子供の頃の恐怖を覚えているか?大人になった今観ても怖いドラえもん映画4選
ドラえもんの映画は、幼い頃に観たことのある人も多いのではないのでしょうか。
今回は初期の頃の大長編の中でも、当時の多くの子どもたちをトラウマにしたとも言われている、本当に怖いドラえもん映画をご紹介します。あの頃の恐怖を思い出すこと間違いないでしょう。
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アイキャッチ画像出典:i2.wp.com
キーワードは『恐怖』
国民的アニメの代表と言える「ドラえもん」
大山のぶ代さん等の声優陣が変わってはや10年以上が経っています(!)
今回は、敢えて旧声優陣の頃の大長編映画をご紹介します。
昔の大長編映画では、通常のアニメ放送とは違い「恐怖」の要素が多く存在します。
毎週の30分のアニメ放送では
のび太がいじめられる→ドラえもんが道具を出す→解決、もしくはのび太が調子に乗る
という王道のパターンがありますが、大長編ではそう簡単にはいきません。
道具が使えなかったり、仲間がバラバラになってしまったり…
思いがけない展開があるからこそ、今でも記憶に残る作品が多いのかもしれませんね。
ドラえもん のび太と夢幻三剣士
1994年公開の映画作品。
この作品の恐ろしいところは、次第に夢と現実の境目がなくなっていくところです。
現実にも起こりえそうな気がして、地味に恐ろしくなります。
そして映画なのに意味深すぎるラストにより、観た後にすっきりしません…
この鳥になったりおっさんになったりのキャラクターが、いい恐怖感を煽ります。
夢に出てきて、現実にも存在するという逃げられない恐ろしさを感じますね。
ちなみにこの作品は、作者である藤子不二雄さんも
「キャラクターが自分勝手に動きだし、自分が思い描いていたラストと変わってしまった」
と話している通り、かなり異色な作品です。
それぞれのキャラクターがバラバラな状態でラスボスを倒したり、のび太が普通に一回死んでいたり、ドラえもん映画をよく観ている人にも新鮮にうつる作品だと言えるでしょう。
ドラえもん のび太と雲の王国
1992年公開の映画作品。
こちらは、個人的に一番オススメの作品です。
全編を通して環境問題をテーマにしており、大人が観ても考えさせられる部分が多くあります。
作品内でドラえもんが壊れてしまうシーンが2回あり、ドラえもんさえいればなんとかなる!と思って観ている子供たちに相当な恐怖を与えていると思います。
雲の王国を作っているシーンは本当にわくわくするのですが、どこでもドアを開けて地上の世界に帰ってきたら洪水になっていたシーンは怖すぎます…
ちなみに私は幼い頃にこの作品を観て初めて「株主」「大株主」という言葉を覚えました。
ドラえもんは思わぬところで勉強させてくれます。
感動と恐怖が凝縮されており、ラストは感涙必須です。
ドラえもん のび太のアニマル惑星
1990年公開の映画作品。
こちらも雲の王国と同じく、環境問題をテーマにした深い内容となっています。
ところどころ(主にピンクのもや)が怖いですが、観終わった後に
「自分だけのことじゃなくて、地球のことも考えて生きていこう」
と思わせてくれる素敵な映画です。
ドラえもん のび太の魔界大冒険
1984年公開の映画作品。
恐怖と言ったらこの作品!と思う方も多いのではないでしょうか。
とにかく怖い。映画館の大画面で観た子供達は普通に泣くと思います。
誰もが一度は憧れる「もしも魔法が使えたら」という願い。
この作品を観たら、もうそんな願いを持つのはやめよう、と感じることでしょう。
この作品は新キャストでも映画化されていますが、やはり大分恐怖がマイルドになっていました。
旧ドラえもんの方の魔界大冒険は、一人で観ない方がいいかもしれない作品です。
大人になって気付く意味
子供の頃に観るとただ単純に「楽しい」「怖い」という気持ちしか出てこないかもしれませんが、ドラえもんの映画は大人になって観てみると様々な意図に気付くことができます。
環境問題や家族、友達との人間関係、人生がうまくいかない時の対処法…など、今だから気付ける事が沢山あるのです。
たまには童心に帰って、ちょっと怖いドラえもんを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
1987年生まれ。