ダイエットに効果的な筋トレ1週間メニュー
今回はダイエットに効果的な筋トレメニューについてご紹介します。どの筋トレも自宅でできる簡単なものですので、筋トレ初心者でも手軽に始めることができます。無駄な労力をかけず、効率よくトレーニングをしていきましょう!
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アイキャッチ画像出典:www.goldsgym.jp
ポイントは体幹トレーニングと軽い有酸素運動
ダイエットを目的とした筋トレで大切になってくるのは体幹トレーニングと軽い有酸素運動です。
体幹トレーニングというのは大胸筋や腹筋などの内側にあるインナーマッスルを鍛えるためのトレーニングである、体の軸を中心に鍛えるためコアトレーニングとも呼ばれます。体幹トレーニングを行うとインナーマッスルが鍛えられ、ぽっこりお腹の解消などに効果があることはもちろん、通常の筋トレと合わせて行うことでアウターマッスルが動かしやすくなり筋トレの効率を高めることができます。体の引き締めという目的はもちろんですが、トレーニング効率のアップという点においても体幹トレーニングは取り組むようにしましょう。
体幹トレーニングの他に大切なのは"軽い"有酸素運動です。「ゼイゼイ」というような激しい息切れを起こす運動は無酸素運動と呼ばれており、「ハアハア」というような軽い息切れをする運動を有酸素運動というためです。1日20分以上のウォーキングやジョギングがおすすめです、運動が終わった途端にどっと疲れることがない、スムーズな呼吸を維持することができる軽めの運動を行いましょう。
体幹トレーニングのダイエット効果について
インナーマッスルを鍛える具体的な効果とはなんでしょうか。インナーマッスルを鍛えると、アウターマッスルを動かしやすい体を作ることができます。つまり、今まで使ってきた筋肉をより効率的に動かせるようになるということなのです。そのため、インナーマッスルを鍛える効果は前項で説明した基礎代謝の向上を実現します。さらに姿勢が良くなるなどの効果もあるので非常にオススメですよ。
筋肥大を避ける回数設定の仕方
ダイエットをしたい!体を引き締めたい!と考えている方は、腹筋20回を3セット、のようにたくさんの設定回数で筋トレを行うことで無駄な筋肥大を防ぐことができます。マラソンランナーなどを思い浮かべてください。彼らにゴリマッチョみたいな人はいませんよね。それは、しっかりと遅筋が鍛えられているからなのです。遅筋とは大きな力を引き出すことはできないものの持久力のつく筋肉のこと。たくさんの設定回数で鍛えれば、この遅筋を鍛えることが可能となります。回数としていえば、「20回前後」で自分の限界が来るようなトレーニングをすると良いでしょう。
有酸素運動は脂肪燃焼に効果的
有酸素運動はダイエットには不可欠です。もちろん筋トレだけでもダイエットにはなりますが、効率的なダイエットのためには有酸素運動をすることがとても大切になってきます。
ところで有酸素運動とはなんでしょうか。有酸素運動とはその名の通り、体内に酸素を取り込んで、それを用いて糖質や脂肪を燃焼させる運動です。有酸素運動で大事なのは、運動がきつすぎる(息がきれる程度)と有酸素運動ではなく無酸素運動になってしまうので、軽めで長く続く程度の運動をしなくといけないということです。
20分以上の運動が大事!
また、ダイエット、つまり脂肪燃焼を目的としている人以外ならば、20分以上の運動をした方がベターです。有酸素運動では、始めてから20分以内では体内の主に糖質がエネルギーに変換され、20分以上経つと体内の脂肪がエネルギーに変換されます。つまり脂肪燃焼を目的としている人は20分以上の運動をした方が効率的なのです。
20分以上の運動は辛い…?
今、20分以上の運動ってつらいなあ…と感じた方などもいらっしゃるのではないでしょうか?ここで、効果的な運動強度というのを知る必要があります。実は、ダイエットを目的としたランニングに運動強度はあまり必要でなありません。おしゃべりできるくらいの軽い運動が脂肪燃焼にはちょうど良いのです。そもそも、息がきれるほどの運動は有酸素運動とは言えず、筋肉を鍛える無酸素運動に近いものとなります。体力づくりをしたいのならば、ある程度の運動強度も必要ですが、ダイエットには楽な運動がちょうど良いのです。これって嬉しいお知らせですよね。
取り組む順番は「無酸素運動→有酸素運動」
筋トレなどの無酸素運動とジョギングやウォーキングなどの有酸素運動をどちらも取り入れてメニューを組む方は、順番などもしっかりと気をつけなければなりません。順番としては、無酸素運動→有酸素運動の順番でメニューを組むのが効率的です。理由の1つとしては、筋トレなどの無酸素運動で基礎代謝を高めた上で有酸素運動をするとよりエネルギーを消費可能な点があります。もう一つとしては、筋トレなどの無酸素運動をすると成長ホルモンが分泌されるという点にあります。この成長ホルモンも脂肪燃焼を助けます。
無理なく続けられる1週間トレーニングメニュー例
筋トレで基礎代謝を向上させ、有酸素運動で脂肪燃焼を狙うというオーソドックスな方法をとった1週間のトレーニングメニュー例を紹介します。1日ごとにトレーニングメニューが異なるので、飽きることなく進めることのできる組み合わせとなっています。難しいトレーニングはなく、自重中心となっているので初心者の方にとっても取り組みやすいので、まずは1週間続けてみましょう。
トレーニングを続けるためのコツ
トレーニングを続けるためのコツは短期間で結果を出そうと思わないことです。紹介している1週間のトレーニングメニューは1週間のみ続けて1週間後に体重や体脂肪率が見違えるように落ちているということはなく、継続しながら少しずつ減量を実感できるかできないかほどのスピードで落ちていき、気づいた時には始めた頃と比べて痩せている、といったような効果のでかたをします。
そして完璧主義に落ち入らないことも大切です。巷ではダイエットの成功談がたくさんありますが、全員が全員、完璧に毎日のルーティンをこなすことはできるとは限リません。7割ほどの達成度を目標とし、多少決めていたトレーニングを完遂できずとも、気を落とさないようにしましょう。とにかく続けることが大切です。
長く続いてきたのであれば、紹介しているトレーニングメニューでは物足りなくなっているはずです。あまりにトレーニングがマンネリ化してしまっても、モチベーションが下がってしまうので、ジムに通い始めるというのもトレーニングを続けるためのコツです。周りにはトレーニーがたくさんいるので、周りの人の頑張っている姿をみて、自分も感化されモチベーションの向上につながるでしょう。
1日目:体幹・下半身・有酸素
プランク
体幹トレーニングの代表であるプランクからこなしていきましょう。このプランクは、腹直筋、腹斜筋、腹横筋など腹筋全体を鍛えることのできるトレーニングです。まずはうつ伏せに寝っ転がり、肘とつま先を肩幅分に開いて身体を支えましょう。この際、足はハの字に開いてつま先を立てるようにしましょう。頭から腰までのラインがまっすぐになるように注意しながら60秒ほどキープします。
スクワット
筋トレBIG3と言われる最も有名なトレーニングの一つですね。スクワットでは大腿四頭筋だけでなく、大臀筋、ハムストリングスなどを鍛えることができます。下半身の大きな筋肉をフル稼働することができるので、消費カロリーは1回のスクワットが腹筋200回分と言われるほど。スクワットには様々なバリエーショントレーニングがありますが、まずはノーマルスクワットのやり方を確認しましょう。単にスクワットといってもしっかりとフォームを確認してやっていきましょう。まず、足は肩幅程度に開いて立ちます。顔は正面を向き、膝が90度程度になるまでしゃがみます。このとき背中は地面に対して90度なのではなく、太ももと90度になるようにしてください。そのため若干前のめりになるはずです。このまま、数秒静止し、ゆっくりと元に戻っていきます。1日3セット、1セット20回を目安に進めていきましょう。
20分以上の軽いウォーキングorジョギング
ダイエットではこの20分以上のウォーキングが大切です。筋トレはあくまで脂肪燃焼を助けるものですので、このウォーキングをサボらないようにしましょう!
2日目:体幹・大胸筋・下半身・有酸素
サイドプランク
2日目も体幹トレーニングから始めていきましょう。プランクのバリエーションであるサイドプランクです。腕を90度に曲げ、頭から足までがまっすぐになるように体を維持しましょう。この際に、体重が前にいったり後ろにいったりしないように気をつけてください。腹斜筋に負荷がかけられていることに意識を置きながら60秒間キープしましょう。負荷が足りなくなった場合はあしを上げて60秒間キープしてみましょう。この時も自分の体重が中心にあることを意識しながらキープすることが大切です。
プッシュアップ
プッシュアップは通常の腕立て伏せのことです。まず、頭からかかとがまっすぐになるように腕立て伏せのフォームを取ります。このとき、お尻が出たり、逆にお腹が出たりする人が多いので、できるだけまっすぐになるように心がけましょう。肘の真下に手が来るように注意しながらゆっくりと体を下げて行きます。腕を曲げすぎて、肘がお腹の方にそれてしまわないように気をつけましょう。一番低くなったところで数秒静止しましょう。その後ゆっくりと体を上げて行きましょう。下げるとき、あげるとき両方とも大胸筋をしっかりと意識してください。1日3セット、1セット20回を目安に進めて行きましょう。そこまでできないようでしたら、膝をつけて腕立て伏せをやっても構いません。
サイドランジ
サイドランジも大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングスなどの下半身の筋肉を総合的に鍛えることのできるトレーニングです。ランジのバリエーショントレーニングであり、フロントランジで鍛えられる筋肉に加えて、内転筋も鍛えることができます。フロントランジ同様に、バーベルやダンベルを持って行えば、より大きな負荷をかけることができます。まずは足を広めに広げてたちます。このとき上半身がしっかりとまっすぐ立っているように気をつけましょう。そこから、左足に体重を傾けて行きます。右足がしっかりと伸び切ったらそこで数秒静止し、ゆっくりと戻して行きます。そのあと逆も同様に行っていきましょう。1日3セット、1セット15回程度を目安に進めて行きましょう。
20分以上の軽いウォーキングorジョギング
筋トレを終えたら軽く有酸素運動をします。体の中でも大きな筋肉を使用したトレーニングメニューであったので、無理はしないようにしましょう。軽いウォーキングがおすすめです。
3日目:体幹・背筋・ヒップ・有酸素
ストレートプランク
ストレートプランクも体幹トレーニングの一種です。腕立て伏せのような形を作って腕がピンと張らないように、少し緩めるようにしましょう。この時も頭から足までのラインがまっすぐになるように気をつけてください。足は肩幅に開き、足の親指で体重を支えるように内側に体重を集中させましょう。1日3セット、1回60秒キープを目安におこないましょう。
バックエクステンション
バックエクステンションは最も一般的な背筋トレーニングです。背筋の姿勢維持に効果がある脊柱起立筋を中心に鍛えることができます。まず、うつぶせの状態を作り、胸と足を同時に浮かせることで、背中をそらせましょう。両手はアゴの下、もしくは手の横あたりにおきます。この時、背中の筋肉を伸ばしていることを意識しましょう。背中の筋肉が最も収縮した状態で数秒停止し、その後ゆっくりと戻します。1日3セット、1セット20回を目安にトレーニングしていきましょう。
ヒップアブダクション
ヒップアブダクションは大臀筋近くにある中臀筋、小臀筋を鍛えるトレーニングです。スクワットなどでは鍛えきれない中臀筋や小臀筋を鍛え、しっかりとしたヒップアップをするためのものです。まずは、ヨガマットなどの上に横向けに寝て、床側の足を軽く曲げます。上の方にある足はまっすぐに伸ばします。息を吐きながら、まっすぐに伸ばした方の足をゆっくりと45度くらいまで上げていきます。その時に太ももに力を入れるのではなく、もっと足の付け根の方の筋肉を意識することを心がけましょう。その後ゆっくりと足を下ろしていきます。これを3セット10回を目安にやっていきましょう。
20分以上の軽いウォーキングorジョギング
筋トレを終えたら軽く有酸素運動をします。急にスピードを出したり、激しくするのは無酸素運動になってしまうので注意しましょう。
4日目:体幹・腹筋・有酸素
プランク
1日目と同様にプランクをこなします。
クランチ
クランチはもっとも有名な腹筋トレーニングです。読者のみなさんも一度はやったことがあるのではないかと思います。クランチは主に腹直筋上部を重点的に鍛えるメニューです。このメニューでは、あまりはやく上体を起こすのではなくゆっくりと起こしていくことがポイントです。またできるだけお腹をへこめて、へそを見るようにして行いましょう。
ツイストクランチ
クランチは腹筋の中心に位置している腹直筋を鍛えるメニューでしたので、合わせて腹筋の横の部分の筋肉である腹斜筋を鍛えるトレーニングも合わせてやっていきましょう。その腹斜筋を鍛えるトレーニングがこのツイストクランチです。まずは、クランチの状態になった後、右膝を曲げて、持ち上げます。左手を頭の後ろに構え、少しだけ頭を浮かせたら、自転車をこぐように両足を動かしていきましょう。この時、膝と腕は上の動画のように対称にあげるようにしましょう。腕や肩に余計な力が入ってしまうと、腹斜筋に効率的に力が伝わらないので、腕や肩はリラックスするように気をつけてください。一日3セット、1セット左右10回ずつ行うようにしましょう。
20分以上の軽いウォーキングorジョギング
筋トレを終えたら軽く有酸素運動をします。腹筋だけだと体力を持て余してしまった、という人はジョギングを行い少し時間を長くするのも良いでしょう。他の日程と同様に激しい運動はしないように注意してください。
5日目:体幹・腹筋・下半身・有酸素
サイドプランク
2日目と同様にサイドプランクをこなします。
フロントランジ
フロントランジは大腿四頭筋、大臀筋やハムストリングスを鍛えられるトレーニングです。自重でやるだけでももちろん効果が得られますが、さらに大きな効果を目指したいなら、バーベルやダンベルを使うことでさらに大きな負荷をかけることができます。膝や腰を痛めてしまう可能性があるので、しっかりと自分の体の軸を把握し、ブレないようにトレーニングしていきましょう。まずは、足を前後に大きく開いて立ちましょう。地面に対して、背中がまっすぐな状態を保ちながら、前の太ももが床と平行になるまでしゃがんでいきましょう。そこまで下げたら数秒静止し、またゆっくりと上げていきます。1日3セット、1セット左右15回ずつこなしていきましょう。
ニーレイズ
ニーレイズは腹筋全体を鍛えることのできるトレーニングです。ニーレイズの方法は様々あります。床に寝て行う方法が最も負荷が大きいですが、慣れない場合は椅子などに腰掛けて行いましょう。まずは、床に寝るもしくは、椅子に座ります。その状態で腰に手を回し体を安定させましょう。股関節を曲げて持ち上げるイメージであしを上げていきます。1日3セット、1セット左右15回ずつを目安に行っていきましょう。
20分以上の軽いウォーキングorジョギング
筋トレを終えたら軽く有酸素運動をします。ランジは下半身の筋肉を鍛えるトレーニングであるので、ジョギングをする場合は無理せず、体を痛めないようにしましょう。
6日目:体幹・上半身・有酸素
ストレートプランク
3日目と同様にストレートプランクをこなします。
ディップス
ディップストレーニングとは、大胸筋や上腕三頭筋を重点的に鍛えられるトレーニングです。「上半身のスクワット」とも言われ、かなり大きな負荷をかけることも可能です。用意するのは平行棒のような自分のからだを支えられるものであればなんでも構いませんが、ジムなどで専用の器具(ディッピングスタンド)を使えばより効率的にトレーニングをすることが可能です。まずは、平行棒やディッピングスタンドを用意しましょう。用意した平行棒やディップスタンドに腕をおき、体を支え、足はクロスさせるか、適度にお尻の方に曲げておきましょう。この状態からゆっくりとひじを曲げて体を下ろしていきます。ひじが90度ほどになったら、数秒静止して、その後ゆっくりと元の位置に戻りましょう。一日3セット、1セット10回を目安に進めていきましょう。
プローンレッグレイズ
プローンレッグレイズは、大臀筋や背筋下部を中心に鍛えるトレーニングです。まずはヨガマットなどの上にうつ伏せに寝そべってください。その上で大臀筋と背筋の下部を意識しながら足を上げていきましょう。左右交互に上げていきます。この際にテンポよくやって行くと負荷がかなり小さく効果も小さくなってしまうので、ゆっくりとやって行くことがポイントです。特に一番高い場所では数秒静止し、ゆっくりとおろしていきましょう。これを左右どちらも3セットを1セット十回を目安に進めていきましょう。
20分以上の軽いウォーキングorジョギング
筋トレを終えたら軽く有酸素運動をします。ウォーキングでもジョギングでも、一定のペースを守りながら、無理なく20分以上のトレーニングを行いましょう。
7日目:休息
休息
筋肉にも休息は必要です。週に一回は筋トレや運動をやめて体を休息させてあげましょう。しっかりと休息をとってまた1日目のトレーニングに戻りトレーニングをしていきましょう。
最低3ヶ月は続けてみて
体を動かすことによるダイエットは必ず3ヶ月は続けましょう。どうしてかといえば、三ヶ月で人間の筋肉というのは全く新しいものに変質するからです。3ヶ月もすればあなたの古い筋肉はなくなりトレーニングを続けてきた新しくたくましい筋肉が身についているはず。もしかしたらまだ脂肪はついているかもしれません。しかしながら、たくましい筋肉さえつけばこっちのもの。向上した基礎代謝があなたの脂肪を確実に削ぎ落としていってくれます。筋トレによるダイエットは食事制限のダイエットよりもリバウンドしづらくとてもオススメです。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。