都心でジビエ!六本木「またぎ」で至極の炉端焼きを食す

東京のど真ん中である六本木で、もしかしたら日本一ではないかと思うジビエ料理をいただけるお店があります。ここを訪れたらきっとジビエが好きになる、そんな「またぎ」をご紹介します。

remi1129平林玲美@フードアナリスト
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冬こそ食べたいジビエ料理

寒くなる季節に食べたいジビエ料理。ジビエとは、鴨やウサギ、熊や鹿など野生の動物肉料理のことですが、冬になると旬を迎えるためジビエ料理店は冬が最も賑わいます。
野性味あふれるジビエ料理は少し癖がありますが、はまると何度も食べたくなるという美味しさ。しかし、血抜きや下処理が甘いと苦味や臭みを感じてしまうので、料理人の腕が試させる料理でもあります。

六本木「またぎ」

出典:scontent.cdninstagram.com

そんな野生的なジビエ料理を、東京のど真ん中でいただけるお店が六本木にある「またぎ」。
六本木ヒルズから程近い場所にありますが、このエリアは鮨の「すし通」や高級居酒屋の「田中田」など名店が多いことでも知られています。
店内は真ん中に大きな焼き場があり、炉端を囲むようにカウンター席が並びます。壁には剥製が飾られていて、入るなりジビエ感を彷彿。奥にはテーブル席や半個室席もあり、あらゆるシーンで活用できそうな席数です。

店名のまたぎとは、もともとは北海道で集団で狩りを行う人々を指します。
独自の方法で組織的に狩ることで、野生の動物をできるだけ苦しめず、また上手に血抜きして食べることができるのです。
このお店の店主も、元猟師。天然の野獣にこだわり、良い素材がなければその料理は出さないというスタンスでいつ訪れても最高級の料理がいただけます。

オススメ①金目鯛の炙り

豊富なメニューラインナップですが、個人的なオススメ料理を幾つかご紹介します。
一つ目は、金目鯛の炙り。素材の新鮮さにこだわっているのだから、炙らず生で食べたほうが良いと思われるかもしれませんが、炉端でさっと炙った金目鯛はさらに脂が甘くなり断然美味!さっぱりとした自家製ポン酢にくぐらせていただくと、もうやみつきです。
常連客がこぞって最初にオーダーするメニューなので、ぜひ食べてみてください。

オススメ②鹿の赤身肉

出典:img.retty.me

またぎに来たからには、早速ジビエ肉を頂きましょう。
オススメは鹿の赤身肉!鹿肉はカルビもありますが、後の鍋を考えるとさっぱりとした赤みを選ぶのがオススメです。
ぶ厚くカットされた鹿の赤身は、目の前の囲炉裏でさっと焼いていきます。しっかりと下ごしらえされているので、半生状態でもOK!レバーと赤身肉の中間のような、ネットりと舌に絡みつく食感がたまりません。
鹿肉は比較的食べやすいジビエ肉ですが、もちろん臭みは一切なし!塩を少しだけつけて、存分に肉の旨味を味わってみてください。

オススメ③熊鍋

またぎに訪れる方のほとんどの目的がこの「熊鍋」。
熊鍋は調理されてから提供されるのですが、鍋の蓋を開けるときっと驚くはず!熊肉がゴロゴロと想像以上にたっぷり入っているのです。
熊肉というと、ジビエの中でも癖の強いお肉。好き嫌いが分かれそうな一品ですが、またぎの熊鍋を食べて「無理」という方に出会ったことがありません。しっかりとした弾力と肉の旨味はそのままに、臭みや血合いが一切ない洗練された熊肉です。
コク深さとパンチの効いた旨味が濃厚スープとなり、とろとろの野菜と一緒に食べるとまた絶品!締めは雑炊はすいとんが選べますが、オススメはすいとんです。
モチモチとした食感が濃厚スープに絡んでこちらも美味しいので、ぜひ最後まで堪能してください。

店舗情報

出典:livedoor.blogimg.jp

店名:またぎ
TEL・予約;03-3796-3388
住所:東京都港区西麻布3-1-15 RFビル 1F
営業時間:18:00~23:00
定休日:日曜・祝日

ワイン持ち込み可!

野性味あふれるジビエ肉には、どっしりとした赤ワインがよく合います。
もちろんお店のワインも充実していますが、こちらは持ち込みも可能。大勢で行くときには、それぞれがオススメのワインを持ち寄って飲み比べるのも楽しいですね。
東京のど真ん中で、囲炉裏を囲みながら美味しいジビエ肉がいただける貴重なお店。
ご紹介したメニュー以外にもたくさん美味しい料理がありますので、ぜひ大人数で行って少しずつシェアしてみてください。きっとジビエ好きになってもらえるはずです!

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平林玲美@フードアナリスト

フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。

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信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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