ワイシャツのたたみ方【簡単でシワがつかないテクニック】

ワイシャツの綺麗なたたみ方を徹底解説。コンパクトに収納できるだけではなく、出張時にも役立つシャツのたたみ方を紹介します。変なシワがつかないようにうまくたためば、着用する際もスマートです。定番のたたみ方から、台紙を使用した簡単なたたみ方まで取り上げます。シャツ屋での経験を活かしたたたみ方のポイントも要チェックです。

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ワイシャツのたたみ方は誰でも簡単にマスターできる

みなさんはワイシャツを綺麗にたたむことができますか?
シャツをたたむのは意外と難しく、たたんだものをいざ着ようとした時には、変なシワが入ってしまっているということを経験された方も多いのではないでしょうか。
今回は、シャツ屋で3年ほど働き、多くのシャツをたたんできた筆者が、ワイシャツを綺麗にたたむポイントをご紹介します。
上手にワイシャツをたたんで、すっきりとした収納を実現してみてはいかがでしょうか。

ワイシャツはたたみかハンガーどちらの収納が良い?

ワイシャツの収納方法には、主に2つの収納方法があります。
まず初めに、それぞれのメリットとデメリットを簡単にご紹介します。

ハンガー

ハンガー収納の一番のメリットは、簡単でシワがつきにくいことです。
ワイシャツをただハンガーにかけるだけなので、手間がほとんどありませんし、シワもほとんどつきません。
しかし、1枚1枚がスペースを取ってしまうというデメリットがあります。
収納スペースが限られている場合は少量しかハンガーにかけることが出来ず、ぎゅうぎゅうに詰めて収納してしまうと余計なシワの原因になってしまいます。

たたみ

ワイシャツをたたんで収納することのメリットは、やはりコンパクトに収まるということでしょう。
きちんとたたむことができれば、小さいスペースに沢山のワイシャツを収納することが出来ます。
デメリットとしては、きちんとたたむことが出来ないと、変なシワが入ってしまうという点です。
また、こちらはたたみ方を工夫すれば解決しますが、一目で長袖と半袖のワイシャツが見分けられないというデメリットもあります。

定番のたたみ方

1. ボタンを止めて裏返しに置く

たたむ前の準備として、前のボタンを止めて裏返しに置きます。(この際に、第一ボタンは外したままでも構いません。)
これは、たたむ際に右と左がずれてしまわないようにするためです。
全部を留めるのも外すのも手間がかかるという方は、1つ飛ばしでボタンを留めても問題ありません。

2. 身頃を折り返す

次に、襟の付け根から肩の付け根のラインのおおよそ中間の箇所でシャツを折りたたみます。

3. 袖を折りたたむ

その後は袖を折りたたみます。
この際に、2で作ったたたみ線と袖のラインを合わせるようにたたむと、仕上がりが綺麗になります。

4. 反対の身頃も同じようにたたむ

反対側も2と同じようにたたみます。

5. 反対の袖を折りたたむ

反対側の袖も3と同じように折りたたみます。
カフスの部分が重なってしまうと、仕上がりの際にぼこっと膨らんでしまいますので、左右のカフスはずらしてたたむようにしてください。

6. 裾を上部に重ねる

たたんだシャツの裾を、上部に重ねるようにしてたたみます。
この際に、縦長になってしまい収納スペースのサイズと合わない場合は、裾を内側に折り込むと綺麗に仕上がりますよ。

7. 形を整えれば完成

最後は四角の形を整えれば完成です。

台紙を使用したたたみ方

クリアファイルなどの、A4サイズの台紙を使用すれば、簡単に綺麗にたたむことができます。
たたみ方は大きく変わりませんが、台紙というガイドがあるだけで、仕上がりが大きく変わるので、お手元にある方はぜひ真似してみてください。
1の行程で上のように台紙をセットします。
2〜7の行程は、台紙に合わせて同じように畳めばOKです。
たたみ終わったら、台紙を抜いても構いませんし、入れたまま保管してもOKです。
実際に、お店でシャツが売られている際にも、厚紙の台紙が使われている場合がほとんどです。

シャツ屋が教えるたたみ方のワンポイントアドバイス

たたむ際は焼き立てのパンのように

シャツをたたむ際には、焼き立ての食パンのようにふっくらとたたむのがおすすめ。
あまり強く線をつけてたたんでしまうと、折りシワが深くついてしまったり、余計な細かいシワが多くついてしまう原因にも。
初めてやる人には難しいかもしれませんが、慣れてくるとふんわりと柔らかくたたむことができるようになりますよ。

角を引っ張るように形を整えればしっかり形が決まる

こちらもワンポイントテクニックなのですが、仕上げの際に片側の角2点を引っ張るように形を整えれば、より綺麗なたたみ姿に仕上がります。
最後にひと手間加えるだけで、仕上がりがグッと良くなるのでぜひ真似してみてください。

収納のコツと保管のポイント

重ねすぎはNG

ワイシャツを保管するときに、重ねすぎるのはNGです。
一番下のシャツに重みが集中してしまい、折りシワが深くついてしまい、着用する際に目立ってしまうことも。
たたんだワイシャツを重ねて保存する際には、3〜4枚程度にとどめるようにしましょう。
仕切り板などを活用して、下のワイシャツが潰れてしまわないように注意しましょう。

アイロン後すぐのたたみ収納は×

アイロンをかけてから、たたんで収納する場合もあると思いますが、アイロン後すぐにたたむのは注意が必要です。
アイロンする際の湿気がシャツ内に残ってしまっているので、異臭やカビの原因になってしまうことも。
アイロン後、30分程度はハンガーに吊るして湿気を取ってからたたむのがおすすめです。

ビニール袋に入れたままは湿気がこもる原因に

これはハンガーでの収納とたたみの収納で共通の注意点ですが、ビニール袋をかけたままの保管はあまりおすすめできません。
たしかに、ホコリや汚れを防止することはできますが、中に湿気がこもりやすくなってしまいます。
長期保管のためにビニール袋に入れたいという場合には、しっかりと乾燥させてから収納するようにしましょう。

襟がたがい違いになるように収納

これは、スペースを節約するテクニックの1つなのですが、ワイシャツの襟がたがい違いになるように重ねて収納すると、よりコンパクトに収納することができます。
また、襟の形が潰れにくくなるので、保管という点に関してもおすすめの収納方法です。
こちらは、簡単に取り入れることができると思うので、ぜひ覚えておいてください。

ワイシャツを綺麗にたたんですっきり収納を

ワイシャツを綺麗にたたむことができれば、自宅での収納だけでなく、出張時のパッキングなどにも役立つので、ぜひマスターしておきたいですね。
シワがつかないようにたたむことができれば、ワイシャツを着る際にも気持ちよく着用することができます。
綺麗なたたみ方をマスターして、素敵なワイシャツスタイルを目指してください。

その他のアイテムのたたみ方はこちらをチェック

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経営学を学びながら、シャツ屋でアルバイトをしています。スーツ・シャツ・ネクタイ・革靴などに興味をもって、フォーマルブランドからカジュアルブランドまで、日々多くのものに触れながらセンス磨き中。

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