【関東近郊】この夏食べたい!オススメ天然かき氷10選
夏の風物詩「かき氷」。みなさんは、かき氷に純氷と天然氷があるのをご存知でしたか?今回は、天然氷を使用したかき氷に注目し、東京や神奈川、埼玉、千葉など関東近郊で大人気のおすすめかき氷をご紹介!さらに、開店前から行列のできる専門店や、全国ランキング上位の名店で美味しいと評判のイチオシメニューも取り上げます。
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アイキャッチ画像出典:写真AC
天然氷とは?
天然氷とは、湖や池などで採取された氷のことを指します。つまり、人工的に水を凍らせるのでなく、氷点下で湖や池の水が自然と凍ることによってできる氷なのです。湖や池の水は、ひと冬かけて十数センチの厚さの氷となり、電動カッターを用いて切り出し作業が行われます。こうして池から切り出された氷は、氷室とよばれる氷保管庫でシーズンの出荷まで保管されるのです。
このように天然氷を採氷できる蔵元は日本にたったの7つのみ。この貴重な天然氷は、飲料水からつくられる純氷と異なりミネラル分を多く含んだなめらかな味わいが特徴です。頭がキーンとなりにくいとも言われています。
こちらの記事では、そんな天然氷を使用したおすすめのかき氷を厳選してご紹介していきます。
※新型コロナ感染症対策により、営業日・営業時間が変更になっている場合があります。お出かけ前に公式HP等でご確認ください。
三日月氷菓店【柏】
千葉県柏市にある行列必至のかき氷店。柏駅東口から徒歩5分というアクセスの良さも魅力です。
一杯600円〜900円程度と、都内でいただくよりリーズナブルな価格設定。
こちらのかき氷は、スプーンを入れると崩れてしまうほどふわふわ!
手作りのシロップにこだわっており、季節限定のフレーバーも登場します。削ってはシロップをかけるを繰り返しているため、最後まで美味しくいただけます。
果肉感のあるシロップはドロッとしていますが、嫌なしつこさがなくさっぱりと食べやすいです。
アクセス:千葉県柏市柏1-5-5 谷澤ビル2F
TEL:04-7162-3404
営業時間:11:00~18:00(L.O.17:00)
定休日:火曜・水曜定休
霧原【三浦】
神奈川県の葉山にあり、夏季限定でオープンするかき氷専門店。軒下のカウンターで横並びになって食べるかき氷は風情たっぷり。クーラーの効いた室内でなく、夏の日差しを感じる屋外でいただくからこそ、かき氷の本来の美味しさを一層感じることができます。
550円~800円ほどで日光の天然氷を使ったボリューム満点のかき氷が楽しめます。
器に対して釣り合わないほど高く盛られた綿菓子のような氷。そこにかけるのは、そのままでも最高に美味しい果実を煮詰めて作ったシロップです。店主が実際に農園に赴き、「これだ!」と思えるものだけを使用するというこだわり。あらかじめ氷にかけるシロップは、天然氷の美味しさを味わってほしいから、とあえて少なめにしているのだそう。
アクセス:神奈川県三浦郡葉山町一色653
TEL:090-6305-8980
営業時間:11:00~16:00
定休日:不定休 ※雨天の場合は臨休あり
志むら【目白】
目白駅より徒歩2分。2020年には食べログスイーツ百名店にも選出された老舗和菓子店です。店内は1階が和菓子販売、2階・3階が喫茶となっており、こちらの喫茶でかき氷を食べることができます。
不動の人気、また絶壁とも呼ばれるビジュアルも目を引く静岡県の契約いちご農園の紅ほっぺをたっぷりと使った「生いちご(1,100円)」やお店自慢の餡を使った「あずき(990円)」などの定番から、季節限定メニューも和風から洋風まで種類が豊富で迷ってしまうほど。氷は純氷と、プラス165円で南アルプス・八ヶ岳の蔵元 八儀の天然氷を選ぶことも可能です。
行列必至の人気店なので、予約をしてから行かれることをおすすめします。予約には電話予約枠、DM枠、当日来店枠、当日電話枠の4種類の枠があります。
アクセス:東京都豊島区目白3丁目13−3
TEL:03-3953-3388
営業時間:和菓子販売 9:00〜18:00 喫茶 9:30〜18:00(L.O.17:30)
定休日:日曜(8/22〜27は夏季休暇)
埜庵【藤沢】
神奈川県は湘南、鵠沼海岸にある人気店です。地元の人だけでなく県外からもたくさんのお客さんが訪れます。毎年食べログスイーツ百名店に選出されるほどのお店で、こちらのかき氷を食べるために数時間かけてやってくる人もいます。
まるでご近所さんの家に遊びにきたかのようなアットホームな店内では、540円〜1,170円程度で日光の蔵元から取り寄せた天然氷を使った、さらさらと口どけのよいかき氷がいただけます。
手作りのシロップと練乳が自慢で、特にオススメなのが店の代名詞ともいえる定番の人気メニュー「夏いちご 埜庵(1,400円)」です。定番の味だからこそ、違いがよくわかるはず。さらさらとした氷と、もちもちとした白玉の食感のバランスを楽しんでみてください。
アクセス:神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-5-11
TEL:0466-33-2500
営業時間:11:00~18:00(L.O.16:00)※氷が無くなり次第終了
定休日:不定休※雨天時等臨時休業あり
ひみつ堂【千駄木】
谷根千散歩の途中に立ち寄りたい、女性に大人気の話題のお店です。メディアで取り上げられることも多く、休日には数時間待ちになることもあります。こちらも毎年食べログのスイーツ百名店に選出される人気店。
価格は700円程度でいただけるものから2,000円を超えるものまであり、メニューには日によって毎日変わるので、公式Twitter等で確認してからお出かけください。
ひみつ堂では、自然の寒さで出来上がった氷を昔ながらの手動式のかき氷機で削っていきます。気候に合わせて削り方を変えているので、毎日ベストな状態のかき氷がいただけるんです。
さらに旬の果実を使った「純粋氷蜜」は果肉感が強く、素材をそのまま味わうことができます。
アクセス:東京都台東区谷中3-11-18
TEL:03-3824-4132
営業時間:11:00 ~18:00頃 ※曜日により19時まで・開店早まること有
定休日:月曜日(11月~6月は火曜日)8月は月曜も営業
和kitchenかんな【三軒茶屋】
地域に密着したいという想いから、あえて駅から離れたところにオープンした和食屋さんです。その立地にもかかわらず女性を中心に人気を集めています。ここでは、和食と並んで提供される個性派かき氷が人気です。食事をしたお客さんのほとんどが、食後に注文するのだそう。
1,000円前後で定番と季節限定メニュー約15種類がいただけます。「濃厚紫いも牛乳(900円)」や「みたらし牛乳(800円)」などの珍しいフレーバーがラインアップ。紫いものかき氷は、鮮やかな紫が目を引きます。真っ白な氷にかければ、その色の鮮やかさがより一層際立ちますね。みたらし味のフレーバーは、和食やならではともいうべき一品。海苔とあられがついてきて、まさに「和」のかき氷です。果実系のかき氷はシロップというよりも、フルーツがごろっと入ったコンポートをかけていただきます。
天然氷と濃いめのシロップの絶妙なコンビネーションは、食べ進めるほど虜になります。
アクセス:東京都世田谷区下馬2-43-11 2F
TEL:03-6453-2737
営業時間:[かき氷]11:00~19:00(L.O.18:30)
定休日:水曜日
2013年、世田谷区にオープンした『和kitchen かんな』。創業以来、私たちはかき氷の可能性を追い求め、かき氷と真剣に向かい合ってきました。小さいお子様からご年配の方まで、幅広い方に喜んでいただけるかき氷を日々提供しておりますので、お近くにいらした際はぜひお立ち寄り下さいませ。
雪うさぎ【桜新町】
国道246の交差点の近く。ラーメン屋さんや焼肉屋さんなど飲食店が集まる建物内の1階にあるかき氷専門店です。もともとは同じ建物内にある飲食店のデザートとして提供していたかき氷ですが、通年で天然氷が手に入るようになったため今では専門店として営業されています。
800円~1,300円ほどでいただける、日光の天然氷を使用したかき氷はシロップにもこだわっています。お茶屋さんの本格的なお茶で作られた「抹茶みつ(825円)」や和三盆糖を使った「黒糖みつ(825円)」など氷を引き立てるみつを使ったメニューがラインアップ。女性に絶大な人気を誇る「かぼちゃキャラメル(1,100円)」は、かぼちゃのほっくりとした甘さとほろ苦いキャラメルの組み合わせがクセになります。
予約優先なので、予約をしてからのお出かけをおすすめします。
アクセス:東京都世田谷区駒沢3-18-2
TEL:03-3410-7007
営業時間:11:30~19:30
定休日: 月曜定休(祝日は翌日休み)
阿左美冷蔵【秩父】
埼玉県西北部に位置する長瀞は、ライン下りやラフティングで有名ですが、そんなアクティビティと並んで人気なのが「阿佐美冷蔵」のかき氷なんです。長瀞の宝登山麓から湧き出た沢の水を使った天然氷を、1,200円~1,600円程度でいただけます。こちらも食べログスイーツ百名店に毎年選出される名店で、遠方から足を運ぶファンも多いのだとか。
創業明治23年という老舗の製氷事業所が営んでおり、ミネラルをたっぷり含んだ氷はツンとせずまろやかな味わいが特徴です。綿菓子のように山盛りに盛り付けられたかき氷は、見た目だけでもフワフワとした優しい口あたりが伝わってきます。
イートインの場合は2~3時間待つこともあるので、お急ぎの方はテイクアウトがおすすめです。メニューは異なりますが、天然氷の食感やシロップのジューシー感は変わらず味わうことができます。
アクセス:埼玉県秩父郡皆野町金崎27-1
TEL:0494-62-1119
営業時間:本館10:00–16:30 新館10:00–16:00
定休日:本館(木) • 新館(水)(木)
創業明治23年 阿左美冷蔵 公式ブログ
ちもと【都立大学】
都立大学駅から徒歩5分。風情のある老舗料亭のような佇まいの和菓子屋でいただけるのは、まるで宝探しのようなかき氷。7月中旬から2か月間限定で提供されるかき氷を求めて、一日100名を超えるお客さんが訪れます。ちなみに、イートインスペースのいすは全てカッシーナということで、内装へのこだわりもうかがえます。
「ちもと」のかき氷は、おまかせといちごミルクの2種類。
抹茶と練乳がふんだんにかけられた見た目も美しい氷を食べ進めていくと、底の方から水羊羹、八雲もち、つぶあん、こしあん、栗、白玉、そして他にも自慢の和菓子が次から次へと顔を出します。上品で洗練されたかき氷、遊び心も忘れないその奥深さに胸を打たれる一品です。
アクセス:東京都目黒区八雲1-4-6
TEL:03-3718-4643
営業時間:10:00~16:00
定休日:毎週木曜日 月2回水曜日
※かき氷の提供は夏季のみ
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KATO'S DINING & BAR【赤坂見附】
赤坂見附駅から徒歩約5分。ホテルニューオータニ内にある和食のダイニングバー KATO'S DINING & BAR。こちらでは日光の蔵元 松月氷室の天然氷とホテルパティシエが厳選した素材のシロップを使用したホテルメイドのかき氷が夏限定で楽しめます。その人気のかき氷が2021年にはくず餅の老舗 船橋屋の葛を忍ばせた乳酸菌入りに進化して登場。2021年のラインアップは、和三盆糖と黒蜜、隠し味には“藻塩”を使い、中には白玉や羊羹ゼリーをトッピングした「和三盆(2,200円)」、香り豊かな抹茶と丹波の黒豆を使用した「抹茶(2,200円)」福岡の特選いちご“博多あまおう®”の果肉ソースにいちごジュレやいちご果肉を加えた究極のいちごかき氷「いちご(2,000円)」の3種類です。
アクセス:東京都千代田区紀尾井町4-1
TEL:03-3221-2857
営業時間:月~金曜日 11:30~14:00 / 17:00~19:00 土・日・祝日11:30~19:00
定休日:なし
※かき氷の提供は2021年9月30日(木)まで
冷たいかき氷で暑い夏を乗り切ろう
いかがでしたか?
氷とシロップというシンプルさゆえに、極めれば極めるほど奥が深いかき氷。かつてはお祭りで食べるものというイメージでしたが、ここ数年は行列に並んで専門店でいただくものというイメージに変化してきました。
定番のフレーバーからスイーツのような珍しいメニューまで、お店ごとに個性が出るのも最近のかき氷の魅力のひとつ。
お買い物ついでに、はたまた日帰り旅行で、この夏は関東近郊の美味しいかき氷で癒されてみませんか?
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この記事のライター
都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。