後ろを振り向いてはいけない。心霊系ホラー洋画選りすぐり10本

邦画ホラーは、世界に大きな影響を与えるほど恐怖の演出が評価されており、観ている方も多くいるでしょう。それに対して洋画のホラーは残虐性が強い作品が多いため、敬遠されている方もいるかと思います。しかし、決して邦画ホラーに劣らない傑作が洋画ホラーにも存在します。ここでは選りすぐりの洋画ホラーを紹介しましょう。

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夜眠れなくなるホラー映画たちが集結!

邦画ホラーは内側からぞぞっとするような作品が多いのに対して、洋画ホラーはやはりインパクト重視の恐怖が多い傾向にあります。まるでお化け屋敷のような恐怖を、今回紹介する10本の洋画で体験してみてください。

エクソシスト

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女優のクリス・マクニールは、一人娘のリーガンと仕事の関係でワシントン近郊のジョージタウンに家を借りて過ごしていました。しかし、引越してきてからリーガンの様子が徐々におかしくなり、その異常さは医師からも見放され、周囲の人間は「悪魔にとり付かれた」と言い出すのです。最終的に誰も手を付けられなくなり、クリスはついにエクソシストのカラスに悪魔祓いを依頼することになります。

1973年にアメリカで公開された映画で、第46回アカデミー賞では脚本賞と音響賞を受賞しています。リーガンの精神状態が次第におかしくなる様子が鮮明に描かれており、首が180度回転したり、ブリッジで階段を駆け下りてくるシーンはあまりにも有名です。そして、エクソシストとリーガンにとり付く悪魔との闘いのシーンも緊迫感が伝わるものになっており、エクソシストたちが迎える最後の姿はしばらく頭から離れないでしょう。

キャリー

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内気な女子高生のキャリーは、狂信的な母であるマーガレットの元で成長していました。ある日、彼女はシャワー中に初潮を迎えますが、ただ動揺してしまいます。学校でもいじめられていたキャリーは、その様子を同級生のクリスにからかわれます。しかし、その罰としてクリスはプロムに参加できなくなり、逆恨みとしてキャリーをプロムで一泡吹かせようと企てるのです。

1976年にアメリカで公開された映画。当時のアメリカでも問題になっていた宗教や学校でのいじめを題材にしながら、何も知らないキャリーが心的ストレスの限界を感じたときに超能力を発揮するのが大筋の展開になっています。ひどいいじめのシーンからは目をそむけたくなりますが、ラストにキャリーが超能力に目覚めて残虐になるシーンとのギャップが見どころ。また、映画史に残るとも言われている墓石前の演出も有名です。

オーメン

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外交官であるロバート・ソーンは、妻のキャサリンと一緒にローマに赴任していました。仕事先で待望の第一子を授かることになりましたが、死産という結果になります。その結果だけ先に効いたロバートは絶望し、神父に相談します。すると、たまたま出産の際に母親が死んでしまい、赤ちゃんだけが生き残ったという旨を聞きます。ロバートはキャサリンに黙ったまま、その受け取った子供をキャサリンが生んだ子として渡してしまうのです。その子は頭に「666」の文字を持つ悪魔の子供と知らずに。

1976年にアメリカで公開されたホラー洋画の1つです。「悪魔の子デミアン」はホラー映画の中でも有名なキャラクターで、彼によって人生を狂わされる大人たちの様子を刻銘に描いた本作は、多くの人の記憶に残っている名作です。デミアンによって精神が狂っていく大人たちの異常さに戦慄し、デミアンが行き着く結末に鳥肌が立つでしょう。

シャイニング

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ロッキー山の上にあるオーバールック・ホテルに、小説家志望のジャック・トランスは管理人となるために家族と共にやってきました。山奥のホテルためほとんど人はおらず、支配人のアルマンからは「前任の管理人は孤独に心を蝕まれて死んでしまった」とジャックに告げます。そんなことを気にしないジャックでしたが、息子のダニーはホテルで起こる超常現象を経験してしまうのです。

1980年に公開された洋画で、原作はスティーブン・キング。映画は『2001年宇宙の旅』で知られるスタンリ・キューブリックが監督を務めましたが、スティーブン・キングと目指す方向性が違ってケンカになったというのは有名な話です。それでもキューブリック風の映像は魅力的で、ダニーやジャックが経験する超常現象は背筋が凍るものがあります。中でも、精神がおかしくなってジャックが家族を襲い始めるシーンはゾクゾクしてしまうでしょう。

パラノーマル・アクティビティ

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大学生のケイティとミカは両家公認のカップルで、すでに結婚を見据えて同棲生活をしていました。しかし、ケイティは昔から超常現象に悩まされており、ミカは解決するためにカメラを購入してその現象を記録しようと試みます。しかし、その日から2人の周りで現代科学では説明できない現象が起こっていくのです。

2007年に公開された洋画で、低予算でありながら上映一週目の興行収入が『タイタニック』と同じレベルというバケモノのような作品です。1つのカメラから通して流れる映像だけで物語が進みますが、そのカメラ内で起こる現象の1つ1つから不思議と目が離せなくなります。特に、音を使った恐怖演出が秀逸です。

シャッター

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ベンとジェーンは結婚式を挙げたばかりの新婚夫婦。楽しいハネムーンに繰り出したのですが、旅行先で1人の女性を跳ねてしまいます。しかし、殺人者になりたくなった彼らはそのことを2人だけの秘密にして忘れようとするのです。しかし、旅行中に撮影した写真に、くっきりと白い靄が写り込んでいました。写真で白い靄を見た日から、彼らの周りで跳ねた女性が現れるようになります。

2008年に上映された洋画で、タイの映画をリメイクしたものになっています。洋画とはいえ雰囲気は純和風ホラーの様相を呈しており、舞台が日本になっているだけでなく監督にも日本人を起用している異色作です。新婚夫婦が跳ねた女性役を奥菜恵が務めており、「いないはずの人間」を見事に演じています。夫婦の後ろに突如としてヌッと出てくるシーンは、知っていてもドキッとさせられます。

スペル

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クリスは銀行に勤める女性で、出世を第一に考えているためにリスクを避ける傾向にありました。そんな中、彼女の元にガーナッシュという老婆が返済ローンの延長を求めてやってきます。しかし、ガーナッシュは過去に2度の延長を行っていたこともあり、リスクがあるためクリスは断ってしまいます。それでもガーナッシュは食い下がりますが、それでも願いを聞き入れないクリスを逆恨みして「ラミア」という呪文を掛けてしまうのです。

2009年にアメリカで上映された洋画で、監督は『スパイダーマン』のサム・ライミです。恐怖の演出に秀でた作品で、突然「ラミア」という呪いに襲われるシーンに身体が思わずビクッととなってしまいます。特に、クリスに呪いが掛かって初めて家に帰ったときのシーンは見物です。また、クリス自身も出世にとらわれ過ぎて他人を不幸にしてきた点に制裁が加えられるなど、ホラー映画らしいラストが用意されています。

ザ・ライト -エクソシストの真実-

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神学生のマイケルは、悪魔や神を信じていない青年でした。しかし、彼の才能を評価している学校の神父は、無理にでも神父の世界を知ってもらいたいと考えて、ヴァチカンで悪魔祓いの講座を受けるように薦めます。意にそぐわない形でヴァチカンに渡ることになったマイケルは、その地でルーカスという神父に出会います。彼の「自分も信仰心が揺らぐことがある」という言葉を聞いて少し興味が出てきたマイケルは、実際に悪魔祓いの儀式に参加することになるのです。

2011年に上映された洋画で、ルーカス神父はアンソニー・ホプキンスが演じている作品です。主に『エクソシスト』のオマージュが見られる作品で、ところどころにつながりを感じられます。特に、悪魔祓いをする少女の口から釘が出てくるシーンは、『エクソシスト』のリーガンが口から液体を吐くシーンを彷彿とさせます。また、アンソニー・ホプキンスの演技力も光っており、彼が悪魔にとり付かれるシーンは独特の怖さを持っています。

ポゼッション

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妻と離婚して一人暮らしになったクライドは、週末に娘のエミリーとハンナを会えることだけが楽しみでした。ある週末、クライドは娘たちとガレージセールを見に行くことになりました。その店でエミリーがある木箱を見つけます。エミリーにその木箱がどうしても欲しいと頼まれたクライドは、せっかくなので買ってやることにします。しかし、その木箱を持った日から、エミリーの周りで超常現象が出てきてしまうのです。

2012年に公開された洋画で、実際にアメリカで起こった逸話を元に作られた映画です。劇中で登場する木箱は現実のネットオークションに存在したもので、次々と人の手に渡っては不幸をまき散らしたと言われています。まるで都市伝説のような話を元に作られた映画ですが、サム・ライミ監督による超常現象部分の作り込みはバッチリです。ラストの展開も実話の「次々と渡って人を不幸にする」という部分をモチーフにしながら、ホラー映画独自の後味の悪さを感じられるものになっています。

アンフレンデッド

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カリフォルニア州にあるフレズノの学校にて、ローラという生徒が1人自殺してしまいます。1年経った後でもその自殺動画がネット上に出ており、ローラを知るブレアもその動画を見ていました。彼女はヴァル、ミッチ、ジェス、アダム、ケンたちでスカイプを通じていつも通話しており、ローラが死んでからちょうど1年の今日もログインしていました。しかし、そこに謎のユーザーである「ビリー」が割り込んできます。謎のビリーが参加することで、6人それぞれが秘密にしている過去を暴露し合うと共に、謎の死に追い込まれていきます。

2015年に上映された洋画で、『パラノーマル・アクティビティ』にてプロデューサーを務めた人が総指揮して作られています。物語はすべてパソコンのモニター上に映されるなど、今までにないホラー映画となっているのがポイント。スカイプでつながっている友人たちが超常現象に見舞われるシーンを、モニター越しに流す演出は類を見ないでしょう。現実に使っているツールだけあって、恐怖を身近に感じてしまうこと間違いナシの作品です。

ホラー洋画の観過ぎで寝不足にならないようにご注意を

邦画と違って洋画のホラーは印象的なシーンが多く、一度観るとしばらく頭から離れないものが多くなっています。非常に面白い作品はたくさんありますが、怖くなって不眠にならないように観賞してみてくださいね。

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