洗練されたリビングに欲しいデザイナーズ照明器具5選

照明はインテリアの印象を決める

洗練されたインテリア作りに欠かせない照明器具は、こだわりを持って選びたいもの。名作と呼ばれる照明器具が放つ良質の光は、洗練されたインテリア空間をさらに美しさを引き立ててくれます。また、機能的で無駄のない照明器具そのもののデザインも、インテリアの印象を左右する大切な要素です。今回はジョージ・ネルソン、ハンス-アウネ・ヤコブソン、ルイス・ポールセンなど、洗練された男のインテリアに取り入れたい照明器具を集めてみました。

ミッドセンチュリーを代表するデザイナー照明【アルコランプ】

シンプルな大理石のベースからステンレスのアームが大きな弧を描くアルコランプは、圧倒的な存在感を放つ近代照明の傑作です。デザインしたのは、建築家やプロダクトデザイナーとして活躍したイタリアのカスティリオーニ兄弟。天井から吊るさずに頭上からテーブルを照らすというコンセプトで1962年に考案されました。大理石とステンレス、長方形と弧と、シンプルな素材とラインですが、無駄を一切省いた計算しつくされた機能美があり、リビングの主役になる照明です。

参考価格:　52,500円

柔らかな光が部屋を包む【バブルランプ】

ハーマンミラー社で長くデザインディレクターを務めたジョージ・ネルソンは、イームズ夫妻やイサム・ノグチなどを起用し、アメリカにおけるミッドセンチュリーデザインを牽引した人物。自らも多くの作品を残しており、マシュマロ・ソファやボ－ル・クロックのカラフルで遊び心のある作品が有名です。一方、1947年に彼がデザインした「バブルランプ」は、細かいスチールの骨組みに特殊なプラスチックを吹き付けたシェードが、風船のようにふっくらと優しい曲線を描く美しい照明。プラスチックのシェードは和紙のように、柔らかく幻想的な光で部屋を照らします。

参考価格:　58,320円

ビンテージ風ハンドメイド照明【ワークショップランプ】

デンマークの照明デザイナー、ヴェデル・マッドソンが1951年にデザインしたワークショップランプは、ルイスポールセン社より40年間販売されていたロングセラー照明です。その後製造中止となりましたが、デンマークのmade by hand社により復刻されました。当時のクラフトマンシップを伝えるべく、デンマークの熟練職人により一つ一つ手仕事で造られており、シンプルながらもリビングやダイニングの中央を飾るのに相応しい照明器具です。末広がりになった深いシェードは電球を視界から隠し、不快な眩しさのない快適な光を届けます。作業場にあるような無駄がなく機能的なデザインと丁寧なクラフトマンシップから、ノスタルジックな魅力があります。

参考価格:　42,120円

リビングをくつろぎの場に【ヤコブソンランプ】

スウェーデンのデザイナーハンス- アウネ・ヤコブソンが母国の自然からインスピレーションを受けて、デザインしたヤコブソン・ランプ。北欧の厳しい環境の中で育った北欧パイン材を薄くスライスして重ねたシェードが、温かい光を優しく放ちます。リビングのサイドテーブルに置けば、パイン材を通した柔らかい光で、リビングをムードあるくつろぎの場に変えてくれそう。パイン材は使い込むほどに色合いが深くなり味わいが出てくるので、長く大切に使いたい照明でもあります。

参考価格:　35,397円

アクセントになる小さめのペンダントライト「 ドゥー・ワップ 」

1874年に設立されて以来、北欧を代表する照明ブランドとして、世界中の人から憧れ続けられているルイス・ポールセン。こちらのドゥーワップは、小さめのペンダントライトで、一人暮らしの部屋のアクセントライトにおすすめです。二重のシェードで不快な眩しさをカットし、良質の光を下方に放ってくれます。読書エリアや棚のアクセントライトとして、2、3個並べて使用するなど空間の広さとニーズに応じてフレキシブルに使えます。

参考価格:　45,360円

デザイナーズ照明でワンランク上の光の演出を

欧米の著名なデザイナーが生み出した照明器具は、計算された良質の光で空間の美しさを引き立ててくれます。また、消灯時もその機能的なデザインと良質の素材で、まるで芸術作品のような圧倒的な存在感を放ちます。ぜひ、一人暮らしのインテリアの仕上げに、デザイナーズ照明を取り入れてみてください。