日光のおすすめ紅葉名所を見頃時期に合わせて紹介【2017年】

多くの観光名所があり、四季を通じて人気がある日光。風光明媚な土地柄と歴史ある神社・仏閣など見所が沢山あります。そして紅葉の時期は最も賑わいを見せる季節。日光でおすすめする紅葉の名所をご紹介します。

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錦秋の彩に染まる日光で紅葉狩り

出典:travel.rakuten.co.jp

日光東照宮を中心とする二社一寺など、世界遺産にも登録されている寺社がある日光。四季を通じて多くの観光客が訪れる地域で、高原や滝・湖など自然の観光スポットも多彩に揃っています。

古くは鎌倉時代に日光権現を祀る山々が知られるようになり、江戸時代に徳川家康を祀る日光東照宮が建設されてからは多くの参拝客で賑わうようになりました。明治期から外国人にも人気となり、各国の大使館が別荘を造ったほど。現在では国際的な観光都市として発展しています。

そして紅葉の時期は日光が最も賑わう季節。10月上旬から見頃を迎える奥日光エリアを皮切りに、いろは坂や華厳の滝など多くの紅葉名所が連なっています。カエデやモミジをはじめミズナラやカラマツなど色付く木々も様々。東照宮など神社・仏閣などの建造物や、滝や湖といった自然の風景と見事な調和を魅せる紅葉です。

賑わう定番のスポットから少し隠れた名所まで、日光でおすすめする紅葉の名所を見頃順にご紹介します。

10月上旬~

奥日光地区「湯ノ湖・湯滝」

出典:travel.rakuten.co.jp

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群馬県との境である金精峠や、日光連山などを含む地域の奥日光。標高が1500mほどの高原地帯で、日光市内に比べて夏場でも冷涼な気候が特徴です。

こちらにある湯ノ湖は三岳火山の噴火によってできた湖。日光湯元温泉の温泉水が流れ込んでおり、南側には奥日光三名瀑の一つである湯滝があります。湖畔には遊歩道が整備されていますので、ハイキングをしながら紅葉狩りが楽しめるスポットです。そして湯滝には観瀑台や遊歩道が整備されており、落差約50mの雄大な滝の流れと紅葉がコラボレーションします。

雄大な滝と紅葉、そしてハイキングなど多彩な楽しみ方がある湯ノ湖・湯滝がおすすめです。

【基本情報】
所在地:日光市湯元
問合せ:0288-22-1525(日光市観光協会事務局)

公式サイト:日光市観光協会

奥日光地区「小田代原」

出典:travel.rakuten.co.jp

奥日光を貫く日本ロマンチック街道を南に向かい、戦場ヶ原と竜頭の滝の中間辺りを西へ。ミズナラやカラマツの森に囲まれた湿原の小田代原があります。

湿原には鮮やかな紅葉が広がり、彩り豊かな景観。大雨が降るとできる小田代湖は、数年に一度しか現れない幻の湖と呼ばれていますので、もし見ることができれば幸運です。湿原には木道が整備されており、散策にも最適。小田代原まで行くには徒歩ですとかなりの距離を歩きますので、バスの利用がおすすめです。

奥まった位置にある小田代原は、賑わう紅葉スポットとはまた一つ趣が違う神秘的な名所です。

【基本情報】
所在地:日光市中宮祠
問合せ:0288-22-1525(日光市観光協会事務局)

公式サイト:日光市観光協会

奥日光地区「竜頭の滝」

出典:travel.rakuten.co.jp

同じく奥日光のエリアでおすすめする紅葉の名所が竜頭の滝。戦場ヶ原から中禅寺湖に流れ込む湯川にある滝で、華厳の滝や湯滝と合わせて奥日光三名瀑と呼ばれる滝の一つです。

標高約1350mの位置にあり、全長が210mある二枝の滝。この二枝に分かれるところが竜の髭に見える、若しくは中央の岩を竜の頭に見立てることから竜頭の名前が付いたようです。滝は観瀑台から見るのがおすすめですが、散策できる歩道が整備されていますので滝の側面から流れを鑑賞することもできます。

滝の流れの白、紅葉の赤・黄色が描き出す風景は一幅の絵画の様。奥日光で紅葉と滝の風景を楽しめる名所です。

【基本情報】
所在地:日光市中宮祠
問合せ:0288-22-1525(日光市観光協会事務局)

公式サイト:日光市観光協会

10月中旬~

奥日光地区「戦場ヶ原」

出典:travel.rakuten.co.jp

奥日光エリアを走るロマンチック街道で湯の湖と中禅寺湖の中間辺り。おすすめする紅葉の名所はこの地で山の神が戦ったという伝説から名付けられた戦場ヶ原です。

戦場ヶ原は日光国立公園内にある広さ約400haに及ぶ広大な湿原。エリアの一部には「奥日光の湿原」としてラムサール条約に登録されている地域があります。湯ノ湖エリアと同じく10月上旬から見頃を迎え、クサモミジなどの木々が見事な紅葉を見せてくれるでしょう。

戦場ヶ原には木道が整備されていますので散策にもおすすめ。ハイキングをしながら紅葉や景観が楽しめます。ロマンチック街道沿いには三本松茶屋や赤沼茶屋がありますので、休憩などいかがでしょう。

【基本情報】
所在地:日光市中宮祠
問合せ:0288-22-1525(日光市観光協会事務局)

公式サイト:日光市観光協会

奥日光地区「中禅寺湖」

出典:travel.rakuten.co.jp

日光の観光スポットとして代表的な湖である中禅寺湖。標高1269mに位置しており、自然湖としては最も高い標高の湖で日光国立公園に属しています。

観光名所として四季を通じて人気がある中禅寺湖。明治から昭和初期にかけて各国の大使館が別荘を構えており、現在もいくつかの別荘が残っています。湖の周辺はカエデやウルシをはじめ、ブナやミズナラ等の木々が色付き、湖面に映る美しい風景です。

中禅寺湖の南側にある半月山には半月山展望台があり、こちらからは中禅寺湖やその奥の男体山をはじめ奥日光のパノラマが堪能できます。

【基本情報】
所在地:日光市中宮祠
問合せ:0288-22-1525(日光市観光協会事務局)

公式サイト:日光市観光協会

10月下旬~

奥日光地区「華厳の滝」

出典:travel.rakuten.co.jp

中禅寺湖から流出する大谷川にある華厳の滝。日光を代表する名瀑で、和歌山県・那智の滝や茨城県・袋田の滝と共に日本三大名瀑に数えられる壮大な滝です。

中禅寺湖といろは坂の中間に位置し、人気の観光スポットとして賑わう華厳の滝。落差は97mあり、その滝の姿は雄大で圧巻の景色を堪能できます。周囲の木々が色付く紅葉の時期には赤や黄色・緑のじゅうたんの中に一筋の白滝が映える絶景。滝壺近くまで降りることができる華厳滝エレベーターを利用すれば、より迫力ある滝の風景を鑑賞できます。

華厳の滝周辺にはお土産物の店も多く軒を連ねており、栃木県立日光自然博物館や日光オルゴール館もありますのでこちらもおすすめです。

【基本情報】
所在地:日光市中宮祠
問合せ:0288-55-0030(華厳滝エレベーター)

公式サイト:華厳滝エレベーター

奥日光地区「いろは坂・明智平ロープウェイ」

出典:travel.rakuten.co.jp

中禅寺湖エリアと日光市内を結ぶいろは坂。建設当初のいろは坂には48のヘアピンカーブがあったことから「いろは」の名前が付きました。中禅寺湖から馬返しへ下る第一いろは坂と、上りの第二いろは坂に分かれており、日本の道100選にも選ばれた観光ドライブウェイです。

上り側第二いろは坂の途中には明智平があり、展望スポットとして人気です。明智平ロープウェイで展望台に上がるのがおすすめで、こちらから眺める景色はまさに絶景。中禅寺湖や華厳の滝周辺の紅葉が遠望できる大パノラマが楽しめます。パノラマレストハウスもありますので、休憩にもおすすめです。

いろは坂ではドライブしながら見る紅葉も色の移り変わりが楽しめるでしょう。

【基本情報】
所在地:日光市細尾町
問合せ:0288-55-0331(明智平ロープウェイ)

公式サイト:日光交通株式会社

11月上旬~

霧降地区「霧降ノ滝」

出典:travel.rakuten.co.jp

日光市内から霧降高原道路を北へ。こちらにある霧降ノ滝は、華厳滝や裏見滝と合わせて日光三名瀑と呼ばれており、日本の滝百選にも数えられている名瀑です。

落差75mの滝は上下二段に分かれており、上から下に向かって大きく幅が広がる滝。滝の流れが周囲の岸壁に当たって霧状になることから霧降ノ滝と命名されました。周辺の森は深山幽谷といった風情で、カエデやナナカマドが鮮やかに色付き、滝との美しいコントラストを描きます。

霧降ノ滝近くには「山のレストラン」があり、本格的な北米風グリル料理を供してくれますのでこちらもおすすめです。

【基本情報】
所在地:日光市所野
問合せ:0288-22-1525(日光市観光協会事務局)

公式サイト:日光市観光協会

日光地区「日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺」

出典:travel.rakuten.co.jp

1999年にユネスコの世界遺産に登録された日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺から成る日光の社寺。日光東照宮を象徴する陽明門は40年ぶりとなる平成の大修理が行われており、2017年1月に修理を終えて公開されました。

日光東照宮は、陽明門だけでも一日中見ていても飽きないことから日暮御門と呼ばれるほど見所の多い史跡。建造物とカエデを中心とした木々の紅葉が重なる様は、お互いを引き立て見るものを楽しませてくれます。もちろん、日光二荒山神社や日光山輪王寺も合わせてどうぞ。

紅葉の見頃時期には僅かな期間ですが夜間ライトアップされる予定ですので、この時期に訪れるのもおすすめです。

【基本情報】
所在地:栃木県日光市山内2301
問合せ:0288-54-0560(日光東照宮社務所)

公式サイト:日光東照宮

鬼怒川地区「龍王峡」

出典:travel.rakuten.co.jp

ご紹介する日光の紅葉名所で唯一鬼怒川エリアにあるのが龍王峡。121号線鬼怒川バイパスを北上した鬼怒川上流部にある峡谷で、日光国立公園に属する名勝です。

その長さは約3000mあり、峻険な岩盤を魅せる峡谷。龍が暴れたように感じられる景観から龍王峡と名付けられました。岩盤の種類によって紫竜峡・青竜峡・白竜峡と色が分かれており、木々の紅葉とのコントラストが美しい景観を描き出します。周辺には遊歩道も整備されており紅葉狩りに適していますが、見頃にはかなりの賑わいを見せる人気の名所です。

会津鬼怒川線の龍王峡駅からも近い虹見の滝もおすすめの紅葉スポットです。

【基本情報】
所在地:日光市鬼怒川温泉滝
問合せ:0288-76-4111(日光市藤原観光課)

公式サイト:日光市観光協会

世界遺産や豊かな自然 見所溢れる日光の紅葉

世界遺産の日光東照宮をはじめ、多くの歴史的な史跡が立ち並ぶ日光。中禅寺湖や華厳の滝など湖や滝と紅葉のコラボレーションも素晴らしく、多彩な楽しみ方があります。例年紅葉の時期には大変な賑わいを見せる日光、陽明門の修理が完了したこともあり今年は混雑が予想されますが、一度は訪れてみたい名所です。

※ 掲載内容は2017年6月現在、見頃は例年からの予測です。

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斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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