背広の語源=サヴィル・ロウの厳選スーツブランド
サラリーマンの大半がほぼ毎日着ているスーツ。日本語では背広と呼ばれていますね。
この背広、という単語の語源については諸説ありますが、スーツの発祥地であるロンドンの仕立屋街サヴィル・ロウが訛ったという説が有力です。
今回はサヴィル・ロウについて勉強してみましょう。
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イギリスロンドンの仕立て屋街 サヴィル・ロウ
スーツの発祥の地はイギリスのロンドンです。
その中でもビスポークテイラーの名門紳士服店が集中していることで有名なストリートがサヴィル・ロウです。ビスポークテイラーとはいわゆるオーダーメイドのスーツのことであり、「Be Spoke」という英語が訛ったものといわれています。
このサヴィル・ロウはおよそ1800年頃から英国紳士が衣装を仕立てる仕立て屋が集中し出し、現存する最古の仕立て屋であるヘンリープールもサヴィル・ロウ発祥です。
サヴィル・ロウの有名な仕立て屋
ヘンリープール
1806年にリネン商として創業。その後、1846年にサヴィル・ロウに仕立て屋として店を構えており、世界最古の仕立て屋といわれています。
ヘンリープールは格式高いテイラーですが、なんとパターンオーダーだけでなくフルオーダーでの仕立てを日本で注文することができます。
パターンオーダーは伊勢丹メンズ館、日本橋三越、銀座三越などで注文でき、フルオーダーは年二回開かれるホテルオークラのトランクショーで注文可能です。
ギーヴズ&ホークス
1785年に設立したギーブズ、1771年に設立したホークスが1975年に合併しギーブス&ホークスとなりました。ギーブズ&ホークスは王室御用達として多くの名誉を受けている名店です。
現在は日本でギーブス&ホークスのオーダースーツを作ることはできません。
但し、ブルーシアーズとテイラー&カッターの2店はギーブズ&ホークスで修行した方がの仕立て屋であり高品質スーツを注文できます
二子玉川BLUE SHEARS ギーヴズ&ホークスで修行した久保田氏による仕立て屋
同じくギーヴズ&ホークスで修行した有田氏による仕立て屋
ハーディエイミス
ハーディエイミスは長くエリザベス女王に使えたことで有名な仕立て屋です。また、2001年宇宙の旅の衣装もこのハーディエイミスのものを使ったことでも知られています。
ハーディエイミスについては日本でビスポークを作ることはできません。
たまに伊勢丹メンズ館などの英国スーツを置くところで吊るしのスーツを見ることはありますが、腕を通すとその質の高さを肌で感じることができると思います。
スティード・ビスポーク・テイラーズ
サヴィル・ロウの中では比較的新しく1995年に創業した仕立て屋です。
日本ではあまり知られていませんが、今サヴィル・ロウの中でも高い人気を誇る仕立て屋さんとなっています。
日本でスーツを買うことはできないと思います。
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この記事のライター
日本一即戦力な公認会計士、を目指しています。大手監査法人⇒米国留学⇒経営コンサル公認会計士&TOEIC900超に加え、最近は経営能力など、知の経験値稼ぎに絶賛邁進中。様々知識を身につけるべく、読書とグルメめぐり(一流レストランからB級まで幅広く)が大好物