関西空港へのアクセスを少しでも楽にする方法
関西の玄関口、関西空港。ビジネスや観光などで多くの方が利用しています。ところが、関西空港へのアクセスは分かったようで分からない方が多いのでは。今回は関西空港へのアクセスと利用法を考えます。
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利便性向上中の関西空港
関西には3つも空港があるので、頭が混乱する方もいるでしょう。そこで、本題に入る前に関西にある空港を確認しておきましょう。関西で唯一、国際線が乗り入れているのが関西空港です。大阪府南部の泉州沖にあるため、24時間利用可能な空港として活躍しています。
近年では、アジア向けのLCCにも力を入れています。格安で国内外を旅行できることから、関西空港への利用が増加傾向にあります。現在、さらなるLCC乗り入れに対応するために、第三ターミナルが建設中です。
2016年9月現在、国際線と国内線は第一ターミナルを、LCCは主に第二ターミナルを利用しています。第一ターミナルと第二ターミナルは離れているのでご注意ください。
関西空港には様々な公共交通機関が乗り入れています。気持ちよく旅行するためにも、アクセス方法を確認しておきましょう。
関西空港への主な交通手段
関西空港の位置づけを確認した上で、関西空港への交通手段を確認しておきましょう。まずは鉄道です。鉄道はJR西日本と南海電車が乗り入れています。JRは大阪、京都、和歌山へとつながっています。南海電車は大阪と和歌山へつながっています。JRと南海電車のホームは隣り合わせですので、乗り間違いないように注意しましょう。
空港アクセスの主役と言えばリムジンバスですね。関西空港第一ターミナル1Fの入口前にはリムジンバスのバス停がズラリ。こちらも乗り間違いのないように。そして、裏技として神戸空港行きの船もあります。この船は使いようによっては、かなり便利な交通手段なのです。他にMKタクシーもあります。
使い勝手のいい南海電車
それでは具体的に関西空港へのアクセスを考えていきましょう。例えば、大阪市内で急遽、関西空港へアクセスすることになった時、どうしますか?JRを使う方が多いでしょうが、実は大阪市内ですと南海電車の方が便利なケースが多いのです。
実は、JRと南海の路線図を比較すると、関西空港へ近いルートを走っているのは南海電車なのです。そのため、難波から関西空港へは南海電車の方が安くて速いのです。新今宮駅ではJR大阪環状線と南海電車との乗り換えがスムーズにできます。大阪市内にいたら、南海電車の利用も考えてみましょう。
リムジンバスは慎重に路線を選択するべし
関西空港へのリムジンバスのバス網は実にきめ細やか。ターミナル駅からはもちろん、ちょっとした主要駅からも関西空港行きのバスが出ています。思わず最寄駅からリムジンバスに乗りたくなりますが、ちょっと待ってください。実はケースによってはターミナル駅から乗った方が便利な場合があります。
兵庫県を例に取り上げて説明しましょう。兵庫県の中心である三宮駅からは、関西空港第一ターミナル経由の関西空港第二ターミナル行きが設定されています(一部の便)。運転間隔も関西空港行きは20分間隔です。
一方、一主要駅である西宮発は全ての便が関西空港第一ターミナル止まりで30分~40分間隔となっています。西宮から三宮までは電車(阪急、JR、阪神)で約15分程度です。
もし、LCCが利用する関西空港第二ターミナルへアクセスする場合は、三宮から乗る方が便利でしょう。このように、ケースによって利便性が変わってくるのがリムジンバスの特徴です。
自動車をお持ちの方は船「ベイ・シャトル」が便利
先ほども書いた通り、関西空港から神戸空港行きの船「ベイ・シャトル」があります。実はこれには裏ワザがあるのです。「ベイ・シャトル」を利用した方は、神戸空港の周辺にある専用駐車場に無料で利用することができるのです。しかも無制限!(1ヶ月以上ご利用の方は事前申請がいります)
自動車をお持ちの方は、このサービスを利用しない手はないでしょう。ぜひ、兵庫県以西から関西空港を利用する場合は「ベイ・シャトル」を利用した自動車という手段も考えてみましょう。
関西空港から神戸空港への所要時間は約30分です。
実は関西の方も知らない裏技がいっぱい
いかがでしたか。今回紹介した情報は、関西でも知らない方が多い情報です。それだけ、裏技がたくさんあるわけです。ぜひ、様々な手段を試して、最も楽に関西空港へアクセスする方法を考案しましょう。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。