フィリピンの観光スポットおすすめ15選【人気・定番コースから穴場まで】

セブ島をはじめ、7000以上もの島から構成されているフィリピンはビーチリゾートとして有名な観光地です。ビーチリゾート以外のイメージがないかもしれませんが、フィリピンでは歴史を楽しめるスポットもたくさんありますよ。今回は、フィリピンでおすすめの観光スポットを15選ご紹介します。

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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com

7000以上の島でできる国・フィリピンってどんなところ?

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フィリピンは高温多湿の熱帯性気候なので、一年を通じて常夏で年間平均気温は26.5度です。

110以上もの言葉が存在するフィリピンでは、タガログ語を母国語とする人口が人口の約1/4と最も多いのですが、実際公用語として認定されているのはフィリピノ語と英語です。フィリピノ語は、タガログ語以外を母国語とする人たちに配慮するため、タガログ語をベースにつくられた言葉なので、そこまで違いは大きくありません。国民の約90%がフィリピノ語を理解できます。また、英語はアメリカ統治時代の影響から、現在でも大学教育や官公庁、ビジネスの世界で重視されています。

フィリピンへは日本の主要空港からマニラまで直行便で約4時間20分、成田空港からセブ島まで約5時間です。

【1】サンチャゴ要塞/マニラ

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スペイン語で「壁に囲まれた街」と言う意味をもつ「イントラムロス」は、16世紀にスペイン人たちによって建てられたマニラの街でスペイン統治時代の名残が残る地区です。

サンチャゴ要塞は、1571年から150年の歳月をかけて建設されたものでかつては最も重要な防衛拠点として使われていたそうです。第二次世界大戦では、多くの捕虜が地下牢で殺害された暗い歴史の舞台でもあります。戦時中、実際に使われていたトンネルや地下牢などが見学できますよ。

【詳細情報】
サンチャゴ要塞
住所:Intramuros, Manila, 1002 Metro Manila, Philippines
TEL:+63 930 661 5151
アクセス:LRT「Central Terminal」駅から車で15分ほど

【2】サン・アグスチン教会/マニラ

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サン・アグスチン教会は、石造りの現存する教会としてはフィリピンで最古の教会で世界遺産にも登録されています。スペイン統治下時代の1587年に着手され、1606年に完成しました。

バロック様式のサン・アグスチン教会は、建物全体が石造りになっており厳かな雰囲気を作り出しています。結婚式を挙げることもでき、フィリピン女性の憧れの教会でもあります。

【詳細情報】
サン・アグスチン教会
住所:General Luna St, Manila, 1002 Metro Manila, Philippines
TEL:+63 2 527 2746
アクセス:LRT「Central Terminal」駅から車で15分ほど

【3】マニラ教会/マニラ

出典:manilacathedral.com.ph

マニラ大聖堂は、マニラ・カトリック大司教の本拠であることからマニラで最も重要だとされている教会です。1581年の建設以降、修復が繰り返されており、現在の姿になったのは1958年のことです。フィリピン最大のパイプオルガンや美しいステンドグラスが見所です。

【詳細情報】
マニラ教会
住所:corner, Cabildo St, 1002 Beaterio St, Intramuros, Manila, 1002 Metro Manila, Philippines
TEL:+63 2 527 3093
アクセス:LRT「Central Terminal」駅から車で15分ほど

Manila Cathedral - Basilica

【4】スター・シティ/マニラ

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レトロな雰囲気が漂う大人気遊園地「スター・シティ」は、午後から夜遅くまで開園している少しユニークな遊園地です。他の娯楽施設は早い時間に閉館してしまうので、特に夜は多くの観光客で賑わっています。さらに、大部分が屋内になっているので雨天の日や突然のスコールも安心です。

【詳細情報】
スター・シティ
住所:Vicente Sotto St, Pasay, Metro Manila, Philippines
TEL:+63 2 832 3249
アクセス:LRT「Vito Cruz」駅から車で5分

Official Website of Star City

【5】リサール公園/マニラ

出典:www.flickr.com

約200年もの歴史を持つリサール公園は、緑豊かな敷地内に噴水やモニュメントが並ぶマニラ市民の憩いの場です。もともと「ルネタ公園」という名前でしたが、フィリピンの英雄ホセ・リサールの名にちなんで「リサール公園」に改名されました。

夕方には、約30分程度の音と光のショー「Dr. ホセ・リサールの殉死」が上映されているのでぜひ見てみてくださいます。また、リサールが埋葬されている高さ15mのモニュメントも必見です。

【詳細情報】
リサール公園
住所:Roxas Blvd, Malate, Manila, 1000 Metro Manila, Philippines
TEL:+63 919 926 4413
アクセス:LRT「U.N.Ave」駅から徒歩10分

【6】ホワイトビーチ/ボラカイ島

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ボラカイ島のホワイトビーチは、石一つ見当たらないきめ細かい純白の砂浜と透明度の高い海で人気の美しいビーチです。約4kmも続くビーチはエリア分けがされていますが、どこも観光客で賑わっています。

大きめのボードの上に立ち、パドルを漕ぐ「SUP」と呼ばれるスポーツが人気です。夕陽や星空も綺麗で、特に11月初め〜5月末頃まで続く乾季の時期は景色が美しいと評判です。

【詳細情報】
ホワイトビーチ
アクセス:カティクラン港からボラカイ島までボートで15分

【7】プカシェルビーチ/ボラカイ島

出典:www.flickr.com

ボラカイ島の北端にあるプカシェルビーチは、人気の観光スポットであるホワイトビーチに比べ、比較的人が少ないので、人混みを避けたい方に特におすすめです。

フィリピン料理が美味しいレストランも充実しており、もちろん夕日も美しいです。活気溢れたビーチより静かなビーチを好む方はこちらに訪れてみてください。

【詳細情報】
プカシェルビーチ
アクセス:カティクラン港からボラカイ島までボートで15分

【8】チョコレート・ヒルズ/ボホール島

出典:www.flickr.com

チョコレート・ヒルズは、円錐型の丘が1200個以上も連なる光景が見られる絶景スポットです。丘の正体は、草に覆われた石灰岩ですが、乾季は草が枯れチョコレートのような茶色になることからこの名がつきました。

チョコレート色がみられるのは、4月〜6月の乾季の時期のみで、それ以外の時期は丘は緑に覆われています。どの丘も高さが約30mほどだというのも不思議ですね。

【詳細情報】
チョコレート・ヒルズ
アクセス:セブ島からボホール島まで高速フェリーで約2時間

【9】ターシャ保護区域/ボホール島

出典:www.flickr.com

ボホール島でもう一つ有名なのが、世界最小のメガネザル「ターシャ」の保護エリアです。大きくつぶらな瞳が特徴のターシャはフィリピンでは昔から神の使いとして重宝されている存在です。

しかし、残念なことに現在は絶滅危惧種に指定されています。ターシャ保護区域では、ターシャを実際に観察し写真撮影ができるほか、ぬいぐるみなどのお土産も販売されています。

【詳細情報】
ターシャ保護区域
アクセス:セブ島からボホール島まで高速フェリーで約2時間

【10】サント・ニーニョ教会/セブ島

出典:www.flickr.com

スペイン統治下の1565年に建設されたサント・ニーニョ教会は、フィリピン最古のキリスト教の教会として有名です。フィリピンにおけるキリスト教発祥の地として、カトリックの聖地になっています。

教会の祭壇には、探検家マゼランが王女ファナに贈呈した「サント・ニーニョ像」が飾られています。サント・ニーニョ像は、幼いイエスキリスト像で、2度の火事を無傷でしのいだことから守護神として崇められています。

【詳細情報】
サント・ニーニョ教会
住所:Pilgrim’s Center, Osmeña Blvd, Cebu City, Cebu, Philippines
TEL:+63 32 255 6697
アクセス:オスメニャ・サークルから車で15分

Basilica Minore del Sto. Niño de Cebu | Come journey with us!

Basilica Minore del Sto. Niño de Cebu, the home of the original and oldest religious relic in the Philippines in honor to the Holy Child Jesus.

【11】サン・ペドロ要塞/セブ島

出典:www.flickr.com

サン・ペドロ要塞は、スペイン統治時代にスペイン人の入植の拠点として建設されたフィリピン最古の要塞です。建設当初は木造でしたが、現在はサンゴ石造りになっています。

上空から撮影すると三角になっていて、1面は陸、他の2面が海に面しています。壁の上が通路になっているので歩いて一周することもできます。要塞の中には、フィリピンの歴史が学べる歴史博物館もありますよ。

【詳細情報】
サン・ペドロ要塞
住所:A. Pigafetta Street, Cebu City, Cebu, Philippines
TEL:+63 32 256 2284
アクセス:マゼラン・クロスから徒歩10分

【12】マゼラン・クロス/セブ島

出典:www.flickr.com

マゼラン通りのチャペルの中にある十字架「マゼラン・クロス」は、探検家マゼランが1521年3月15日に打ち込んだといわれている木製の十字架です。現在十字架があるところで、フィリピン最初のキリスト教徒であるフマボン王とファナ王女、400人の臣下たちが洗礼を受けたとされています。

この十字架には奇跡の力が宿っているという言い伝えがあり、十字架を削りに来る人があとを絶たなかったため、現在は八角堂で保護され、十字架の外側は木製のカバーがつけられています。

【詳細情報】
マゼラン・クロス
住所:P. Burgos St, Cebu City, Cebu, Philippines
TEL:+63 32 416 4579
アクセス:オスメニャ・サークルから車で15分

【13】オスロブ/セブ島

出典:www.flickr.com

セブ島の最南端に位置する小さな漁村「オスロブ」は、野生のジンベイザメをみられることで有名です。ボートの上から餌付けしたり、シュノーケリングでジンベイザメと実際に戯れ記念撮影をしたりなど貴重な体験ができます。ジンベイザメとの遭遇率がほぼ100%なのが嬉しいですね。

【詳細情報】
オスロブ
アクセス:セブ島市内からバスで3時間ほど

【14】ヒルトゥガン島/セブ島

透明度の高さで有名なヒルトゥガン島は、海洋保護区にも指定されているだけあって魚の種類と数はセブ島エリアでも上位に入ります。シュノーケリングには絶好のスポットですよ。

小さな島に人口2000人ほどが暮らしており、リゾート開発がされていないので、マリンアクティビティだけでなくフィリピンの田舎の街並みを散策するのもおすすめです。

【詳細情報】
ヒルトゥガン島
アクセス:マクタン島の港から船で約20分

【15】トゥバタハ岩礁海中公園/パワラン島

出典:www.flickr.com

世界遺産・トゥバタハ岩礁海中公園は、パワラン島の岩礁とサンゴ礁を保護するために設置された海中公園です。東南アジア最大の珊瑚礁では、ウミガメや熱帯魚などが優雅に遊泳しています。

珊瑚礁を存分に楽しむにはダイビングがおすすめですが、季節風の影響で3~6月しか船が出せないと言われています。訪れる時期には注意しましょう。

【詳細情報】
トゥバタハ岩礁海中公園
アクセス:マニラからプエルトプリンセサまで飛行機で約1時間10分ほど。そこからツアーに参加。

おわりに

フィリピンには他にもルソン島のタール湖やバンタヤン島のシュガービーチ、「フィリピン最後の秘境」エルニドなど美しい海を楽しめるスポットがたくさんあります。美しい観光スポットがありすぎて、海好きは迷うところですが、初めての方は最も人気の高いマニラ、セブ島、ボホール島、ボラカイ島から始めてみてはどうでしょうか?

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むる

デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。

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