モンクシューズでカジュアルでもフォーマルでもオシャレに
オシャレの基本は足元から。カッコイイだけではなく、気に入ったシューズを見つける事ができていますか?「服に着られる」という言葉があるように、心から納得できるシューズを履いていないと「靴に履かれている」状態になってしまいます。自信の持てるシューズを見つけて軽やかに履きこなしましょう。
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モンクシューズは「バックルで留める」デザインが人気の理由
バックル留めのストラップを使用し、足の甲のの部分を留めるシューズのことをモンクシューズと言います。1本のベルトで留めるシングルモンク。2本のベルトで止めるダブルモンク。種類は2つ存在しています。紐がありませんがビジネスシーンでも使用することができます。フォーマル感もカジュアル感も出せるシューズなんですね。
ファッショニスタに人気の「モンクシューズ」の魅力
出典:kurumani.com
モンクシューズの魅力は、なんと言ってもベルトを使用した個性的なデザイン。このベルトは靴の印象を大きく左右するため、重要なポイントになります。バックルが違うだけでも味わいが変わってくるシューズなので、自分自身の個性をダイレクトに反映しやすいです。また、選ぶ事も使用することも楽しめるのも魅力と言えます。紐を使用しないのでカジュアルな印象が強くなりますが、モンクベルトはストイックな印象を与えます。シンプルな作りになるため、木型やデザインの影響を表しやすく、その時のトレンドを演出しやすいのもモンクシューズの長所です。様々な着こなしに合わせやすく、要求に応えてくれる革靴はなかなかありません。
モンクのルーツを知って、さらに楽しむ。
このシューズの歴史はとても古く、プロトタイプは15世紀にまで遡ります。アルプス地方の修道士(モンク)たちが履いていたサンダルがルーツとされており、それを革靴化したのが1930年代。その当時は転園ゴムを使用したクレープソールが主で、ボリューム感のあるものが一世を風靡していました。しかし、1940年代に人気を集め現代的なデザインに昇華されました。また、ダブルモンクはイギリスのウエンザー公がロンドンの革靴ブランド、ジョンロブにリクエストしたのがルーツとされています。その後、同ブランドからレディメイドのラインを使い今につながるデザインを発表。話題になったデザインは2007年に徐々に人気を獲得していきます。そしてついに2008年にはモンクシューズブームが起きポピュラーな革靴の仲間入りを果たしました。
オシャレなモンクシューズのブランドを厳選紹介
JOHN LOBB / WILLIAM
考案者、ウィリアム・ロブ氏にちなんで名を冠しています。ジョンロブを代表する名作シューズです。ダブルステッチで一工夫されたトゥキャップ。甲を大きく覆う無骨なダブルバックル。そして、タウトなラインと一つ一つのデザインの魅力を最大限にまで引き出す高級感あふれる革。しかし、佇まいは端正で上品。まさに紳士のために作られた一足なのです。
ALDEN /954
ジョンロブと双璧をなすオールデンも忘れてはいけません。その完成度の高さから「一度履いたら他の靴が履けなくなる」と言わしめるほど。独特の光沢感で深みのある色合いが味のあるエイジングを生み出しています。アメリカで大人気の魅力的なシングルモンクシューズ。
Church’s/BECKET
チャーチの定番モンクストラップ良いったらベケット。ストラップ部分が小ぶりのキュートなルックスが目を引きます。その小ささから生まれる軽やかな印象も特筆すべき点でしょう。角張りすぎず、丸すぎないちょうど良いトゥ。クラシックな上品さが売りなシューズを、ぜひおためしあれ。
Yanko/シングルモンクタイプ
スペインを代表する革靴ブランド。基本的な形を崩さずに上品に作り上げたシングルモンク。ラウンドトゥの939という木型を使用して作られています。着こなしの幅が広く、コーディネートを困らせない気品溢れる一足。革底とゴム底を組み合わせた実用的な面にも注目です。
alfredoBANNISTER/ダブルモンクタイプ
出典:zozo.jp
フォーマルさよりもカジュアル感を重視したシューズ。柔らかで上品な印象を与えるカラーリングが素敵です。甲部分にはパンチング加工を施し、その下にメッシュ素材も加えることで独特な動きと軽やかさがでました。徹底的にカジュアルに着こなしたい方にオススメのダブルモンクタイプ。
今日よりもオシャレになれるモンクシューズ
カジュアルな印象と上品な印象が交差する独特なシューズ。個性的なベルトのデザインはあなたの足元をさらに華やかにするでしょう。オシャレの第一歩は靴から。ここは絶対に気の抜けないところです。選ぶことも履くことも楽しいモンクシューズで今日よりももオシャレになりましょう。
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この記事のライター
食べること、旅に出ることが唯一の趣味。なかなかのジョブホッパー。最近は記事を書かせてもらったりしながらウェブデザインを勉強中。