【四国】日帰りにもおすすめのツーリングスポット10選
宇和島城や松山城をはじめとした名所・旧跡が多く、各県毎に様々な特色がある四国。風光明媚な観光スポットや、ツーリングに好適な道路も多彩です。四国で日帰りにもおすすめするツーリングスポットをご紹介しましょう。
- 24,223views
- B!
アイキャッチ画像出典:global.yamaha-motor.com
四国の各地を廻るツーリング
香川県・徳島県・愛媛県・高知県の4県と島々で構成される四国。瀬戸内海と太平洋に囲まれた温暖な気候の地域で、オリーブやミカンなど南国向きの植物が多く栽培されています。そして国内にある現存十二天守の内四つの城が四国にあり、八十八箇所の霊場を廻るお遍路も有名。香川の讃岐うどんは全国的にも人気の高いご当地グルメとなっており、高知の鰹など海産物も豊富です。
海に囲まれた地形のため、シーサイドにはツーリングに好適な道路もありライダーに人気。観光やグルメと組み合わせて日帰りのツーリングを楽しめるスポットが揃っています。四国で日帰りにもおすすめするツーリングスポットを10ヵ所ご紹介しましょう。
【香川県】
1.国道436号~「小豆島」
名称:小豆島オリーブ公園
住所:香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
電話:0879-82-2200
営業時間:8:30~17:00
休業日:年中無休
名称:レストラン サン・オリーブ
営業時間:11:00~19:30
定休日:水曜日
高松港からフェリーに乗船し、瀬戸内海の船旅をして小豆島にある土庄港へ。砂州の景勝地・エンジェルロードを横目に国道436号をツーリングして、内海湾方面を目指します。
目的地はオリーブビーチの北側にある道の駅「小豆島オリーブ公園」。海の青・風車の白・オリーブの緑が美しい風景を描くスポットで、「オリーブ記念館」やオリーブ畑を散策できる「オリーブの路」など見所が揃っています。園内には「サン・オリーブ温泉」もあり、ハーブ浴やリラックス浴なども充実。オリーブオイルはもちろん小豆島の特産品などお土産も多彩に取り揃えています。
こちらでランチにおすすめするのは、内海湾を眺めながら食事ができる「レストラン サン・オリーブ」。香川のブランド食材・オリーブ豚を使った「ヘルシー焼き豚丼」や、近海で水揚げされる島鱧を使った限定30食の「小豆島 島鱧丼」など、オリジナルメニューを用意します。
2.瀬戸大橋~「与島」
名称:与島パーキングエリア
住所:香川県坂出市与島町587
電話:0877-43-0502
営業時間:8:00~21:00(店舗により変動)
一般道で坂出港方面に向かい、坂出ICから瀬戸中央自動車道へ。瀬戸大橋から望む海と島々の絶景を眺めながらツーリングして、中央部にある与島を目指します。
目的地の与島には「与島パーキングエリア」があり、展望台からは瀬戸大橋や瀬戸内海の風景を満喫できる絶好のビュースポットです。広々とした芝生の公園が整備されており、TVで紹介された「ヘビに見える木」や瀬戸大橋のケーブル模型など見所も多彩なので散策もおすすめ。お土産が揃った「与島プラザ」もあり、利用後はUターンして四国に戻れることもポイントです。
こちらの一押しグルメは伊吹産のイリコで出汁を取ったあっさり×コクの「与島ラーメン」。他にも「釜玉うどん」をはじめとした讃岐うどんや、「讃岐地鶏定食」など魅力的なメニューが揃っています。
【徳島県】
3.阿波街道~「鳴門公園」
名称:渦の道
住所:徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内)
電話:088-683-6262
駐車場:有り
入場料:510円
営業時間:9:00~18:00(変動有り)
休業日:第2月曜日(3・6・9・12月)
名称:阿波郷土料理 彩
住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛16-45
電話:088-687-2913
駐車場:有り
営業時間:11:30~14:30(ランチ)
※要予約
東かがわ市にある引田港の近くから国道11号・阿波街道へ入り東へ。阿波街道は瀬戸内海に沿って走っていますので、海と島々を望む絶好のオーシャンビューツーリングが楽しめます。
国道11号から県道183号を経由して淡路島を目の前にする大毛島へ。目的地は島の先端部にある「鳴門公園」で、公園にある「渦の道」などから”鳴門の渦潮”を鑑賞することができます。大鳴門橋の橋桁内に整備された遊歩道の「渦の道」は、途中の4ヵ所にガラス床を設置。海上45mの高さから轟音と共に渦を巻く迫力ある渦潮を観賞できるスポットです。
”鳴門の渦潮”の後は国道11号を南へ向かい、海岸沿いにある「ルネッサンスリゾート ナルト」へ。こちらのレストラン「阿波郷土料理 彩」ではランチバイキングを用意、新鮮な鳴門鯛をはじめ讃岐うどんや郷土料理など多彩な品揃えが魅力的です。
4.国道192号~「箸蔵ロープウェイ」
名称:箸蔵ロープウェイ
住所:徳島県三好市池田町州津藤ノ井559-14
電話:0883-72-0818
駐車場:有り
料金:1,540円(往復)
営業時間:8:00~17:00(4~9月)
9:00~17:00(10~3月)
名称:吉野川ハイウェイオアシス
住所:徳島県三好郡東みよし町足代1650
電話:0883-79-5858
名称:美濃田の湯
電話:0883-76-5226
料金:600円
営業時間:10:00~21:00
休業日:火曜日(祝日の場合は翌日)
12/31
徳島市から国道192号・伊予街道を西へ。伊予街道は吉野川のリバーサイドや長閑な田園風景の中をツーリングできるルートで、三好市方面を目指して走ります。
三好大橋で吉野川を渡ったら目的地「箸蔵ロープウェイ」は直ぐ近く。「箸蔵ロープウェイ」は吉野川を眼下に望むパノラマを楽しむことができ、「箸蔵寺」まで赴くことができます。「箸蔵寺」は金毘羅大権現を本尊として祀る真言宗の寺院で、箸供養の寺としても知られる名刹。本殿や護摩堂をはじめ多くの重要文化財が立ち並ぶ霊験あらたかな霊場です。
「箸蔵寺」を後にしたら国道192号を戻り、徳島自動車道の「吉野川ハイウェイオアシス」へ向かいます。こちらはフードコートや入浴施設がある「ふれあい館」を中心に様々な施設が揃っており、「せせらぎゾーン」の散策や遊覧船・イベントなどアクティビティも多彩。フードコートには本格的な「徳島ラーメン」が登場しましたのでいかがでしょう。
5.津峯スカイライン~「津峯公園」
名称:津峯スカイライン
住所:徳島県阿南市見能林町築溜76
電話:0884-22-1680
駐車場:有り
料金:600円(乗用車)
営業時間:6:00~22:00
休業日:年中無休
津峯神社から
徳島市から国道55号・阿南道路を南へ。那賀川を渡ったら標識に従って県道193号で見能林駅方面へ。「津峯神社」の標識に従って線路を越え、津峯スカイラインに入ります。
津峯スカイラインの快適なワインディングをツーリングして向かうのは山頂エリアにある「津峯公園」です。公園の周辺は桜の名所としても人気で、津峯スカイラインも桜のトンネルを抜けるような雰囲気。終点には駐車場があり、ここから「津峯神社」までは参道を歩いて赴くことができますが、「津峯山参詣リフト」も設置されています。「津峯神社」は神亀元年(724年)創建と伝わる歴史ある社で、主祭神は賀志波比売命。参拝を済ませた後は、阿波の松島とも呼ばれている橘湾と島々の絶景をどうぞ。
【愛媛県】
6.しまなみ海道~「大三島」
名称:多々羅しまなみ公園
住所:愛媛県今治市上浦町井口9180-2
電話:0897-87-3866
営業時間:9:00~17:00
休業日:年中無休
レストラン
国道196号を今治市に向かい、今治ICから西瀬戸自動車道・しまなみ海道へ。しまなみ海道はサイクリングロードを併設する区間もありサイクリストに人気のルート、瀬戸内海に浮かぶ島々と穏やかな海の風景を眺めながら爽快なツーリングができるスポットです。
目的地はしまなみ海道を走って三つ目の島・大三島で、大三島ICで下りて岬近くにある「多々羅展望台」を目指します。「多々羅展望台」は世界最長級といわれる「多々羅大橋」の迫力のある橋姿を望むことができるビューポイント。「多々羅大橋」を眺めた後は瀬戸内海を目の前にするロケーションで、レストランや農産物直売所など多彩な施設が揃う道の駅「多々羅しまなみ公園」へ向かいます。
こちらのレストランでは幻の高級魚といわれる「マハタ」を使った料理を用意。「マハタ丼」や「マハタにぎり御膳」をはじめ、「海鮮丼」や「平目唐揚定食」など多彩なメニューを揃えています。
7.国道378号~「八幡浜」
名称:八幡浜黒湯温泉みなと湯
住所:愛媛県八幡浜市北浜1丁目7番39
電話:0894-24-0112
駐車場:有り
営業時間:9:00~23:00
休業日:年中無休
名称:みなとオアシス 八幡浜みなっと
住所:愛媛県八幡浜市沖新田1581番地23
電話:0894-21-3710
伊予市から予讃線に沿って国道378号を西へ。国道378号で伊予灘や海に浮かぶ島々を眺めながらシーサイドのツーリングをして八幡浜を目指します。
要田公園の近くで国道197号に接続して、大平交差点から県道249号を港へ向かうと目的地のエリアです。こちらにある「八幡浜黒湯温泉みなと湯」は泥炭浴の効果が期待できるモール泉や、塩湯の露天風呂などを用意する日帰り温泉。和室の休憩所もありますので、湯上りはゆったりと寛げます。
「八幡浜黒湯温泉みなと湯」の後は、海岸近くにある道の駅「みなとオアシス 八幡浜みなっと」へ。海産物直売所や食のテーマパーク「アゴラマルシェ」があり、お土産もグルメも多彩に揃っています。ランチのおすすめは「アゴラマルシェ」のフードコート。ご当地グルメ「八幡浜ちゃんぽん」をはじめ、新鮮な魚介を使った「朝獲れ海鮮丼」や「温玉しらす丼」など魅力的な品々が揃います。
8.国道378号~「宇和島城」
名称:宇和島城(天守)
住所:愛媛県宇和島市丸之内1
電話:0895-22-2832
駐車場:有り
入場料金:200円
休館日:無休
名称:みなとオアシスうわじま きさいや広場
住所:愛媛県宇和島市弁天町1-318-16
電話:0895-22-3934
営業時間:9:00~18:00
休館日:年中無休
八幡浜市から国道378号を走り出し、宇和海や島々の風景を眺めながらシーサイドをツーリング。途中タイトなエリアもありますが南へ向かい、国道56号を経由して県道274号のワインディングを駆け抜けます。
県道274号から国道56号に入ると目的地の「宇和島城」は直ぐ近く。「宇和島城」の天守閣は国内にある現存十二天守の一つで、伊達氏によって寛文11年(1671年)に築城されたと伝わっています。日本百名城の一つに数えられる城で、国の史跡にも指定されており周辺は公園として整備。宇和島の山海の風景に溶け込む秀麗な天守閣には入城することができます。
「宇和島城」を後にしたら港側にある道の駅「みなとオアシスうわじま きさいや広場」へ向かいます。地元の特産品をはじめ、姉妹都市の北海道当別町や長野県千曲市の品々など多彩な取り揃え。ご当地グルメも充実しており一押しは「ほづみ亭」、宇和島産の真鯛を使った「真鯛炙り丼」などいかがでしょう。
【高知県】
9.室戸スカイライン~「室戸岬」
室戸岬
出典:searest.jp
名称:シレストむろと
住所:高知県室戸市室戸岬3795-1
電話:0887-22-6610
駐車場:有り
入館料:1,300円
営業時間:10:00~21:00
休業日:第2水曜日
高知市の東側から国道55号を東へ。安芸市に入ると国道55号は海沿いを走りますので、土佐湾を望むオーシャンビューツーリングをしながら室戸市を目指します。
室戸市役所の近くから県道203号・室戸スカイラインに入り、目的地の「室戸岬」へ向かいます。室戸阿南海岸国定公園に属する「室戸岬」は国の名勝でもあり、サーフィンやフィッシングのスポットとしても人気。「乱礁遊歩道」が整備されており、弘法大師が修行をしたと伝わる「御厨人窟」や日本の灯台50選に選ばれた「室戸岬灯台」など見所があります。
「室戸岬」を後にしたら国道55号を徳島県方面に向かい「シレストむろと」へ。こちらは室戸海洋深層水を利用した温水プールや露天風呂・フィンランドサウナなどがある複合スポット。レストランもあり「カツオの塩タタキ丼」や「四万十鶏の唐揚げ定食」など、高知の名産品を使った料理を揃えています。
10.横浪黒潮ライン~「海洋堂ホビー館四万十」
出典:ksmv.jp
名称:海洋堂ホビー館四万十
住所:高知県高岡郡四万十町打井川1458-1
電話:0880-29-3355
駐車場:有り
入館料:800円
営業時間:10:00~18:00
10:00~17:00(冬季)
休業日:火曜日、12/28~1/1
名称:あぐり窪川
住所:高知県高岡郡四万十町平串284-1
電話:0880-22-8848
営業時間:施設により変動
定休日:奇数月の第3水曜日(3月のみ末日)
高知市にある桂浜のエリアからシーサイドを走る県道14号・県道23号を走り、宇佐湾から県道47号・横浪黒潮ラインへ。横浪黒潮ラインは通称・横浪スカイラインとも呼ばれており、楠みちはるの作品にも登場する絶景&ワインディンロードが楽しめるツーリングに人気のスポットです。
横浪スカイラインを抜けたら国道56号を四万十町方面へ、国道381号で四万十川沿いをツーリングして目的地の「海洋堂ホビー館四万十」を目指します。「海洋堂ホビー館四万十」は世界的なフィギュアメーカーとして名高い「海洋堂」のコレクションを展示する博物館。食玩フィギアをはじめ造形師が手掛ける秀逸な作品など様々な展示が行われており、ミュージアムショップも併設されています。
「海洋堂ホビー館四万十」を後にしたら来た道を戻り、高知自動車道・四万十町中央IC近くにある道の駅「あぐり窪川」へ。特産品の販売をはじめ手造りアイスや農家のフリーマーケットもあり、レストランでは米豚を使った「米豚丼」や「米豚カツカレー」などを用意します。
日帰りツーリングで楽しむ四国各地の風や景色
各県それぞれに特色があり、ツーリングに好適な道路も多彩な四国。観光やグルメと組み合わせて四国の日帰りツーリングを楽しんでみませんか。
※ 掲載内容は執筆時点、価格・基本情報等は参考で変更になる場合があります。
※ 高速道路や一部の有料道路は125cc以下のバイクが通行できません。
※ 季節によって閉鎖される道路や休業するスポットもあります。
※ 道路工事や交通規制により通行できない場合があります。
この記事のキーワード
この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。