30代女性におすすめの浴衣コーディネート徹底解説
夏といえば女性は浴衣を着たくなりますよね。でも、10代や20代の頃着ていた浴衣はちょっと子どもっぽい…ではどんな浴衣がよいのか?悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。ここでは30代だからこそ似合う、ワンランク上の浴衣をご紹介します。
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アイキャッチ画像出典:kyotokimono-rental.com
浴衣の選び方
30代の浴衣選びは、ただぱっと眼を惹いた浴衣を選ぶのではなく、色と柄の組み合わせを考えた選び方をする事が必要です。自分の年齢と体型を加味して、自分に合った色と柄の浴衣選びをすれば、いままでよりぐっと雰囲気のある浴衣美人になることができますよ。
○身長が高い人
帯と浴衣の色は反対色にするとバランスを取る事が出来ます。また、無地のものよりも紫陽花などの大きな柄があるものの方が、身長の高さが強調するのを防ぐ事ができます。
○身長の低い人
身長の高い人とは反対に、帯と浴衣の色を同系色にする事で身長アップ効果をもたらす事ができます。身長が低い人が浴衣を着ても大人らしさを出せるよう、縦長効果のあるストライプの模様が入った浴衣など、柄を工夫して選ぶと尚良いでしょう。大き目の柄はバランスが取れないのでNG。
○ぽっちゃりしている人
細いストライプや、花が上から流れるようにデザインしてあるものなど、目線が上から下にいくような柄がおすすめ。
体型に合わせた浴衣を選ぶことで、自分の体型の個性を強調し過ぎずに浴衣を着こなす事が出来ます。また、浴衣にはそれぞれの柄に様々な意味が込められているので、それを踏まえて浴衣を選ぶの楽しいかもしれません。
浴衣でおすすめの柄
撫子
出典:zozo.jp
撫子の花言葉は純粋な愛、貞節、優雅、笑顔などの意味を持っています。大和撫子という言葉があるように、日本女性の慎ましやかで内面からの美しさを表す花として、昔から日本人に愛されてきた浴衣の柄です。清楚なだけではなく、凛々しい勇敢なイメージもる撫子。可愛らくも大人びた印象にも見せられるので、年齢を問わずに着こなせます。
蒸し暑い夏でも見る人に清涼感を与えるブルーを基調とした撫子柄や、可愛らしいイメージのピンク色の撫子柄の浴衣など、色によって印象を変えられるのも特徴。帯のカラーでメリハリをつけて。
牡丹
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花びらが折り重なる牡丹は、可憐なデザインとしても人気の柄。花言葉は「高貴」「風格」。「立てば芍薬、座れば牡丹」と言われるように、美人を表現する花としても知られています。
牡丹は花びらにボリュームがあり、華やか。見る人も着る人も幸せな気持ちになれる牡丹柄の浴衣は流行り廃りのない定番の柄として安定の人気を誇ります。
牡丹は濃いピンクなら艶やかなイメージになり、白なら清楚なイメージになります。帯には深みのあるカラーを選ぶと、牡丹の高貴な美しさが引き立ちます。
桜
日本の象徴の花ともいえる桜は夏というよりは、春の花というイメージが強い桜ですが、浴衣の柄としては一年を通して着用され、季節を問わずに愛されている柄です。
また桜は、春の芽吹きを連想させ、物事の始まりという意味と、稲作の神が宿る木と言われ五穀豊穣の豊かさの花という意味を持ったとても縁起の良い花です。華やかで可憐な美しさは、浴衣でも人気の柄であるのが納得できます。
黒やネイビーなどの落ち着いた色だと大人っぽい印象に、白やピンクなどの明るめな色だと可愛らしい印象に見せることも出来ますよ。
朝顔
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夏の花といえば朝顔。人気のある浴衣の定番柄の1つです。花言葉は「愛情」「あなたに絡みつく」「明日も爽やかに」と言われています。朝顔は初夏に咲き、青や紫などの淡い色合いが涼しげで爽やかな印象ですね。また、1年に1度の七夕の織姫と彦星が出会えたことを祝う縁起の良い花ともされています。
椿
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古くから愛され、日本の伝統文化と深い関わりがある「椿」。江戸時代から武将たちに好まれていたといい、18世紀に日本からヨーロッパに伝わった後、19世紀後半にはオペラ「椿姫」によってヨーロッパでも椿ブームが巻き起こったとか。
椿柄は発展、長寿、美しさの象徴とされており、花言葉は、赤色の椿が「控えめな優しさ」、白色の椿が「完全な愛らしさ」。大輪の花を咲かせ、可憐な華やかさと古風な美しさがあります。大柄でも気品があり、優美さにあふれているのが椿柄の魅力です。生花の椿でよく見かける白やピンク、赤や赤紫のカラーをはじめ、さまざまに進化した色合いの浴衣も登場しているようです。
紫陽花
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紫陽花には色々な花言葉がありますが、開花期間の長い紫陽花は梅雨の長雨の時期でも懸命に耐え忍び美しい花を咲かせることから「辛抱強い愛情」という意味があります。また、小さな花びらが身を寄せ合って、1つの花として咲くことから家族の団結や仲の良さをイメージして「家族団欒」といった意味もあります。
紫陽花も梅雨という期間の花のイメージがありますが、浴衣はカジュアルなものなので、こちらも期間をあまり気にせず、一年中着用しても問題はありません。また、紫陽花は雨を連想させ涼しげなイメージなので、浴衣の柄の中でも定番となっています。
菊
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日本の国章にも使われている菊。仏壇に供えることが多いため地味なイメージを持っている人もいるかもしれませんが、本来は格調高く縁起のいい花。花言葉は高潔、高貴。邪気を払うともされています。浴衣のデザインとしては、清らかな美しさを印象付け、落ち着いた魅力を放ちます。
定番の紺色浴衣も、帯やコサージュに明るいカラーを合わせればスタイリッシュに。浴衣はベーシックな古典柄を選ぶとおしゃれな印象になります。
梅
丸みを帯びて可愛らしい梅。柔らかな印象ですが、寒い冬を耐えて春になると真っ先に花を咲かせることから不屈の精神や忍耐を表す花ともいわれています。花言葉は優美、忠実。
淡いカラーの梅柄なら古風なイメージに、ビビッドなカラーならレトロモダンな雰囲気に。色や柄の描き方で雰囲気がガラっと変わるのが特徴です。古典柄を取り入れつつ、カラーや帯のコーデで今っぽいスタイルも完成させてみて。
菖蒲
菖蒲は「しょうぶ」と読む音から、勝負強さや礼儀正しさ(尚武)を意味するとされています。花言葉は忍耐、信頼、優雅。5月の節句に名残が残るように、菖蒲には魔除けの効力があると信じられていました。
葉がスッと伸びている「菖蒲」は、知性と品を秘めています。本来の菖蒲の美しさが映えるカラーは、紫や紺色。菖蒲の浴衣を着ることで、意味にも通じるような凛とした美しさを引き出す事が出来ます。
蝶
蝶は幼虫からさなぎを経て美しい羽を持つ成虫に成長することから、不老不死の象徴とされています。そのため、それを男女の間柄に見立てて「恋愛が末永く続く」「夫婦円満」などの意味も持っています。
浴衣のおすすめコーディネート例
紺、青系
大きなひまわりがインパクトのある浴衣コーデ
出典:zozo.jp
控えめな黄色ながら大きなひまわりが印象的な浴衣に、白の帯と籠バックを合せた夏らしい季節感満載の浴衣コーデ。髪をまとめて額を出すことで、より清潔感を出す事が出来ます。
鮮やかな明るい青に紫の帯がメリハリをつける浴衣コーデ
出典:zozo.jp
鮮やかなターコイズブルーがまず目を惹く浴衣コーデ。全体に散らばる百合の花をぐっと引き締めるのは帯の濃い紫色。華やかで明るい印象を与えてくれます。
幅広い年代から支持されるこなれ感満載の浴衣コーデ
出典:zozo.jp
竹の周りを飛び交うツバメがシックでスタイリッシュな雰囲気を出してくれる浴衣。鮮やかな花柄のゆかたが多い中、単色のシンプルな柄に魅力を感じる方も多いはず。日本の粋を演出したデザインで、年齢問わず羽織れる浴衣です。
白系
シックな色合いで落ち着いた雰囲気の浴衣コーデ
出典:zozo.jp
白地に控えめな青や青紫の花が散ったレトロな雰囲気の浴衣で、葡萄の様な色味の帯で引き締める事でレトロでおしゃれな雰囲気に。シックだけれど落ち着きすぎないので、派手でない女性らしさを出したい人におすすめ。
大輪の薔薇が可愛らしいキュートな浴衣コーデ
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淡い赤と紫で大輪の薔薇が描かれた、可愛らしい浴衣をシックな色合いの帯で引き締めることで、甘すぎない可愛らしさを演出し、おしゃれな雰囲気にまとめたコーデです、
グリーン系
グリーン地に菊の花が映える爽やかなコーデ
出典:zozo.jp
爽やかなグリーン地に白の菊が映える浴衣コーデ。帯や髪飾り、バックも優しいクリーム色で統一しているので、清潔感と優しい女らしさが感じられます。
赤系
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個性的な赤と白のギンガムチェックの浴衣を、白字の帯と赤い花、帯どめでグッとおしゃれな和の雰囲気にまとめているコーデ。浴衣単品というよりも帯や小物の色使いで全体の統一感を出している、センスの良さを感じる着こなしです。
色鮮やかで目を惹く華やかな浴衣のコーデ
出典:zozo.jp
鮮やかな赤と椿の模様がはっと目を惹く浴衣に、椿の葉を思わせるような黄緑の帯を合せたコーデ。花の華やかさだけではなく、ストライプで縦のラインが強調し、凛とした大人っぽい雰囲気です。
浴衣をコーディネートしていつもと違った自分に
浴衣には様々な色や柄がありますが、柄や色で同じ柄でもガラッとイメージが変わってしまうもの。逆に言えば上手くコーディネートすることで、自分のなりたい雰囲気にすることもできると言う事です。
ここでは浴衣の柄の意味やコーディネートを紹介しきましたが、好きな浴衣コーデのイメージが固まったら是非試してみて下さい。いつもと全く違った雰囲気に挑戦してみるのも楽しいかもしれませんよ。
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この記事のライター
食べることと読書が趣味。静岡出身です。