日本人が間違えやすい!世界各国のあらゆる食事マナーとは
世界各国の食事を身近に食べられるようになったからこそ、それぞれの食事マナーをわきまえることは大切。日本人が間違えやすい、各国特有のあらゆるマナーをご紹介します。
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食事のマナーは国ごとに違う
フレンチやイタリアン、アメリカンや中華など、様々な国の料理が身近に食べられるようになった昨今。
日本ではどの国の料理にも日本文化や日本のマナーが通用しますが、海外旅行や海外出張などで現地に訪れた時には、その国のマナーを守らなければなりません。
もちろんマナーを間違えたからといってペナルティを受けるわけではありませんが、同席者やお店の方への敬意として正しいマナーを知っておくことは大切です。
この記事では、各国ごとに違う、間違えやすいマナーについてご紹介します。
フランスのマナー
もっともマナーが厳しいといわれているフランス料理。
多くのカトラリー(ナイフ、フォーク、スプーンなどの総称)を順に使っていただくフレンチは、日本でも緊張してしまうことがありますね。
フレンチのマナーの中で、一番日本人が間違えやすいというのがフォークの使い方、
実は、フランス料理ではフォークの背に食べ物を乗せていただくのがタブーなのです。
フォークは先端を食べ物にさしていただくか、背ではなく腹に食べ物を乗せて食べるのがマナーです。
品よくいただく為にと背に乗せて食べるのはマナー違反なので気を付けましょう。
また、サラダをナイフで一口サイズにカットするのも実はNG。
ナイフはドレッシングの酸にに弱い銀で作られている可能性があります。
一口サイズにカットするのではなく、ナイフはフォークに添える形でさりげなく使用してくださいね。
イタリアのマナー
出典:www2.jhc.jp
イタリア料理のマナーの中で、間違えやすいのが「チーズ」についてです。
日本では、カジュアルなイタリアレストランではチーズを自分でかけたりすることができますよね。
しかし、高級レストランや現地のイタリアンではこれはNGです。
チーズはイタリア料理の味の要。
シェフが最高の状態と判断して提供してくれた料理の味を変えることはマナー違反なのです。
これと同じく、タバスコやケチャップなどをリクエストするのもタブー。
シェフへの敬意がないと見なされてしまうので、気をつけてくださいね。
アメリカのマナー
洋食の中でもアメリカの食事マナーカジュアルな部類。
しかし、意外なところで日本とは違うマナーがあります。
それが、ウエイターの呼び方。
日本では、着席して料理をオーダーするときにウエイターに声をかけるのが一般的ですよね。
しかし、アメリカではこれがNG。
オーダーはウエイターの方が来てくれるまで待つのがルールです。
これは、アメリカのウエイターさんに支払われるチップが関係しています。
アメリカではウエイターさんにテーブルごとのチップが支払われるため、オーダーはウエイターがタイミングを見計らって取り行くもの。それが優秀なウエイターの証でもあります。
これを、客側が呼び止めてしまうとウエイターとして未熟というサイン。
また、担当テーブル以外のウエイターを呼び止めてもそのウエイターは対応できません。
チップのある国ならではの気をつけたいマナーです。
中国のマナー
出典:yuuma7.com
日本では、提供された食事を一粒残さずいただくのがマナー。
残すのは失礼にあたるので、食べられる分だけをオーダーするのも大切なマナーですよね。
しかし、中国では提供された食事をすべて食べるのはNG。
あえて少し残すのが、「お腹いっぱいになりました」という敬意にあたるのです。
中国のおもてなしとして、ゲストには「お腹いっぱい食べてもらう」というのがセオリー。
このおもてなしに対して、すべてを残さず食べてしまうと「量が足りなかった」という意味に捉えられてしまいます。
提供されたお料理は、あえて少しだけ残すのが中国流のマナー。
また、お箸の置き方も自分と平行だと食べ終わったサインになるので気を付けましょう。
食事中は縦方向に置くのがマナーです。
国ごとにマナーをわきまえ楽しく食べよう!
いかがでしたか?
日本人が間違えやすい各国独特のマナーをご紹介しました。
日本で頂く時にはあまり細かく指摘されないかもしれませんが、現地では注意の人の気を悪くしてしまうかもしれません。
ぜひ参考にして気持ち良く楽しく食事をしてくださいね。
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この記事のライター
フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。