クールビズは王道の白シャツで。夏でも仕事のできるエリート流着こなし術
まだまだ暑さも続き、ファッションもだらけがちになるこの時期。でも"cool biz "のcoolには「カッコいい」という意味も込められています。一番カッコよく着こなしたいのは、どんなビジネスの場でも通じる永遠の定番、白シャツでしょう。クールビズでもエレガントに着こなすワザを紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.ozie.co.jp
クールビズだからこそ凛々しい装いを心掛けたい
クールビズがノーネクタイ、ノージャケットを推奨するものであっても、ファッションをだらしなくしていいという訳ではありません。寧ろ周囲がファッションをラフにしがちなこの時期だからこそ、凛々しい装いをすることが伊達男というものでしょう。
とはいえ、暑くて汗をかきすぎたり仕事の能率を落としてしまっても困りもの。そこで今回は見た目にも涼しく、エレガントにクールビズを着こなすビジネススタイルを紹介します。
何はともあれ白シャツを
クールビズ兎にも角にも白シャツを選びましょう。ブルーシャツは白シャツと並ぶ定番の色ではありますが、ジャケットを羽織らずシャツだけを着用する場合は、エレガントさという点で白シャツに軍配が上がります。クールビズをビジネススタイルのカジュアルダウンだと考えて、チェック柄のものを選ぶのもやめた方がいいでしょう。
また、半袖シャツもできるだけ控えた方がいいでしょう。本場のイギリスやイタリアで半袖を着ているビジネスマンはいない、というのが通説です。
ただ、日本の湿度の高い気候と緯度の高いヨーロッパ諸国の気候は違うため、サル真似するのもケースバイケースにするのが現実的なところかもしれません。大事なアポがない日には、半袖シャツを着る日があってもいいでしょう。
とは言っても、やはり見た目のスマートでは、長袖シャツの方が半袖シャツよりも優れているのも事実。出来る限り長袖シャツを着用し、アポの無い時間帯は袖をまくることでしのぐといいでしょう。
襟はボタンダウンかワイドスプレッド。ポケットは好みで。
ノーネクタイのときは、ボタンダウンを選ぶと襟の納まりを良くすることができます。
元を辿るとボタンダウンシャツは、乗馬で行われるポロ競技の際、襟がはためくのを防ぐためにボタンを取り付けたシャツが起源と言われています。どちらかと言うとスポーティーな印象にはなりますが、襟元のバランスは無難に取ることができます。
またワイドスプレッドと呼ばれる襟型をもつシャツもおすすめ。襟がしっかり立ち上がり、胸元が開きすぎないものであれば、ノーネクタイのときにも美しいシルエットを作ることができます。
シャツの胸ポケットについては、スマートさで言えば胸ポケットのないタイプがいいでしょう。一方で、ノージャケットの時にはシャツの胸ポケットがデザインのちょっとしたアクセントになり、間持ちする、というメリットもあります。ややカジュアルな気持ちの時にはこれもアリです。
しかしながら、これはシャツであっても、ジャケットであっても、はたまたパンツであっても同じことが言えますが、ポケットにものを入れるのは原則NGと心掛けましょう。シルエットが崩れてスマートさに欠ける見た目になってしまいます。ビジネスウエアで唯一何かを入れていいのは、チーフを入れる場合のスーツの胸ポケットだけと肝に銘じておきましょう。
通気性、吸湿性、汗染みしにくさ、シルエットから自分に合うものを
素材については通気性、吸湿性、汗染みしにくさ、シルエットから自分に合うものを選ぶと良いでしょう。着心地の良さで言えば、エジプト綿を使ったものが最高です。一方でコットンとポリエステルの混合素材で、吸湿速乾性に優れていながら汗をかいたら涼しく感じるような機能を持ったものもあります。外出の頻度によって使い分けることを推奨します。
マッキントッシュフィロソフィーの長袖ワイシャツ。
吸湿性、通気性、速乾性に優れている上、クールマックス素材により汗をかいても涼しさを実感できます。
ボタンダウンなのでノーネクタイでもバランスのいいシルエットに。
税込み14040円。
ozieのホリゾンタルカラー(ワイドスプレッドより更に広い)の長袖ワイシャツ。アンタイドで着用するとややオープンカラー気味に開く絶妙なラインが格好いいです。
クールマックス素材のため涼しさも抜群。
こちらは税込み5400円。
夏だからこそ、凛とした装いで
クールビズを「ファッションの簡略化」と考えると味気なく、まただらしなくなってしまいます。
周囲の人たちがファッションを疎かにしがちなこの時期だからこそ、品の良いものをきちんと着こなすことが差別化の要因になります。
凛とした装いで日本の夏に挑みましょう。
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この記事のライター
慶應大学卒業→大手証券会社→外資系コンサルティングファーム。表参道に在住し「日常をドラマに」することに腐心し人生の上質化を目指す日々。酒を飲むこと、酒を飲むように本を読むことが好き。目を離せばすぐに眠りこもうとする遊び心をジャズとビールで蹴飛ばしながら、今日も都心で生きてます。