カミーユ・フォルネの最高級におしゃれな革製品を徹底解剖
今回は革製品(財布・バッグなど)の最高級メーカー、カミーユ・フォルネを紹介します。最高級ブランドであるエルメスに並ぶといわれるヴァレクストラを先日紹介しましたが、もう一つあります。それがこのカミーユ・フォルネです。革製品でいいものを、とお考えの方に是非おすすめです。
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アイキャッチ画像出典:www.cfjapon.co.jp
カミーユ・フォルネ
カミーユ・フォルネは1945年にパリに創設されました。
創業者のカミーユ・フォルネは馬具職人であり、高価な時計革ベルトの製造からスタートした経緯があります。
1980年代には数多くの高級時計ブランドに時計ベルトを供給するリーダー的な存在となりました。
通称「時計ベルト界のロールスロイス」の異名を持ち、パテックフィリップ、ブレゲ、ブシュロン、フランクミュラーなどの名だたる超高級時計メーカーにベルトを支給しています。
時計ベルトはその丈夫さもさる事ながら、ステッチを活かした美しいフォルムが一流時計メーカーに認められ、オリジナルベルトの製作を依頼されたのが、その後の発展の糸口となりました
カミーユ・フォルネ パリ店
カミーユ・フォルネ 銀座本店
カミーユ・フォルネのこだわり
素材へのこだわり
カミーユ・フォルネはエキゾチックレザーといわれるアリゲータやリザードを得意としています。当然オーストリッチ(ダチョウ)やカーフ(仔牛)の革も扱っていますが。
これらの複数種類(時計の場合は10種類)の革すべてにおいてカミーユ・フォルネは素材を最高級のものに厳選して使っています。現在では、養殖されるミシシッピ・アリゲータの全捕獲量の45%を毎年買い付け、その中から厳選したもののみを使うようです。
手作業へのこだわり
カミーユ・フォルネは150人以上の職人がいますが、今でも製造を手作業で行うことにこだわっています。時計ベルトの場合には全工程60にも及び、そのうちのコアとなる20工程のノウハウのすべては1945年当初から変わっていないといわれています。
サドルステッチについてもすべて手作業です。これは「クチュール・セリエ」といわれる手縫いの芸術であり、エルメスのケリーバッグと同じ技法です。時計ベルト1本縫うのに25分かかるといわれています。
カラーへのこだわり
時計をファッションアイテムとして昇華させるため、カミーユ・フォルネでは色についてもこだわりがあります。時計ベルトの世界ではクラシックと呼ばれている「マリーン」や「ボルドー」「グリーン」といった色は、もともとカミーユ・フォルネのオリジナルカラーです。
現在では100種類以上のカラーを持ち、流行に合わせた色合いを出すべく染色技術を高めています。
レザーグッズも最高峰
今までの話で時計ベルトの中で最高峰ということが理解できたかと思います。
そんなカミーユ・フォルネは財布やバッグなどのレザーグッズでも、もちろん最高峰の製品をラインナップしています。
素材としては以下の4種類があります。
【ミシシッピアリゲータ】
生後8~9か月の子ワニの腹部を厳選して使用。しなやかさと美しい紋様が特長
【リザード】
リザードの上質素材を厳選して鞣すことにより鮮やかな発色を持つ
【ヴォーグレネ ドーファン】
しなやかさと柔らかさと耐久性を兼ね備えた高品質な子牛の革
【ミシシッピアリゲータ×ヴォーグレネ ドーファン】
上記の組み合わせ
ミシシッピアリゲータ
カミーユフォルネといえばまずはこのミシシッピアリゲータから候補にあげていただきたいです。
ワニ革の美しさが一際目を引きます
リザ-ド
こちらも定番のエキゾチックレザー。
発色よく鮮やかな柄が特徴です。
ヴォーグレネドーファン
上質かつシックなものがほしければこちら
一味違った高級感が味わえます。
ヴォーグレネドーファン×ミシシッピアリゲータ
一番目立ちたい、という方はまさにこれ。
カミーユ・フォルネならではの組み合わせが見事にマッチした逸品
↑イタリアの最高峰革製品ブランド Valextraもオススメ
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この記事のライター
日本一即戦力な公認会計士、を目指しています。大手監査法人⇒米国留学⇒経営コンサル公認会計士&TOEIC900超に加え、最近は経営能力など、知の経験値稼ぎに絶賛邁進中。様々知識を身につけるべく、読書とグルメめぐり(一流レストランからB級まで幅広く)が大好物