【カルティエ】100年以上の長い歴史が刻まれた至高のフランス腕時計

カルティエは世界で初めての腕時計を創ったフランスの名門ブランド

カルティエ（Cartier SA）は、フランスのジュエリー・高級時計ブランド。「Jeweller of kings , king of jewellers　王の宝石商、宝石商の王」（エドワード7世の言葉）と言われる名門ブランドである。

出典：ja.wikipedia.org

1847年フランスのパリで、宝石細工師だった創業者ルイ・フランソワ・カルティエが師匠からジュエリー工房を受け継いでスタートしたのが始まりでした。もともと、ジュエリーブランドだったカルティエ。日本ではそのイメージが強く、宝石、女性向けのブランドとして捉えられがちでした。

しかし、世界で初めてメンズ用腕時計を創ったカルティエは、ここ数年独自の路線に変更しつつあります。独自のムーブメントを開発し、男性向けにフォーカスしたデザインに進化しつつあるのです。今、全世界が注目しているカルティエの歴史とイノベーションについて一緒に見ていきましょう。

サントス

友情の証として生まれた世界初メンズ腕時計

サントスは、創業者ルイ・フランソワ・カルティエが飛行家の友人であるアルベルト・サントス・デュモンから依頼され創られたものでした。当時は、飛行機を操縦しながらポケットから懐中時計を取り出して時間を確認していましたが、友人のアルベルト・サントス・デュモンは不便で仕方がなかったため腕時計の製作を依頼したのです。これが、世界初のメンズ腕時計となりました。

サントスというラインの名前の由来は、この友人の名前からついたもの。丸い形の懐中時計が主流だったころにできた、この四角い形の腕時計は当時の紳士たちにとって、とても斬新なアイテムで飛行家だけでなく、一般の人々の間にも一気に広まりました。

参考価格：1,480,000円(税込)

タンク

戦車の轍（わだち）

タンクは、カルティエを代表するロングセラー商品です。1917年、ルイ・フランソワ・カルティエは通り過ぎていったあとの戦車（タンク）の跡（轍＝わだち）を見て、インスピレーションを得て、この時計をデザインしたそうです。強いイメージの戦車が真っ直ぐ通り過ぎた跡を辿って歩きながら、自分の人生と重ね合わせるような想いを馳せたのかもしれませんね。

参考価格：467,100円(税込)

パシャ

モロッコの太守（パシャ）であったエル・ジャヴィ公

1930年代にモロッコの太守（パシャ）であったエル・ジャヴィ公が、カルティエに泳ぐための防水用時計を依頼。その後、1943年にリューズにカバーが装着された、今のパシャデザインの原型モデルが開発されました。36mmという、ちょうどいいボリューム感と丸みを帯びた品のあるデザインが、エレガントで個性溢れる男を演出してくれます。

参考価格：638,000円(税込)

ドライブ・ドゥ・カルティエ

男なら誰でも惚れる野生的なデザイン

他社製のムーブメントを使用してきたカルティエでしたが、ここ数年独自のムーブメントを開発し、男性に特化したアイコンを発表しています。自社製ムーブメント1904MC、スモールセコンド・デイト付きの3針自動巻きです。ケースの裏側からシースルーで、世界中から注目されている巧みな技術が覗けるようになっています。ドライブとは「駆動する」という意味で、この時計のコンセプトは「野生」です。上品でありながら、強く逞しい男のイメージを見事に表現した顔を持つドライブ・ドゥ・カルティエ。時代の最先端をワイルドに潜る男性に似合う時計といえそうです。

参考価格：643,000円(税込)

カリブル・ドゥ・カルティエダイバー

カルティエの革新的なムーブメント

カリブル・ドゥ・カルティエは、男性に特化した時計として2010年にラインナップされた最初の時計です。カリブルとはキャリバーを意味し、ムーブメントのことをいいます。カルティエが初めて独自ムーブメントを発表して新風を巻き起こし、カリブルというムーブメントに因んだ名前が付けられました。

搭載するキャリバーはドライブ・ドゥ・カルティエと同じ1904MC、300m防水。2016年、新たにラインに加わったブルーフェイスのダイバーウォッチです。エレガントながら、爽やかなブルーとスポーティーなフェイスが見事に調和してセンスを光らせ、人々を魅了します。

参考価格：718,000円(税込)

奥が深い！カルティエ時計の歴史の神髄

多数ラインナップされているカルティエの腕時計。100年以上もの長い歴史と経験で培った技術が、名前ひとつひとつ芸術作品のように刻み込まれ、この時計を纏う男性の品格を底上げしてくれます。先代から受け継がれた想いが、時代の変化とともに順々にバトンタッチされ、現在の姿となったのです。バトンを受け取った瞬間から、この時計はまた時を刻むでしょう。先代の想いを未来の人へ届けるために。