東京都内の本当に美味しい焼き鳥の名店おすすめ20選
東京都内にある本当に美味しい焼き鳥の名店を厳選して紹介します。歴史ある老舗焼き鳥店やミシュランガイドで星を獲得している名店、個室でゆっくり焼き鳥を楽しめる雰囲気のよいお店、デート向きの名店など幅広く紹介します。焼き鳥は「串打ち三年、焼き一生」と呼ばれるほど奥が深い食べ物です。ぜひお気に入りの名店を見つけてください。
- 48,342views
- B!
アイキャッチ画像出典:retty.me
焼鳥店の楽しみ方
東京の焼鳥専門店には取り扱う肉の種類はもちろん、お酒やアラカルトにまでこだわった多くの名店があります。店内の雰囲気も焼鳥店によって大きく変わるため、しっかりと下調べをしてから入店するのがおすすめです。老舗では注文方法から注意が必要な店もあり、焼鳥の奥深さを感じられます。あまり知られていないのが、焼鳥と合わせてよく出される大根おろしは口直しの一品であること。出されてすぐ食べてしまうのではなく、焼鳥を食べ進めながら合わせて食べるのが通の証拠です。
今回紹介する焼鳥店はミシュラン1つ星やビブグルマンに認められた名店ばかり。東京都内にある多くの焼鳥店から厳選した20の店を取り上げました。焼鳥を日本酒と楽しんだり、ソムリエおすすめのワインに合わせたりと味わい方は店によって様々です。色々な特徴を持つ焼鳥店を幅広く紹介しているのでぜひ足を運んでみてください。
蘭奢待(らんじゃたい)【神保町】
地下鉄半蔵門線のA4出口から歩いて1分ほどに位置するのが「蘭奢待(らんじゃたい)」です。ミシュラン1つ星の名店が誇るのは毎日産地直送される比内地鶏。熱意あふれる店主のもとで味わえるメニューはおまかせコースのみとなっています。備長炭で香ばしく焼いた焼鳥をはじめ、バケット添えのレバーのブリュレ、丹波篠山産の鶏を使用し時間をかけて旨みを抽出したスープなど、ここでしか味わえない創作料理が多いのも特徴です。まるで焼鳥をメインとするカジュアルフレンチを味わっているような印象。またワインセラーがあり、お洒落に焼鳥を楽しみたい人におすすめです。まるでフレンチを食べているようなコースに魅了されること間違いなし。コースは6,000円ほどから楽しめてワインもリーズナブルなものから豊富に取り揃えてあります。
店舗情報:蘭奢待
住所:東京都千代田区神田神保町 2-12-3
電話番号:03-3263-0596
営業時間:[月~金]17:00~24:00(L.O. 23:00)、[土]17:00~22:00(L.O. 21:00)
定休日:日曜、祝日、第2・4月曜、年末年始
バードランド【銀座】
地下鉄銀座駅C6出口から直結というアクセス抜群な場所にあるのが「バードランド」銀座店。銀座の数寄屋橋交差点からすぐ近く、寿司の名店「すきやばし次郎」のすぐ隣に店を構えています。店主の生まれ故郷である茨城の奥久慈しゃもを使った焼鳥は、脂がしつこくなく上質で旨みや香りも強いのが特徴です。串焼きはもちろん、特にこだわりぬいた親子丼は極上の一品です。味わいに変化をつけるため数種の異なる部位を使い、同じ軍鶏の有精卵でとじています。豊富な食べさせ方が用意されていて、お客さんを飽きさせないための工夫が凝らされています。当日予約できるときもありますが、公式ホームページからは24時間オンライン予約が可能です。テーブル席とカウンター席を選べる親切な心遣いも。6,300円と8,400円の2つのコースから選べるメニューはどちらもおまかせコースとなっています。
店舗情報:バードランド【銀座】
住所:東京都中央区銀座4-2-15 塚本素山ビルB1F
電話番号:03-5250-1081
営業時間:17:00~21:30
定休日:日曜、月曜、祝日
奥久慈軍鶏 地鶏焼きを銀座で楽しもうバードランド 銀座
バードランド【阿佐ヶ谷】
出典:itot.jp
出典:hitosara.com
JR阿佐ヶ谷駅南口を出てすぐ右にある交番の脇道を線路沿いに進み、突き当りを左に曲がり2軒目にあるのが「阿佐ヶ谷バードランド(あさがやばーどらんど)」です。現在の「バードランド(銀座店)」店主、和田利弘氏の元で1996年から修行を積んだ店長が2004年に独立して開店しました。銀座店と同じく使われている奥久慈しゃもが絶品で、緻密な肉質に加えて旨みも豊かに楽しめます。特に時間をかけてじっくり焼き上げる軍鶏山椒焼きは、山椒の香りが軍鶏肉へしっかりと浸透していて大人気な一品。店内も落ち着いた雰囲気でカウンター席とテーブル席から選べます。個室もあるためゆったりと楽しみたい方は電話での予約をお忘れなく。
3,700円の焼鳥コースから5,000円のおまかせAコース、6,500円のおまかせBコースまで幅広く味わえます。店内は終日完全禁煙ですが、店の外には喫煙スペースが設けられています。車での来店の際は近くのコインパーキングをご利用ください。
店舗情報:バードランド 【阿佐ヶ谷】
住所:東京都杉並区阿佐谷南3−37−9バール・アサガヤ1F
電話番号:03-3392-8941
営業時間:火曜〜土曜17:00〜23:00、日曜・祝日17:00〜22:30
定休日:月曜
地鶏焼鳥とワインのマリアージュを楽しめるおしゃれな空間。コース料理あり。野菜にもこだわっています。中央線沿線のJR阿佐ヶ谷駅徒歩2分。
鳥しき【目黒】
JR目黒駅東口を出て「すき家」の右横を通り、「マクドナルド」を越えて道なりに進んで左折します。左折して10メートルほど進み、1Fが薬局のビルとファミリーマートの間の路地を入ったところにあるのが「鳥しき(とりしき)」です。日本一予約が取りにくい焼鳥店とも呼ばれるミシュラン1つ星の名店。店主の池川氏は約8年間中目黒の名店「鳥よし(とりよし)」で修行を積み、独立後2007年にこの店をオープンさせました。取り扱うのは淡白な肉質で皮に甘みがある福島の伊達鶏。焼鳥はおまかせで提供され、食欲に応じて声をかけるストップ制となっています。希少部位も用意されているため、ツウの方も存分に楽しめるでしょう。あがりに出されるスープも濃厚な鶏の風味を味わえてファンも多いとか。値段は5,000円から7,000円程度で、毎月最初の営業日に2か月後の予約を受けるシステムになっています。予約殺到の名店のため月初めの予約をお忘れなく。鳥しき2号店となる目黒「鳥かど(とりかど)」もぜひチェックしてみてください。
店舗情報:鳥しき
住所:東京都品川区上大崎2-14-12
電話番号:03-3440-7656
営業時間:18:00~23:00
定休日:月曜、祝日、8月下旬、年末年始
バードコート【北千住】
北千住駅西口を出て国道4号線方面に向かい、左手にTSUTAYAがある交差点を右に曲がります。サンロード商店街150mほどまっすぐの右手にあるのが「バードコート」です。「バードランド(銀座)」から独立したミシュラン1つ星の名店が取り扱うのは場茨城県産奥久慈しゃも。低脂肪で歯ごたえが抜群なことに加え、締りがあり深い味わいを持つのも特徴です。お通しは300円、コースはおまかせで4,000円と6,000円の2つのコースがあります。金曜と土曜はコースメニューのみの提供となっていますが、それ以外の日はアラカルトなど他のメニューを頼むこともできます。席はオープンキッチンのカウンター席をはじめ、テーブル席が2席と地下に個室が1つあります。店内は終日禁煙となっているため、煙を気にすることなく存分に奥久慈しゃもを楽しめます。また支払いはクレジットカードでも可能となっています。
店舗情報:バードコード
住所:東京都足立区千住3-68鹿明ビル1F
電話番号:03-3881-8818
営業時間:17:30~22:30(L.O.22:00)
定休日:日曜、月曜、8月中旬、年末年始
東京都足立区千住3-68鹿明ビル 1F 営業時間17:30~22:30(22:00 L.O.) (終日禁煙です。) Tel:03-3881-8818 定休日:日曜、月曜 *各種クレジットカードご利用いただけます
とり喜(とりき)【錦糸町】
JR総武線錦糸町駅の北口または東京メトロ半蔵門線錦糸町駅3番出口を出て、閑静な住宅街を3,4分歩くと見えてくるのが「とり喜(とりき)」です。店主の坂井氏は12年間焼鳥の名店で修行したのち、2001年に独立して「とり喜」を開業。開店16年目の2017年にはミシュラン1つ星を獲得し、予約困難店として世にな名を馳せています。名店が取り扱うのは「東京しゃも」や「信玄どり」などの質の高い国産地鶏。高温で一気に焼き上げて炭の香りも過度にならないようにしつつ、火も通し過ぎない仕上がりにするのが特色です。素材を生かした鳥懐石は絶品の一言に限ります。季節の旬を味わえるおまかせコースは3,500円から注文でき、〆の1品としてキジ丼を頼むファンも多くいます。木を基調とした暖かな内装に、しっかり清潔に保たれている店内は接待やデートなどに最適。カウンター席に加えて3~6名で使える半個室も人気です。
店舗情報:とり喜
住所:東京都墨田区錦糸1-8-13
電話番号:03-3622-6202
営業時間:17:30~22:30(L.O.)、土曜17:00~22:30(L.O.)
定休日:日曜、祝日、ゴールデンウィーク、8月中旬、年末年始
酉玄(とりげん)【武蔵小山】
東急目黒線武蔵小山駅東口から出て武蔵小山商店街を進み、右手にマクドナルドのある十字路を左へ曲がるとあるのが「酉玄(とりげん)」です。ミシュランにも掲載される名店を支える店主の島田玄氏は、30歳の時に焼き鳥屋への修行に取り組み始めて2013年に独立し、焼鳥の激戦区の武蔵小山にてこの店をオープンさせました。
おすすめは30種類以上ある豊富な肉と希少部位のメニューです。どこかわからない名称のものはカウンターで店主に直接聞いてみると気軽に解説してくれます。肉へのこだわりも強く大山鶏や赤鶏などの部位ごとに1番美味しい部分を仕入れていて、生でも食べられるほど新鮮なものを提供しています。内蔵系をはじめとする希少部位はもちろんのこと、正肉やつくねもおいしい大変バランスがよい焼き鳥屋です。焼き鳥屋は気難しい昔ながらの大将が多いですが、酉玄の大将は人当たりがよくとても優しい方です。
焼き場の後ろにずらっと焼酎が並んでおり、定番ものから珍しい銘柄まで幅広く扱ってします。日本酒も時期によって様々な銘柄を扱っているので、お酒が好きな方向けの焼き鳥屋です。
おまかせ串は10本または5本の2種類で、おまかせ5本を頼んでお好みの串を追加するのがおすすめです。お通しは500円で、おまかせ5本コースが1,000円から、お任せ10本コースが2,000円から、またアラカルトも1,000円程度とリーズナブルに楽しめるのも特徴です。
東武百貨店 池袋店の地下1階にて酉玄が監修したお弁当・お惣菜の専門店「武蔵小山酉玄 酉金」があるので、お近くの方は親子丼やお惣菜など酉玄の味を手軽に感じてみてください。
店舗情報:酉玄(とりげん)
住所:東京都品川区小山3-21-8
電話番号:03-3781-4194
営業時間:12:00~14:00(土日のみ)、17:00~24:00
定休日:月曜、ゴールデンウィーク、8月中旬、年末年始
酉玉 本館(とりたま)【白金・恵比寿】
広尾・恵比寿・白金台・白金高輪のちょうど中間に位置する恵比寿3丁目交差点からすぐ近くにあるのが酉玉本館(とりたま)です。酉玄の店主が修行を積んだ先でもある名店は、いまではポピュラーになった内臓や希少部位を焼き鳥メニューに取り入れた草分け的存在です。オーナーの伊澤氏が取り揃えた30種類ほどの豊富な素材の中には伊澤氏自身が名付けた部位もあります。味付けも様々でタレや塩、ニンニク醤油やバルサミコ醤油などが用意されているのも特徴です。
高品質な紀州備長炭で焼き上げる串の中でもっともおすすめなのは希少部位「みさき」です。ぼんじりと同じ鶏肉の尻尾(テール)の肉ですが、ぼんじりが雄鶏のテールを指すのに対しみさきは雌鶏のテールを指します。ぼんじりよりも弾力があり、脂も少ないのですっきりとした味わいと程よい弾力を楽しめます。
お通しは540円で、コースは7本、10本、12本の3種類から選べ値段は2,138円~3,866円とリーズナブルな値段設定。アラカルトでも3,000円から4,000円で堪能することができます。お通しで野菜スティックと大根おろしが出される昔ながらの焼き鳥屋スタイルも楽しめます。希少部位を扱う焼き鳥屋も増え、酉玉でしか食べられないものがなくなってきてはいるものの、しっかりとした技術に裏付けされた安定感ある焼き鳥屋です。
黒を基調としたシックな店内は、カウンター席でもゆったりとくつろげる空間です。焼台の煙もあまり気にならないのでデートにもぴったり。
本館が混雑している際には近くの「酉玉 別館」に来店する裏技がおすすめ。また「酉玉 神楽坂店」とはのれん分けをしていますが経営自体は別になっています。
店舗情報:酉玉(とりたま)
住所:東京都港区白金6-22-19
電話番号:03-5795-2950
営業時間:17:30~1:00(L.O.24:00)
定休日:日曜(月祝の場合は除く)、祝日の月曜、8月中旬、年末年始
丈参(たけさん)【人形町】
人形町駅A3出口を出て右へ曲がり、「久松警察署」を右折すると2軒目に見える茶色の店が丈参(たけさん)です。ビブグルマンを獲得した名店は下町人形町らしからぬお洒落な雰囲気の焼き鳥屋です。
丈参の特徴は希少部位の多さと内臓の美味しさです。鶏肉も当然ながら美味しいですが、ハツやハラミなど内臓系は他の焼き鳥屋と比較になりません。内臓系の焼き鳥では東京で一番美味しいと言っても過言ではありません。特におすすめはハツで程よいジューシーさに加えてハツ本来の弾力が感じられ、口の中で旨みが爆発する目が覚めるおいしさです。アラカルトのささ身塩ポンや白レバーのたたきも絶品でお酒好きにはたまらない一品です。〆には東京鶏飯か鶏スープがおすすめです。白濁した鶏白湯スープは最後まで感動を与えてくれます。
ワインや日本酒、焼酎と幅広いラインナップがありますが、それぞれあまり種類を多く扱っているわけではありません。ラフロイグを常備している数少ない焼き鳥の名店なので、ウイスキー好きな方におすすめです。
店主は無愛想な昔ながらの職人気質な人柄ですが、何度か通っているうちに段々と心を開いてくれるので、店主との関係性も含めて楽しめます。
予約必須の名店で多いときで3回転するほどの人気です。平日の遅い時間など狙い目ですが、ネタが切れていることも多々あるので、早い時間での予約をおすすめします。
店舗情報:丈参(たけさん)
住所:東京都中央区日本橋人形町2-25-11
電話番号:03-3639-1129
営業時間:17:30-24:00(L.O.23:30)※売り切れ次第閉店
定休日:日曜、祝日の月曜、ゴールデンウィーク、8月中旬、年末年始
鳥恵(とりえ)【上野広小路】
上野広小路駅A4出口から出て、「厳選洋食さくらい」の入っているビルと「住友信託銀行」の間の路地を入っていくと2軒目にある古民家風の門構えが特徴的な焼鳥店が鳥恵(とりえ)です。ミシュランビブグルマンを獲得していて、上野広小路店の他に湯島本店と上野黒門店の3店舗で展開されています。店主の小澤俊正氏は「炭火焼鳥蒼天」で修行を積み、その後鳥恵をオープンさせました。大山どりを中心に淡海鶏、土佐ジローをはじめとした5種類の銘柄を丹精込めて焼き上げる串焼のラインナップは、その日の予約によって変更するこだわり。21時までは5,600円のコースのみとなっていますが、追加で串やアラカルトを注文することもできます。コースは地鶏の食べ比べやうずら、鴨など鳥恵らしさが詰まったメニューです。ワインメニューも充実しており、コースに合わせたワインのペアリングも3,500円にて追加することが可能です。
平日でも2回転する繁盛店なので夜の遅い時間を狙うか、電話にて事前に予約することをおすすめします。
コースメニューは串だけではなく、レバーパテやポトフなど洋風なアラカルトも盛り込まれており、従来の焼鳥のイメージをいい意味で覆す内容です。席は個室のお座敷をはじめ2名から使えるテーブル席やカウンター席があり、内装は和の世界観を大切にした奇麗な空間になっています。排煙設備が素晴らしく、焼き鳥屋にも関わらず服に匂いが付くことがありません。店員の活気が溢れる店内は、接待などの特別な場面からデートやビジネスユースまで幅広く利用できるのも嬉しいポイントです。予約は鳥恵公式HPよりすることができます。
店舗情報:鳥恵
住所:東京都文京区湯島3-40-9栗田ビル1F
電話番号:03-3836-0211
営業時間:17:30~23:00(L.O.22:30)、土曜・祝日17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:日曜、祝日の月曜、ゴールデンウィーク、8月中旬、年末年始
個室あり
嘉とう(かとう)【三田(田町)】
JR田町駅の三田口を出て歩いて6分、都営三田線や浅草線の三田駅A3出口からは3分ほどの、慶応大学近くに位置する焼鳥店が嘉とう(かとう)です。北千住のバードコートで修行を積んだ若き店主がもてなす名店はビブグルマンに認定されています。主に取り扱われているのは茨城県産奥久慈しゃも。いろんな部位をバランス良く組み合わせて供してくれるおまかせコースは3,500円と5,000円の2種類から選べます。日本酒やワインもブルゴーニュ産のみを数多く揃えている上に、自家製レバーのパテなどの一品料理もありおしゃれな雰囲気で焼鳥を楽しめるのも特徴です。串に合わせてセレクトしてもらえるワインと焼鳥のマリアージュも絶品です。席はカウンター席のみで、間近に職人技を見ることができるのも魅力の1つ。スタイリッシュな内装で落ち着いた店内は終日禁煙となっています。電話予約をしてからの来店がおすすめです。
店舗情報:嘉とう
住所:東京都港区三田3-3-2豊田ビル2F
電話番号:03-6722-0977
営業時間:17:30-23:30(L.O.23:00)、土曜17:00-23:00(L.O.22:30)
定休日:日曜(月曜祝日の場合を除く)、祝日の月曜、年末年始
そかろ【護国寺】
東京メトロ有楽町線護国寺駅4番出口を出て左へ曲がって歩くとすぐにあるのがそかろです。そかろという変わった店名はメキシコで中央広場を指し、メキシコやアメリカでも腕を振るっていた店主に名付けられました。ビブグルマンにも掲載された店の一押しは弾力とコクを味わえる名古屋コーチン。備長炭の上で丁寧に焼き上げる串は、見た目にもこだわりっています。特にささみはとぐろを巻いたビジュアルでまるで芸術作品のような一品です。初来店のときは自家製レバーペーストと串焼き7本を含むおまかせコースを注文して、余裕があったら追加をするとちょうど良いと思います。金曜のみランチ営業をしていますが売り切れ次第閉店です。昼のコースは1,000円~1,400円、夜のコースも2,700円と手軽に味わえて、アラカルトも2,000円~3,000円ほどで堪能できます。焼鳥に合わせて日本酒やソムリエが選ぶワインを楽しむのもおすすめです。
店舗情報:そかろ
住所:東京都文京区音羽2-11-20
電話番号:03-6902-0980
営業時間:11:30~13:00(金曜のみ)、
18:00~23:30、土曜18:00~22:30
定休日:月曜、祝日
ふく【代々木上原】
出典:foodport.jp
代々木上原駅東口から歩いて5分ほど、「一風堂」を通り過ぎると見えてくるのがふくです。ビブグルマンにも認められているこの店は、開業以来地元客にも愛され続けています。朝締めの地鶏やブロイラーを部位によって使い分けて提供するこだわりに加え、素材を生かして丁寧に焼き上げるのが特徴。特に人気な串はコリコリとした食感の砂肝と焦げ目をつけないように回しながら焼き上げるつくねです。ねぎが豊富に乗ったせせりもインパクト大な一品。焼鳥の他に一品料理も豊富で、定番のポテトサラダをはじめ旬の肴、ぬか漬けまで存分に楽しむことができます。店内は清掃がきちんと行き届いていて、焼鳥らしからぬおしゃれな内装の落ち着いた空間になっています。お通しは432円でアラカルトは3,000円~4,500円程度で味わえます。店内は全席喫煙可能です。
店舗情報:ふく
住所:東京都渋谷区西原3-23-4
電話番号:03-3485-3234
営業時間:17:30~23:30(L.O.22:45)
定休日:水曜、年末年始
【休業中】井(い)【六本木】
六本木交差点からミッドタウン沿いを右折し、ミッドタウンレジデンス向かいの地下にある隠れ家的な焼き鳥屋が井です。2013年にオープンし、ビブグルマンにも認定されました。取り扱われるのは地鶏血統の千葉県産水郷赤鶏で、絶妙な食感とコクが特徴の銘柄です。30種類以上あるメニューの中でも特に一押しなのがフォアグラトリュフつくね。濃縮した甘みのある赤ワインのタレに潜らせ炭火で燻香の香りづけされたフォアグラつくねと山盛りのトリュフは、一口食べただけでトリュフの香ばしさと炭焼きの香ばしさが口いっぱいに広がります。そぼろ納豆磯部巻きなど店主のふるさと山形県の伝統野菜を生かしたつまみも人気の一品です。
コースはおまかせ串5本に人気のフォアグラトリュフとりつくねも含まれた全11品が供されます。お酒はワインが中心ですが、珍しい日本酒も置いてあるので店主に声を掛けるとおいしいお酒に巡り会えます。
お通しは510円でコースだと3,000円~8,000円、アラカルトは4,000円~6,000円ほどですが六本木の中心にほど近い立地を考えるとコスパのよいお店です。
焼き場を囲うダウンライトに照らされたカウンターとシックな内装はとてもおしゃれなのでデートにおすすめです。個室のテーブル席もあるので、団体で利用もできます。席数が多く、回転も早いので2回転目を狙うと予約なしでも入れることがありますが、週末などはとても混雑するので、事前の予約が必要です。
店舗情報:井
住所:東京都港区六本木て4-4-3 六本木協和ビル西館B1F
電話番号:03-6721-1079
営業時間:18:00~23:30(L.O.23:00)
定休日:日曜、祝日、8月中旬、年末年始
個室あり
瀬尾(せお)【麻布十番】
地下鉄麻布十番駅5a出口から歩いて2分ほどの地下にあるのが瀬尾です。ビブグルマンにも掲載されている店一押しの鶏は、皮に甘みがあり肉も旨み豊かでジューシーなのが特徴。お酒の種類も充実していて、特にワインは店主瀬尾博之氏が瀬尾の焼鳥を熟知する専門家と厳選して仕入れたものです。胸と手羽の間にあるムネコ肉などの希少部位の取り扱いもあり、その他鶏スープかけご飯や稲庭うどんは締めに人気です。ゆったりとできる落ち着いた店内にはジャズが流れ、柔らかな光の照明もより一層店の雰囲気を引き立たせます。個室以外全面禁煙で小奇麗な雰囲気は今回紹介する焼鳥店の中で最もデート向け。席はカウンター席と個室のテーブル席の2種類があります。接待やビジネスで利用されることの多い個室は1部屋のため事前予約は欠かせません。お通しは702円でコースは2,916円~6,696円、アラカルトは3,500円~6,000円程度で全体的に割高に感じます。また別途サービス料が5%、個室料は3,240円となっています。
店舗情報:瀬尾
住所:東京都港区麻布十番1-4-2 カーサツルオカB1F
電話番号:03-5574-8881
営業時間:18:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:日曜、年末年始
個室あり
酉たか(とりたか)【二子玉川】
二子玉川駅から歩いて7分と少し離れたところにありながら、常に満席という人気を誇るのが酉たか(とりたか)です。ビブグルマンに選出されている店は矢沢ミート系列で店主は酉玉の流れを汲む人物。店の自慢は希少部位を含め30種類以上の焼鳥が豊富にラインナップされいることです。紀州備長炭を使って丁寧に焼き上げるのがこだわり。串は様々なメニューから7、10、12本でいずれかのおまかせの注文が必要で、好きな部位は追加して頼めます。席はカウンターと個室の2種類で、奥の個室は裏通りに専用のドアがあり接待やお忍びにぴったり。店内は照明が効果的に使われ和モダンな雰囲気で過ごしやすい空間です。お通しは540円でコースは2,000円~3,500円、アラカルトだと3,000円~5,000円ほどで堪能できます。
店舗情報:酉たか
住所:東京都世田谷区玉川3-21-21
電話番号:03-3700-0403
営業時間:17:00~23:00、土曜・日曜・祝日16:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:年末年始
個室あり
江戸政(えどまさ)【東日本橋】
東日本橋駅から隅田川に向かって5分ほど歩くとひっそりとあるのが江戸政(えどまさ)です。昔ながら立ち飲みスタイルで、焼台を囲むようにカウンターが配置されています。焼鳥はコースが決まっていて、名物は生つくねです。店のメニューではタタキと表記されていて、入店時に生か半焼き、よく焼きかを聞かれるので注意してください。ユッケのような鶏肉のタタキは脂が甘みが口いっぱいに広がる絶品。また焼鳥を遠赤外線で焼いているのも特徴です。平日でも行列ができ、開店してから30分ほどで品切れのネタが出てきてしまいます。2回転しかしないため1巡目で入るなら開店30分前には並ぶことがおすすめ。予算は2,000円~3,000円ほどで、お酒はキャッシュオンでその都度支払います。通なら長居せずサクッと食べてサクッと帰りましょう。
店舗情報:江戸政
住所:東京都中央区東日本橋2-21-5
電話番号:03-3851-2948
営業時間:平日17:00~20:00※売り切れ次第閉店、土曜17:00~18:30
定休日:日曜、祝日
鬼亭(おにてい)【渋谷】
東京メトロ副都心線13a口から歩いて3分ほど、宮益坂中腹の渋谷郵便局の裏手にあるレトロな店が鬼亭(おにてい)です。串打ちではなく、焼肉スタイルで鶏肉を食す焼き鳥屋で、炭火の七輪で焼き鳥や鍋を楽しむことができます。
注文方法は独特で肉のオーダーは最初の1回ですべてオーダーしなければなりません。追加で肉を注文することができないので、一緒に行く方とどれくらい食べるかを考えながら注文しましょう。女将と相談するとおすすめや量などアドバイスくれるので、心配な方は積極的にコミュニケーションとるとよいです。肉以外のドリンクやご飯ものなどは後からでも注文可能です。人気メニューはせせりの香草焼きです。弾力があり、脂肪の少ないせせりが香草の風味とマッチし癖になる美味しさです。串に刺さった焼き鳥では食べられない大きさの鶏肉を食べられるのも鬼亭の特徴です。メニューが豊富で肉の部位によっても焼き加減が変わりますが、女将さんが丁寧に教えてくれるので、心配無用です。予約時にしか頼めない鬼亭鍋と参鶏湯も人気です。肉も鍋も基本的に量が多いので、頼みすぎや小食の方と行くには注意が必要です。
店内には自家製のお酒も数多く取り揃えており、飽きることなく様々な果実酒を飲むことができます。店内は全面禁煙で4,000円~5,000円ほどの金額で堪能できます。2回転しかしないお店なので、事前に予約もしくは空席の確認が必須です。
店舗情報:鬼亭
住所:東京都渋谷区渋谷1-9-4
電話番号:03-3797-1002
営業時間:18:00〜23:30 (L.O.22:30)
定休日:日曜、祝日
世良田(せらた)【麻布十番】
麻布十番駅7番出口から歩いて1分ほどにあるビルにあるのが世良田(せらた)です。店名は同じですが田町にある店とは関係ありません。完全会員制で紹介がないと入れない一見断りの焼鳥店。写真撮影も禁止。希少部位を多く取り揃えるのではなく、王道の部位を店主の職人技で丁寧に焼き上げます。特におすすめなのがレバーで4切れそれぞれ異なった食感が楽しめ、3つ目の中にはフォアグラが隠されている意表を突く一品。ゆったりとお酒をたしなみつつ素材を大切にした焼鳥を味わえるのが特徴です。値段は10,000円~15,000円と一般の焼鳥店と比べると手を伸ばしにくい気もしますが、焼き鳥店でも他の割烹料理店などに引けを取らないクオリティです。
店舗情報:世良田
住所:東京都港区麻布十番1-7-7 はせべやビル5F
電話番号:03-3405-2882
営業時間:18:00~21:30
定休日:日曜、祝日、第3月曜
名店ならではの味わいを
焼鳥の名店といっても種類や特徴は様々です。シチュエーション別に使い分けたり通の仲間入りをしてみたりするのも焼鳥店の楽しみ方だと言えるでしょう。スタンダードな串だけでなく、普段はなかなか見ることのないものにもチャレンジしてみてください。きっと焼鳥の虜になること間違いなし。焼鳥店で楽しめるアラカルトや〆の一品もしっかり味わうことでより一層楽しめます。今回紹介した店の中から行きつけをつくるのもおすすめです。焼鳥店で楽しく有意義な時間を過ごしてみては?
この記事のキーワード
この記事のライター
茨城の筑波山生まれ。「いばらぎ」じゃなくて「いばらき」です。