横浜の本当に美味しいおはぎの名店おすすめ15選
横浜で買える、おいしいおはぎの名店をご紹介します。あんこやもち米の種類や炊き方や作り方は、各店の特徴で変わってきます。そこであんこがおいしいおはぎで有名な老舗や、地元で有名な和菓子店を15店厳選しました。また珍しいおはぎを扱う店も掲載。おはぎが好きな方は、是非参考にしてください。
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横浜で美味しいおはぎを買うポイント
「おはぎ」と「ぼた餅」、どちらが正解?
毎年春分・秋分の前後3日間を含む7日間が「お彼岸」です。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、季節の変わり目に当たる時期ですね。そんなお彼岸に「おはぎ(ぼた餅)」を墓前や仏壇に供えたり近隣に配ったりする風習は、江戸時代後期に広まってから現在にも受け継がれています。
おはぎとぼた餅の呼び方で悩む方も多いでしょう。かく言う筆者もそうでした。牡丹(ボタン)の開花時期や見頃は4~6月なので、春は「ぼた餅」と呼び、秋に「おはぎ」と呼ぶお店もあるのです。つまり、どちらも正解ではあるのです。
美味しい「おはぎ(ぼた餅)」はこう探そう
おはぎは季節限定品として販売する和菓子店が非常に多いため、思いついた時にすぐ買える店は非常に貴重かも知れません。お気に入りのおはぎやぼた餅を見つけたら、通年商品か季節限定か確認しておきましょう。
また先に記した通り、おはぎのことを春も秋も「ぼたもち」と呼んで販売するお店もあります。そのため「ぼたもち」で検索すると、また違った店がヒットすることもしばしば。おはぎとぼたもちを探すなら、両方のキーワードで検索することをおすすめします。
たねや 横浜そごう店【横浜駅】
たねやは本拠地を滋賀県に置き、看板商品をバウムクーヘンとした洋菓子を展開する「クラブハリエ」の和菓子業態店です。横浜そごう店は、JR横浜駅中央改札口を東に出て徒歩1分、そごう地下2階にあります。たねやのおはぎ(1箱2個入:476円~)は、秋に店頭のみで購入できる季節限定商品。近江羽二重糯に十穀を合わせ、北海道産小豆の瑞々しい「粒餡」と、芳ばしいきな粉をかけていただく「きな粉」の2種類です。
店舗情報
●神奈川県横は無しに敷く高島2丁目18-1
そごう横浜店B2F
●10:00~20:00
不定休(そごう横浜に準ずる)
●045-465-5082
たねやのお菓子一覧。季節の素材を大切に創りあげたお菓子を販売しております。
仙太郎 横浜高島屋【横浜駅】
JR横浜駅の中央改札から徒歩1分、横浜高島屋地下1階にある仙太郎(せんたろう)は、創業130年の京都老舗和菓子店。通年で定番商品としておはぎを提供している貴重な店です。氷砂糖を使用していることから、甘さに癖がなく食感も総じて美味しいあんこです。横浜高島屋店では、おはぎを粒餡ときなこ(各1個195円)の2種類を提供。青じそ入りのもち米生地を粒あんで包んだ、珍しい風味が楽しめる一品です。
店舗情報
●神奈川県横浜市西区南幸1-6-31
横浜タカシマヤB1F
●10:00~20:00
不定休(元旦定休・百貨店に準ずる)
●045-313-1390
十勝あんこのサザエ CIAL横浜店【横浜駅】
JR横浜駅西口より徒歩1分、有名なおはぎを販売している「十勝あんこのサザエ」は、本社が兵庫県西宮市、営業部門が新横浜にあります。昭和48年創業以来一貫しておはぎを中心とした和菓子の製造兼販売を行っており、小豆は北海道十勝平野産、もち米は国産の最高級品を使用。並んでも買いたいと思わせるおはぎは、「十勝おはぎ」で1つ194円です。
店舗情報
●神奈川県横浜市西区南幸1丁目1-1
横浜CIAL B2F
●10:00~21:00
不定休(CIAL横浜に準ずる)
●045-534-5226
ふるや古賀音庵 横浜そごう店【横浜駅】
ふるや古賀音庵は渋谷・幡ヶ谷に本店を構える和菓子屋で、朝生菓子を中心とした伝統的な和菓子の製造販売を行っています。横浜そごう店は、JR横浜駅中央改札口より徒歩1分とアクセスも便利。ふるや古賀音庵のおはぎは、春は「ぼたん餅」、秋は「萩の餅」という商品名で販売されており、お彼岸の風物詩として期間限定品となっています。こし・つぶ・きなこ・ごまの4種類を展開。各々1個220円です。
店舗情報
●神奈川県横浜市西区高島2丁目18-1
横浜そごうB2F
●10:00~20:00
不定休(そごう横浜店に準ずる)
●045-465-3015
とらや横浜そごう売店【横浜駅】
王道の和菓子屋であるとらやは、室町時代後期の京都で創業。後陽成天皇の御在位中(1586~1611)から御所の御用を勤め、明治2年(1869)東京遷都にともない天皇にお供し、京都の店をそのままにして東京へ進出し現在に至ります。そごう横浜は、JR横浜駅中央改札口より徒歩1分、そごう地下2階にあります。おはぎは季節限定品で販売されており、小倉あん・黒糖あん・白あんの3種類で、1つ281円です。
店舗情報
●神奈川県横浜市西区高島2-18-1
そごう横浜店B2F
●10:00~20:00
不定休(そごう横浜店に準ずる)
●045-465-2111(代表)
室町時代後期、京都で創業した和菓子屋「とらや」のオンラインショップです。「とらや」を代表する羊羹や季節の生菓子の情報、和菓子にまつわる歴史・文化、店舗の情報、イベントのお知らせなどを随時更新しております。
三吉野妙蓮寺【妙蓮寺駅】
東急線妙蓮寺駅正面口を出て徒歩1分、八州屋かまぼこ店右脇道を入って進んだところにある、地元密着型の和菓子店です。ガラス張りの入り口、大きな木目に毛筆の看板。東京からも購入しにくる客が多いのも特徴です。午前中からいつも賑わっており、和菓子だけでなくいなり寿司や海苔巻きなども扱っています。まん丸なおはぎはこしあん・つぶあん共にビッグサイズで、「つぶおはぎ」が1つ238円です。
店舗情報
●神奈川県横浜市港北区菊名1丁目7-4
●9:00~19:00
火曜定休
●045-431-8856
盛光堂桜ケ丘店【保土ヶ谷駅】
白い一軒家の一角が店舗となっており、緑色に白抜き文字の幅広い看板が目印の、地元密着型の和菓子店・盛光堂(セイコウドウ)桜が丘店。JR保土ヶ谷駅西口から横浜市営バス25系統にて三つ先「桜ヶ丘バス」下車し、その通り沿いにあります。横浜市内には1925(大正14)年創業の南区弘明寺「盛光堂総本舗」先代の兄弟弟子・内弟子が暖簾分けにて開業した店舗が数か所あり、桜が丘店もその1つです。カウンター越しのやり取りのみの小ぢんまりした店舗ですが、商品のモチモチ感が大絶賛されています。秋の限定商品となっているおはぎは、こしあん・つぶあん共に1つ160円です。
店舗情報
●神奈川県横浜市保土ケ谷区桜ケ丘1丁目5-17
●10:00~15:00(売切れ次第終了)
月曜定休
●045-337-2611
創作和菓子 濱うさぎ 上大岡店【上大岡駅】
京急急行線上大岡駅中央改札を出て30秒の好立地にある濱うさぎは、 井土ヶ谷にて1998年創業の「見て楽しい、食べて美味しい」をコンセプトにした創作和菓子店です。和紙を思わせる優しいベージュに丸く佇むうさぎのイラスト、店名がはんなりと書かれている縦読みの看板が目立っています。チェーン店ですが、上大岡店は店員の対応も含めて人気の店舗。春と秋のお彼岸に黒ゴマ・きなこ・こし(170円)・つぶの4種類のおはぎを販売しており、売り切れ必至なので予約がおすすめです。
店舗情報
●神奈川県横浜市港南区上大岡西1丁目6-1
京急百貨店1F
●10:00~22:00
不定休(京急百貨店に準ずる)
●045-367-9440
●ほか支店:井土ヶ谷本店、横浜ポルタ店、港南台バーズ店ほか
創作和菓子 濱うさぎ. 18 likes · 3 talking about this. 創作和菓子 濱うさぎ の公式ページです。 お問い合わせは井土ヶ谷本店(045-731-6609)までよろしくお願い致します。 (営業時間9:00〜19:00) Twitter...
鈴木家【戸部駅】
京浜急行戸部駅、また地下鉄高島町駅より徒歩3分のところにある、昔ながらの地元の和菓子店・鈴木家は、創業80年(2021年現在)の老舗です。昭和からありそうな佇まいのガラスの引き戸から入店すると、昔から変わらない味で大きくて安いと親しまれている和菓子がズラリ。いなり寿司80円や大福120円と、確かに極めてリーズナブルな価格帯です。通年商品のおはぎはぽってりと丸みが強い形で、つぶあんとこしあんの2種類で展開。各130円です。
店舗情報
●神奈川県横浜市西区桜木町7丁目43
●8:30~16:00(売切れ次第終了)
日祝定休(お彼岸・お節句・年末は日祝関わらず営業)
●045-321-8687
三ツ境の菓子処 文化堂【三ツ境駅】
相鉄本線三ツ境駅南口より徒歩5分。三ツ境駅の裏側・厚木街道から南へ下り、坂の途中まで来ると白とピンクの看板が目に付いてくる文化堂は、昔からある小さな和菓子屋さんです。いちご大福130円・団子70円・どら焼き110円など、全体的に良心的な価格帯。そんな中おはぎはきな粉・ゴマ・つぶあんのラインナップで、各120円となっています。どれを食べても味にハズレがないという声もあるので、ぜひチェックしたいお店です。
店舗情報
●神奈川県横浜市瀬谷区三ツ境116-3
●9:00~20:00
火曜定休
●045-363-4102
御菓子司 もみぢ【桜木町駅】
もみぢは食べログ2012・ベストスイーツ受賞経歴を持ち、JR桜木町駅出入口5から徒歩3分ほどの野毛の商店街にある老舗の和菓子店です。神奈川県指定銘菓の大銅鑼焼き(380円)も提供しており、昭和21年(1946年)に創業であるその外観は、古き良き昭和時代にタイムスリップさせてくれます。そんなもみぢのおはぎは、つぶあんの付き方が手作り感に溢れた形。豆大福170円、一茶饅頭160円と平均的な価格設定となっています。
店舗情報
●神奈川県横浜市中区野毛町2丁目64
●月~土10:00~21:00
日 10:00~17:00
第3水曜日
●045-231-2629
小ざさ本田【西横浜駅】
JR西横浜駅南口より、水道道経由で徒歩7分。西横浜サンモール商店街(藤棚の商店街)の中ほどにある小ざさ本田は、どこから食べても崩れず不動の美味しさとボリュームを持つおにぎりや海苔巻き(65~150円)と共に、和菓子を販売している持ち帰り専門の店です。小ざさ本田のおはぎ(160円)は大き目なのが嬉しいポイント。いつも8~10人は並んでいるので、早めの利用がおすすめです。
店舗情報
●神奈川県横浜市西区藤棚町1丁目85-6
●10:00~17:00(売切れ次第終了)
木曜定休
●045-242-7580
●ほか支店:日吉東急店
みのや本店【関内駅】
明治43年、初代が岐阜から来浜して現在地で創業したというみのや本店。JR関内駅南口から徒歩3分、ケンタッキー・フライドチキンの向かいにあります。全国羊かん品評会で最高位「全日本賞」を受賞、また神奈川県指定銘菓「みのや練羊羹」や「シュウマイ饅頭」など人気商品を多数展開しています。また「横浜風和菓子店」を目指しており、和洋コラボの製菓を積極的に開発。おはぎは季節限定品で「間違いない安定の味」と、その時期を待ちわびているユーザーが多い品です。
店舗情報
●神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1丁目3-2
●10:00~19:30
不定休
●045-251-6350
●ほか支店:横浜駅西口相鉄ジョイナス店
菓匠しげた 長者町店 【日ノ出町駅】
京急日ノ出町駅より徒歩5分の所にあるしげたは、明治5年に横浜・長者町で水飴業として創業し、戦中・戦後の厳しい時期をくぐり抜けて現在に至っている老舗でです。神奈川県指定銘菓の「翁飴」や神奈川県の菓子コンクール最優秀賞受賞の「久良岐(くらき)」のほか、いちご大福(290円)や横浜黒月餅(170円)など多くの商品がメディアに紹介されています。おすすめのおはぎは「特製筍ぼたもち」。飴色のもち米が美しく光っている甘めのおこわに甘く炊いたタケノコをあしらった、めずらしい逸品となっています。
店舗情報
●神奈川県横浜市長者町9-166
●10:00~20:00
年中無休
●045-261-0634
●ほか:本社工場店、京急上大岡店、タカシマヤフードメゾン新横浜店、西武東戸塚S.C店
御菓子司 大倉山青柳【大倉山駅】
東急東横線大倉山駅より徒歩1分以内の好立地にあり、大倉山では1950年創業以来、長く親しまれている人気の老舗和菓子店です。国産材料にこだわり、季節の素材を生かした職人の技で一品一品丹精を込めた和の味。季節感を大切にし見た目も味も上品・上等な和菓子が驚きのコスパで提供されているため、夕方には売り切れてしまう品もあります。おはぎはお彼岸の季節限定品で、こし餡・つぶし餡・きなこ・ごまの4種類が1個160円で販売されます。
店舗情報
●神奈川県横浜市港北区大倉山1-2-8
●9:00~20:00 (日曜日:9:00~19:00)
不定休(公式サイト要確認)
全席禁煙
●045-531-0407
小豆が美味しい隠れた名店が多い横浜
和菓子の有名店は多くありますが、意外と地元密着型で長く営む路面店のおはぎに票が集まっていることに気付かされました。匠の技を何度も駆使して、ふっくらと品の良い甘さに炊き上げたあんこと、国内生産の美しいもち米、たった2つの組み合わせ。私たち日本人にとって意外と無視できない和菓子、ぜひ好みのお品を見つけてください。
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この記事のライター
1級販売士・日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエ。スイーツ記事は、知人のパティシエ・パティシエール達からの情報も参考にしています。