肉の味を引き出す!関西風すき焼きが楽しめる京都の老舗すき焼き店

本記事では、関西風のすき焼きを堪能できる京都の名店を5店紹介します。どのお店も関西風の調理で頂けますので、関東のすき焼きを食べなれた方は違いを楽しんでくださいね。

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肉の味をしっかり感じられる関西風のすき焼きを堪能しよう

出典:www.photo-ac.com

すき焼きの調理法は、関東と関西で違いがあることをご存知ですか?関東のすき焼きは、割り下で肉を「煮る」のですね。一方関西のすき焼きは、砂糖と醤油で肉を「焼く」のです。関西の調理法を聞くと、すごく甘ったるそうな印象を抱かれるかもしれませんが、実は自分で好きに調整できるので大丈夫。むしろ「焼く」ことで肉のうまみが増し、肉そのものの味が堪能できます。

今回は、関西風のすき焼きを提供している京都の5店を紹介します。どの店舗も有名ですが、共通するのは肉を焼いて楽しむ点。京都に立ち寄られる際は、ぜひ一度関西風のすき焼きをお楽しみください。

1.三嶋亭 本店(京都市中京区)

出典:commons.wikimedia.org

京都で牛肉と言えば真っ先に挙げられるのが、寺町三条にある「三嶋亭 本店」でしょう。風情のある店構えで分かりやすい場所にあるため、前を通るだけでも気になります。本店では、牛肉の販売と料理の提供をやっていますので、自宅ですき焼きをしたいという希望にも対応可能です。

すき焼きのコースに前菜などもつく「花コース」はすき焼き・オイル焼き・しゃぶしゃぶから選べて20,790円(税込)。すき焼きだけの「月コース」は14,850円です。お昼のコースはもう少し安く、7,128円ですが、牛肉のグレードは夜の方が良いとのこと。すき焼きは、鉄板に大さじ2杯ほどの砂糖を敷き、そこで肉を入れてさらに秘伝の割り下(醤油とみりん)を入れて肉だけ焼きます。そして肉の味を楽しんだのち、他の具材を焼いて頂く、という順番です。調理は仲居さんにお任せで、絶妙な焼き加減にしてもらえるのも嬉しいですね。

【店舗情報】
店名:三嶋亭 本店
住所:京都府京都市中京区寺町通三条下ル桜之町405
電話:075-221-0003
営業時間:11:30~22:00
定休日:水曜日(不定休)
アクセス:京阪電車 三条駅 徒歩8分

霜降り牛すき焼き京懐石・オイル焼き・水炊き・日本料理専門店|創業明治6年 三嶋亭

2.いろは 北店(京都市中京区)

出典:www.sukiyaki-iroha.com

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「いろは」は、明治時代創業のすき焼き店で、元々は牛鍋の店として影響を開始しました。今では、すき焼きのほか水炊きやオイル焼きなど、調理法にバリエーションを持たせた牛肉料理を提供する店です。純和風で落ち着いたしつらいの座敷で、風情も楽しみながらすき焼きを堪能できます。

いろはのすき焼きは、ざらめよりも大きな「ごあん」という砂糖をまず鍋の下に敷き、その上に肉を乗せ、さらに割り下をかけて肉だけを先に焼くスタイル。ほぼ三嶋亭と同じですね。値段は6,000円。

【店舗情報】
店名:いろは 北店
住所:京都府京都市中京区先斗町四条上ル鍋屋町215
電話:075-221-0403
営業時間:17:00〜22:00(入店は21:00まで)
定休日:水曜日(不定休)
アクセス:京阪電車 祇園四条駅 徒歩5分

すきやき いろは

牛なべの時代より今も変わらぬすきやき「いろは」老舗の味をお楽しみ下さい。

3.モリタ屋 木屋町店(京都市中京区)

出典:r.gnavi.co.jp

出典:r.gnavi.co.jp

明治2年創業、京都初の牛肉のお店として開業したのが「モリタ屋」。三条木屋町から少し上がったところにある「モリタ屋 木屋町店」は、鴨川に面していて夏には納涼床も出る京都らしい老舗です。店内は個室がメインでゆっくりと料理を楽しめるが嬉しい点。鴨川沿いの部屋になれば、外の眺めも気持ちの良いものでしょう。

すき焼きの調理法は、先に出た2店舗と同じく関西風。仲居さんがしっかり調理してくれます。砂糖は牛肉を柔らかくする効果があり、使用している京都肉のうま味をさらに引き出すのです。すき焼きの値段は、竹5,300円~極み10,000円まで4段階に分かれていますがどれも肉の量は同じ。値段は付いてくる料理の数で変化します。自身の食べられる量に合わせてコースを選択してくださいね。

【店舗情報】
店名:モリタ屋 木屋町店
住所:京都市中京区木屋町三条上る上大阪町531
電話:075-231-5118 予約は0120-77-0298
営業時間:[平日](昼)11:30 ~ 15:30(L.O.14:30) (夜)17:00 ~ 23:00(L.O.22:00)
[土日祝]11:30 ~ 23:00(L.O.22:00)
定休日:年末年始(12/31,1/1)
アクセス:京阪電車 三条駅 徒歩5分

モリタ屋 すきやき しゃぶしゃぶ オイル焼 モリタ屋四条猪熊本店

4.十二段家 本店(京都市中京区)

出典:junidanya-kyoto.com

「十二段家 本店」は祇園花見小路にあるしゃぶしゃぶをメインとした和食を提供している店で、しゃぶしゃぶ発祥の店として知られています。すき焼きもメニューにあり、仲居さんが調理してくれますが、こちらは肉をささっと焼いてから割り下を入れる形式で、砂糖を直接鍋に投入はしません。関西風と関東風の折衷みたいな調理法です。値段は梅コースで11,000円、松コースで13,500円。

しゃぶしゃぶやすき焼き以外にも、名物のだし巻きや大きな海老天が乗った天丼などもありますので、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

【店舗情報】
店名:十二段家 本店
住所:京都府京都市東山区祇園町570-128
電話:075-561-0213
営業時間:[昼]11:30~LO13:45 [夜]17:00~LO20:00
定休日:木曜日・第3水曜日(祝日の場合は営業)
アクセス:京阪電車 祇園四条駅 徒歩5分

京都・祇園でしゃぶしゃぶを味わう|十二段家 本店

5.かのこ(京都市中京区)

最後にご紹介する「かのこ」は、四条木屋町から少し下った場所にあるすき焼き屋です。店内はレトロな座敷で、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出しています。こちらのすき焼きは、砂糖と醤油のみのごくシンプルな味付けで、調理はすべて仲居さんにお任せです。割り下を作らず、砂糖と醤油のみで調理する点は、現在関西の家庭でのすき焼きに一番近い調理方法と言えます。

すき焼きはロースのみで4,500円。他店に比べるとリーズナブルですが評判は良く、90年続く名店としての貫禄は十分です。夏には納涼床も出ますので、タイミングが合えば川床ですき焼きを楽しむのも良いでしょう。

【店舗情報】
店名:かのこ
住所:京都府京都市下京区西石垣通四条下ル斉藤町140-29
電話:075-351-0709
営業時間:17:00~22:00(入店 21:00)
定休日:月・水曜日
アクセス:京阪電車 祇園四条駅 徒歩5分

京都料理組合/かのこ

店によって少しずつ違う調理法

関西風のすき焼きが楽しめる京都のすき焼き5店をご紹介しました。シンプルに砂糖と醤油で味付け、というパターン以外にも独自の割り下を使ったり、砂糖を使わなかったりと各店舗微妙に違いがあります。共通しているのは、どの店も「焼く」という点です。京都に寄る機会があれば、ぜひ関西風のすき焼きを食べて違いを確認してみてくださいね。

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植田正治のように、本当に好きなものしか紹介しない、そんなライターに私はなりたい。目下の興味は、旅、写真、おいしいものとにゃんず。

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