【興奮と感動を!】とにかく面白いおすすめSF映画15選決定版!

2022/12/19

【興奮と感動を!】とにかく面白いおすすめSF映画15選決定版!

映画のジャンルで最も人気なものはやはりSFでしょう。

宇宙人やロボットが出てくる王道SFから、ラブストーリーやアクション、サスペンスなど
多種多様な面白さがあるSFは多くの映画ファンを楽しませてくれます。

今回は幅広いかつ奥が深いこのジャンルから15作品ご紹介させていただきます。

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      1. 目次
  1. SFとは
  2. 1.2001年宇宙の旅(1968年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 完璧主義者のキューブリックが到達した、映画という芸術の1つの頂点
  3. 2.インセプション(2010年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 想像を超えてくる、ノーランのスタイリッシュな映像で夢の世界に引き込まれる
  4. 3.ガタカ(1998年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 切なくも美しい、優生学が目指す理想の社会を物静かに描いた近未来SF
  5. 4.月に囚われた男(2010年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 低予算ながらも巧みなプロットで面白い、男の恐ろしい運命を描く
  6. 5.バタフライ・エフェクト(2005年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 切ないハッピーエンド、SFラブストーリーの代表作
  7. 6.マイノリティ・リポート(2002年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. スピルバーグ監督らしい凝ったヴィジュアルが面白い
  8. 7.マトリックス(1999年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. ただのSFアクションではない、20世紀を代表する哲学作品
  9. 8.GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 日本が世界に誇る、刺激的な大人のSFアニメ
  10. 9.第9地区(2010年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. こんなエイリアン映画は見たことない、斬新な設定と重厚なテーマ
  11. 10.バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 色褪せない名作、『BTTF』の愛称で親しまれる笑いあり涙ありのSFアドベンチャー
  12. 11.インターステラー(2014年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 徹底した科学考証に裏打ちされた本格SF
  13. 12.ブレードランナー(1982年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 2017年10月27日に続編公開!再び注目を集める哲学的名作SF
  14. 13.シン・ゴジラ(2016年)
  15. 作品概要・あらすじ
    1. エヴァンゲリオン的面白さ、全く新しいゴジラを刮目せよ
  16. 14.ターミネーター(1985年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. 色褪せない名作、ターミネーターシリーズの原点
  17. 15.スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年)
    1. 作品概要・あらすじ
    2. スター・ウォーズはどの順番から見ても楽しめますが、初視聴なら時系列順にEP1からが入り込み易いと思います
  18. まるで宝石箱、燦然と輝く名作が多いSF映画
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SFとは

SFとはサイエンス・フィクションのことで、”科学的な作り話”を略したものです。

SFといっても、地球や宇宙までをも巻き込む壮大なストーリーから
ロボットやクローン人間などの科学的な観点をコンセプトにしたリアリティのある作品まで、非常に種類のあるジャンルです。

今回はそんなSFから、定番のシリーズ超大作や名作、B級映画まで、とにかく面白いと思った映画をご紹介させていただきます。

1.2001年宇宙の旅(1968年)

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作品概要・あらすじ

人類誕生以来、人類の進歩の過程で必ずその姿を現す黒石板モノリス。

この謎の物体との接触と、宇宙船ディスカバリー号の木星まで道中を神秘的な映像で描く。

アーサー・C・クラークの原作を基に、スタンリー・キューブリック監督が映像化したSF映画。

完璧主義者のキューブリックが到達した、映画という芸術の1つの頂点

本作は”人類の進化と地球外生命体との関係”という哲学的で難解なストーリーのイメージが先行しますが、
キューブリックの計算され尽くした映像表現が傑作の所以だと思います。

目も眩むばかりの映像と『ツァラトゥストラはかく語りき』などクラシック名曲との融合は美しく、感動しました。

台詞や説明を極力省き、視覚表現で観客の意識に訴える壮大な映像叙事詩。

猿が空に骨を投げ、それが最新の軍事衛星に変わるマッチカットのシーンなど、後の映像表現に影響を与える名シーンの数々は、映画史における教養です。

公開:1968年4月11日
監督:スタンリー・キューブリック
受賞:第41回アカデミー賞特殊視覚効果賞
出演:キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター

2.インセプション(2010年)

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作品概要・あらすじ

ドミニク・コブは人が夢を見ている最中に、潜在意識の奥底に潜り込み他人のアイデアを盗むという特殊な技術を持ち活躍する企業スパイだった。

しかし彼は愛する妻を失い、妻の殺害容疑をかけられ逃亡の身となる。

そんな彼のもとに、サイトウと呼ばれる男からある依頼が届く。

「成功すれば幸せな生活に戻れることを約束する。」

コブは了承するが、依頼内容は標的にあるアイデアを植え付ける”インセプション”と呼ばれる最高難易度のミッションだった。

気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督が贈る壮大なスケールのSFアクション。

想像を超えてくる、ノーランのスタイリッシュな映像で夢の世界に引き込まれる

夢の中に入って他人のアイデアを盗むという設定からして面白い本作。

夢と現実の二元世界を行き来する映画はこれまでもあったが、ここまで映像体験としてゾクゾクできるものはないだろう。

夢の中の夢の中の夢という何重もの階層を下っていく感覚は本作でしか体験できない。

稀代の名監督、ノーランの冴えわたる演出をご堪能ください。

公開:2010年7月23日
監督:クリストファー・ノーラン
受賞:第83回アカデミー賞撮影賞、録音賞
出演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レヴィット

3.ガタカ(1998年)

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作品概要・あらすじ

遺伝子操作により生まれた優秀な適正者と、自然出産で生まれた不適正者とで振り分けられ、仕事や将来までも管理される近未来。

自然出産で生まれた不適正者のヴィンセントは宇宙飛行士になることを夢見るが、それは叶わぬ夢だった。

しかし、彼はDNAの闇取引で適正者のIDを手に入れる。

遺伝子適性をごまかし宇宙飛行局”ガタカ”に局員になることに成功したヴィンセントは、血の滲むような努力のすえに探査船の航海士になるチャンスも掴む。

だが、出発間近に社内で殺人事件が起き、ヴィンセントに疑いの目が向けられる・・・

切なくも美しい、優生学が目指す理想の社会を物静かに描いた近未来SF

近未来SFながら、登場する車が昔のものであったり作中のレトロ感がノスタルジックで愛おしい。

適正者ジェロームと不適正者ヴィンセントの間に芽生えた温かい友情にしんみりします。

青年の苦悩と希望を描くストーリーに、マイケル・ナイマンによる上質で哀愁漂う音楽が寄り添い、本作を美しく彩っています。

切なくも美しいラストは必見です。

公開:1998年5月2日
監督:アンドリュー・ニコル
出演:イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ

4.月に囚われた男(2010年)

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作品概要・あらすじ

近未来の地球では資源は枯渇し、月面で採掘されるヘリウム3に頼っていた。

主人公サムはこのヘリウム3を地球に送るためルナ産業よりたった一人で派遣された。

3年契約で月に滞在し淡々と仕事をこなす日々。

地球への直接通信は途絶え、話し相手はAIロボットのガーティだけ。
そんな月での孤独な生活も残り2週間、地球に戻れる日を目前にしたある日事件は起きて・・・

デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ初監督作ながら、大胆な演出が光るSFスリラー。

低予算ながらも巧みなプロットで面白い、男の恐ろしい運命を描く

SF映画はしばしば巨額の製作費が必要とされますが、ジョーンズ監督は視聴者が夢中になるストーリーとサム・ロックウェルの類稀なる一人劇、
自身のCM製作の経験を生かした特殊効果で、由緒正しきSF映画を作った。

制作日数33日、制作費500万ドルと聞いてびっくりしました。
ハリウッド大作だけではなく、たまにはローテクで撮られた作品にも触れてみてはいかがでしょうか。

公開:2010年4月10日
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:サム・ロックウェル、ケヴィン・スペイシー(声のみ)

5.バタフライ・エフェクト(2005年)

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作品概要・あらすじ

主人公エヴァンは少年時代、短時間の記憶喪失を起こすことがあった。

彼は医師の勧めで記憶喪失の前後のできごとを日記に書き始める。

この怪奇現象に悩まされていた少年時代から7年が経ち、無事に大学生になったエヴァンは、当時の日記を読み返し、その日記に書かれている過去の時点に戻れる能力に気づく。

自分のせいで不幸になった幼馴染みケイリーを救うため、過去に戻る青年を描いたタイムリープ系SF。

切ないハッピーエンド、SFラブストーリーの代表作

バタフライ・エフェクトとはカオス理論の1つで「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻を引き起こすか」
つまり、初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す現象のことです。

エヴァンは何度も過去にタイムリープし、ケイリーを救うため問題を修正しますが、その度に誰かが不幸になってしまいます。

そこで主人公が選んだ結末は・・・
予測不能のストーリーが迎える、切ないハッピーエンドに感動しました。

公開:2005年5月14日
監督:エリック・ブレス、J・マッキー・グルーバー
出演:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート

6.マイノリティ・リポート(2002年)

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作品概要・あらすじ

2054年のワシントン、度重なる凶悪犯罪に終止符を打つべく、ある画期的な方法が導入された。

未来に起こる犯罪を予知し、実際に事件が起きる前に犯人を逮捕するシステムだ。

このシステムを運用する犯罪予防局で、エリート捜査官として活躍していたジョン・アンダートン。

しかしある日、ジョンは自分が見ず知らずの他人を殺害すると予知される。

なぜ自分が未来の殺人犯になったのか。真相を探るべく奔走する彼は驚愕の事実を知ることになり・・・

トム・クルーズ主演×スティーブン・スピルバーグ監督の近未来SFアクション超大作!

スピルバーグ監督らしい凝ったヴィジュアルが面白い

2002年の作品ですが、現在では当たり前となったAmazonのレコメンドサービスに似た広告や自動運転車など、15年前にまるで現在を予言したかのようなテクノロジーが作中登場します。

スピルバーグ監督の凝ったヴィジュアルが築く世界観、2054年を想像したリアルな未来都市を堪能できる特撮として大変面白いです。

追う立場から追われる立場になったジョンの運命をスリリングに描く、ストーリーにも注目です。

公開:2002年12月7日
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ、コリン・ファレル、サマンサ・モートン

7.マトリックス(1999年)

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作品概要・あらすじ

凄腕ハッカーのネオは、ある日ディスプレイに不思議なメッセージとともに現れた謎の美女トリニティと出会う。

彼女に導かれるままネオは、モーフィアスという男と出会い衝撃の事実を知らされる。

ネオは仮想空間と現実を行き来しながら、人類を救う戦いに身を投じていく。

驚異のVFX(視覚効果)による、かつてない映像表現が話題となった近未来アクション超大作。

ただのSFアクションではない、20世紀を代表する哲学作品

純粋に雰囲気やアクションを楽しむだけでも満足できる本作。

哲学的なストーリーが難解といわれていますが、一度は聞いたことがある”シミュレーション仮説”やデカルトの”我思う故に我あり”などが頭の片隅にあるだけで、テーマや世界観を感じられ、引き込まれると思います。

SFアクションとしても、哲学的な示唆に非常に富んだサイバーパンクとしても、高い完成度を誇る傑作です。

公開:1999年9月11日
監督:ラナ・ウォシャウスキー、リリー・ウォシャウスキー
受賞:第72回アカデミー賞録音賞、第9回MTVムービー・アウォーズ作品賞
出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス

8.GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年)

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作品概要・あらすじ

企業のネットが星を被い
電子や光が駆け巡っても
国家や民族が消えてなくなるほど
情報化されていない近未来━━

西暦2029年、超高度ネットワーク社会で多くの人が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代。

犯罪も高度化し、政府は対応策として超法規的特殊精鋭部隊、公安9課”通称:攻殻機動隊”を結成させた。

ある日某国情報筋から攻殻機動隊に警告が入る。
情報操作、政治工作などをした国際手配中の天才ハッカー”通称:人形使い”が日本に現れるという。

攻殻機動隊の隊長草薙素子は人形使いの影を追うが・・・
2017年4月に公開したハリウッド実写映画『Ghost In The Shell』の原作アニメ映画。

日本が世界に誇る、刺激的な大人のSFアニメ

士郎正宗による漫画『攻殻機動隊』をもとにしたアニメ映画で、先ほどご紹介させていただいた映画『マトリックス』に影響を与えるなど、日本を代表するSF作品です。

本作で登場するテクノロジーの再現を試みる会社がdocomo出資のベンチャー企業であったり、現実の世界にも影響を与えている凄い作品です。

ネットワークや義体化した人間と、生身の人間との対峙で浮き彫りにされる”ゴースト”という概念。人間の意識や霊性にまで言及する哲学的な作品でもあります。

公開:1995年11月18日
監督:押井守
出演:田中敦子、大塚明夫、山寺宏一

9.第9地区(2010年)

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作品概要・あらすじ

ある日、南アフリカ上空に正体不明の宇宙船が姿を現す。

その宇宙船には大量のエイリアンが乗っており、特に攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。

それから28年、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが・・・

こんなエイリアン映画は見たことない、斬新な設定と重厚なテーマ

エイリアンが地球の侵略者ではなく難民という面白い設定と、ドキュメンタリータッチの映像が新感覚のSFです。

本作の舞台である南アフリカ共和国ヨハネスブルグは、実際に貧困と犯罪に悩む旧黒人居住区が複数存在しています。

エイリアン居住区のスラム化や差別など、現実の社会問題を想起させる要素を取り入れて、人間の本質を問う示唆にも富んでいる映画なのです。

単なるエイリアン映画ではない、記憶に残る名作です。

公開:2010年4月10日
監督:ニール・ブロムカンプ
受賞:第53回ブルーリボン賞外国映画賞
出演:シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ

10.バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年)

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作品概要・あらすじ

1985年、カルフォルニア州に住む高校生マーティは、科学者である友人ブラウン博士(通称ドク)の手伝いをしていた。

ある深夜、ショッピングモールの駐車場にて、マーティはドク博士とタイムマシンの試運転をしていたが、ドクに恨みを持つ集団の襲撃に遭う。

銃弾を浴びて倒れるドク博士を見たマーティはタイムマシーンに乗り込み、そのまま逃走するが次元転移装置のスイッチを入れてしまった為30年前へとタイムスリップしてしまい・・・

スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ロバート・ゼメキス監督で贈る、タイムスリップSFの金字塔。

色褪せない名作、『BTTF』の愛称で親しまれる笑いあり涙ありのSFアドベンチャー

1985年から1955年へタイムスリップしたマーティが、自分と同世代だったころの両親と出会うなどしてドタバタ騒動を巻き起こします。

30年以上前の映画ですがいま見ても面白い、いつ見ても楽しめる、スリルと興奮と感動に満ちた最高傑作です。

博士の愛車デロリアンを改造したタイムマシーンの鮮烈なデザインや有名なBGMなどにもご注目ください。

ちなみに、私はいつもおすすめ映画を尋ねられ際に、本作を自信を持っておすすめしています。

公開:1985年12月7日
監督:ロバート・ゼメキス
受賞:第10回日本アカデミー賞最優秀外国作品賞
出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド

11.インターステラー(2014年)

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作品概要・あらすじ

近未来、地球規模の環境変化によって人類は滅亡の危機に瀕していた。

これを回避すべく地球の寿命が尽きる前に、居住可能な新たな惑星を探すというミッションが始動し、遂行者に元エンジニアの主人公クーパーが大抜擢される。

クーパーは悩み抜いた末、家族を地球に残し人類の存続を背負う。そんな彼を待っていたのは、想像を絶する宇宙空間だった。

鬼才クリストファー・ノーラン監督による衝撃のSFドラマ。

徹底した科学考証に裏打ちされた本格SF

ノーラン監督の兄で脚本家のジョナサン・ノーランは、本作を執筆中の4年間に、カリフォルニア工科大学で相対性理論を学んだというのだから驚きました。

さらに映画にリアリティを持たせるため、理論物理学者のキップ・ソーンなど、ブラックホール、ワームホールの専門家チームに監修を依頼、専門的な設定や映像の非常に高いクオリティーに、2014年宇宙の旅と絶賛する人もいます。

本格的なSFだけでなく、スリリングな展開や家族愛など、物語としても見応え十分、多くの方が楽しめる内容でした。ぜひ一度ご覧ください。

公開:2014年11月22日
監督:クリストファー・ノーラン
受賞:第87回アカデミー賞視覚効果賞、第20回放送映画批評家協会賞最優秀SF/ホラー映画賞
出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン

12.ブレードランナー(1982年)

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作品概要・あらすじ

2019年、惑星間の移動が可能になった未来。

植民惑星から4体のレプリカント(=人造人間)が脱走し地球に潜入した。

レプリカント専門の捜査官、通称:”ブレードランナー”のデッカードは、彼らの追跡を開始する。

捜査にあたって彼は製造元のタイレル社でレイチェルという女性に出会い、徐々に心を通わせるが・・・

フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を映画『エイリアン』で知られるリドリー・スコット監督が映像化したSFハードボイルド。

2017年10月27日に続編公開!再び注目を集める哲学的名作SF

遺伝子工学が発達した近未来では、人間そっくりのレプリカントを作り過酷な労働を強いていました。

しかし、レプリカント達は製造から数年経つと感情が芽生え、人間に反逆する事件を起こすようになります。

デッカードと自由を求めるレプリカント達を見て、機械と人間の違いは、人間らしさとは何かについて考えさせられました。

舞台となる2019年のロサンゼルスは、酸性雨の降りしきる退廃的な未来都市として描かれています。

面白い点は至るところに日本らしい描写があり、リドリー・スコット監督が東京を訪れた際に見た新宿のイメージだそうです。

リドリー・スコット監督ならではの、独特な光と影の使い方など、どこか幻想的で綺麗な映像もお楽しみください。

全部で5つのバージョンがあり個人的にはディレクターズカット版が一番好みですが、本作を最初に見ることをおすすめします。

公開:1982年7月3日
監督:リドリー・スコット
出演: ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング

13.シン・ゴジラ(2016年)

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作品概要・あらすじ

ある日突然、東京湾アクアラインが崩壊する事故が発生する。

首相官邸では総理大臣以下、閣僚が召集され原因究明の緊急会議が開かれた。

大勢が地震や海底火山だと意見するなか、内閣官房副長官・矢口だけが、海中に棲む巨大生物による可能性を指摘する。

周囲は矢口の意見を一笑するが、海上に巨大生物が出現して・・・

『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明が総監督・脚本を務め、巨大不明生物GODZILLAとの対決を圧倒的リアリティと手に汗を握る展開で描ききる、日本発のゴジラとしては初めてフルCGで作られた特撮SF。

エヴァンゲリオン的面白さ、全く新しいゴジラを刮目せよ

明朝体の説明文、政治的、科学的な専門用語を早口で捲し立て緊張感を煽る会話劇、素早く切り替わる画面、そしてお馴染みのBGM。庵野秀明監督ならではのエヴァンゲリオンを彷彿とさせる演出で興奮しっぱなしでした。

「現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)」のキャッチコピーで売り出されていましたが、本作はゴジラという未知の脅威に対する政府の対応が本当にリアルです。

実際に著名な政治家やジャーナリスト達が、取材やブログで本作の感想を述べていますので、鑑賞後に調べてみてはいかがでしょうか。

公開:2016年7月29日
監督:庵野秀明、樋口真嗣
受賞:第40回日本アカデミー賞最優秀作品賞
出演: 長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ

14.ターミネーター(1985年)

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作品概要・あらすじ

2029年の近未来。
人間とサイボーグは果てしない争いを繰り広げていた。

サイボーグ軍は人類のリーダーとなるジョン・コナーを歴史から排除すべく、1984年のロサンゼルスに殺人機ターミネーターを送り込む。

ジョン・コナーを生む予定の女性、サラ・コナーはターミネーターに襲われるが、彼女の前に一人の男が未来からやってきて・・・

ジェームス・キャメロン監督の2作目にして出世作。

主演のアーノルド・シュワルツネッガーにとっても、アクションスターへの道が開かれたSFアクションの傑作。

色褪せない名作、ターミネーターシリーズの原点

未来からやってきた兵士カイル・リースとサラ・コナーの愛と死の逃避行というストーリー展開が楽しかった。

ターミネーターはサラ・コナーを殺すために、一方カイルは彼女を守るために未来からやってきた。

二人の男の闘いと運命に巻き込まれる女性を描いたラブロマンス的プロットは、今見ても面白いと思います。

もちろん本作の代名詞ともいえる、無機質で冷酷なターミネーターを演じるシュワルツネッガーの迫力は息を呑む凄さがありました。伝説の始まりをぜひご覧ください。

公開:1985年5月25日
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン

15.スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年)

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作品概要・あらすじ

旧3部作から遡ること約30年、”スター・ウォーズ”シリーズの序章的作品。

遠い昔、はるか銀河の彼方。通商連合と辺境の星との間で貿易についての論争が繰り返され、業を煮やした通商連合は惑星ナブーに武力を行使する。

元老院最高議長ヴァローラムは共和国の守護者ジェダイの騎士に紛争解決のため協力を依頼する。

若きジェダイの騎士オビ・ワン・ケノービは惑星ナブーに向かう道中、砂の惑星タトゥイーンで少年アナキンと出会う。

この出会いにより銀河の運命は大きく変わっていくことになり・・・

ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーの少年時代を描く、傑作SF映画シリーズの第1章。

スター・ウォーズはどの順番から見ても楽しめますが、初視聴なら時系列順にEP1からが入り込み易いと思います

公開順で1977年のエピソード4、80年のエピソード5、83年のエピソード6が旧3部作、エピソード1、2、3は新三部作、2015年公開したエピソード7、17年12公開予定のエピソード8、19年公開予定のエピソード9を続3部作と呼称するスター・ウォーズシリーズ。

やはりスタンダードな見方は公開順だと思います。

しかし私の知人に、今となっては映像が古いエピソード4を敬遠してスターウォーズシリーズを見てない人がいることを知り、
そういう方にはぜひ時系列順に、映像技術が進化しているエピソード1からの視聴を強くおすすめしたいと思い、今作をご紹介させていただきました。

ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ氏も「どの作品から見ても同じように楽しめるのが『スター・ウォーズ』の素晴らしいところだ。」と発言しております。

壮大なスター・ウォーズの世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

公開:1999年7月10日
監督:ジョージ・ルーカス
出演:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン

まるで宝石箱、燦然と輝く名作が多いSF映画

いかがでしたでしょうか。

ここではご紹介できませんでしたが『E.T』や『時計仕掛けのオレンジ』、『未知との遭遇』など、本当に傑作が多いSF映画。

シリーズ超大作からB級映画、VSモノからラブストーリーまで、様々なSF映画をバランスを考えて15作品に絞る作業が一番大変でした。

まだご覧になられていない映画がございましたら、ぜひ鑑賞してみてください。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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vokka_ym6

はじめまして、ライターはじめました。大学4年生です。よろしくお願いいたします。(2017.10-12)

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