシームレスな木目を車内に再現し、精緻に設えたシートがロングドライブを快適にサポートします。先進のナビを搭載しユーザーインターフェースも刷新、起業家に向けた究極のビジネスツールと位置づけられる1台です。

【スペック例】
モデル      :Ghost
ボディサイズ   :全長5400×全幅1945×全高1550(mm)
エンジン     :6591cc V型12気筒 570PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式     :後輪駆動
車両本体価格   :34,100,000円~

※SAT:サテライト・エイディッド・トランスミッション

ファントム Phantom

出典:www.cornesmotors.com

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「シルバーゴースト」の後継車として登場した「ファントムⅠ」から数えて、8世代目となる現行「ファントム」。フラッグシップとして君臨するモデルで、220mmストレッチされた「エクステンデッドホイールベース」も用意します。

ご紹介するのは最上級の「Phantom Extended Wheelbase」で、アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリーによって造られた最初のモデル。先代の「ファントムⅦ」よりも30%剛性が高いオールアルミ製スペースフレームを採用しており、より強靭で静粛性の高い走行性能を実現しています。6m近い全長のロングボディですが、四輪操舵システムの採用によってバーチャルを向上させシーンに合わせた快適なドライブを実現しました。

そして車載カメラや車両加速度の情報を元にダンパー設定をアクティブに制御するサスペンションを搭載し、珠玉の乗り心地を提供します。大量の遮音材や吸音材を使用してホワイトボディの段階から徹底した遮音対策が施されており、タイヤ空洞部の騒音を低減させるサイレント・シールタイヤも採用。”世界一静かな”空間と”魔法の絨毯”の乗り心地がさらに深化しています。

ダッシュボードやインストゥルメントパネルを”ギャラリー”として解釈した「ファントム」の、アーティスティックなインテリア。ダッシュボードの全幅は強化ガラスで覆われており、メーターや時計をはじめ数々のジュエリーがあしらわれています。移動時間をアートに変えてしまう「ファントム」の車内で、最も大きな音は時計が時を刻む音だとか。”世界最高の車”という名声を恣にする珠玉の1台です。

【スペック例】
モデル      :Phantom Extended Wheelbase
ボディサイズ   :全長5990×全幅2018×全高1646(mm)
エンジン     :6750cc V型12気筒 571PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式     :後輪駆動
車両本体価格   :65,400,000円~

唯一無二の存在感を放つラグジュアリーブランド ロールス・ロイス

創成以来ラグジュアリーブランドの頂点として世界をリードし続けるロールス・ロイス。最上級のマテリアルを厳選し熟練の匠がその技で仕上げるロールス・ロイスは、全てに贅の限りを尽くした究極の1台である、といっても過言ではないでしょう。

※ 掲載内容は執筆時点、スペック・価格等は参考で変更になる場合があります。
※ 画像とグレードは一致しない場合があります。
※ 一部日本仕様と異なる場合があります。

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この記事のライター

斉藤情報事務

信州で車と酒と旅を愛する道楽者、曲者の集まりであるCLUB Autistaに所属し、旨い酒を嗜み、旨い肴と趣のある器を好む。志賀高原や美ヶ原など、リゾートエリアでドライブするのが楽しみ。冬はスキーヤ―でホームゲレンデは戸隠or飯綱あたり、ついでに写真もパチリ。時計やオーディオも愛して病んでいる。おすすめドライブスポットはビーナスライン、車や酒など道楽者が愛する物に関連したライティングやコンテンツ作成など色々やっています。

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早稲田大学文化構想学部在学中。無類のアイドル好きでありラーメン好き。基本的に好奇心旺盛。最近ラーメンの食べ過ぎで太ったので本格的に筋トレに励んでいる次第でございます。

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旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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