北京の美味しいモーニング・朝食おすすめ10選

北京に来たのはいいけれど、意外と朝食を食べられるようなレストランが少なく、情報がないので困ったという方も多いのではないでしょうか?この記事では、北京でぜひ訪れてほしい朝食スポットを、オープンする時間順に10選ご紹介します。

aimusむる
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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com

5時半

【1】尹三豆汁

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少し変わったものが食べたい方は、「豆汁」に挑戦してみてはいかがでしょうか?「豆汁」も、北京でもっとも伝統的な朝食の一つです。名前の通り、豆麺の副産物である緑豆の残りカスを発酵させてできた飲み物です。どんな味がするのか想像できない人が大半だと思いますが、酸っぱくて独特の味に加え、かすかに卵の風味がします。

苦手な人が多いのも事実ですが、健康にいいと言われているので、興味のある方はぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか? 豆汁は、「焦圈」という輪っかの形をした揚げ物を浸して食べるのが定番です。観光名所・天壇の北門近くにある「尹三豆汁」は、観光ついでに立ち寄れるおすすめのスポットです。

【詳細情報】
尹三豆汁
住所:东城区东晓市街176号
アクセス:地下鉄「桥湾」駅から徒歩11分

6時開店

【2】馄饨侯

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日本人であれば、ワンタンはみなさん食べたことがあるでしょう。しかし、北京で定番の朝食になっているワンタンは一味違います。北京スタイルのワンタンは、少なめの餡(豚肉が多い)を薄い皮に包んだもので薄めのスープに入れて提供されます。

こちらのスープは、海藻や乾燥エビ、シェラントロと呼ばれるハーブで軽く味付けされ、ワンタンの皮はスープに浮かぶようにわざと大きめに作られています。また、溶き卵が加えられていることもあります。 「馄饨侯」は、1950年代からワンタンを含むダンプリング(肉入り蒸しだんごの意)を専門に提供しています。いくつも店舗がありますが、「钟鼓楼」近くのものが観光客には立ち寄りやすいでしょう。

【詳細情報】
馄饨侯
住所:东城区鼓楼东大街309号
アクセス:地下鉄「什刹海」駅から徒歩5分

【3】庆丰包子铺

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北京で定番の朝食の一つが「包子(パオズ)」です。包子とは、要するに中華まんのことで中に肉や野菜でできた餡が入っています。餡の種類はたくさんあり、定番の豚肉から野菜、ラム肉、春雨などから選べます。

「庆丰包子铺」は、習近平主席が2013年に昼食に立ち寄ったことで一気に知名度をあげました。北京にたくさんの店舗があるので、どこに滞在してもすぐに立ち寄れるでしょう。

【4】隆福寺小吃店

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「隆福寺小吃店」は、政府の出資によって1964年に建てられた北京初にして最大の小吃店です。100もの料理が提供されているので、選ぶのにも一苦労です。豆汁焦圏(豆汁と焦圏のセット)や豌豆黄(エンドウ豆の羊羹)など多種多様な料理に加えて、北京らしい雰囲気の漂う店内をみていると、昔の北京の庶民生活を垣間見ているような感じがします。

ちなみに、テイクアウト売り場もあるのでお土産やおやつの調達もできますよ。ここでは、「糖卷果」と呼ばれるスイーツなどが販売されています。「糖卷果」は、ヤマイモやナツメなどが入った蒸し菓子を細かく切って揚げ、飴をかけたものです。

【詳細情報】
住所:東城区隆福寺前街1号
TEL:+86 10 6406 0668
アクセス:地下鉄「东四」駅から徒歩12分

【5】大华煎饼

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「煎饼」も北京、もといは中国でもっともポピュラーな朝食の一つです。煎饼とは、コーリャン・小麦・アワなどの粉を薄く水で溶いて平たいなべで焼き上げたクレープのような食べ物で、「油条(中国式の細長い揚げパン」やネギ、味噌、卵、餡子、そしてワンタンの皮を揚げたものなどを包んで食べるのが一般的です。

ワンタンの皮を包むのは山東省スタイルのもので、油条を包んだものは天津市スタイルのものです。多くの屋台でも販売されており、朝食だけでなくおやつとしても楽しめます。「大华煎饼」は、数ある屋台の中でもとくのおすすめできるスポットです。

【詳細情報】
大华煎饼
住所:Youhui Wanja Supermarket, 21 Beijianzi Xiang, Dongcheng district
アクセス:地下鉄「张自忠路」駅から徒歩10分

【6】大兴胡同面茶

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面茶(メンチャ)は、 北京の伝統的な庶民の食べ物です。一見、お茶のように思いますが、実はキビの粉を糊状に煮た食品でお茶とは全く関係ありません。簡単にいうとお粥のようなもので、こんがりと焼いたごまペーストがトッピングされています。

とてもお腹にたまるので朝が早い時におすすめです。朝が早いために昼前にお腹がすくなんてことはありません!「大兴胡同面茶」は地元の人に人気のお店です。彼らと並んで、北京の生活を体験しながら朝を迎えてみてはいかがでしょうか?

【詳細情報】
大兴胡同面茶
住所:东城区交道口南大街大兴胡同7号
アクセス:地下鉄「北新桥」駅から徒歩9分

7時開店

【7】桃园眷村

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「豆浆油条」は、いわゆるドーナツとコーヒーのセットようなものです。先述したように、「油条」とは中国式の細長い揚げパンのことを指します。「豆浆」は、大豆と水で作ったいわゆる豆乳です。甘めのものから塩気の効いたものまで、様々な種類がある豆浆油条ですが、北京のものは豆乳が暖かく少し甘めなのが特徴です。

「桃园眷村」の豆浆油条は人気があります。「桃园眷村」は、実は上海発の台湾料理店なのですが北京にも進出しています。美味しい豆浆油条が楽しめるので訪れてみてください。チェーン店だからとなめてかかると、いい意味で期待を裏切ってくれます。

9時半開店

【8】护国寺小吃店

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「护国寺小吃店」は、北京の中心部に多く店舗を構えている老舗の軽食チェーン店です。昔ながらの北京の庶民の味がリーズナブルに楽しめます。緑の看板が目印です。先ほどご紹介した豆汁や面茶の他、牛肉烧饼(牛肉のサンドウィッチ)、素炒饼(中国風クレープを麺状にし、野菜と炒めた焼きそばのようなもの)など様々なものが楽しめます。驴打滚(きな粉餅)や豌豆黄(エンドウ豆の羊羹)などのデザートも逃せません!

お客さんのほとんどが地元の人というローカルな雰囲気で尻込みする必要はありません。ショーケースやカウンターに出ているものを指さすことで注文できるので言語の壁で困ることはそれほどないでしょう。基本的に全部相席なのも、ローカル気分を味わいたい方には大きなプラスではないでしょうか。ただし、混雑している場合はテイクアウトが無難です。

10時開店

【9】九门小吃

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「九门小吃」は、伝統家屋が並ぶ細い路地に位置するフードコートです。狭い路地に、北京でも有名な老舗が10店舗ほども軒を連ねていて、たくさんの美味しいB級グルメを一気に楽しめるところです。受付でチャージ式のプリペイドカードを購入してからいろんな店を巡ってみましょう。

2人だけなら最低金額の50元で十分楽しめます。木製のトレイと箸などを用意したら準備完了です!面茶や山査子(サンザシ)ゼリーなどローカルフードが盛りだくさんですよ。ちなみに、入り口付近では飴細工などのパフォーマンスが行われているのでそちらもついでにご覧ください。

【詳細情報】
九门小吃
住所:1 Xiaoyou Hutong, 东华门 Xicheng, Beijing, China
TEL:+86 10 6402 6868
アクセス:地下鉄2号線「鼓楼大街」駅から徒歩20分

24時間

【10】金鼎軒

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北京市内の朝食スポットとしてもっとも有名で便利なのが、「金鼎軒」というチェーンレストランです。24時間営業でカジュアルな雰囲気なので好きな時間にふらっと訪れることができます。

朝ごはんを楽しみたいなら、朝の6〜11時までに訪れてください。朝食メニューが提供されています。セットメニューはかなりお得で、小籠包3つと砂肝(もつ煮)のセットで約240円という破格の値段です。また、麺やお粥、パンなど幅広いメニューを提供していますよ。

【詳細情報】
金鼎軒
住所:北京市东城区王府井王府井大街301号
アクセス:地下鉄「王府井」駅から徒歩3分

おわりに

北京には日本人の口に合いそうな料理からちょっと変わった料理まで様々な定番朝食があります。北京に訪れる際は、無難なものからちょっと勇気のいるものまで色々と挑戦してみてはいかがでしょうか?

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この記事のライター

むる

デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。

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旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

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