剛毛向けワックス人気おすすめ【原因と改善方法・正しいセットの仕方を徹底解説】
剛毛の方に向けておすすめのワックスを紹介します。剛毛の方のスタイリングはまとまりにくく、思うように動きを出せないという特徴が挙げられます。この記事では剛毛のワックスに加えてスタイリングのコツや改善方法も記載しているので参考にしてください。総じて剛毛の方にとっておすすめの内容になっています。
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アイキャッチ画像出典:www.michael84.co.uk
剛毛とは
剛毛とは髪の毛の1本1本が固くて太く、毛量が多い髪質を指します。剛毛によるデメリットは髪質が固すぎるあまりスタイリングで思い通りに動きが出せないなどといった点がデメリットとして挙げられ、ハリやコシがあるのはキューティクルに隙間が無く毛髪と頭皮が健康の証拠です。とは言ってもスタイリングにおいては軟毛に比べてデメリットの多いのが事実であるので、この記事を読んで少しでも理想のヘアスタイルに近づいてください。
剛毛の原因と改善方法
△キューティクルの部分が厚いのが剛毛の特徴
剛毛は毛中のケラチン密度が高くタンパク質がしっかり結びついており、キューティクルが隙間なく髪を包んでいる状態なので、コシやハリが良く、頭皮と髪質共に健康であるとも言えます。逆にケラチン密度が低いと柔らかくハリとコシがなく、へたった軟毛となります。一概には、剛毛は悪いわけではないのです。しかし、ゴワゴワさせないようにスタイリングしたり、軟毛の人のようにふんわりとしたヘアスタイルを作るに工夫がいるのは事実です。剛毛であってもシャンプーやスタイリングによってはある程度の改善を見込むことが出来るので、ぜひこの記事をスタイリングの参考にしてください。
シャンプー&トリートメントの選び方
シャンプー選びのポイント
剛毛の方のシャンプー選びは髪の毛に潤いを与えるという点を重視しましょう。髪の毛の硬さの原因は髪の毛の一番外側の層であるキューティクルが分厚くなってしまっているという先天的な理由と、髪の毛の乾燥による硬化という後天的な理由があります。先天的なものはどうにもならないため、この後天的な乾燥を防ぐという意味で潤いが重要なのです。
具体的には、アミノ酸シャンプーやオイルシャンプーといった保湿力の高いシャンプーを選ぶと良いでしょう。アミノ酸シャンプーは保湿力と洗浄力のバランスが良く、オイルシャンプーは高い保湿力で髪の毛のボリュームを抑えるので、剛毛のデメリットと言われる部分を補うことが出来ます。
逆に、最も避けなければいけないシャンプーの種類としてはキューティクルを補修し更に厚くさせる働きを持つダメージケアタイプのシャンプーです。こちらは相性が良くないので注意しましょう。
トリートメント選びのポイント
トリートメントを使用することで毛髪内の水分量が安定するので剛毛の方には、ぜひとも使用してください。理想は定期的なインバストリートメントと日々のアウトバストリートメントを行うことです。インバスタイプで内側から、アウトバスタイプで外側から潤いを保つことで、しなやかで柔らかな髪質に近づくことが出来ます。男性の場合はアウトバストリートメントだけでも乾燥が気になる時に使用するだけでも、大きく改善されるので日々のスタイリングに取り入れてみてください。
剛毛の短所を補うスタイリング方法
シャンプーやトリートメントなど日々のヘアケアでの剛毛の改善方法について解説しました。ここからは剛毛を補うスタイリング方法について解説していきます。日々のヘアケアに加えてドライヤーやアイロンなどに気をつけることで、より理想のヘアスタイルに近づくことが出来るでしょう。
1. ドライヤーのやり方とポイント
髪の毛を濡らしクセをリセット
スタイリングを行う際は必ず髪の毛を濡らしてください。特に朝起きた後に洗面台でスタイリングを行う方が多いと思いますが、しっかりと根元まで濡らしクセをリセットすることが大切です。
タオルドライの後にトリートメントをなじませる
剛毛にとって髪の毛を硬くしてしまう乾燥は大敵です。スタイリングの中で最も乾燥するタイミングはドライヤーで髪の毛を乾かすときであるので、ドライヤーで髪の毛を乾かす前に洗い流さないトリートメントで髪の毛をコーティングすることで熱によるダメージと水分が逃げてしまうことを抑えることができます。
上から風をあて丁寧に乾かす
剛毛の髪の毛を乾かす際は基本的に上から風を当ててドライヤーを行っていきます。根元から立ち上げるように乾かしてしまうと、全体が乾きスタイルの下地が形づいた時にゴワついてしまうので注意してください。
【女性の場合】
まずは後ろから乾かしていきます。風は上から当てることを基本とし、後ろから前の順番で乾かしていきましょう。トップのみ髪の毛を軽く持ち上げて根元を立ち上げるようにして乾かすことで、スタイル全体のシルエットが整います。この時に注意するポイントは完全には乾かさないことです。根元~中間までは乾かし、毛先は少し湿った状態でドライヤー完了です。毛先を自然乾燥させ、全体が乾いたらスタイリングを行いましょう。
【男性の場合】
男性のドライも同様に上から風を当てて髪の毛の広がりを抑えるようにして乾かします。後ろから前の順番で乾かしていき、女性同様トップのみ軽く持ち上げてボリュームを出していきます。基本的にシルエットはひし形を作ることを目指しましょう。
2. アイロンのやり方とポイント
トリートメントを使用し髪をコーティング
ヘアアイロンは150℃~200℃の高温を髪の毛にあてるため、もちろん熱によるダメージや水分の蒸発などで髪の毛が乾燥してしまいます。それらを防ぐために洗い流さないトリートメントを髪の毛になじませることで、髪の毛をコーティングし熱から髪の毛を守りましょう。ドライヤーの時点でヘアオイルを充分になじませている場合はこの工程はスキップしてしまっても大丈夫です。
少量ずつ高い温度設定で熱を通していく
剛毛はその頑固な髪質のため、スタイリングの際に思い通りに動きを出すことが難しいのが特徴です。剛毛の方のアイロンのコツは少量ずつ高い温度で熱を通していくことです。女性は特にブロッキングなどを駆使して満遍なく熱を通していくことが重要になります。
【女性の場合】
ヘアアイロンを行う際は満遍なく熱を通す頃が重要になるため、髪の毛を6つほどの部分に分けてブロッキングすることがポイントです。ブロッキングした髪の毛を少量ずつ手に取り、180~200℃の高温で時間をかけずに行うことで髪の毛へのダメージを極力抑えることが出来ます。
【男性の場合】
剛毛のメンズがアイロンを使ったスタイリングを行う場合は部分的に使用するのではなく、全体に熱を通してスタイリングを行いましょう。そのように行うことで剛毛とくゆうのクセが無くなり、思い通りのスタイリングを再現しやすくなります。内巻きを基本として、トップにボリューム加え、ひし形をシルエットを目指すことがおすすめです。
剛毛におすすめのワックス15選
ワックスには様々な種類がありますが、剛毛に適しているのは操作性に優れていること、油分が多い、そしてツヤ感があるのいずれかを満たしているワックスです。これらの性質を持つのが紹介するファイバー系ワックス・クリーム系ワックス・グリース系ワックス・ジェルタイプワックスです。ここでは、髪型別にワックスをご紹介していきます。様々なヘアスタイルに挑戦したい方は上記の4種類を使い分けることをおすすめします。
水分や油分を多く含んだワックスがおすすめ
ファイバー系のワックスは伸びやすく操作性に優れています。さらに馴染みやすく、束感を作るのにも適しています。クリーム系のワックスは、油分が多いのでスタイリングしやすく、ふんわりとした印象のヘアスタイルを作れます。グリース系ワックスは、ツヤ感を出すためのもので、ボリュームダウン効果もあります。剛毛のゴワゴワ感をカバーできるメリットも。ジェルタイプワックスは、セットが簡単で、すぐ固まるためほとんど崩れないヘアスタイルを作ることができます。
マット・クレイ系ワックスはNG
マット・クレイ系ワックスは剛毛の方にお勧めしません。これらのタイプのワックスはスタイリング剤に含まれている水分や油分の量が少ないため、乾燥でごわついてしまいがちな剛毛とは相性が悪いのです。スタイリングをするどころか、ごわついて上手くきまらないということになりかねないので注意してください。
1. デューサー ミディアムハードワックス
幅広いラインアップを展開するデューサーシリーズのファイバーワックスは立ち上がりと束感を下げることの出来るホールド系ミディアムワックスです。ツヤ感を活かしつつも、ファイバー成分配合で伸びが良いためワックスが全体になじみスタイルをしっかりとホールドします。毛束感を表現する場合は髪の毛の中間から毛先にかけてなじませ、仕上げに適量の毛束をねじることで再現可能です。全体としてかなりバランスの取れたスタイリング剤であるので、ショート~ミディアムスタイルでのワックス選びに迷っている方におすすめです。
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2. オーシャントリコ ナチュラル
オーシャントリコは原宿や渋谷を中心に展開する人気美容室「オーシャントーキョー」が手掛けるワックスシリーズです。シリーズの中で唯一のファイバータイプであるので、髪質が固くパサつきやすい剛毛にも馴染みやすく思い通りのスタイリングを実現します。お勧めのヘアスタイルはメンズの束感スタイルを初めとした細かな部分を作りこんだヘアスタイルです。スタイリング後に手直しが効きやすいのも特徴です。キープ力が強くないためスタイリング後にヘアスプレーを使用することでスタイルの持続力を上げることが出来ます。
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3. オーシャントリコ オーバードライブ
オーシャントリコシリーズの中ではツヤ感を押さえたドライな質感を演出することのできるワックスです。強いセット力でヘアスタイルに動きを出すことが出来るため、髪質の硬い剛毛のスタイリングの際にも活躍します。特におすすめのヘアスタイルは強い立ち上がりを必要とするアップバングスタイルやソフトモヒカンといったヘアスタイルです。これらのヘアスタイルに使用することでドライな質感で男らしい雰囲気を演出することが出来るでしょう。スタイルのキープ力も申し分が無いので、ワックス1つでスタイリングを終えることが出来る点も魅力です。
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4. オーシャントリコ エアー
エアリーな仕上がりになるヘアスタイルに最適なワックスです。クリームタイプのワックスの中でも軽い質感で髪なじみが良いのがポイントです。おすすめのヘアスタイルはショート~ミディアムの少し長めのヘアスタイルであり、これらのヘアスタイルに使用することで剛毛に程よい動きを出すことができスタイルの再現性を高めます。特にパーマスタイルや束感スタイルなど、細かいスタイリングが必要なヘアスタイルのスタイリングに最も活躍します。ワックスの馴染みの悪さに悩んでいるというメンズにおすすめです。
価格:1,485円 80g(Amazon)
5. LIPPS グロスムーブワックス
都内を中心に展開する人気美容室LIPPSが手掛けるワックスです。シリーズの中でもグロスムーブワックスは剛毛の髪質にも馴染みやすいのが特徴であり、束感やパーマスタイルといった作りこまれたスタイルのスタイリングにおすすめです。仕上がりはツヤ感が出るので、プライベートだけでなくビジネスシーンでのスタイリングにも活躍するでしょう。ただセット力が弱いので、セット力の強いスタイリング剤と混ぜて使用するかスプレーを仕上げに振りかけることでセット力の弱さを補うことができます。
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6. 阪本高生堂 クールグリース
阪本高生堂から販売されているクールグリースはキープ力とツヤ感のバランスの取れた使い勝手の良いスタイリング剤です。グリースは含まれている水分量が多いため乾燥してしまっている剛毛にも馴染みやすく、思い通りのスタイリングを行うことができます。特にオールバックや七三分けといったビジネススタイルのスタイリングにおいて重宝するでしょう。もちろんプライベートシーンのラフな髪型のスタリングに使用することもできます。他のワックスと混ぜて使うこともできるので、様々な使い方が出来るのも魅力の1つです。
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7. ロレッタ ハードゼリー
ロレッタのハードジェリーは髪の毛をまとめ、固めることの出来るハードジェルです。ハードジェルは水分量が多いため髪の毛への馴染みが良いと思われがちですが、乾いた剛毛の髪の毛にそのままなじませると上手くスタイリングすることが出来ないので注意が必要です。少し髪の毛を濡らした後に使用することでなじみが良くなるので、スタイリングを行う際は試してみてください。使用する際のコツさえ押さえれば、オールバックや七三分けスタイルなどのスタイリングに重宝するでしょう。
価格:2,200円 300g(Amazon)
8. ナカノスタイリングワックス ウルトラスーパーハード
ナカノのスタイリングワックスシリーズはどのタイプも基本的にファイバータイプであるため、ごわつきやすい剛毛にもなじみやすいのが特徴です。基本的に剛毛の方はナカノスタイリングワックスシリーズを選んでおけば間違いないでしょう。シリーズの中でもウルトラスーパーハードはセット力が強いため、ベリーショートスタイルにおすすめです。中でもアップバングやソフトモヒカンなどといったヘアスタイルに使用することでワックスの持つ性能を最大限発揮することができます。
価格:813円 90g(Amazon)
9. ウェーボ ハードワックス
パッケージがキューブ状の可愛らしいシルエットが特徴的なウェーボのスタイリングワックスです。ウェーボのシリーズの中でも髪なじみの良さと強めのセット力が特徴的であるので、ショート~ミディアムスタイルのスタイリングにおいて最も活躍するでしょう。同じシリーズに緑色のパッケージのホールドワックスがありますが、そちらは質感が固く剛毛には向かないので注意してください。全体的にバランスが良く多くの人に対して使い勝手が良いので、ワックス選びに迷っている方にもおすすめです。
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10. アリミノピース フリーズキープワックス
アリミノピースフリーズキープワックスはメンズワックスの中では最も人気の高いスタイリング剤といっても過言ではないスタイリング剤です。高いセット力と程よい伸びと髪なじみの良さが、幅広いヘアスタイルのスタイリングをサポートします。スタイリングに適したヘアスタイルはベリーショート~ミディアムまで幅広く、1つ持っていればスタイリングに関しては問題ないでしょう。ただ強い剛毛の方の場合は少し馴染みが悪くなる場合があるのでグリースなどと混ぜ合わすのがおすすめです。
価格:2,200円 80g(Amazon)
11. ミルボン プレジューム7
サロン向けヘアケア剤を展開するミルボンのプレジュームワックスは軟毛や剛毛問わず安定したセット力を発揮します。クリームタイプのワックスであり、ほどよい伸びと髪馴染みの良さ、そして強いセット力で幅広い髪型のスタイリングに活躍するでしょう。基本的にセット力の強いワックスをミディアムほどの長さに使うとごわついてしまいがちですが、このワックスであれば問題なくスタイリングを行うことができるでしょう。剛毛と軟毛問わずおすすめすることのできる安定感のあるワックスです。
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12. ミニーレ ウイウイデザインクリーム
ミニーレのスタイリングワックスは可愛らしいデザインのチューブタイプのパッケージが特徴です。ジェルワックスといった方が伝わりやすい質感を持っていて、ワックスのように馴染ませることが可能でありながら、スタイリング後しばらくするとジェルのように固まることがポイントです。髪馴染みがとても良いのでベリーショート〜ミディアムまで幅広いスタイリングが可能です。香りがとても強く、使用するだけでヘアスタイル全体に甘い香りが広がります。
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13. アリミノ スパイスシスターズ
アリミノから販売されているスパイスシャワーシリーズはクリームタイプのヘアワックスの中では抜群の髪馴染みの良さを持ちます。セット力はあまり強くないのでベリーショートスタイルなどの強い立ち上がりが必要とされる髪型には適しませんが、ショート〜ミディアムスタイルなどの毛流れや質感を重視する髪型のスタイリングにおいて活躍するでしょう。セット力はそれほど強くないため、スタイリングの仕上げにヘアスプレーを振りかけることを忘れないようにすることが再現性を高めるポイントです。
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14. ロレッタ デビルワックス7.0
ロレッタのデビルワックスは悪魔のキャラクターの形をした可愛らしいパッケージに目が行きがちですが、セット力や伸びなどワックスとしての基本的な性能も高いのが特徴です。クリームタイプのワックスであり、質感はアリミノピースフリーズキープワックスと似ています。ベリーショート〜ショートスタイルなどの強い立ち上がりを必要とする髪型に使用することでワックスの持つ性能を最大限発揮することができるでしょう。剛毛の方で髪の毛の量が少ないというメンズには特におすすめのワックスです。
価格:2,200円 65g(Amazon)
15. ナカノスタイリングワックス スーパーハード
ナカノスタイリングワックスシリーズの中でもショート〜ミディアムほどの長さのヘアスタイルにおすすめのヘアワックスになります。セット力や伸びなどバランスが取れているため初めてのワックスとしてもおすすめです。ヘアスタイルをキープする力のみ他のメンズワックスと比べて劣るため、スタイリング後のヘアスプレーを使用することでキープ力を補うことがおすすめです。
価格:1,100円 100g(Amazon)
剛毛を活かしてヘアアレンジ
いかがでしたでしょうか、剛毛におすすめのワックスを初め、原因と改善方法なども解説しました。剛毛の方であってもポイントを押さえることで理想のヘアスタイルに近づくことが可能です。この記事を参考にヘアアレンジを楽しんでください。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。