岡崎市の絶対訪れたい観光スポット10選
岡崎市は愛知県の中央に位置する中核都市です。名古屋や豊田に比べるとやや知名度は落ちますが、岡崎は愛知県内でも重要な役割を果たしています。さらに、都会と田舎の両方の良い面を備える点で観光に向いています。今回は是非訪れたい岡崎市の観光スポットを紹介します。
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岡崎市ってどんな都市?
岡崎市は愛知県の中央に位置し、大きさでも人口の多さでもそれなりの存在感を示します。観光地の一つ、岡崎城は、徳川家康の生誕地として有名で、市内には徳川家康につながりのある観光地が多数存在します。
他の点では、八丁味噌の生産地として、とても有名です。味噌煮込みうどんや味噌カツなどの名古屋めしを支える味噌は主に岡崎市で生産されています。
国道一号が通り、昔も今も交通の要所の役割を果たしています。仏壇やろうそく、自動車部品などと一見地味なものの生産も盛んです。今回はそんな岡崎市のおすすめ観光スポットを10個紹介します。
岡崎城
出典:nk.xtone.jp
岡崎と言ったら外せないのが、徳川家康(当時は竹千代)が生まれた岡崎城です。2015年には新たに石垣が発見され、日本で4番目の規模の城だったことがわかりました。城は五階建てになっており、2階が「藩政と支配」3階が「城下町の文化と産業」4階が「城と藩主」というように、フロアにテーマが分かれています。5階には岡崎市内を一望できる展望台があります。周囲を緑豊かな公園に囲まれ、名古屋城とは一味違った雰囲気が味わえます。城内の「からくり時計」では9時から18時の間、30分ごとに開いて家康の人形が登場し、マイナーな見どころとなっています。12月には城の一部がイルミネーションが施され、竜城という別名にちなんだ竜のイルミネーションは特に見応えがあります。
〒444-0052 愛知県岡崎市 康生町561-1番地
八丁味噌の郷
出典:www.at-s.com
岡崎の名産品、八丁味噌の製造過程や歴史を詳しく知れる施設です。八丁味噌は米を使わず、通常よりも長期間熟成させるため独特の味わいを生んでいます。八丁味噌の「八丁」とは岡崎城との距離が由来となっています。味噌をつくる蔵は文化財に登録されています。蔵の中で、並んだ樽の上におもしの石が積み重なっている様子は非常に見ごたえがあります。見学をすると、味噌汁の試飲ができたり味噌がもらえたりとお得です。フードコートでは味噌ラーメンも食べられますが、ぜひ食べてほしいのが味噌ソフトクリーム。味噌とバニラのハーモニーが口いっぱいに広がります。
〒444-0923 愛知県岡崎市 八帖町字往還通69
出典:nk.xtone.jp
大樹寺
岡崎市西部に位置する浄土宗の寺です。徳川家の菩提寺として有名で、歴代徳川将軍の位牌が並んでいます。寺からは岡崎城を見ることができ、両者を結ぶ直線は「ビスタライン」と呼ばれています。とても格式が高い寺なのでこのビスタライン上に高層ビルを建てることは禁止されています。
桶狭間の戦いで今川軍につき敗れた家康が大樹寺に逃げ込み、自害しようとしたところ、この寺の住職が説得して思いとどまらせたという言い伝えもあります。
徳川将軍の位牌は当時の身長をもとにして高さが設定してあります。お徳川家康の身長は159cmと意外に低いため、訪れるとちょっとした優越感が味わえるかもしれません。
〒444-2121 愛知県岡崎市鴨田町広元5−1
おかざき世界子ども美術博物館
出典:cucuru.media
岡崎市といえば少し地味な寺や城が多いですが、もちろん家族で楽しめる観光スポットもあります。この美術館は「おかざき」がひらがなになっているように子供の目線に立った美術館です。常設展示にはピカソ、モネ、山下清、エゴンシーレなどの世界中の有名な画家の子供の頃の作品があります。
それだけではありません。この美術館は、見る力、考える力、作る力の3つを重視しているため、かなりの頻度で子供向けの体験型の講座が開かれています。風鈴や貯金箱の他、タイミングがあえば、焼き物の体験までできてしまいます。子どもの美術センスをアップさせたい方は家族で訪れてみてはどうでしょうか。
444-0005 岡崎市岡町鳥居戸1-1
出典:nk.xtone.jp
わんわん動物園
出典:wwzoo.com
その名の通り、犬を専門とした動物園です。世界中の珍しい犬がそろっており、犬好きなら是非とも訪れたい観光地です。もちろん犬を見るだけではありません。子供向けにトリマーや動物看護師の体験をできるコーナーや、犬とPKを楽しむ体験型のイベントなど飽きさせない工夫がたくさんあります。犬をレンタルして散歩したり餌をあげたりすることもできるので、犬を飼いたいけど事情があって飼えない、という人にもおすすめです。私設の動物園ということで入場料は1240円とやや高めですが、ホームページに掲載されているクイズに正解すれば最大で790円まで値下げされます。
〒444-0007 愛知県岡崎市大平町川田46−1
三河武士の館 家康館
岡崎城の近く、岡崎城公園内にある、徳川家康に関する様々な資料や展示がそろっている施設です。家康の出世やそれを支えた武士について、5つのコーナーに分けて紹介されています。戦国時代に使われた槍や刀
を実際に持ったり、甲冑を試着することもできます。刀は大人でも片手では持ち上がらないくらい重く、当時の人のすごさがわかります。トヨタ自動車の寄付によって作られたこともあり、入場料は350円とかなり安め。知識がない人でも十分楽しめるので一度足を運んではいかがでしょうか。
〒444-0052 愛知県岡崎市康生町561−1
マルタ園
出典:iko-yo.net
岡崎市の北部にある、総合レジャー公園です。市街地が広がる南部とは言葉り北部は山が多く、マルタ園も山に囲まれた場所にあります。バーベキューや釣り、ゴルフ、プールなどの施設が揃っていますが、一番のおすすめは、夏のぶどう狩りです。1500円でぶどうを時間無制限食べ放題なので、がっつり食べたい人には嬉しいですね。他にもピザを石釜で焼く体験もできます。どちらも早めの予約は必須です。たくさん食べた後は綺麗な自然を見てのんびり過ごしましょう。
〒444-2104 愛知県岡崎市駒立町クリギ 55番地
滝山東照宮
現存する東照宮は日本全国に130ほどありますが、その中で日光東照宮、静岡市の久能山東照宮とともに、三大東照宮に数えられています。江戸時代に将軍家光の名で作られました。規模は日光に比べると小さいですが、極彩色に彩られた社殿はとても美しく、見応えがあります。本殿の他、拝殿、中門、水屋、鳥居が重要文化財に指定されています。旧暦1月7日に近い土曜日に、三河路に春を告げる天下の奇祭、鬼まつりが開催されます。この祭りも無形文化財に指定されています。
〒444-3173 愛知県岡崎市滝町字山籠117
出典:kaumo.jp
二十七曲り
岡崎市は東海道が通り、交通の要所となりました。その中でも岡崎は東海道で3番目に大きな宿場町として発展しました。二十七曲りは全長4㎞の長い道で、宿場が集まり発展しました。岡崎城に向かう敵の侵入を遅らせるために屈折が多くなっています。
道沿いにはかつて宿場町で使われた常夜灯や、岡崎信用金庫資料館、多くの碑があり、歴史を感じることができます。道が曲がりくねってややこしくなっていますが、道標にしたがって行けば問題なく進めます。
くらがり渓谷
岡崎市北部の山奥にある、地元民にはよく知られている、穴場的アウトドアスポットです。男川の源となる渓谷沿いで、キャンプやバーベキュー、川遊び、マス掴みなどが楽しめます。春は新緑、夏は清流、秋は紅葉、冬は雪と、四季折々の自然の美しさを感じられます。山頂まで登ると、南アルプスを一望することができます。
また、「くらがり八景」という紅葉や独特の岩、滝などの景観の総称があります。山頂まで登りたくないという人も、是非くらがり八景を制覇してみましょう。
〒444-3601 愛知県岡崎市石原町牧原日影2−2
愛知に行ったら岡崎に寄ろう
いかがでしょうか。岡崎市には寺や城から、家族で楽しめるところまでたくさんの観光スポットがあります。北部と南部にそれぞれ東名高速道路が走り、名古屋からは名鉄名古屋本線で30分くらいで行くことができます。今回紹介したの比較的さくっと短時間で楽しめるところが多かったので、時間の合間を縫って寄ってみましょう。