軟毛・猫っ毛向けワックス人気おすすめ【原因と改善方法・正しいセットの仕方を徹底解説】
軟毛の方に向けたおすすめワックスを紹介します。軟毛の方がワックス選びにおいて気をつけるべきポイントと合わせて、軟毛の原因と改善方法まで解説しています。加えてスタイリングの際のコツ、そしてワックスのつけ方を解説しています。総じて軟毛に悩む方にとって役に立つ内容であるので参考にしてください。
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アイキャッチ画像出典:www.birchbox.com
軟毛とは
軟毛とは髪の毛1本1本が細く柔らかい髪質を指します。軟毛のデメリットは髪の毛のボリューム感があまりなくペタッとしてしまうことやアイロンなどの巻きがとれやすいなどが挙げられ、メリットはしなやかな髪質なので柔らかい質感を出しやすいことやカラーが入りやすいなどが挙げられます。
しかし、軟毛それ自体は悪いものではなく、再現したいヘアスタイルによってはハンディになりうるだけということを覚えておいてください。
軟毛の原因と改善方法
軟毛の原因はキューティクルが少ないことによって起きるハリやコシの低さです。これに関しては生まれ持った髪質という部分も原因としてあるので、完全な改善は難しいのが事実です。しかし、日々のシャンプーやスタイリングなどで気をつけるぺきポイントを押さえれば一定の改善は見込むことが出来ます。
シャンプー&トリートメントの選び方
シャンプー選びのポイント
軟毛の改善に頭皮の環境というのは大切なポイントです。そしてその頭皮環境において大切になってくるのは使用するシャンプーの成分です。軟毛のシャンプーは洗浄成分が髪の毛に対して優しいものを選ぶようにしてください。洗浄成分はシャンプーのパッケージ裏にある成分表を見て「ラウレス硫酸Na」や「ラウリス硫酸Na」といった成分が入っている場合は洗浄力が強い高級アルコール系シャンプーであるので避けるようにしましょう。おすすめはアミノ酸シャンプーであり、こちらの成分は「メチルアラニン」や「ココリン」といった名前のついた成分を配合していることを目印にしてください。
アミノ酸シャンプーの使用を始めてからすぐに髪質の改善の効果が出ることはないものの、継続して使用することで確かな変化があるのでシャンプーによるヘアケアは最優先に取り組むことがおすすめです。
トリートメント選びのポイント
シャンプーに加えてトリートメントを使うことも軟毛にハリやコシを与えることに有効です。軟毛のトリートメント選びにおいて注意するべきポイントはトリートメントをつけすぎてしまったり、油分が多すぎる物を使用すると、軟毛の方の場合はへたってしまったり、癖毛の場合はうねってしまう可能性もあります。
軟毛の方であればトリートメントは毛先に揉みこみ軽く馴染ませる程度に使用することが軟毛の髪質に最適です。トリートメントはそれ以外にも、ドライヤーや紫外線などの熱のダメージから髪の毛を守る役割もあるのでぜひ使用してみてください。
軟毛の短所を補うスタイリングの方法
軟毛の方のスタイリングにおける悩みで最も多いのが髪の毛がへたってしまいボリュームが少なくなってしまうということです。ここでは、シャンプーとトリートメントを軟毛改善と相性の良いものを選ぶことができたら、次は軟毛の短所を補うやり方でスタイリングを行いましょう。
特にボリュームはドライヤーで改善が可能であり、アイロンの巻きがすぐにとれてしまうという方もスタイリングの段階の中で気をつけるべきポイントを押さえることで巻きを持続させることが出来るので、ぜひ参考にしてみてください。
1. ドライヤーのやり方とポイント
1. しっかりと濡らしクセをリセット
基本的にスタイリングの前には髪の毛を乾かしドライヤーで乾かすところから始めてください。髪の毛を濡らさずに急にドライヤーを使ったり、ワックスをつけたりすることはヘアスタイルの再現性を著しく落とすので注意してください。スタイリングはクセをしっかり治しリセットした状態で行うことが基本です。
2. 洗い流さないトリートメントを使用
洗い流さないトリートメントやオイルミストを使用することで、髪の毛にクリームやオイルなどによる保護膜が形成されます。これらの保護膜がドライヤーの熱による間雄を防ぎ、ヘアスタイルにまとまりを生み出します。つける時は髪の毛の毛先から中間にかけてなじませるようにしてください。
3. 全体を根元から丁寧にドライ
全体を根元から乾かしていきます。男性と女性で気をつけるべきポイントは異なるので、それぞれ2つの方法を解説していくので参考にしてください。
【女性の場合】
まずは前髪を乾かします、根元乾かすことを意識してください。前髪は自然に乾きやすいため、その前にドライヤーで乾かしてしまいましょう。その次にトップをふっくらとさせる為に、分け目と逆の方向から毛束を持ち乾かしていきます。この時も根元から乾かすことを意識してください。最後に下から風を当てながら全体を乾かしドライヤーは完了です。乾かしすぎると全体的にパサついた印象になってしまうので毛先など自然に乾いてしまう部分は少し湿っていても問題ありません。
【男性の場合】
男性のドライは基本的に後ろから前にかけて乾かしていきます。順番はそれほど仕上がりには影響しないものの、鏡で見えない部分は後回しになってしまいがちなので最初に乾かしてしまいましょう。基本的に根元から立ち上げるようにして乾かし、ボリュームを出すことを意識してください。
2. アイロンのやり方とポイント
1. カールキープ専用スプレーを使用
アイロンによって下地をつけたヘアスタイルが崩れてしまいやすい軟毛や猫っ毛の方はアイロンを使用する前にカールスプレーやカールオイルといったアイロンの前に髪の毛につけるスタイリング剤をつけることでヘアスタイルの持続性が上がります。これらはヘアアイロンによるカールのかかりを強くする効果があるので、男性と女性問わず軟毛と猫ッ毛の方であれば使用することをおすすめします。
2. 高温のアイロンで短時間で仕上げる
軟毛や猫ッ毛はアイロンで形付けても剛毛や一般的な毛質の方に比べるとすぐに取れてしまいます。スタイルの下地を形付けるアイロンの段階では、なるべく強い形付けを行うことで持続力を高めることが大切です。コツは男女とも高い温度で使用し、短時間で形付けましょう。以下に男女ごとのアイロンのスタイリングのポイントを解説しているので参考にしてください。
【女性の場合】
軟毛や猫ッ毛の女性のアイロンのスタイリングで大切になってくるポイントはブロッキングになります。ブロッキングはなるべく均等に6つほどの束に分けましょう。それらの毛束を太めのカールアイロンを使用し巻紙を作っていきます。巻いた後にすぐにほぐさず、しばらく放置しておくことが巻きをキープするポイントになります。
【男性の場合】
軟毛の男性にとってヘアアイロンによる下地作りはとても重要です。アイロンを行う際はバック・トップ・前髪の順番で根元からアイロンで内巻きを中心に形付けていきましょう。アイロンを使用して形付けた際はすぐに毛をほぐさずに、しばらく放置しておくことで下地の持ちを持続させることが出来ます。
3. ワックスで仕上げ
ドライヤーとアイロンの工程が終わったら仕上げにワックスをなじませていきます。男性と女性ともに毛先から中間にかけてワックスをなじませスタイリングは完了です。
この際に使用するワックスについての注意事項やおすすめのワックスは次に解説しているのでぜひ参考にしてください。
軟毛におすすめのワックス15選
ここでは軟毛にオススメのワックスを紹介します。ドライヤーとアイロンによる下地作りが完璧に上手くいったとしても仕上げのワックスとの相性が悪ければヘアスタイルの完成度は下がってしまいます。最低限押さえておくべきポイントとおすすめワックスを紹介するのでぜひ参考にしてください。
水分量の少ないドライワックスがおすすめ
軟毛の特徴としては髪の毛の1本1本が細く、ヘアスタイルが持続しにくかったり、基本的に潰れやすくボリュームが無くなりやすいという点が挙げられます。ただでさえそのような性質を持っているのでワックスはなるべく水分量の少ない軽い質感のものを使用するようにしてください。水分量の少ないワックスの見極め方としては名前に「ドライ」や「マット」などが含まれているので、チェックするようにしてください。
ファイバータイプはNG
一口にワックスと言っても種類はクリーム・ファイバー・ジェル・グリースなど様々なタイプのワックスが存在します。軟毛の方に向かない種類のワックスはファイバータイプです。髪の毛が1本1本が細くヘアスタイルが持続しにくい軟毛にとって、固まらず油分の多いファイバーワックスは極めて相性が悪いということが出来ます。軟毛のワックス選びはファイバータイプを避け、それぞれのワックスシリーズの中でドライタイプやマットタイプを選びましょう。
1. アリミノピース フリーズキープワックス
アリミノピースフリーズキープワックスはクリームタイプのワックスです。配合されている水分量は多くなく、ハードなセット力を持つため軟毛の細い髪の毛をしっかりと立ち上げることが可能です。スタイリング後しばらくすると、少し固まる性質があるので持続力という面から見ても問題ないでしょう。セット力が強いためメンズのベリーショート~ショートスタイルの使用することがおすすめです。アップバングなどの強い立ち上がりを求められるヘアスタイルに使用するのもいいでしょう。
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2. ウェーボ ハードワックス
ウェーボのデザインキューブはクリームタイプのワックスです。クリームタイプの中でも質感は硬く、伸びも良いとは言えないものの、これらはワックスに含まれる油分や水分量の少なさの裏返しであるので軟毛にはおすすめのワックスということが出来ます。セット力がとても強いワックスであるのでおすすめのヘアスタイルとしてはショートスタイルのアップバングスタイルなどがおすすめです。香りの良さも魅力の1つであり、青リンゴの香りがヘアスタイルを包みます。シャンプーによる洗い落ちも良いので、継続して使用しても髪の毛に残りにくいという点も魅力的です。
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3. オーシャントリコ クレイ
オーシャントリコはメンズの人気美容室である「オーシャントーキョー」からは販売されてるワックスシリーズになります。中でもクレイはドライな質感でボリューム感のあるスタイリングを実現することが出来ます。クレイはドライな質感を持つスタイリング剤の中でも、操作性が高いので束感などを再現することが出来るのもポイントです。おすすめのヘアスタイルとしては束感のショートスタイルに使用することでワックスの持つ特性を最大化させることが出来るでしょう。
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4. デューサー ドライペーストワックス
デューサーシリーズの中でもドライペーストワックスはドライワックスでありながらドライで軽い質感を演出することの出来るヘアワックスです。軽めの質感でありながらもボリューム感のあるスタリングを行うことができ、メンズのショートスタイルの中でも作りこんだ束感スタイルなどにもおすすめのヘアスタイルです。ワックスの重みで潰れてきてしまうということがないので、軟毛の方でしっかりとスタイリングを行いたいというメンズにおすすめです。メンズのショートスタイル、中でもソフトモヒカンやアップバングなどに使用することで効果を最大化することが出来るでしょう。
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5. ミルボン プレジュームワックス 7
サロン向けヘアケア商品のみを展開するミルボンのプレジュームワックスの紹介です。クリームタイプのワックスであるので、伸びが良いのが特徴であり、軽い仕上がりを実現します。スタイリング時にすぐには固まらないので、他のドライワックスと比べてもスタイリングが行いやすいです。メンズのヘアスタイルの中ではベリーショート~ミディアムスタイルの幅広い長さに使用可能であり、無造作に仕上がるので決めすぎないこなれた雰囲気を好む方にはおすすめです。サロン専売品であるのでドラッグストアなどで購入することが出来ない点のみ注意してください。
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6. LIPPS マットハードワックス
首都圏を中心に展開している人気サロン「LIPPS」の手掛けるヘアワックスになります。レディースからメンズ向けまで幅広いラインアップを展開していて、軟毛の方にはマットな質感で使用することの出来るマットハードワックスがおすすめです。ウェットタイプのワックスとは異なり、軟毛を立ち上げて動きを出すことが出来ます。しかし、キープ力という面においては他のワックスと比べて劣るのでスタイリング後のヘアスプレーの使用は必須です。おすすめのヘアスタイルはベリーショート~ショートであり、特に束感成分が髪の毛を点と点をつなぐので束感で創りこむスタイルの完成度を高めることが出来るでしょう。
価格:1,620円(Amazon)
7. ミューブル ドライワックス
メンズのワックスでは珍しいチューブタイプのパッケージが特徴的なスタイリング剤になります。ミューブルのドライペーストワックスの最大の特徴はマット系のワックスでありながら伸びがよく、抜群に扱いやすい点にあります。メンズのベリーショートからミディアムまで幅広いレングスに対応することができ、束感スタイルからパーマスタイルまで細かな作りこみが必要とされる髪型のスタイリングにおいてもマットな仕上がりを再現することが出来るでしょう。ワックスとしての性能の高さ以外にも、チューブタイプであるので持ち運びがしやすいという点も魅力の1つです。
価格:1,404円(Amazon)
8. デューサー ハードワックス
デューサーシリーズの中で軟毛の方でありながらツヤ感を演出したいのであれば青いパッケージが特徴的なハードワックスがおすすめです。クリームタイプのワックスではありますが、含まれている油分量や水分量はそれほど多くはなく、セット力も強いので軟毛をしっかりと立ち上げることが可能です。とはいっても極度の軟毛の方には相性が悪い可能性があるので注意してください。束感スタイルやパーマスタイルなど立体感を演出することが重要になる髪型に使用することで、性能を最大限に発揮することができるでしょう。
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9. MUGA クレイワックス
メンズ向けのスタイリング剤を販売する柳屋から販売されているMUGAのクレイハードワックスです。質感はクリームタイプであり、強い粘り毛とスタイルキープ成分を配合した高い持続力が特徴です。おすすめのヘアスタイルは強い立ち上がりを必要とするベリーショートスタイルです。具体的にはソフトモヒカンやアップバングといったヘアスタイルに使用することで、ワックスの持つ性能を最大限に活かすことが出来ます。ツヤ感が出ないのでドライな質感に仕上がり、こなれた雰囲気にすることが出来ます。
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10. スパイスプレミアム マットフリーズワックス
フリーズキープワックスで人気の高いアリミノが発売するチューブタイプのワックスです。このスパイスプレミアムシリーズはマットハードとグロスフリーズワックスの2種類があり、軟毛におすすめなのは軽い質感を演出することのできるマットハードです。スパイスプレミアムシリーズは「初めての香り、初めての男前ワックス」をテーマにしていて、大人のメンズがスタイリングを楽しむのに適したワックスです。マットタイプでありながら、束感ヘアスタイルなどを再現することが出来ます。香りも良くアップル&ペア―の香りがヘアスタイルを包みます。
価格:1,296円(Amazon)
11. Axe メンズスタイリングワックス マットハード
Axeから販売されているメンズスタイリングワックスのマッドハードが軟毛のメンズにはおすすめです。マッドワックスの特徴は強いホールド力です。適したヘアスタイルは幅が広く、束感や立ち上がりなどといったメンズのスタイリングをサポートします。特におすすめのヘアスタイルはアップバングやソフトモヒカンなどであり、清潔感がありつつもラフでこなれた雰囲気に仕上げます。Axeの香りは人によって好みが分かれるので注意してください、外国人風の香水の匂いを好む方にはおすすめです。
価格:558円(Amazon)
12. オーシャントリコ オーバードライブ
オーシャントリコは渋谷や原宿を中心に展開する人気美容室「オーシャントーキョー」が手がけるワックスシリーズです。幅広いラインアップが展開されていますが軟毛におすすめなのは黒いパッケージが目印のオーバードライブです。シリーズの中でもツヤ感が出ないので、力強いスタイリングは行いつつも全体としては無造作に仕上げることが可能です。ツヤ感を抑えつつ、おすすめのヘアスタイルは基本的にメンズのショートスタイル全般です。普段スーツを着る人がプライベート用のスタイリング剤として取り入れて、オンとオフの切り替えを演出するのもおすすめです。
価格:1,620円(Amazon)
13. ミルボン ニゼル ボールドメイク クレイ
サロン向けのヘアケア商品を専門として取り扱っているミルボンから販売されているワックスです。クレイタイプのツヤ感の出ないワックスではありますが、伸びが良く髪の毛になじみやすい使いやすさがポイントです。おすすめのヘアスタイルはベリーショート~ショートスタイルまで幅広く、このワックス1つで様々なスタイルのスタイリングを行うことが出来るでしょう。ツヤ感の無いナチュラルな仕上がりになりますが、ハードに固まるので持続力も申し分が無いです。値段は安くありませんが、スタイリングにこだわるのであればおすすめのワックスです。
価格:1,564円(Amazon)
14. GATSUBY グランジマット
メンズ向け化粧品を多く販売するギャツビーのワックスです。ギャツビーのワックスの特徴はコストパフォーマンスの高さであり、紹介しているワックスの中では価格に対する使い勝手の良さという観点で見たときに強くおすすめすることが出来ます。ワックスに高い値段は払うことが出来ないけれども、ヘアスタイルに気を使いたいという方におすすめです。しかし、他に紹介しているサロン専売品のワックスと比べて性能という面においては劣る部分が多いので、ヘアスタイルに徹底的にこだわるというメンズは注意するようにしてください。
価格:555円(Amazon)
15. ナカノモデニカ スモーキーマット
ナカノスタイリングワックスの中野製薬から販売されているモデニカシリーズのワックスです。モデニカシリーズのワックスには通常のワックスシリーズとスモーキーマット、そしてグリースの3種類を展開しています。軟毛におすすめなのはスモーキーマットです。湿気に強く軽い仕上がりを再現することがため、髪の毛の1本1本の細い軟毛のヘアスタイルを長時間持続させます。価格に対する容量が少ないことが唯一の欠点ですが、それ以上にヘアスタイルの再現度が高いため軟毛に悩むメンズにはおすすめのスタイリングワックスです。
価格:996円(Amazon)
軟毛を活かしてヘアアレンジ
いかがでしたでしょうか、軟毛についての解説からスタイリング方法、そしておすすめワックスを紹介していきました。各ポイントでポイントを押さえることが出来れば、軟毛の短所を補って理想のヘスタイルに近づくことが可能です。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。