ネパールの観光スポットおすすめ15選【人気・定番コースから穴場まで】
ネパールは、日本人の観光先としてはマイナーな国です。バックパッカーの間で人気はあるものの、旅行先として考えたことがない人も多いのではないでしょうか?でも、30以上の民族が共存し、ヒンドゥー教や仏教など様々な宗教が入り混じるネパールはとても興味深い国です。今回は、ネパールでおすすめの観光スポットを15選ご紹介します。
- 7,496views
- B!
アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
30以上の民族が共存するネパールってどんなところ?
ネパールでは標高の差が激しいため、場所によって気候が異なります。首都カトマンズは10月~5月までの乾季と6月~9月までの雨季に分かれています。一番気温が低くなるのは1月で、最低気温は5度を下回りあmすが、最高気温は20度近くもあります。一方、夏の時期は最高30度程度まで気温が上昇しますが、湿気が少ないので日本の夏より過ごしやすいでしょう。
公用語はネパール語ですが、それぞれの民族がそれぞれの言語を話します。英語教育に力を入れていることもあり、英語がある程度話せる方も多いです。農村部にいけばまた別ですが、首都カトマンズでは若い方はある程度の英語が話せる方が多いでしょう。
日本からネパールまでは直行便が運行していないため、バンコクや香港などで乗り換える必要があります。乗り換え時間を含めて、飛行時間は15時間半以上かかります。
【1】スワヤンブナート寺院/カトマンズ
世界遺産「スワヤンブナート寺院」は、ネパール最古の仏教寺院です。400段ある長い階段を登る必要がありますが、途中までタクシーを利用することもできます。仏塔に描かれた大きなブッダの眼はネパールの象徴となっているそうです。
「モンキーテンプル」とも呼ばれているだけあり、猿が多くいます。猿はヒンドゥー教で神の使い手として大事にされています。猿に荷物を盗まれたりする被害があるので注意してくださいね。
【詳細情報】
スワヤンブナート寺院
アクセス:カトマンズの中心部から歩いて30分程度
【2】ボダナート・ストゥーパ/カトマンズ
世界遺産「ボダナート・ストゥーパ」はネパール最大のチベット仏教の仏閣で、世界最大の仏塔を持っていることで有名です。カラフルな旗は「タルチョー」と呼ばれる幸せのシンボルです。
地震で大きな被害を受けましたが、現在は復旧作業が完了しています。時計回りに回っていくのが正しい参拝の方法で、途中にある「マニ車」は1廻しで1回のお経を唱えたこという意味です。
【詳細情報】
ボダナート・ストゥーパ
アクセス:カトマンズの中心部から車で30分
【3】パシュパティナート/カトマンズ
世界遺産「パシュパティナート」はネパール最大のヒンドゥー教寺院で、ヒンドゥー教の神様・シヴァ神を祀っています。また、ヒンドゥー教徒の火葬場にもなっています
火葬場は入場料を支払えば見学することができますが、寺院はヒンドゥー教徒以外は入ることができないため外から見学しましょう。
【詳細情報】
パシュパティナート
住所:Pashupati Nath Road 44621, Kathmandu 44600 ネパール
アクセス:タメル地区からタクシーで約30分
【4】ダルバール広場/カトマンズ
世界遺産・ダルバール広場は、複数の寺院が立ち並ぶカトマンズ観光の中心地となる場所です。同じ名前の広場が、カトマンズ・パタン・バクタプルの3都市にあります。
地震の被害で建物が崩壊し、現在も修復が続いています。外国人はチケットを購入せねばならず、このチケットで「ハヌマーン・ドカ」へも同日入場できます。
【詳細情報】
ダルバール広場
住所:Ganga Path, Kathamndu 44600
TEL:+977 984-9602800
アクセス:カトマンズ旧市街の中心
information on history and culture of newari tribe and its royalties, More details on Durbar square kathmandu
【5】ハヌマーン・ドカ/カトマンズ
旧王宮「ハヌマーン・ドカ」は現在博物館として公開されています。19世紀末まではネパール国王が住んでいましたが、1886年に「ダルバールマルグ」に移しました。
「ハヌマーン」はヒンドゥー教の「猿の神様」とことで、「ドカ」とは「門」という意味です。地震で大きな被害を受け、未だに修復途中です。事前に見学できるエリアを確認してくださいね。
【詳細情報】
ハヌマーン・ドカ
アクセス:ダルバール広場の東側
【6】クマリの館/カトマンズ
この館には、生き神様として崇められている少女「クマリ」が暮らしています。「クマリ」は一般家庭から選出される10歳程度の少女で、人の姿をした神様として大切に育てられています。
クマリは1年に1度のお祭り以外は外出を禁じられていますが、午後4時に数分間だけ2階の窓から顔を出します。ただし、撮影は厳禁なので注意してくださいね。
【詳細情報】
クマリの館
アクセス:ダルバール広場内
【7】カーラ・バイラブ/カトマンズ
カトマンズは、シヴァ神の加護を受ける街であり、カーラ・バイラブはシヴァの変化した姿と言われています。目を見開き、歯をむき出した姿はどこかユーモラスにも感じられます。
震災の被害を受けなかったため、綺麗にその姿が残っています。インパクトのある姿を背景に多くの観光客が記念撮影をしていますが、多くの参拝者が守り神であることを教えてくれます。
【詳細情報】
カーラ・バイラブ
アクセス:ダルバール広場北側
【8】ダクシンカリ
ダクシンカリは、ヒンドゥー教の女神カーリーを祀っている丘の上にある寺院です。カーリーが殺戮と血を好む戦闘的な女神であることから、毎週火曜日と土曜日にヤギやニワトリなどの動物が生贄として捧げられます。
ヒンドゥー教徒以外は本殿に入ることはできませんが、外堀を廻る道から中の様子を伺えます。動物を生贄として捧げるのはかわいそうだと非難されることもありますが、ヒンドゥー教徒にとっては大切な儀式です。
【詳細情報】
ダクシンカリ
住所:Pharping-Kulekhani Road, Dakshinkali
アクセス:カトマンズから車で約1時間
【9】ゴールデン寺院/パタン
ゴールデン寺院は、カトマンズ郊外の古都パタンにある金色に輝く寺院です。正式名称は「ヒラニャ・ヴァルナ・マハビハール」ですが、外観と仏像が金箔で覆われていることから「ゴールデン・テンプル」と呼ばれています。
本殿に入ることもできますが、革製品は持ち込めないので気をつけましょう。境内にはブロンズの猿像や鳥の姿をした神様・ガルーダの像があります。
【詳細情報】
ゴールデン寺院
アクセス:カトマンズからバスで約30分
【10】パタン美術館/パタン
パタンは芸術的な才能を持つと言われるネワール人が人口の8割を占めているため、「美の都」とも言われています。そんなパタンにあるのが、ネパールで一番のクオリティを誇る美術館です。
もともと王宮だった建物を改装してできた美術館で、仏像などが展示されています。ダルバール広場へのチケットで美術館にも入館できるのでぜひダルバール広場観光ついでに訪れてみてくださいね。
【詳細情報】
パタン美術館
TEL:+977 1-5521492
アクセス:ダルバール広場内
Simple Blue - Professional free XHTML/CSS template provided by templatemo.com
【11】クリシュナ寺院/パタン
クリシュナ寺院は、ネパールでは珍しい石造りの寺院です。ヒンドゥー教徒しか入ることはできず、観光客は外観を眺めるだけになります。
2階とあ3階にはヒンドゥー教の神であるクリシュナとシヴァ神がそれぞれ祀られていて、4階にはブッダが祀られています。現在はネパール地震の影響で修復途中だそうです。
【詳細情報】
クリシュナ寺院
アクセス:ダルバール広場内
【12】フェワ湖/ポカラ
フェワ湖は、直径5kmほどのダム湖でヒマラヤ山脈が見れることで有名です。手漕ぎボートでゆったりとヒマラヤ山脈を眺めたり、湖の中央にある小さな島に訪れたりするのが定番です。この小さな島には、バラヒ寺院があるのでそちらも訪れてみましょう。
【詳細情報】
フェワ湖
アクセス:カトマンズからポカラまではタクシーで5〜6時間、飛行機で約30分
【13】ナガルコット・ビュー・タワー/ナガルコット
ナガルコットは小さなバザールがあるだけの小規模集落ですが、ヒマラヤ山脈を綺麗に見ることができるビュースポットととして人気です。
ナガルコット・ビュー・タワーからは、エベレストも見ることができ、朝日や夕日、星空など時間によって美しい景色が眺められます。タワーまでは、タクシーでもアクセスできますよ。
【詳細情報】
ナガルコット・ビュー・タワー
アクセス:カトマンズからナガルコットまではバスで2時間
【14】チャング・ナラヤン寺院/バクタプル
バクタプルはレンガ造りの建物が並び中世の雰囲気が色濃く残っている街です。チャング・ナラヤン寺院は、そんなバクタプルで最古の寺院です。
赤いレンガ造りのチャング・ナラヤン寺院は、ナガルコットのミニトレッキングコースの最終地点でもあります。観光客が少ないのも嬉しいですね。
【詳細情報】
チャング・ナラヤン寺院
アクセス:カトマンズからはバスで1時間
【15】チトワン国立公園
チトワン国立公園では、象に乗って様々な野生動物を鑑賞するエレファントサファリが楽しめます。チトワン国立公園は、ネパール初の国立公園でもあります。
チトワン国立公園は中央ネパールの亜熱帯ジャングルに位置しており、ベンガルタイガーやインドサイなど絶滅危惧種が多く生息しています。
【詳細情報】
チトワン国立公園
アクセス:タメル地区からチトワン国立公園の観光起点となるソウラハ村まで所要約5時間
おわりに
ネパールは発展途上国ですが、比較的治安も安定していて、物価が安いのも大きな魅力です。大地震の影響で崩壊された建物も多いですが、徐々に修復されています。
この記事のキーワード
この記事のライター
デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。